滝川高等学校の入試科目別対策と傾向分析!偏差値や倍率、入試情報も解説
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カテゴリ:テスト・入試
今回は滝川高等学校の入試対策を徹底解説いたします。
記事内では各科目の傾向分析や効果的な学習法、最新の偏差値データ、入試情報、学校独自の取り組みや進路実績も紹介していますので、受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- 滝川高等学校の特徴や進学実績
- 滝川高等学校の入試難易度・偏差値
- 滝川高等学校の入試傾向と対策
滝川高等学校の概要

はじめに滝川高等学校の概要について解説します。滝川高等学校は兵庫県神戸市にある私立の中高一貫校で、1918年に開校し、2018年に創立100周年を迎えました。教育方針として、リーダーシップは生まれつきのものではなく、多様な経験の積み重ねによって育まれるものと捉え、伝統の「リーダーシップ教育」を基盤に、ジェンダーにとらわれない学びの場を提供し、自己実現に挑戦する女子を支援しています。また、「至誠一貫・質実剛健・雄大寛厚」を校訓とし、Science Globalコースとミライ探索コースを設け、次世代のリーダー育成に取り組んでいます。
学校の特徴と教育方針
兵庫県神戸市須磨区に位置する滝川高等学校は、1918年に創立された歴史ある私立の進学校であり、2024年から男女共学を開始しました。
創立者の瀧川辨三は、当時の「マッチ王」として知られ、私財を投じて本校を設立しました。その理念は、社会に貢献する人材の育成にあり、現在も「至誠一貫」「質実剛健」「雄大寛厚」の3つの校訓に基づいた教育が行われています 。
滝川高等学校の教育は、創立者の理念を受け継ぎつつ、時代の変化に対応した「リーダーシップ教育」を中心に展開されています。この教育は、集団行動、モラル、キャリア、コミュニケーション、探究の5つのテーマに基づき、探究学習合宿や大学出張講義、職業人講話セミナーなどのプログラムを通じて実践されています 。
滝川高等学校の特色ある教育

続いて滝川高等学校の特色ある教育について詳しく解説いたします。
Science Global コース(SSH 相当)の理数探究
滝川高等学校のScience Globalコースは、理数教育と国際的な視野を融合させた先進的なカリキュラムを展開しています。このコースでは、基礎学力を土台に理数科目を強化し、生徒の興味関心に応じてテーマを深く探究することで、論理的思考力や判断力、問題解決能力を養います。さらに、サイエンスに特化した宿泊研修では、大学や企業の訪問、起業家による講演などを通じて、実社会とつながる実践的な学びを体験できるのが大きな特徴です。こうした取り組みを通じて、グローバルに活躍できる理系人材の育成を目指しています。
国際交流プログラム
Science Globalコースでは国際交流プログラムを通じて、異文化理解や英語力の向上を目指した多彩な活動が展開されています。
以下で主な活動についてご紹介いたします。
オンライン英会話・ケンブリッジ英語
滝川高等学校では、実践的な英語力の育成を目的として、英語教育に先進的な取り組みを行っています。オンライン英会話は、フィリピン・セブ島のネイティブスピーカーと生徒のタブレットをオンラインでつなぎ、マンツーマンによる英会話レッスンを実施しています。最初は英語を話すことに不安を感じていた生徒も、回数を重ねるうちに徐々に慣れ、楽しく英語に親しみながら集中して学ぶ姿勢が身についていきます。
また、滝川高等学校ではイギリスのケンブリッジ大学出版局が編集した英語教科書を使用し、ネイティブスピーカーによる授業を導入しています。これは、英語を日本語に翻訳して理解するのではなく、英語を英語のまま理解することを重視した教育方針に基づいています。ネイティブの発想に触れながら学ぶことで、英語を単なる教科ではなく、実際のコミュニケーションツールとして自然に習得できるのが大きな特徴です。
このような環境の中で、生徒たちは会話・リスニング・読解・ライティングをバランスよく学びながら、国際社会で通用する英語運用能力と表現力、そして柔軟な思考力を養っています。
シンガポール必修研修
滝川高等学校では、高校2年生を対象にシンガポールへの必修研修旅行を実施しています。このプログラムは、単なる観光にとどまらず、異文化理解や国際感覚を養うことを目的としています。
研修の主な内容としては、事前に調査したテーマについて英語でプレゼンテーションを行い、大学生との交流を通じて異文化理解を深めるシンガポール国立大学での探究発表会や、現地の文化や歴史を学ぶための班別研修、シンガポールの名所を巡るリバークルーズ体験などがあります。
滝川高等学校では、国際的な視野を広げるために、セブ島/豪州・カナダへの短期研修プログラムも提供しています。
セブ島語学研修授業は、1年間のオンライン英会話で培った英語力を実践的に高める短期プログラムです。生徒は英語漬けの生活を送りながらリスニングやスピーキング力を強化し、最終日には自身で設定したテーマで英語プレゼンテーションを行い、発信力と自信を養います。さらに現地でのボランティア活動を通じて、国際的な視野と社会貢献の意識を育む、貴重な学びの機会となっています。
オーストラリア研修では、英語研修に加え、アボリジニアートや民族楽器、調理実習、クリケットなど多彩な体験を通じて異文化理解を深めます。カナダ研修では、現地大学生と英語でのリサーチやディスカッションを行い、発信力を高めるとともに、シリコンバレー訪問を通じて最先端の国際環境に触れる貴重な機会が提供されます。
滝川高等学校の進路実績や進路

