中学受験の塾選びを失敗しない方法は?知っておきたい注意点やポイントを解説

  • 公開日
  • 更新日

カテゴリ:テスト・入試

日本には学習塾がどれくらいあるかご存じでしょうか?大手の進学塾から町の小さな塾まで多種多様ですがひとつの【学習塾】というくくりでみると、4,9682校存在します。
これだけ塾が多いとどこを選べばいいのか・・・。
自分に合った塾を探すことはとても難しいです。
今回は、失敗しない塾選びのポイントについてまとめてみました。
今後塾に通うことを検討されている方、現在通っている塾を変えようか悩んでいる方などに必見のコラムとなっています。
是非、参考にしてみてください。

中学受験に塾は必要?

中学受験に塾は必要
そもそも中学受験に塾は必要なのでしょうか?塾に通うメリットなどをまとめました。

中学受験で塾を利用するメリット

中学受験で塾を利用する主な理由は3つあります。

  • 小学校で習わない問題の出題があるため
  • ほとんどの小学生に【受験経験】がないため
  • モチベーションの維持が難しいことがあるため

中学受験では小学校で習っていない問題の出題が多いため、小学校の他に勉強の場が必須です。
また、【受験】というものに初めて挑戦する小学生がほとんどのため、サポートがとても重要となってきます。
塾に通えば、プロの講師が勉強面・メンタル面・情報面をサポートしてくれるため、準備を整えて受験日を迎えることができるでしょう。

中学受験は独学で受かる?塾なしで目指すには

中学受験を塾に通わず独学で目指すのは、決して簡単ではありませんが、適切なサポートと計画を立てれば十分に可能です。塾に通うことなく合格を目指す場合、保護者が積極的に関わり、学習計画の管理や情報収集、メンタルサポートを行うことが大切です。
まず、志望校の入試傾向を把握するために、学校説明会や過去問を活用し、入試の特徴を理解します。塾に通わないため、保護者がこれらの情報を集める役割を担うことになります。また、学習計画を立てる際には、市販のカリキュラムや通信教育を参考に、6年生までに全範囲を終わらせるスケジュールを作成します。計画的に学習を進めることが成功のカギです。
教材選びも重要なポイントです。市販の教材だけでは物足りないことも多いため、塾の教材を取り入れると、より質の高い学習ができます。特に算数や理科の難問には、YouTube解説やオンライン家庭教師を活用するのも一つの手です。
さらに、子どものモチベーションを維持するために、学習進捗を「見える化」することが有効です。学習記録や進捗チェックリストを使い、達成感を感じさせることで、学習への意欲を引き出します。短期的な目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。
塾に通わなくても、家庭でのサポートと適切なリソースを活用すれば、十分に中学受験を成功させることができます。保護者が子どもと一緒に歩み、伴走者となって学びを支えることが、合格への道を切り開きます。

中学受験の塾を選ぶポイント8選

塾を選ぶポイント
続いて塾選びのポイントを8つに分けてまとめました。

集団塾と個別塾の選び方:お子様タイプ別ガイド

お子様に最適な塾を選ぶためには、集団塾と個別塾の特徴を理解し、学習スタイルや性格に合わせて選ぶことが重要です。どちらの塾にもメリットとデメリットがあり、しっかりと見極めることが成功への鍵です。
集団塾は、複数の生徒が一緒に授業を受ける形式で、最大のメリットは競争心を刺激できる点です。他の生徒と学びながらモチベーションを高めることができます。また、授業料が比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスが良いことも魅力です。しかし、個別対応が難しく、進度が速すぎたり遅すぎたりすると、理解が追いつかないことがあります。また、授業を欠席すると、その分を取り戻すのが難しく、学習に遅れが生じることがあります。
一方で、個別塾は、生徒一人ひとりに合わせた指導が行われるため、基礎から丁寧に学びたい場合や苦手科目を克服したい場合に適しています。講師が1対1で指導を行うため、理解が深まりやすく、細かい質問にも対応してもらえます。ただし、集団塾に比べて授業料が高めで、他の生徒との競争感が薄れるため、自分の進度や成績を比較する機会が少ないことがデメリットです。そのため、モチベーション維持には工夫が必要となります。
お子様が競争心を大切にし、他の生徒と共に学ぶことにモチベーションを感じる場合は集団塾が向いています。逆に、基礎学力に不安がある、または自分のペースで学びたい場合には個別塾が最適です。また、質問が多いお子様や、細かい指導が必要な場合も個別塾が効果的です。
集団塾と個別塾はそれぞれ異なる特徴を持ち、お子様の学習スタイルや性格に合わせて選ぶことが重要です。どちらの塾にもメリット・デメリットがあり、お子様に最も合った塾を選ぶことで、学習効果を高め、モチベーションを維持しやすくなります。

