白陵高等学校の偏差値や倍率は?入試傾向や対策方法・入試概要について解説

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カテゴリ:学校情報

今回は白陵高等学校についてご紹介いたします。
本記事では、白陵高等学校の入試概要や傾向・対策方法について解説しています。記事内では倍率や偏差値などの難易度についてもまとめています。志望校として考えている方や受験を考えている方は参考にしてください。
口コミや評判についてもまとめているため、入学前の方も必見のコラムです。

白陵高等学校とは

まず初めに、白陵高等学校とはどのような学校なのかについて、概要やアクセス、また入試概要をご紹介いたします。

白陵高等学校の基本情報

白陵高等学校の基本情報について以下にまとめました。

概要

白陵高等学校は、1963年に設立された兵庫県高砂市にある中高一貫教育を提供している私立高等学校です。兵庫県内でも特に進学実績が優れた私立学校の1つであり、難関大学志望の生徒に支持されています。白陵高等学校では知性、道徳性、そして国際的視野を兼ね備えた人材といった、高い学力と礼儀正しさを兼ね備えた「文武両道」の生徒を育成することに重点を置いています。学習環境は少人数制のクラス編成で、きめ細かい指導を行っており、朝早くからの補習や、長期休暇中の特別授業など、生徒の学力向上を支える充実したプログラムとなっています。また、白陵高等学校には、遠方から通学が難しい生徒や、集中して学習したい生徒のために設けられた男子生徒のみの白陵寮があります。そのため、県外からの入学者も毎年一定数います。

アクセス

白陵高等学校の最寄り駅はJR神戸線「曽根駅」です。新快速電車は止まらない駅になるため、神戸方面からの場合は「加古川駅」、姫路方面からの場合は「姫路駅」で普通電車に乗り換える必要があります。曽根駅から学校までは徒歩で約15分ほどかかりますが、登り坂や下り坂がほとんどない道のため歩きやすいといえるでしょう。学校周辺は寄り道をするような商業施設やお店はなく、自然に囲まれた環境に所在しています。

生徒数

令和6年5月1日現在の白陵高等学校の生徒数は563名です。
学年別でみると高1は188名、高2は193名、高3は182名となっています。

進学実績・合格実績

2024年度の白陵高等学校の進学実績を以下の表に一部抜粋してまとめました。

大学名 合格者数
東京大学 16
京都大学 14
大阪大学 13
神戸大学 19
九州大学 6
北海道大学 5
早稲田大学 27
慶應義塾大学 22
関西学院大学 40
関西大学 20
同志社大学 42
立命館大学 31

白陵高等学校は例年東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学といった難関国公立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学などの有名私立大学への高い合格実績があります。その他にも、医科大学や薬科大学へと進学する生徒も多く輩出するなど、学力レベルが高く実力のある進学校だといえます。

白陵高等学校の入試概要

2025年度の白陵高等学校の入試概要についてまとめました。

入試日程

出願期間 令和7年1月31日(金)~令和7年2月3日(月)まで
提出期間 郵送:令和7年1月31日(金)~令和7年2月6日(木)必着
試験日 令和7年2月10日(月)
合格発表日 令和7年2月11日(火)(志願者サイトにて発表)

2025年度の入試日程は上記の通りです。
提出書類として調査書と専願届が必要となりますので、余裕をもって提出するようにしましょう。

募集人数・合格者数

白陵高等学校は中高一貫教育ですが、高校からの入学者を男女若干名(専願)で受け入れています。
過去3年間の合格者数は2022年・2023年が4名、2024年が3名となっています。

合格最低点

年度 合格最低点
2022年度 143/300点
2023年度 162/300点
2024年度 162/300点

白陵高等学校の過去3年間の合格最低点は143~162点です。2023年度は前年度よりも約20点も上回る結果となり、翌年も同じく合格最低点は162点となりました。得点率でみると48~54%程度となります。合格するためには最低でも6割以上の点数をとる必要があるといえるでしょう。

科目・配点

白陵高等学校の試験科目は国語、英語、数学です。試験時間は各60分、配点は各100点となっています。学科試験のみで面接は課せられていません。各科目の配点に差はないため、苦手分野をなくしバランスよく学習するようにしましょう。

白陵高等学校の難易度は?

