履正社中学校の偏差値や学費は?受験に役立つ入試傾向・対策についても徹底解説!

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カテゴリ:学校情報

履正社中学校は大阪府豊中市に所在する中学校です。
本記事では、履正中学校の学費や偏差値、倍率について詳しくまとめています。
また、為になる入試傾向・対策についても各科目別で徹底解説していますので、履正社中学校を受験をしようとお考えの方は必見のコラムです。
是非参考にしてください。

履正社中学校のコース紹介


まずは、履正社中学校のコース紹介をします。

学塾コース

学塾コースは、高校入試がなく、6年一貫教育の内部進学コースです。
高校受験対策に時間をかける必要がない分、じっくりと学びを深めていきます。
特にすべての学びの土台であり、グローバル・スタンダードの母国語教育である「言語技術」といった欧米では「ランゲージ・アーツ」と呼ばれる世界標準の母語教育を本校では学校設定科目とし、各学年で毎週、実施します。
「つくば言語技術教育研究所」作成のプログラムをもとに、六年一貫カリキュラムの中で、情報をインプットし(読む・聞く)、思考し(論理的・批判的・分析的・多面的)、情報をアウトプットする(話す・書く)スキルなどを積み上げ式で学習していきます。
これは関西で唯一の取り組みです。
また、先取り学習による大学受験対策に加えて、「何のために学ぶのか」を意識するための課外活動や国立大学キャンパスツアー、海外の姉妹校とのオンライン交流なども実施します。
また、生徒それぞれに学びのパターンがあると考え、教科の知識を習得する際にはICTも活用し、一人ひとりの学びの意欲が起動するよう、しっかりとデータに基づいたコーチングを行います。

3ヵ年独立コース

3ヵ年独立コースの強みはクラスメイトが皆、同じ方向を向いています。
当たり前のようで当たり前ではないこの環境です。
6ヵ年特進コースと同様、日々の生活の中心には「早朝テスト」と「放課後進学講座」をおき、主体的な学習習慣の獲得と、基礎学力の定着を図ります。
平日と土曜日の放課後に100分間、少人数で行われる放課後進学講座では「基礎」「標準」「発展」の習熟度別に指導を実施。
夏休みや冬休みにも、講座が受けられます。
高校入試で高得点を取るためのテクニックが伝授されることはもちろん、理解があやふやな箇所があれば、いつでも教員のもとへ駈け込める環境があります。
受験学年になると複数回の模擬試験や面談を重ね、志望校合格へ向けての地盤を固めていきます。

履正社中学校の偏差値・倍率


次に、履正社中学校の偏差値と倍率についてまとめてみました。

履正社中学校の偏差値

まずは、履正社中学校の偏差値をまとめてみました。

学校名 偏差値 順位(大阪府内) 順位(全国)
履正社中学校 34-38 153位/229校中 1414位/2163校中

履正社中学校の偏差値は34-38です。
大阪府内では153位、全国では1414位とどちらも半分より少し下くらいでした。
履正社中学校の入試別にさらに細かく偏差値を確認してみました。

入試名 偏差値
前期1次特進 34
前期1次独立 36
前期2次特進 34
前期2次独立 36
後期特進 36
後期独立 38

前期1次特進と前期2次特進は偏差値34でした。
前期1次独立と前期2次独立、後期特進は偏差値36で、後期独立は偏差値38だったようです。

近所の中学校との偏差値比較

履正社中学校とその近所の中学校との偏差値を比較してみました。

学校 偏差値
履正社中学校 34-38
大阪教育大学附属池田中学校 56
高槻中学校 56-60
関西大学中等部 42-52

この結果を見ると、近隣の中学校は履正社中学校よりは偏差値が高いことが分かりました。

履正社中学校の倍率

次に履正社中学校の倍率をまとめてみました。

コース 募集人数 日程 志望者数 受験者数 合格者数 実質倍率
学塾 70名 前期1次AM 38名 38名 37名 1.03倍
前期1次PM 41名 41名 39名 1.05倍
前期2次 53名 52名 48名 1.08倍
後期 16名 11名 8名 1.38倍
3ヵ年独立 70名 前期1次AM 32名 30名 29名 1.03倍
前期1次PM 25名 24名 23名 1.04倍
前期2次 46名 45名 45名 1.00倍
後期 48倍 25名 25名 1.00倍