次に滝川高等学校の進路実績や進路について詳しく解説いたします。
大学進学実績
滝川高等学校の2024年度の大学進学実績について表にまとめました。
| 国公立大学(一部抜粋) | ||
|---|---|---|
| 大阪大学 | 神戸大学 | 九州大学 |
| 北海道大学 | 岡山大学 | 大阪教育大学 |
| 京都工芸繊維大学 | 鳥取大学 | 島根大学 |
| 山口大学 | 徳島大学 | 香川大学 |
| 私立大学(一部抜粋) | ||
|---|---|---|
| 関西学院大学 | 関西大学 | 同志社大学 |
| 立命館大学 | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
| 上智大学 | 中央大学 | 東京理科大学 |
| 明治大学 | 法政大学 | 近畿大学 |
2024年度の国公立大学合格者は45名、私立大学合格者は574名となっています。
滝川高等学校は医学部や歯学部、薬学部にも合格者を多く輩出しており、医学部医学科だと、国公立大学は神戸大学、香川大学、浜松医科大学、奈良県立医科大学にそれぞれ1名の合格者、私立大学は兵庫医科大学、大阪医科薬科大学、近畿大学、藤田医科大学など他大学も含めて合計8名の合格者を輩出しています。
また、滝川高等学校では、進学希望に応じた多様な進路支援を行っており、連携校推薦制度と指定校推薦制度に力を入れています。連携校推薦制度では立命館大学理工学部やハンガリー国立大学医学部など国内外の大学への推薦枠があり、指定校推薦制度では約100大学・約500名分の枠を有し、早稲田大学や東京理科大学、テイラーズ大学(マレーシア)などへの推薦が可能です。これらの制度を通じて、国内外の大学への進学実績が向上しています。
就職・その他進路傾向
滝川高等学校では、進学を主な進路としており、就職希望者に対する具体的な支援や実績についての情報は公表されていません。
滝川高等学校の偏差値

次に滝川高等学校の偏差値について詳しく解説いたします。
最新の偏差値データ
滝川高等学校の最新の偏差値データは、Science Globalコースは偏差値64、ミライ探究コースは偏差値58となっています。
Science Globalコースの偏差値64は偏差値ランキングでみると、兵庫県内では388件中29位、全国では9,124件中684位と上位に属しており、難易度が高いことが分かります。
年度別偏差値推移
過去3年の偏差値推移をまとめました。
| コース | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| Science Globalコース | 64 | 63.7 | 62 |
| ミライ探究コース | 58 | 58 | 58 |
Science Globalコースの偏差値は62-64で推移しています。年々偏差値は上昇しており、高い水準をキープしています。Science Globalコースへの受験を考えている場合、模試での偏差値が62~65程度を安定して出せる状態が合格圏内の目安だと考えられます。
ミライ探究コースの偏差値は58から変動はありません。この偏差値は、兵庫県内の私立高校の中では中堅クラスに位置し、入試難易度としてはやや易しめだといえます。
滝川高等学校の入試情報と倍率

次に滝川高等学校の入試情報と倍率について詳しく解説いたします。
設置コースと募集人数
滝川高等学校にはScience Globalコースとミライ探究コースが設置されています。
2025年度の募集人数はScience Globalコースが80名、ミライ探究コースが90名です。
最新の入試倍率
2025年度の出願者数と倍率です。
| 定員 | 志願者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|
| Science Globalコース | 80 | 901 | 11.26倍 |
| ミライ探究コース | 90 | 156 | 1.73倍 |
本年度より定員数が変更となり、Science Globalコースが40名から80名と増員されるも志願者数が901名と多く、倍率は昨年より下がったとはいえ11.26倍となっております。
逆にミライ探究コースは130名から90名に減員となり、昨年より倍率は高くなりました。
過去5年間の倍率推移
続いて直近の倍率の推移を見てみましょう。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Science Globalコース | 11.26倍 | 14.83倍 | 1.02倍 | 1.21倍 | 1.16倍 |
| ミライ探究コース | 1.73倍 | 1.31倍 | 1.00倍 | 1.00倍 | 1.00倍 |
2023年度ではScience Globalコースの志願者数は217名でしたが、翌年の2024年度は593名となったため倍率がかなり高くなり、2025年度では定員を増員したため若干下がりましたが、まだ以前に比べると高くなっております。
滝川高等学校の入試科目別対策と傾向分析