次に、白陵高等学校の難易度について解説していきます。

偏差値

白陵高等学校の偏差値は73です。ランキングでみると、兵庫県内では388件中3位、全国では9,127件中31位と上位に属しています。白陵高等学校は、兵庫県内の私立高校の中でも灘高等学校に次ぐトップレベルの学校であり、県内でも有数の難関高校だといえます。

他の学校と偏差値を比較すると

関西にある私立高校の偏差値ランキング上位の学校と白陵高等学校の偏差値を比較してみました。

順位 学校名 都道府県 偏差値
1 灘高等学校 兵庫県 78
2 大阪星光学院高等学校 大阪府 75
2 西大和学園高等学校 奈良県 75
4 洛南高等学校 京都府 73
4 清風南海高等学校 大阪府 73
4 四天王寺高等学校 大阪府 73
4 白陵高等学校 兵庫県 73
4 智辯学園和歌山高等学校 和歌山県 73
9 桃山学院高等学校 大阪府 72
9 清教学園高等学校 大阪府 72

白陵高等学校と同じ兵庫県にある灘高等学校が偏差値78と、非常にレベルが高いことが分かりました。灘高等学校の次に偏差値75の学校が2校あり、続いて偏差値73の学校が5校並んでいます。白陵高等学校は、関西の私立高校の中でも上位10校に入ることから、その実力は確かなものだといえるでしょう。

過去5年の偏差値の推移

白陵高等学校の偏差値は上がったり下がったりなどなく、過去5年とも73をキープしています。このことから、今後も白陵高等学校の偏差値は急激に変化する可能性は低く、70以上を常に維持すると予想されます。

倍率

白陵高等学校の2024年度の倍率は2.3倍でした。募集人員は若干名であることから、志願者数も毎年それほど多くはありません。しかし、倍率は2倍以上となっているため、高校から入学を検討している受験生は狭き門だといえるでしょう。

他の学校と倍率を比較すると

兵庫県内の偏差値ランキング上位の学校と白陵高等学校の倍率を比較してみました。

学校名 私立・公立 倍率
灘高等学校 私立 4.0
神戸高等学校 公立 1.2
長田高等学校 公立 1.1
白陵高等学校 私立 2.3
姫路西高等学校 公立 1.2

最も倍率が高かったのは灘高等学校でした。灘高等学校は募集人員40名に対して2024年度の志願者数は160名と多く、例年倍率は高い傾向にあり厳しい戦いとなっています。白陵高等学校は募集人員が若干名であり、志願者数は他の学校と比べると圧倒的に少ないですが、灘高等学校の次に高い競争率を誇っています。

過去5年の倍率の推移

白陵高等学校の過去5年の倍率は1.3~2.3倍で推移しています。倍率は年々上がっており、2021年度は1.3倍だったのに対し、2022年度は2.0倍と大きく上昇しました。2023年度も変わらず2.0倍、そして2024年度は2.3倍とやや上がっています。そのため、今後も白陵高等学校の倍率が高くなる可能性が十分にあると考えられます。

白陵高等学校のよくある併願校

白陵高等学校は高校からの入学者は専願のみとなっているため、他の国公私立高校との併願は認められていません。

白陵高等学校の入試傾向と対策方法

次に、白陵高等学校の入試傾向と対策方法について解説していきます。

国語

大問3題の構成となっており、現代文・古文・漢文から各1題ずつ出題されています。現代文は論説的文章が出され、漢字や接続詞、慣用表現などからなる知識問題と内容説明の記述問題が小問として複数出題されます。古文と漢文は、現代語訳や内容理解が求められる問題となっています。対策としては、複数年分の過去問を解き、出題傾向を把握しましょう。また、記述問題に対応するため、自分の言葉で文章を要約する練習や制限字数内で簡潔にまとめる練習を意識するようにしましょう。