志望校に沿ったカリキュラムか

そして、カリキュラムも塾選びのポイントです。
自分の志望校にその塾のカリキュラムが合っているかを知るには、まず大まかで良いですが志望校の方向性を考えることが大切です。
中学校には大きく分けて3つ種類があり、1つ目が私立中学校、2つ目が国立中学校、3つ目が公立中高一貫校となっており、受ける種類によって問題形式などが異なります。
そして、受験校が明確である場合は、その中学校に応じたカリキュラムや特別講習があるかを事前に確認しておきましょう。
しかし、まだ決まっていない場合であれば、「私立・国立の中学校のコース」に入るのが一般的です。

合格実績は豊富か

次に合格実績が豊富であるかといったところも塾選びの重要なポイントです。
志望校の合格実績があるということは、その中学校に合格することのできる塾生の育成であったり、ノウハウを持っているということになります。
その時に重要なのが通う「校舎」で確認することです。
多くの校舎を持っている塾では合格者は多くてもその土地柄で、通ってみると自分の志望校を目指している人がいなかったり、実績が無かったりということもあるかもしれません。
そうすると、志望校の情報をあまり持っていなかったり、対策が不十分になる可能性があります。
そして次に、「合格者」ではなく「合格率」でみることも大切です。
塾でよくあるのが、季節講習や優秀な生徒の複数校受験が合格者数や合格率に含まれていることです。
この2点に気を付けながら、合格実績を見ていくと本当の意味での合格実績が分かると思います。

通塾しやすいか

塾の通いやすさも大切なポイントです。
実際に通ってみるとアクセスが悪かったり、治安などの不安要素から保護者の送迎が必要になる場合もあります。
そうならないために、体験授業では授業の内容や分かりやすさはもちろんですが、通塾時間が長すぎないかといったことや、治安面から人通り・街灯・塾の周辺の建物についても見てみることで、より納得した塾選びが可能になります。
繁華街の中に塾があるならば、保護者の方は買い物をして授業を待つことができますし、家の近くなら送迎は比較的楽で授業の間は帰って家の用事を済ますこともでき、休日でも通いやすいです。

共働き家庭の塾選びのポイント

共働き家庭が塾選びをする際には、家庭のライフスタイルに合わせた選択が重要です。忙しい毎日の中でお子様の学習環境を整えるためには、いくつかのポイントを重視することが求められます。
まず、送迎サポートは大きな要素です。共働き家庭にとって送迎の負担を軽減できる塾は非常に便利です。送迎バスを提供する塾や、通塾時間帯がフレキシブルな塾を選ぶことで、忙しい保護者の負担を減らせます。
次に、オンライン授業の有無も重要です。オンライン授業を取り入れている塾であれば、家庭で学習進捗を管理しやすく、通塾の時間を省けるため、特に忙しい共働き家庭には効果的です。平日や土日の時間帯に合わせて、オンラインで学べる環境が整っている塾を選ぶことは、効率的な学習をサポートします。
また、自習室の利用時間も重要なポイントです。自習室が開放されている塾であれば、授業後にお子様が学習を続けられ、忙しい保護者が迎えに行ける時間帯にも利用できます。これにより、塾外でも学習時間を確保でき、学びの質が向上します。
さらに、保護者会や面談の柔軟な開催時間も確認しましょう。共働き家庭では平日の昼間に参加することが難しい場合もあるため、面談が夜間や土日に行われる塾を選ぶと、保護者が適切に情報を得ることができます。
最後に、家庭での学習サポートの工夫も大切です。塾が提供するオンライン教材や進捗管理アプリなどが充実している塾を選ぶことで、家庭でも効率的に学習を進めることができます。
共働き家庭にとって、塾選びは単に学習内容を提供するだけでなく、日常生活に合ったサポート体制を整えているかどうかが重要です。送迎やオンライン授業、自習室の利用、柔軟な面談時間などを考慮し、お子様の学習環境をサポートできる塾を選ぶことが、学習効果を最大化し、家庭の負担を軽減する鍵となります。

