日本大学歯学部の入試傾向や対策とは?入試情報や難易度、偏差値や倍率について徹底解説

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カテゴリ:学校情報

この記事では日本大学歯学部の入試傾向と対策、入試情報について詳しく解説しています。偏差値や倍率についてもまとめていますので、日本大学歯学部にご興味のある方はぜひ参考にしてください。

日本大学歯学部の入試傾向と対策

まず日本大学歯学部の入試傾向と対策についてまとめました。

英語の傾向と対策

日本大学歯学部の英語試験は大問5題の記述式です。試験時間は60分です。大問1、2、3は文法問題で、大問4が会話文問題、大問5、6が長文読解問題です。問題数は11問から15問ずつと多いため、時間配分に注意が必要です。文法問題では基本的な問題が多いため、スピード感を持った解答が必要となるでしょう。対策としては、日頃から標準的なレベルの単語帳と熟語帳を繰り返し、しっかりと定着させましょう。内容一致を問われる選択問題では英文と解答の英文の内容を正確に理解し、日本語文との正誤を適切に判断できるように練習しましょう。また、記述問題や空所を埋めて文を完成させる問題では、文章の流れを掴むことが重要です。長文読解の際は内容の把握を意識して行いましょう。

数学の傾向と対策

日本大学歯学部の数学試験は大問8題から10題の記述式です。出題範囲は数Ⅰ・Ⅱで、試験時間は60分です。設問は空所補充の記述式です。範囲が広く問題数は多いですが、ほとんどが基本問題や典型的な問題で、難易度は標準レベルといえるでしょう。微分積分が頻出です。対策としては、計算問題はマーク式のため、素早いかつ正確な計算力が求められます。多くは基礎的な問題なので全問解答ができるように教科書の基本事項をしっかりと身につけましょう。

物理の傾向と対策

日本大学歯学部の物理試験は大問4題の記述式です。問題は空所補充形式で、試験時間は60分です。力学と電磁気分野を中心に出題され、教科書の章末問題レベルの基本的な問題が多いでしょう。対策としては、教科書に載っている典型的な問題を素早く解けるように、全範囲で軸となる概念や定理を理解して使いこなせるようになることが重要です。過去問演習に入る時期には苦手分野をなくしておきましょう。

化学の傾向と対策

日本大学歯学部の科学試験は大問4題の記述式です。試験時間は60分です。理論、有機、無機分野から幅広く出題されます。難易度は標準レベルで、基本的な問題や典型的な問題が多くなっています。化学反応式を書かせる問題や計算問題からの出題も見られます。対策としてはまずは教科書の内容をしっかりと理解して、基礎固めを行いましょう。正誤問題も出題されているので、問題演習であやふやなところがあったら教科書を参照し、正確な知識を身につけましょう。暗記だけでなく、計算の練習も行い計算ミスをなくしましょう。

生物の傾向と対策

日本大学歯学部の生物試験は大問4題の記述式です。試験時間は60分で幅広い分野の問題が満遍なく出題されます。頻出は遺伝、代謝、細胞です。年度によっては論述問題や図示問題の出題も見られるため、過去問は数年分行い、多様な問題形式に慣れておくことが重要です。歯学部の生物試験は短文解答の論述問題が特徴で、キーワードとなる単語が含まれているかで得点が判定されます。対策としては、基本的な問題や典型的な問題を中心に出題されるので、教科書で基礎を固めることが重要です。また、論述問題に対応するために、必要な単語を入れて短文でまとめる力を養いましょう。たくさんの問題にあたり、演習をかさねて苦手分野をなくしましょう。

日本大学歯学部の入試情報

次に日本大学歯学部の入試情報についてまとめました。

入試日程

選抜方式 試験日
一般 A個別方式 2025/2/3
一般 N全学統一方式第1期 2025/2/1
一般 N全学統一方式大2期 2025/3/4
一般 共テ C方式1期 共通テスト
一般 共テ C方式2期 共通テスト
推薦 学校推薦型公募制 2024/11/6

