【大阪女学院中学校】入試情報・偏差値・倍率・評判・学費・過去問をわかりやすく紹介

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カテゴリ:学校情報

大阪女学院中学校は大阪府大阪市中央区に位置する私立の女子中高一貫校で、国際バカロレア認定校となっています。
本記事では大阪女学院中学の偏差値や倍率、学費について詳しく解説しています。
記事内では大阪女学院中学校の基本情報や最新の入試情報、口コミ・評判、学費、合格者数に関わる重要な情報を詳しく解説しているため大阪女学院中学校に入学を考えている方におすすめのコラムです。
大阪女学院中学校の受験に合格するために必要なことも紹介しているので是非参考にしてください。

大阪女学院中学校の基本情報


まずは、大阪女学院中学校の基本情報についてご紹介します。

学校名 大阪女学院中学校
ふりがな おおさかじょがくいんちゅうがっこう
所在地 〒540-0004 大阪市中央区玉造2丁目26番54号
アクセス ・JR環状線「玉造」下車 西へ500m空堀町交差点を北へ(徒歩8分)
・地下鉄長堀鶴見緑地線「玉造」下車 1番出口を西へ(徒歩3分)
・中央線「森ノ宮」下車 南西へ700m(徒歩12分)
・市バス「清水谷高校前」下車 北100m(徒歩3分)
電話番号 06-6761-4451

大阪女学院中学校は、関西の中心部にある緑に囲まれたキャンパスが魅力の学校となっています。
キリスト教に基づく教育を目指し、神を畏れ、真理を追究し、愛と奉仕の精神をもった社会に貢献する人間を養成することを教育方針として掲げています。

カリキュラム

続いて、大阪女学院中学校のカリキュラムについてご紹介します。
中学校では特別のコースは設けておらず、生徒全員が同一のカリキュラムで授業を行い、3年間のさまざまな学びを通じて自分の適性や関心を見極めます。
生徒それぞれが、進路やその先の生き方といった自身の将来像を思い描いたときに、高等学校から分かれる普通科文系・普通科理系・英語科の3つの選択肢から適応できるように考えられています。

充実している施設

次に、大阪女学院中学校の施設についてご紹介します。
大阪女学院中学校は、大阪女学院の高等学校・大学・短期大学と同じ敷地内にあり、特に高等学校とは一部の特別教室を共有しています。
正門と南門があり、そのアーチには外側にラテン語、内側に英語で聖書の言葉が刻まれているほか、どちらの門も保安室が設けられ、警備と安全管理が行われています。
特別教室は音楽室、美術室、家庭科実習室があるほか、理科実験室には実体顕微鏡と光学顕微鏡が生徒に十分行き渡るがけの数がそろえられています。
また、マルチメディア教室は3つあり、各コミュニケーションの授業や美術・音楽などの授業でも活用されています。
運動施設はグラウンド、プール、体育館がありますが、特に体育館については2020年度に最新のフローリングになりました。
図書館については蔵書が約16万冊を超え、他にもDVDやCDなどの視聴覚資料が備わっており、インターネットの利用もできます。
食堂は多様なメニューがあるだけでなく、朝に厨房で焼き上げたパンも提供しています。
大阪女学院の中心には、毎朝礼拝が行われるヘールチャペルがあります。
由緒のある建物ですが、大型のスクリーンやプロジェクターといった設備も十分に整っており、様々な年間行事や催しでも活用されます。

海外研修

大阪女学院中学校・高等学校では、高校1年次に希望者を募り、夏期休暇中に3週間の英語研修旅行を行っています。
行き先はアメリカのボストン地区、モントレー地区とニュージーランドのハミルトン地区の3カ所です。
現地ではホームステイをすると共に、数々の交流プログラムを体験します。

大阪女学院中学校の入試情報


続いて、2024年度入試の要項や試験内容についてまとめました。

入試の募集要項

各入試の募集要項の概要です。

国際特別入試 前期日程 後期日程
出願期間 1月5日(金)~
 1月8日(月・祝)
1月5日(金)~
 1月14日(日)
試験日 1月13日(土) 1月14日(日) 1月15日(月)
試験科目・配点 国語・算数
各50点、計100点満点
4科目型:国語・算数・
     理科・社会
3科目型:国語・算数・理科
国語・算数:各120点
理科・社会:各80点
国語・算数
各100点、計200点満点
合格最低点・
合格平均点
非公表 A方式  最低点:146.25点
   平均点:220.2点
B方式  最低点:171.25点
   平均点:245.4点
86点
合格発表日 1月13日(土) 1月14日(日) 1月15日(月)

合格最低点・平均点は2022年度入試のデータです。

試験内容

各教科ごとのおおまかな出題内容です。

試験内容
算数 計算問題(四則演算・分数・小数・方程式・虫食い算)、
一文問題(場合の数・図形問題・図形移動・食塩水・平均算・約数・工夫計算)、応用文章題(場合の数・立体図形・速さ・水槽問題・規則)
国語 物語文、論説文、漢字(独立問題は無し)
理科 物理は電気回路、テコの原理、計算問題
化学は水蒸気、物の溶け方
生物は選択問題と計算問題
地学は記述問題
社会 各地方ごとの産業、歴史は全体からまんべんなく出題、環境問題、時事問題など