自習室など環境が整っているか

塾によっては自習室がなかったり、使うには条件があったりとするため、そこも確認しておく必要があります。
入塾する前や体験授業の際に下記の4点を確認しておきましょう。

  • 自習室の有無、使用条件
  • 空調管理は行われているか
  • 机、トイレなど教室全体の清潔感
  • 志望校の過去問やデータは揃っているか

ご自宅で集中して勉強ができるスペースがない場合は、自習室が大切になってきます。
ただ、自習室は受験シーズンになると混んでいて使用できないこともあるため、席が確保できるのか入塾する前に確認しておきましょう。

講師の質はいいか

周りからの評判がいい講師でも、実際に体験授業を受けて質を見極めることも重要です。
信頼できる講師かどうか下記のポイントで判断してみましょう。

  • 丁寧に話しているか
  • 質問に対して的確な解答が得られるか
  • 合格するための戦略やスケジュールを考えてくれるか
  • むやみに授業コマ数を増やす提案をされるなどの対応はされないか

中学受験では、独特な問題の出題が多いため戦略が必要になってきます。
ただ授業を進めるだけではなく、戦略をたてながらそれにあった指導をしてくれる講師かどうかが重要になってきます。

講師と生徒、講師と保護者の相性は良いか

相性も塾を選ぶときには考えておくべきポイントです。
特に注目して見てほしいのは講師と生徒・講師と保護者の相性です。
講師と生徒の相性が悪ければ、一番の目的である学力向上に繋がりにくいことがあります。
生徒は一人一人分かりやすい・分かりにくいがあるので、自分にあった講師かを体験授業の際に確認しておくことや、個別授業の場合、合ってないと感じた時には講師変更を申し出てみるのも一つの案でしょう。
次に、講師と保護者の相性です。
中学受験の場合は保護者が塾の費用を払い、講師は保護者と面談などで会う機会があります。
その中で対応が悪かったり、自分の子供のためになっていないと感じ結局退会になってしまう可能性もあるからです。
そのため、相性というのは意外にも重要な要素です。

料金が現実的か

次に料金が現実的であるかという費用面の問題です。
中学受験を目的としている塾では、ノウハウや実績がしっかりあればあるほど、人気にもなりますし、高額になる傾向があります。
また、集団授業か個別授業かによって月謝が変わってくるため、あらかじめかかる費用を確認しておきましょう。
特に夏期講習などの特別講習は高額で他にも教材費や、模試代、施設費がかかることが予想されます。
特に小学6年生は中学受験をする場合、受験間近であるため、他の学年に比べ高額になります。
そのため、受験終了までかかる全ての費用と年間費用について算出しておくことが大切です。
例として、それぞれの塾形式の小学生の週二回の月謝について見ていきます。
集団授業では1万円から2万円、個別授業では1万5千円から2万5千円、映像授業なら4千円から8千円となっています。
1万円の集団授業であれば年間12万円、2万5千円の個別授業であれば、年間30万円など倍以上の差が開いています。
このように、通う塾等によってもかなり異なりますので、いつから・どの塾に通うかを考えましょう。
出来たら受験が終わるまで一つの塾に通い続けられることが望ましいので、費用面でも塾選びを行いましょう。

中学受験塾はいつから通うべき?