科目別配点

一般A個別方式

科目 配点
数学 100点
外国語 100点
理科 100点
小論文 50点
面接 30点

※【個別試験】小論文、面接に基準点を設ける。
※数学/数Aは場合の数と確率・図形の性質から出題
※数学/数Bは数列から出題
※数学/数Cはベクトルから出題
※理科/物理は物理基礎と物理専門
※理科/化学は化学基礎と化学専門
※理科/生物は生物基礎と生物専門

一般 N全学統一方式第1期・第2期

科目 配点
数学 100点
外国語 100点
理科 100点

※【個別試験】数は数Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cよりいずれか選択。
※数学/数Aは場合の数と確率・図形の性質から出題
※数学/数Bは数列から出題
※数学/数Cは平面上の曲線と複素数平面・ベクトルから出題
※理科/物理は物理基礎と物理専門
※理科/化学は化学基礎と化学専門
※理科/生物は生物基礎と生物専門

一般 共テ C方式大1期

科目 配点
国語 100点
外国語 英語(100点)、リーディング(100点)
理科 100点

※【共通テスト】理は第1解答科目で合否を判定する。
※国語の出題範囲は、「近代以降の文章」

一般 共テ C方式第2期

科目 配点
外国語 英語(100点)、リーディング(100点)
理科 100点

※【共通テスト】理は第1解答科目で合否を判定する。

入試方式

日本大学歯学部の入試方式は、10種類あります。一般選抜はN全学統一方式(第一期・第二期)と、A個別方式、C共通テスト利用方式(第一期・第二期)の3方式があります。N全学統一方式は日本大学の統一入試で学部・学科内の複数併願が可能となっています。募集人数は第一期が9名、第二期が3名です。全国主要都市に試験場を設置するため、地方の学生も受験しやすい試験方式です。A個別方式は歯学部が実施する選抜試験です。募集人数が60名と他の試験方式より多いので、日本大学歯学部を志望度が高い方はこの方式での受験がスタンダードといえるでしょう。C共通テスト利用方式は大学入学共通テストを利用した入試方式です。募集人数は第一期が7名、第二期が2名です。推薦型選抜は公募制推薦と、指定校制推薦と、付属高等学校等推薦の3方式があります。公募制の募集人数は7名で専願となります。指定校制の募集人数は3名で、指定学校の学校長の推薦が必要となります。付属学校等は募集人数が20名で日本大学の付属高校の生徒が対象となります。その他の選抜は、校友枠選抜、外国人留学生選抜、編入学試験(2年次編入)、転部試験(2年次編入)があります。校友枠選抜の募集人数は15名です。出願資格は日本大学関連学校を卒業又は修了した者又は専任教職員など日本大学と関わりがある者の子又は孫です。法定血族の場合は、養子縁組が、大学入学年度の3年前の4月1日以前にされていることが条件になっています。詳しい出願資格は大学ホームページをご参照ください。外国人留学生選抜の募集人数は2名で留学生が対象の入試方式です。編入学試験はほかの大学に在籍している者や短期大学や高等専門学校を卒業した者を対象にした入試方式です。転部試験は日本大学の歯学部以外の学部に一年以上在学している生徒を対象にした試験方式です。

日本大学歯学部に受かるための勉強時間は?

日本大学歯学部に受かるために必要な勉強時間は合計で1000~2000時間です。3科目受験だと1500~2000時間で、2科目受験で1000~1500時間ほどが目安となるでしょう。日本大学歯学部に合格するためには、高校2年生のときから受験勉強を開始しましょう。高校2年生の勉強時間の目安は、平日に2~3時間、休日や長期休暇は3時間程度です。1年間この勉強時間で進めると約900時間となります。高校2年生の冬からだと、約250時間です。高校3年生になったら、平日3時間、休日や長期休暇は4時間程度勉強時間を確保しましょう。これは入試までおよそ1000時間の勉強となります。とはいえ、受験科目や勉強の開始時期、学校の課題、現在の学力などによって、合格までの時間は人により異なるため、ここで紹介する勉強時間は目安といえます。人によっては目安時間よりも勉強時間を取らなくてはいけない場合もあるので、自分の今の状況と合格に必要な学力のギャップを把握して、受験勉強を進めてください。

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日本大学歯学部の難易度は?

