中学受験の塾選びや準備はいつから?塾に通うタイミングや間に合う時期を徹底解説

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カテゴリ:テスト・入試

将来のことを考えて中学受験を検討している保護者の方は多いと思いますが、実際に受験するとなるといつ頃から準部を始めれば良いのか悩まれている方がほとんどではないでしょうか。
いつ頃から準備し、塾へ通わせるのが理想なのでしょうか。
一般的には準備を始めるタイミングは小学4年が良いと言われていますが、5年や6年では遅すぎるのでしょうか。
本記事では中学受験の準備の時期や受験対策についてまとめておりますので、是非参考にしてしてみてください。

そもそも中学受験に塾は必要?


「中学受験で塾に通わせる必要があるのか?」「特に早い段階では必要ないのでは?」との意見もあるかと思います。
ですが、中学受験は4教科が主であり、小学5年から学習量も一気に増えます。
中でも算数は内容も複雑になり、難易度も上がります。
そのため、家庭での勉強のみではついていくのも厳しくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、勉強量が増えても対応できるように早い段階できちんとした学習リズムを身に付けることが必要です。
ただ闇雲に勉強時間を確保するというのではなく、中学受験のためのカリキュラムに沿った学習計画を立てることが大切です。
最短で確実に合格を目指すためには塾に通うことがベストであると言えるでしょう。

中学受験の塾はいつから通うべき?


ではいつ頃から準備し、塾へ通うのが良いのでしょうか。
塾へ入会するタイミングについて詳しく検討してみましょう。

小学4年生から通うのがおすすめ

一般的に中学受験では小学4年から通うのが良いと言われています。
進学塾のカリキュラムも4年・5年から受験に向けた学習が始まりますので、4年から入塾し学習量の増える5年までに学習リズムを身に付けておくことが重要です。
本格的に志望校合格に集中した受験勉強を開始する6年での学習に無理なくついていけるようにするためにも4年からの入塾がベストと言えるでしょう。

小学3年生から意識し始めよう

中学受験を検討しているのであれば、小学3年生から意識し始めましょう。
小学3年生はターニングポイントといわれており、低学年の間の学習内容から一歩進んだ内容となるため、勉強につまづいてしまう子どもがでてくる学年です。
そのため、小学4年生から塾に通い始める前に、自宅での勉強時間を増やしたり、勉強することの楽しさを感じてもらい、勉強への意欲を高めておくことが大切です。

小学5・6年生から準備は遅い

中学受験を目指すにあたって、小学5・6年生からの準備は遅いといえるでしょう。
もちろん小学5・6年生から準備を始めたからといって、合格する可能性がゼロというわけではありません。
難関校でなければ、短期間の受験勉強でも合格できる子どもは少なからずいます。
しかし、基礎学力が身についておらず、学校の勉強についていけていない子どもが遅れを取り戻すには、かなりの時間を要します。
そのため、小学5・6年生からではなく、小学3〜4年生から準備を始めるのが理想のタイミングだといえます。

中学受験で塾に行くメリット・デメリット


次に、中学受験で塾に行くメリット・デメリットについて解説します。

メリット

中学受験で塾に行くメリットとして、まず勉強習慣を身につけることができます。
定期的に塾に行くことで、毎日勉強する習慣が自然と身につき、中学受験後も大いに役立つといえます。
次に、塾では中学受験を考慮した内容で勉強することができます。
中学受験用のコースやカリキュラムが用意されているため、質の高い授業が受けられ、効率よく受験対策ができます。
最後に、塾には受験を目指している生徒が多く集まっています。
同じ環境で勉強することで、受験に対するモチベーションが上がり、よい刺激を受け成績の向上も期待できるでしょう。

デメリット

中学受験で塾に行くデメリットは、勉強そのものが嫌いになる可能性があります。
周りの子どもが遊んでいる中、自分だけ受験勉強中心の生活になってしまうと、勉強が子どもにとってストレスになるかもしれません。
そのため、親御さんは子どもの意見をしっかりと聞いて、勉強嫌いにならないようにフォローをしてあげる必要があります。

中学受験の塾選びのポイントは?


中学受験に備えて塾に通わせたいと考えている方の中には、塾をどのように選んだら良いのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
以下に中学受験の塾選びのポイントについてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

アクセスの良さ

塾まで通う時間をできるだけかけないために、自宅や学校から通いやすい塾を選びましょう。
遠方だと交通手段に手間がかかったり、保護者が送迎する場合も負担になりかねません。
また、治安の良さなど安全面にも考慮する必要があります。

先生との相性や環境

子どもと先生との相性はとても重要なポイントです。
相性が合わなければ、成績が思うように伸びなかったり、学習意欲が下がってしまう可能性があります。
そのため、相性の合う先生を見極めるためには、入塾する前に必ず体験授業を受けることをおすすめします。
そうすることで、先生と相性が合うか確認することができ、校舎も集中して勉強できる環境かを入塾前にチェックすることができるでしょう。

実績

塾選びをする上で、合格実績も大切になります。
どこの中学校に合格したのか、直近で何名の合格者を出しているのかがポイントです。
その塾から行きたい学校の合格者数だけではなく、合格率も忘れず確認しておきましょう。
大手塾の場合は、その合格実績が塾全体なのか、入塾を検討している校舎の合格実績なのかも確認しておくとよいでしょう。