英語

リスニング、長文読解、英作文からなる大問4題の構成となっています。リスニングは標準的な難易度で、4つのパートに分かれており、放送は全て2回ずつ流れます。長文読解は2題出題され、内容把握や語彙、文法問題などが含まれています。対策として、過去問や同レベルの読解問題を毎日1~2問解き、要旨をつかむ練習をしましょう。長文を丁寧に読む練習と、たくさんの文章に触れて速読力を鍛える練習を組み合わせると効果的です。リスニング力を鍛えるには、英語のラジオやYoutubeを聞き、聞いた英語をそのまま繰り返す練習をするとよいでしょう。英作文は毎日1~2文、英語で日記や簡単な意見を書く練習をしたり、過去問や問題集に掲載されている模範解答を読んで表現方法を学ぶとよいでしょう。

数学

大問5題の構成で、大問1は小問集合、大問2~5は単元ごとの問題となっています。幅広い分野からの出題であり、全体的に難易度が高く、白陵高等学校特有の難しさがあるといえます。まずは基礎力の徹底のために、中学校の教科書内容を隅々まで確認し、基本的な公式や解法を暗記しましょう。そして、計算ミスを減らすために、スピードを意識した反復練習も行いましょう。基礎問題が得点できるようになったら、応用問題集や白陵高等学校の過去問を使って演習しましょう。よく出る問題のパターンを理解し、解き方を覚え、応用問題に慣れるようにしましょう。

白陵高等学校の対策をするなら個別の会

ここまで、白陵高等学校についての概要や倍率、偏差値や難易度について詳しく解説してきました。白陵高等学校は兵庫県内でも特に進学実績が優れた私立学校の1つであり、難関大学志望の学生に非常に人気のある学校です。年々倍率も上がっていることから、今年の受験も狭き門になることが予想されます。そのため、白陵高等学校に合格するためには塾や予備校を活用して学ぶことがよいでしょう。
個別の会では、100名以上登録されている超一流のプロ講師の中からお子様に最適な講師を選びます。個別の会は1対1の個別授業制で、生徒それぞれにあわせたオーダーメイドな個別カリキュラムを使用します。授業の進捗・定着度にあわせて何度も練り直すため、最適な学習内容へ導くことができるのが、一番の強みです。個別の会は、真面目に一生懸命頑張る生徒なら全員受け入れて、責任をもって最後までサポートいたします。
また、自習中に質問対応を行うチューターも在籍しているため、分からない箇所をそのままにせずしっかりと相談のできる環境が整っています。
塾長との入塾相談会や体験授業も行っているため、少しでも気になられた方はお気軽にお問い合わせ下さい。

白陵高等学校の評判・口コミ

最後に、白陵高等学校の評判や口コミについていくつかご紹介したいと思います。白陵高等学校に興味のある方や進学を悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

兵庫県内の私立高校の中でもトップクラスの進学校であり、勉強する面において非常にいい学校だと思われます。また、学校として文武両道をモットーにしている部分もあり、部活動も活発に行われています。
(卒業生/2016年入学)

本当に入ってよかったと思います。先生と生徒の距離がとても近く、学校全体の雰囲気がとても良い。いじめも聞いたことがありません。授業のレベルがかなり高いですが、ちゃんと先生がサポートしてくれます。
(在校生/2021年)

(引用:「みんなの高校情報」https://www.minkou.jp/hischool/school/review/3616/

校内環境や進学実績も良さに対する高評価を多数見受けられました。優秀な学生が多く在籍しているため授業レベルは高いですが、教師のサポートをしっかり受けられるそうです。一方で校則が厳しいとの意見もありますが、イベントにも力を入れており十分に青春を謳歌できることがわかります。

まとめ

本記事では、白陵高等学校の基本情報だけでなく難易度や偏差値、倍率や入試対策など受験に必要な情報についても詳しく解説してきました。白陵高等学校は関西にある私学高等学校の中でも偏差値がトップレベルで高く、難関大学を目指すのに最適な学習環境が整っています。年々倍率も上がっている人気の難関校のため、白陵高等学校に受験を検討している方は早い時期から受験対策を行いましょう。本記事を通して、白陵高等学校の受験を検討している方は、ぜひ個別の会までお気軽にお問い合わせください。