次に日本大学歯学部の難易度についてまとめました。

偏差値

歯学部の偏差値を入試方式別に表にまとめました。

日本大学歯学部歯学科の偏差値
日程方式名 偏差値 共テ得点率
C方式第1期(共テ利用) 70%
A個別方式 45.0
N全学第1期 52.5

偏差値はA個別方式が45.0、N全学第1期が52.5です。C方式第1期(共通テスト利用)は共通テスト70%がボーダーラインとなっています。

倍率

日本大学歯学部の倍率を入試方式別にまとめました。

日本大学歯学部の倍率
入試方式 2024 2023
一般選抜合計 2.1 2.1
共通テスト利用選抜合計 2.6 3.3
A方式 1.4 1.5
N方式第1期 2.1 2.1
N方式第2期 11.2 2.6
C共テ1期 2.7 3.3
C共テ2期 2.2 3.3
公募推薦 1.5 1.3

2023年度と比較すると、2024年度はN方式第2期と公募推薦の倍率以外は2023年度と同じか下降しているため、全体的に倍率は下がっているといえるでしょう。特にC共通テスト利用選抜は2023年度より第1期、第2期ともに0.5ポイント以上下がりました。一方でN方式第2期は倍率が11.2と2023年度に比較して8.6ポイント上昇しています。

日本大学歯学部とは?

ここでは日本大学歯学部のアクセスや学費についてまとめました。

アクセス

日本大学歯学部は東京都千代田区に位置しています。JR中央線又は総武線と東京メトロ丸ノ内線の御茶ノ水駅から徒歩2分、東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅から徒歩5分とアクセスがよい都市型キャンパスです。また、都営地下鉄新宿線の小川町駅から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線又は都営三田線の神保町駅から徒歩10分です。

所在地
〒101-8310  東京都千代田区神田駿河台1-8-13

様々な種類の入学試験

日本大学歯学部の入試方式は、N全学統一方式、A個別方式、C共通テスト利用方式、公募制推薦、指定校制推薦、付属高等学校等推薦などがあります。入試方式に応じて、募集人数や試験科目が異なりますので、自分に合った入試方式を選んで受験することが可能です。日本大学歯学部を第一志望としていて、祖父母や両親が日本大学関連校の卒業生だった場合などは、校友枠選抜で専願するのも一つの手でしょう。日本大学歯学部の入試に関する詳細は大学公式ホームページをご参照ください。

日本大学歯学部の学費

次に日本大学歯学部の学費についてまとめました。

1年次の学費は以下の表のとおりです。

1年次 前学期 後学期
入学金 600,000円
授業料 1,750,000円 1,750,000円
施設設備資金 600,000円 600,000円
教育充実料 800,000円 800,000円
小計 3,750,000円 3,150,000円
後援会入会金 100,000円
後援会費 30,000円
校友会費(準会員) 10,000円
納入額 3,890,000円 3,150,000円
年額 7,040,000円

2年次・3年次の学費は以下の表のとおりです。

2年次・3年次 前学期 後学期
授業料 1,750,000円 1,750,000円
施設設備資金 600,000円 600,000円
教育充実料 300,000円 300,000円
小計 2,650,000円 2,650,000円
後援会費 30,000円
校友会費(準会員) 10,000円
納入額 2,690,000円 2,650,000円
年額 5,340,000円

4年次から6年次までの学費は以下の表のとおりです。

4年次~6年次 前学期 後学期
授業料 1,750,000円 1,750,000円
施設設備資金 600,000円 600,000円
教育充実料
小計 2,350,000円 2,350,000円
後援会費 30,000円
校友会費(準会員) 10,000円
納入額 2,390,000円 2,350,000円
年額 4,740,000円

まとめ

この記事では日本大学歯学部の基本情報や入試方式などについてまとめました。日本大学歯学部は入試方式が様々あり、自分にあった方式で受験することが可能です。各科目ごとの入試傾向と対策についてもまとめていますので、日本大学歯学部を志望されている方はぜひ参考にしてみてください。また、個別の会は一対一のオーダーメイドの個別授業のため、日本大学歯学部に特化した指導が可能です。無料の面談や体験授業も行っていますのでご興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。