中学受験の塾に通う時期は、お子様の学力や家庭の方針に応じて選ぶことが大切です。以下に、各学年ごとに一般的な入塾時期を紹介し、それぞれのメリット・デメリット、準備しておくべきことを解説します。早期入塾と遅め入塾の比較も交え、最適なタイミングを見極めるための参考にしてください。
まずは、小学3年生からの入塾についてです。
3年生で入塾すると、基礎力をしっかりと定着させ、学習習慣を早期に身につけることができます。しかし、受験までの期間が長く、お子様にとっては負担が大きく、学習へのモチベーションを維持するのが難しくなることもあります。3年生は学習内容がまだ比較的基礎的なため、無理なく続けられるかを見守ることが重要です。
次に、小学4年生からの入塾についてです。
4年生から入塾すると、受験に必要な基礎をしっかり固められる時期です。また、受験への意識が高まり、学習に対する集中力も増します。しかし、学習負担が増え、お子様がペースについていけない可能性もあります。4年生の段階で塾に通い始めると、5年生以降の学習がスムーズに進みますが、ペース調整が必要です。
次に、小学5年生からの入塾についてです。
5年生からの入塾は、受験準備が本格的に始まる時期で、学力向上が実感しやすくなります。短期間で効率的に受験対策を進められますが、学習量が急増し、負担が大きくなります。この時期からの入塾は、すでに基礎が身についていることが前提となるため、基礎学力がしっかりしていないと、授業についていくのが難しくなることがあります。
最後に、小学6年生からの入塾についてです。
6年生からの入塾は、短期間で受験対策を集中的に行うことになります。受験までの期間が限られているため、効率よく学習を進めることが求められます。しかし、他の生徒との差が広がっている可能性があり、急ピッチでカリキュラムを消化する必要があります。このため、十分な準備ができず、焦りが生じることもあります。
早期入塾は、基礎をしっかり固めて学習習慣をつけることができ、後の受験勉強がスムーズに進む可能性がありますが、学習負担やモチベーション維持が課題となることがあります。一方、遅めの入塾は短期間で集中して学習することができ、負担が比較的少ないですが、他の生徒との差を感じ、学力面で遅れを取るリスクがあります。そのため、お子様のペースや家庭の状況に応じて、最適な入塾時期を選ぶことが重要です。

中学受験の塾選びの注意点

塾選びの注意点
続いて、中学受験の塾選びの注意点として4点上げてみました。

友達がいるという理由で決めない

まず1つ目が友達がいるという理由だけで決めないことです。
もちろん友達がいることで楽しく塾に通うことができ、モチベーション向上や一緒に競い合うことができるため、いい影響を与えることもあります。
しかし、それだけをモチベーションにしていると、友達が塾を辞めてしまったり、休む日は自分もそうしたいと考えてしまうマイナスな影響もあります。
そのため、一番は自分の気持ちを大切にすることであると考えます。
そして、ママ友の存在も大きいと考えます。
小学校に入って新たなコミュニティや子供の交友関係に合わせてママ友が構築されていきます。
中学受験を考えている子供たちのママ同士で塾選びの話をすることも多く、良き相談相手になって良い情報をもらえることも確かです。
しかし、このような情報を鵜呑みにするのではなく、実際に体験授業を受けに行くなど自分の子供にとって一番の環境で勉強ができるようにすると、なお良いです。

家からの近さだけで決めない

2つ目が家からの近さだけで決めないということです。
先ほど塾までの距離というのを塾選びのポイントに挙げました。
家から塾までの距離が遠すぎることは、保護者・子どもともに負担が大きいです。
しかし、家から塾が近いのはというと、通塾時間を減らし、勉強時間に回すことができるいい影響の反面、家の近くの塾はだらけてしまう可能性もあります。
また、たくさんの塾があるなかで、近いといった理由だけで決めてしまうと、入ってから自分に合わなかったり、後から違う塾にすればよかったと後悔することもあるかもしれません。

料金や月謝、費用だけで決めない

3つ目が料金や月謝、費用だけで決めないということです。
これについては保護者の方が決める場合が多いと思います。
また、家庭の状況もあるため一番安いといった条件で決めることもあるかと思います。
しかし、一度体験授業や説明を聞きに行くなど子供の反応を見て考えるのも一つだと思います。
また、逆に高額であれば、対応がいいだろうという風な決め方も同じように考えられます。
結局塾に通うのは子供なので、費用面ももちろん重要ですが、それ以外の事も加味して考えられると、良い塾選びに繋がります。

合格実績だけで決めない

最後4つ目が合格実績だけで決めないということです。
これについては、自分の学習状況を知ることが一番重要で、もし勉強が苦手な場合であれば、良い合格実績を見て入塾しても周りに圧倒されたりする可能性があります。
ただ、向上心のある場合はさらに上を見て頑張れるモチベーションとなるため、生徒さんの性格次第だとも言えます。
さらに、合格実績が良いからその塾に入れば合格できるというのも間違いです。
学力を上げるのは結局は生徒さんの努力次第で、講師などはそれを一生懸命にサポートしてくれます。
そのため、主体的に学んでいくという姿勢が、最終的には志望校合格に繋がるのではないでしょうか。