※2023年のデータになります。
学塾、3ヵ年独立どちらのコースも募集人数は70名となっています。
学塾コースは、実質倍率が1.03~1.38倍です。
前期1次では1人ずつ不合格者が出ていて、後期日程が1番倍率が高くなっています。
3ヵ年独立コースは、実質倍率1.00~1.04倍です。
前期1次は1名ずつ不合格者が出ていて、前期2次、後期は不合格者は0名だったようです。

履正社中学校の入試情報


続いて、履正社中学校の入試情報をまとめました。

試験科目・配点

まずは、各コースの募集人数です。

学塾コース 70名(共学)
3ヵ年独立コース 70名(共学)

※2024年度のデータになります
学塾コース、3ヵ年独立コースともに70名ずつの募集となっています。
次に、試験科目と配点をまとめてみました。

国語 算数 理科または英語 備考
2教科型 100点・50分 100点.50点 国語・算数の合計点を1.25倍にして入試得点とします。
3教科型 100点・50分 100点・50分 100点・50分 国語・算数・理科または
国語・算数・英語
国語・算数の合計点の1.25倍から3教科の合計点のいずれか高い方を入試得点とします。

※2024年度のデータになります
履正社中学校の入試は2教科型・3教科型のどちらかの選択制となります。
※前期1次PM入試のみ2教科型指定になります。

出願手続きについて

次に手続きについてまとめました。

前期 後期
1次 2次
試験期日 AM入試 2024/1/13(土)
集合8:40
2024/1/14(日)
集合8:40
2024/1/21(日)
集合8:40
※併願受験者は要面接(保護者同伴)
PM入試 2024/1/13(土)
集合16:00
出願区分 専願・併願
(専願とは、合格した場合必ず入学することを前提した出願の事です)
出願期間
(WEB)
2023/12/11(月)~2024/1/11(木)
16:00まで
2023/12/11(月)~2024/1/19(金)
16:00まで
履正社中学校ホームページ【出願サイト】より手続きしてください。
※受験料の支払いをもって出願とします。
出願期間(窓口) 2024/1/14(日)
8:00~8:30
2024/1/20(土)9:00~14:00
2024/1/21(日)8:00~8:30
合格発表 2024/1/15(月)
12:00 WEBにて発表
2024/1/23(月)
12:00 WEBにて発表
入学手続き 2024/1/16(火)
16:00まで
2024/1/23(火)
16:00まで
※上記日時までに手続きをしていない場合は棄権とみなされます。
※納入した入学金はいかなる理由があっても返金はされないです。

手続きは前期1次・前期2次・後期によって日程が違うので間違えないように注意しましょう。

履正社中学校の学費・特待生奨学金制度


次に、履正社中学校の学費・奨学金制度について解説します。

学費

入学金 240,000円
授業料(年間) 635,000円(3回分納)
施設設備費(年間) 60,000円(3回分納)
保護者会費(年間) 13,000円
生徒会費(年間) 4,800円
制服代 男子およそ100,000円
女子およそ150,000円
学年費 110,000円

※2023年度のデータです
このほかに、タブレット費などがあります。

特待生奨学金制度

学業・人物共に優れている受験生を選考し、授業料・施設設備費を全額猶予し、卒業時に免除されます。
選考の機会は、プレテスト3回、前期1次入試(午前・午後)、前期2次入試、後期入試の計7回となります。

プレテストでの選考方法

まずは、プレテストでの選考方法での流れを説明します。

プレテスト受験の申し込み

プレテスト(10/7・11/11・12/3)
プレテストの結果、特待生候補者にはエントリー票を交付

出願(1/11締切)

入学試験・面接(1/13・1/14・1/21)※保護者同伴

合格

特待生奨学金制度の適用

入学試験での選考方法

次に、入学試験での選考方法での流れを説明します。

希望する入学試験を選択し出願手続きをおこなう

入学試験(1/13・1/14・1/21)