次に滝川高等学校の入試科目別対策と傾向分析について詳しく解説いたします。
国語
国語は大問4題の構成で、試験時間は50分、配点は100点です。
出題傾向
国語は、現代文、古文、漢文、小説、論説文と多岐にわたる分野から出題されます。
現代文は初めて読む文章を短時間で理解し、正確に解答する力が求められます。特に、小説や論説文では心情の理解や筆者の主張の把握が重要です。
古文と漢文では、書き下し文や仮名遣い、語句の意味理解が頻出です。漢字の読み書きや文法知識も重要なポイントとなります。
効果的な勉強法
国語の得点力を高めるためには、まず読解力を強化しましょう。新聞記事や雑誌など、日常的に文章を読み、要約や内容説明を行うことで理解力を高めることができます。次に、書き下し文や仮名遣い、語句の意味を繰り返し練習し、古文・漢文の基礎力を養いましょう。次に、滝川高等学校の過去問を活用し、出題傾向や問題形式に慣れ、実戦力を養いましょう。そして、試験時間内に全問解答できるよう、模擬試験を通じて時間配分の感覚を身につける練習をしましょう。これらを実践することで、国語の得点力を高め、入試合格に近づくことができます。
数学
数学は大問6題の構成で、試験時間は50分、配点は100点です。
頻出単元
大問1は小問集合、大問2~6は応用問題となっています。
頻出単元は確率、場合の数、関数、証明問題、図形です。
昨年度に引き続き出題傾向の変化に対応した新傾向の問題が多く見られ、小問集合を中心に全体の難易度はやや易しくなりました。
解法のポイント
大問1の小問集合では、基本的な知識と計算力が問われるため、ケアレスミスを防ぐ丁寧な解答が重要です。大問2以降の応用問題では、確率・場合の数・関数・証明・図形といった頻出分野が中心となっており、基礎を確実に固めたうえで、過去問演習を通じて出題傾向を把握し、対応力を高めることが効果的です。こうした学習を継続することで、本番での得点力向上が期待されます。
英語
英語は大問6題の構成で、試験時間は50分、配点は100点です。
リスニング対策
英語のリスニング問題が大問1に出題されるため、日頃から英語を聞き慣れておくことが大切です。ニュースやポッドキャスト、英語の映画やドラマなどを活用し、リスニング力を強化しましょう。
筆記対策
語句整序や自由英作文が出題されるため、基本的な文法や語彙の知識が不可欠です。文の構成や語順を正しく理解し、英作文の練習を積むことが求められます。また、長文問題が頻出するため、速読力と内容理解力が重要です。長文を効率よく読み取る練習をし、文章から要点を抽出する力を養いましょう。
合格に向けた学習戦略

次に合格に向けた学習戦略について解説いたします。
学年別準備スケジュール
滝川高等学校を受験するにあたって、早期の準備と計画的な学習が合格への鍵となります。
学年別に準備スケジュールをまとめると、まず中学1年生は基礎力の強化が重要です。学校の授業にしっかりと取り組み、基礎的な知識を定着させ、定期テストで良い成績を取ることを目標に、学習習慣をつけましょう。続いて、中学2年生は受験に向けた基盤作りが重要です。各科目の基礎的な内容をしっかり定着させ、入試科目である英語、数学、国語はしっかりと復習しましょう。夏休みには参考書や問題集を使って、基礎から応用まで少しずつ進めるとよいでしょう。続いて、中学3年生は受験に向けた集中的な学習が求められる時期です。計画的に学習を進め、過去問演習や模試で実力を確認し、弱点を克服することが重要です。また、体調管理やメンタルケアも大切なので、無理をせずに適度な休息を取りつつ、受験本番に備えましょう。
模擬試験の活用と自己分析
模擬試験の活用と自己分析も、合格に向けた学習戦略において非常に重要な役割を果たします。模擬試験は、実際の入試をシミュレーションする貴重な機会です。定期的に模試を受けることで、試験の形式や時間配分に慣れ、試験本番での実力を測ることができます。また、模試を受けることで、自分の現在の実力を正確に把握し、合格に向けた具体的な対策を立てやすくなります。そして、模擬試験を受けるだけでなく、その結果をもとにしっかりと自己分析を行うことも重要です。自己分析を通じて、弱点や改善点を明確にし、次の学習に活かすことができます。これらをうまく取り入れることで、受験本番に向けた実力を効率的に伸ばすことができるといえるでしょう。
まとめ

今回は滝川高等学校の偏差値や倍率、入試情報などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
滝川高等学校は、伝統と革新を融合させた教育環境を提供しており、多様な進路選択肢と充実した学校生活が魅力です。進学を目指す生徒にとって、理想的な学び舎といえるでしょう。
滝川高等学校を検討されている方や、まだ志望校を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。