中学受験塾選びでよくある失敗と対策

中学受験塾選びでは、情報や周囲の影響が多いため、失敗してしまう家庭も少なくありません。ここでは、よくある失敗例と、それを避けるための具体的な対策を紹介します。
まず、友達や知人に流されて塾を決めることがあります。他の子どもが通っているからといって、その塾が自分の子どもに合うとは限りません。失敗を避けるためには、必ず体験授業を受け、実際にお子様の学習スタイルや性格に合っているかを確認することが大切です。周囲の意見は参考にしつつも、最終的にはお子様自身のフィーリングを大切にしましょう。
次に、費用だけで塾を選んでしまうケースもあります。料金が安い塾に決めたものの、講師の質やサポート体制が不十分で学習効果が上がらなかったということはよくあります。塾選びでは、費用だけでなく、講師の質、カリキュラム、教材、サポート体制などを総合的に考慮することが重要です。
さらに、講師との相性を見誤ることも失敗の原因となります。どんなに評判の良い塾でも、お子様に合った講師がいなければ効果的な学習はできません。体験授業や個別面談で講師の教え方やコミュニケーションの相性をしっかり確認しましょう。また、講師変更が可能な塾を選ぶことも一つの対策です。
また、学習内容やカリキュラムを十分に確認せずに決めると、志望校の傾向に合った学習ができなくなる可能性があります。塾のカリキュラムが受験対策に適しているか、過去問への対応がしっかりしているかをチェックすることが必要です。
最後に、家庭での学習サポートを軽視することも多い失敗です。塾に通わせるだけでは十分ではなく、自宅での復習や宿題の管理、学習習慣のサポートも欠かせません。家庭でのサポート体制を整えることで、より効果的な学習が実現します。
これらの失敗を避けるためには、塾選びを慎重に行い、体験授業を活用して実際にお子様に合った塾を見極めることが大切です。費用や周囲の意見だけでなく、学習内容やサポート体制を総合的に考慮し、家庭でのサポートも含めたサポート体制を整えることで、より効果的な受験準備が進められます。

中学受験対策をするなら個別の会

個別の会
「大手塾についていけない…」「勉強が嫌いになってしまった…」
そんなお悩みを抱えるお子さまにこそ、個別の会の中学受験コースがおすすめです。
個別の会では、最難関私立・難関国立中学の受験対策はもちろん、基礎力養成・苦手克服・塾内成績アップなど、目的に合わせた多彩なコースをご用意しております。
1対1の完全個別指導で、お子さま一人ひとりの性格や学習ペース、目標に合わせた最適な学習プランを作成いたします。
また、「大手塾の宿題が終わらない」「授業のフォローをしてほしい」といったお悩みにも対応しております。
他塾に通いながらでも、集団授業でのつまずきをしっかり補い、確実な理解と定着を目指すことが可能です。
勉強が苦手なお子さまでも大丈夫です。
「できた!」「わかった!」という成功体験を積み重ねながら、学ぶことの楽しさを感じ、自信を持って受験に臨めるよう丁寧にサポートいたします。
「頑張りたい」という気持ちを本気で応援する塾、それが個別の会です。
まずはお気軽に体験授業にお越しいただき、個別指導の良さを実感してみてください。