授業内容や周りのレベル

授業内容も、塾選びの際に確認しておくことをおすすめします。
応用問題ばかりで、予習を前提として授業が行われていたり、逆に簡単すぎる問題ばかりなど授業内容に不安が生じてしまうと、学習意欲低下になりかねません。
周りのレベルについても、難関校レベルの塾だと他の生徒の競争心が高く萎縮してしまったり、自分よりレベルの低い生徒が多い塾だと努力をしなくなる可能性があります。
そのため、子どもがのびのびと集中して勉強できるような環境である塾を選んだり、入塾テストがある塾を選んで事前に子どものレベルを測っておくことも大切です。

授業料や総額でかかる費用

塾によって授業料や総額でかかる費用は大きく異なります。
授業料が安くても、追加料金などが別途必要であったり、先生の質が高くなかったりします。
逆に高額な授業料でも授業内容・進行スピードが合わず子どもの成績が伸びないということがあります。
また、授業料以外に入塾金やテキスト代、季節講習を受ける場合はその費用も必要になるため、総額でかかる費用を事前に確認しておくことが大切です。
費用の安さで塾を選ぶのではなく、いくつかの塾を比較してみてどの塾に通わせるか選ぶとよいでしょう。

塾にかかる費用

では、塾にかかる費用はだいたいどのくらいなのか、表にまとめてみました。

約10,000~30,000円
年会費 約10,000~30,000円/年
設備維持費 約2,000~5,000円/月
授業料 約10,000~35,000円/1回
教材費 授業料に含まれている場合があります。
季節講習費 約20,000~500,000円

主に塾にかかる費用は上記のものがあげられます。
学年や受講科目数、季節講習を受けるかにもよりますが、授業を週に1回ずつ受ける場合の月々の総額は約15万となり、年額でみると約150~200万円はかかると考えた方がよいでしょう。
塾によっては別途費用が必要な場合もありますので、詳しくは入塾を検討している塾に問い合わせてみるとよいでしょう。

中学受験の塾選びの注意点


続いて塾選びの際に気を付けていただきたい注意点についてまとめてみました。
塾選びのポイント同様、ぜひ参考にしていただければと思います。

費用や実績だけで選ばない

授業料が高いほど優れた塾であるとは限りません。
逆に安い塾も注意が必要です。
授業料以外にも広告費や人件費および設備費等にも費用がかかりますが、生徒側に影響のない広告費等を抑えているのであれば問題ないのですが、人件費を削って講師の質が低い、サポート体制が弱い等も考えられます。
費用だけで見るのではなく、総合的に見てコストパフォーマンスの良さで選ぶようにしましょう。
合格実績の確認は必要ではありますが、塾が公表している実績は表面上に過ぎず、鵜呑みにするのは危険です。
また実績が良くても生徒様本人との相性もありますので実績だけで判断するのも注意した方が良いでしょう。

長期的に通うことが可能か考える

次に注意していただきたいことは長期的に通うことができるかどうかという点です。
例えば費用や本人の希望等が合致していても、アクセスが悪いと長期的に通うとなると本人にも保護者の方にもかなりの負担になってきます。
入塾当初は通塾も少なめで「これなら大丈夫。
」と思われていても、高学年になると通塾の頻度は増えてくるでしょう。
また通塾にかかる時間による疲れで集中力の低下やモチベーションの低下も考えられます。
塾までの距離が遠いと通塾路の安全性も懸念材料となるでしょう。
先々の状況もよく見据えて受験まで無理なく通うことができるかどうか検討するようにしましょう。
また、アクセスに問題なくても費用が負担になる場合もあります。
塾の費用は授業料だけでなく諸費用がかかってきます。
塾により異なりますが年会費や教材費、春期・夏期・冬季講習費用等がかかってきます。
そのため月間費用では無く、年間費用で確認する方が良いでしょう。
塾に支払う費用だけでなく交通費や塾前後の飲食費も必要となってきますので、費用的にも長期的に通うことが可能かどうか検討するようにしましょう。

まずは体験や面談を受けるべき

費用やアクセス等で比較、検討して希望の塾が見つかったら、すぐに入塾するのではなく先ずは面談や体験を受けましょう。
ホームページ等で詳しく情報収集したとしても実際に見てみないと分からないこともあります。
塾や授業の雰囲気を確認しましょう。
塾を辞める理由として「講師と合わない」ということが多いです。
入塾後の不安を除くためにも保護者同席での面談で色々と質問し、体験授業を受けてから入塾するかどうか判断するようにしましょう。

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授業料は授業1コマ単位で、各ご家庭のご予算に合わせることができます。
また大阪メトロ「谷町九丁目」駅から徒歩1分弱、近鉄「大阪上本町」駅から徒歩3分ほどで通いやすくなっております。
少しでも気になった方は常に面談や体験授業は無料で行っておりますので、お気軽にお問合せください。

まとめ


今回は、中学受験の入塾についてご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。
中学受験をする場合は塾に通う方がほとんどです。
保護者の方のサポートが必須となりますので、中学受験を検討している保護者の方は、早い段階から情報取集し、面談や体験授業等を行うなど行動していきましょう。
また継続できる塾選びが重要となりますので、今回の記事での塾選びのポイント、注意点などを参考にしてみてください。