入学試験の結果により特待生候補者を選考

合格発表時に通知・面接※保護者同伴

特待生奨学金制度の適用

■プレテスト未受験の方、プレテストの結果で特待生候補者に登録されなかった方も、入学試験で改めて選考いたします。
■入試区分や専併区分を問わず特待生の選考をおこないます。

履正社中学校の入試傾向・対策


履正社中学校の入試傾向・対策について科目別に解説します。

国語の入試傾向・対策

物語文・論説文が出題され、文章自体はそれほど難解ではありませんが、かなり深い読み取りが求められています。
長文読解のなかには漢字の書き取りが出題され、さまざまな知識が問われています。
ことわざや慣用句、四字熟語、対義語などが出題されるため、普段から辞書を引くことや、知らない漢字が出てきたらすぐに覚える習慣をつけておくとよいでしょう。
長文問題としては、比較的よみやすいものが素材文にあげられていますが、決められた時間の中で正確に文脈をとらえ、自分の表現で解答する必要があります。
そのためには日頃からの練習がかなり重要といえます。
記述問題に対する備えを十分にし、読解力アップをはかるには、多くの入試問題をこなして、解法のコツをつかみましょう。

算数の入試傾向・対策

四則計算、逆算、グラフ、平面図形、場合の数などの分野が頻出となっています。
難問や奇問はなく、基礎力を試す問題がほとんどです。
長文形式の文章題は、思考力・応用力を問う複雑な問題となっており、条件を図や表などに整理し、筋道をたてて考える力も必要になります。
しっかりとした応用力を身につけておくためには、文章題を集めた問題集を活用して、難易度の高い問題までたくさん演習しておくとよいでしょう。
幅広い分野から出題され、問い方も様々なので、柔軟な思考力を十分に養っておきましょう。
過去問や類題をたくさんこなしておくこともおすすめです。
また、時間内に解答するためには、解き方をすばやく発見し、的確に解答していく必要があるため、小問集合をテスト形式で繰り返し演習できる問題集を活用するのも有効な対策になります。

理科の入試傾向・対策

物理分野は基本的なものが多いですが、中には応用量が試されるような出題もあります。
力や電流に関するものが毎年出題されているため、十分に準備をしておきましょう。
いかに原理を理解しているかがポイントとなるため、気づきや途中式をメモしておくとよいでしょう。
化学分野は体積、結晶、金属、pH、濃度、気体まで幅広く出題されています。
計算問題では応用力が必要なものも見られるので、参考書や問題集でしっかり学習し、計算に慣れておきましょう。
生物分野は基本的な出題が中心となっていますが、植物・動物・人体など出題される範囲は広く、中には教科書にのっていない知識が必要となるものもあるため、参考書や問題集で幅広く学習しておくとよいでしょう。
地学分野は天体、天気、地層からの出題がみられます。
単純に結論や言葉を覚えるのではなく、「なぜ」このような変化をするのか、「なぜ」このような見え方をするのかなど、「なぜ」の部分をしっかり理解しておくことが大切です。
ある程度パターンも決まっているため、何度も問題を解くことで解法を習得することができます。

英語の入試傾向・対策

文法、話法、空所補充、会話文などの問題が出題されています。
対策として、まず英語の単語力を高めるために、単語帳の暗記や単語テストの練習を行うとよいでしょう。
単語の使い方やニュアンスを正しく理解するために、例文や文脈を確認することも大切です。
英文法についても、テキストを基準とした復習をしておこう。
英語の読解力を高めるためには、教科書以外にも、英文記事や小説などの英文にもチャレンジしてみましょう。
分からない単語や表現があれば辞書を活用し、積極的に意味を調べてみること。

まとめ


今回は履正社中学校の学費や偏差値、倍率、入試傾向と対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
履正社中学校は基礎学力の定着と自学自習の習慣につなげるために、早朝テストや授業中に小テストを行うなど学習面においてサポートが非常に充実しています。
その結果、多くの生徒を志望校合格まで導き、難関大学合格などの高い進路実績を残しています。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。