私立中学入学後の塾選びポイント

私立中学に進学後の塾選びでは、まず自分の目的を明確にすることが非常に重要です。進学後の塾選びの目的としては、主に成績の維持・向上、苦手科目の克服、大学受験の準備が考えられます。これらの目的に応じた塾を選ぶことによって、無駄なく学習を進めることができます。
成績の維持・向上を目的とする場合、定期的なテスト対策や授業内容の理解を深めるために、個別指導塾や少人数制の塾が効果的です。個別指導塾では、自分のペースに合わせた学習が可能で、苦手な箇所を集中的に学べるメリットがあります。また、苦手科目の克服を目指す場合、特定の科目に特化した指導を行っている専門塾や個別指導塾を選ぶと良いでしょう。例えば、英語や数学といった科目に特化した塾では、深い理解が得られ、成績向上が期待できます。
さらに、大学受験の準備を進めるためには、早い段階から受験に特化した塾を選ぶことが有効です。中学から大学受験に向けた専門的な指導を受けることができ、受験の進度に合わせた学習を進めることができます。大学受験対策に強い塾では、基礎から応用まで網羅したカリキュラムが提供されるため、長期的な学習計画を立てることが可能です。
私立中学では、学校独自の補習が行われることもありますが、その内容と塾での学習内容が重複しないように注意することが重要です。学校での進度に合わせて学習を進める必要があるため、学校の進度に合わせて塾の学習内容を調整してくれる塾を選ぶと良いでしょう。これにより、時間を無駄にせずに実力を伸ばすことができます。また、学校の授業に合わせた進度でサポートしてくれる塾を選ぶことで、学習内容が重複せず、必要な知識をしっかりと学べます。
さらに、塾選びでは学習環境のチェックも欠かせません。塾の立地や通いやすさは、通学の負担を減らすために重要なポイントです。また、塾の教師の質やサポート体制も確認しておくべきです。質の高い指導が行われ、学習進捗の管理がしっかりと行われている塾を選ぶことで、成績向上や受験準備がより効果的に進みます。
以上を踏まえた塾選びが、私立中学に進学後の学習をサポートするために非常に有効です。どの塾を選ぶにしても、自分の目的に合った塾を見つけ、適切なサポートを受けながら学習を進めていくことが、最終的な学力向上や受験成功に繋がります。

中学受験の大手集団塾4社徹底比較

大手集団塾4社徹底比較
SAPIXは、特に難関校(「御三家」や一部の難関私立校)を目指す生徒に強みを持つ塾です。中学受験におけるトップレベルの成績向上を目指し、徹底的に学力を引き上げるカリキュラムが組まれています。個別指導は行っていませんが、小人数制の授業で質の高い指導を提供します。授業は高度な内容に踏み込むため、学力が高い生徒に最適です。
SAPIXは比較的高めの授業料設定となっており、月謝に加えて教材費や模試費用がかかるため、全体的に高額な費用となります。
四谷大塚は、中堅校から難関校まで幅広い層に対応している塾です。定期的な模試とそれに基づいた授業が特徴で、個別の進度に合わせてきめ細かいフォローを行います。特に基礎力強化に力を入れ、難関校だけでなく、幅広い受験生に対応しています。
費用は中程度で、サピックスと比較して若干安価ですが、全体的には高額な部類に入ります。
早稲田アカデミーは、難関校や御三家を目指す生徒に特化した指導を行っており、特に受験対策に強みを持っています。受験のプロセスに焦点を当て、出題傾向や試験対策に特化した授業が提供されます。授業の進度は速く、受験を意識した徹底したカリキュラムです。
費用はやや高めで、さらに模試や合宿など、追加の費用がかかる場合があります。全体的に高額ですが、その分合格実績や受験対策の質が高いため、納得感があります。
日能研は、特に中堅校向けに強みを持つ塾です。基礎学力の充実を重視し、演習と復習を繰り返しながら進行します。個別対応も行い、学習内容の理解度に合わせて指導が進められます。生徒一人一人に合わせた学習進度でサポートが行われるため、しっかりとした基礎学力を身につけることができます。
費用は比較的中程度で、サピックスや早稲田アカデミーに比べると若干安価です。ただし、教材費や模試代が別途必要になるため、総額ではそれなりにかかる点に注意が必要です。

その他の特徴は以下に紹介しています。

SAPIX

まず、SAPIXです。
SAPIX小学部では討論授業や黒板授業を行っています。
そこでは復習が中心となっていて、知識の定着を測ります。
また、私立中学校の難易度の高い受験校を御三家と言い、そこへの合格実績を豊富に持っているため、人気も高いです。
ただ、クラスの上位2割に合わせた授業であったり、宿題が毎日3-4時間かかるほど多いことから、自ら勉強する意志が強いことが必要であるかもしれません。

四谷大塚

続いて四谷大塚です。
四谷大塚は、バランス力に優れており、中堅から最難関に対応することができます。
また、学力だけでなく心を育てる教育を提供しており、中堅校を目指す受験生に人気のある塾です。
オリジナル教材での予習が必須となりますが、教材の解説が丁寧で中学受験を突破するための道づくりになります。
ただ、保護者の方のサポートが必要な予習形式ですので、家にいる間は気にかけてあげる時間が必要です。

早稲田アカデミー

続いて早稲田アカデミーです。
早稲田アカデミーは1つ前に紹介した四谷大塚の準拠塾となっています。
四谷大塚の反対で、早稲田アカデミーは復習を最も大切にしています。
手厚いサポートが特徴で、拘束時間が長いため保護者の方の時間が無くても通わせやすいです。
注意点としてはSAPIXよりも宿題や季節講習などのオプションが多いことです。
そのため、体力のある受験生に向いています。

日能研

最後が日能研です。
日能研では宿題の量は比較的少なめで校舎数が多いことから有名です。
中堅校に強みを持っています。
過去問対策が始まるのが遅いことからじっくりと考えることが得意な生徒さんにおすすめです。
通う教室によって雰囲気が異なりますので、実際に足を運ぶなど確認しておきましょう。
また、特訓クラスに入れないと、御三家用のテキストをもらえないので、向上心を持って勉強することが必要になってきます。

東京の中学受験塾の特徴と選び方

東京の中学受験塾
東京都内の中学受験塾は、受験者数の増加と低学年からの準備の早期化が進み、塾の多様化が顕著です。SAPIXや早稲田アカデミーなどの大手進学塾は難関校志望者に人気があり、日能研や四谷大塚は中堅〜上位校を目指す層に対応しています。TOMASなどの個別指導塾や、地域密着型の小規模塾も増加しており、きめ細かなサポートを重視する家庭から支持を集めています。塾選びでは、通塾エリアやアクセスの良さ、志望校との相性、指導スタイル(集団・個別)に加え、学校情報との連携や家庭へのサポート体制を確認することが重要です。お子さまに最も合った環境を見極めることが、合格への第一歩となります。

【Q&A】よくある質問

よくある質問
最後に、中学受験塾選びに関して寄せられる「よくある質問」を解説します。

Q. 大手の進学塾と地域密着型の個人塾、それぞれどのようなメリット・デメリットがありますか?

大手進学塾は、豊富な受験情報や合格実績、体系的なカリキュラムが強みで、難関校を目指す生徒に適しています。ただし進度が速く競争が激しいため、個々への対応が難しい点が課題です。地域密着型の個人塾は、一人ひとりに合わせた柔軟な指導や家庭との連携、通いやすさが魅力です。一方で、難関校向けの情報や実績が少ない場合もあり、講師の力量に左右されやすいという側面もあります。

Q. 子どもの性格(例:マイペース、競争好きなど)に合った塾を選ぶには、どこを見ればよいですか?

子どもの性格に合う塾を選ぶには、指導スタイルと雰囲気の確認が重要です。マイペースな子には、理解度に合わせて進められる個別指導や少人数塾が向きます。競争心が強い子は、クラス分けや模試がある大手集団塾で力を発揮しやすいです。内向的な子には、講師との距離が近く質問しやすい環境が適しています。体験授業や面談を通じて、講師の対応や生徒の雰囲気が子どもに合うかを確認することが大切です。

Q. 塾選びで失敗しないために、体験授業や保護者面談で必ず確認すべきポイントは何ですか?

塾選びで失敗しないためには、体験授業や面談で「子どもが安心して学べる環境か」を見極めることが大切です。授業の分かりやすさや講師との相性、質問のしやすさを確認し、宿題量や学習ペースが家庭の負担にならないかも要チェックです。また、成績管理やフォロー体制、志望校別の対策や情報提供の充実度も重要です。体験後に子どもが「楽しかった」「分かりやすかった」と感じるかが、塾選び成功の大きな指標です。

まとめ

まとめ
今回は、私立の中学受験の塾選びについてご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。
私立中学を受験する場合は、塾に入る方が多いです。
さらに保護者の方のサポートが必須で、情報取集や受験校の決定など早めに行動することがかなり重要になってきます。
そのため、今回の記事を見て塾選びのポイントなどを参考にしてみてください。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。