分野ごとの出題割合・過去の入試の傾向と対策
次に、分野ごとの出題割合・過去の入試の傾向と対策について表にまとめました。

分野ごとの割合 傾向と対策
算数 計算問題:4~6問
一文問題:3問
応用文章題:4問
各分野の出題内容は、
計算問題:四則計算・分数・少数・方程式・虫食い算
一文問題:場合の数・図形問題・図形移動・食塩水・平均算・約数・工夫計算
応用文章題:場合の数・立体図形・速さ・水槽問題・規則
となっています。
基礎、基本を問う問題を中心に出題されているため、教科書や参考書で基本事項を確認しながら学習を進めておくとよい。
計算問題では正確性とスピードを高める練習をしましょう。
国語 物語文:1問
論説文:1問
漢字(独立問題無)
基本および応用の定着が段階的に測定できるものを中心に出題されています。
文末表現「ため」「こと」「ので」など整理する能力、語句の意味を問われることが多い為、常日頃からダイアログ指導で思考力を鍛えましょう。
漢字は短時間で回答し、時間の確保と点数確保をするように心がけるとよい。
理科 物理分野:2問
化学分野:2問
生物分野:2問
地学分野/1問 
物理では回路とテコの問題に注意が必要です。
物理分野特有の計算問題が頻出なため、計算力をしっかり養成しておこう。
化学は選択問題がメインで水蒸気や物の溶け方などが出題されているため、教科書や問題集等で積極的に練習をしましょう。
生物では選択問題が大半を占めていますが、計算問題もあるため、単なる暗記だけでは対応できない。
苦手分野は早い時期から過去問や問題集に挑戦して克服しておこう。
地学は1問のみだが毎年記述問題がある。
基本的事項の確実な理解とその応用力を養うため、標準レベル以上の問題に取り組んでおきましょう。
社会 地理:1~2問
歴史:3問
公民1~2問
地理は地方別に細かく問われるため、各地方ごとに農業・漁業・工業などを白地図にまとめると効果的です。
歴史は出題が広範囲なため、年代の時系列をきちんと整理する必要があります。
公民は環境問題や時事問題が頻出のため、日頃から新聞やニュースに目を向け関心を持つようにしておこう。

大阪女学院中学校の偏差値・倍率

大阪女学院中学校の偏差値・倍率について見ていきましょう。

大阪女学院中学校の偏差値

偏差値 36-38
順位(大阪府内) 153位/229校中

大阪女学院中学校の偏差値は36-38で、入試別にみると前期A36、前期B37、後期38となっています。
偏差値はそれほど高くはありませんが、難関私立大学や医歯薬学部への合格者を多数輩出している実績があります。

大阪女学院中学校の偏差値と同難易度の中学校

大阪女学院中学校の偏差値と同難易度の中学校は、追手門学院大手前中学校、履正社学園豊中中学校、アサンプション国際中学校などがあげられます。

大阪女学院中学校の学費


大阪女学院中学校の学費に関して以下にまとめました。

入学金 ①230,000円
授業料 ②678,000円(年額)
諸会費 ③ヘール会(PTA)14,400円(年額)
④ヘール会(PTA)奨学基金分担金2,000円(初年度のみ)
預り金 ⑤積立金<修学旅行費、遠足、修養金、卒業諸費用等>
100,000円(年額・中学1年時)
※学年により金額が異なります。
⑥諸費<副教材費、健診、音楽会、観劇費用等>
80,000円(年額・中学1年時)
※学年により金額が異なります。
学用品 ⑦制服・学用品113,130円
⑧教材費・タブレット端末61,000円
⑨副教材費用約20,000円

入学手続時校納金:①+⑦+⑧=404,130円
入学後3期分納額:②+③+④+⑤+⑥=874,400円
⑨は第2回入学手続き後に振込納入
大阪女学院中学校の初年度納入金の合計額は約1,298,530円です。
初年度納入金・授業料ともに大阪府内の私立女子校の中では最も費用が高く、割高だといえます。
3年間の学費合計額は約3,043,330円になります。

大阪女学院中学校の評判・口コミ


次に、大阪女学院中学校の評判・口コミについてご紹介します。

英語の教育環境

大阪女学院中学校の授業では、英語の授業に力をいれており留学などもします。
教科書通りではなく海外にいっても通じる内容を教えてくれるので楽しいです。
全体的に授業の内容は難しいのでしっかりと予習をしていくことが大切です。
またわからないところがあるとすぐに教えてくれます。
(卒業生/30代前半 女性)
(引用元:https://manawill.jp/osaka/junior/city_27_19/7021/review/
英語の授業では生徒にできるだけ英語を使わせたいと考え、英語を発信する機会を多く設けています。
中1であれば、自己紹介に関する単語や英文を学習したら、小さいグループを作りお互いに英語で自己紹介しますし、発表以外でも音読もたくさんしてもらいます。
単語を書けたり、長文を早く読めたりすることも重要ですが、それはやり方さえ教えたら一人でも身に付けられます。
しかし人の英語を聞いたり、英語で伝えたりする経験は、誰かと一緒にいないと出来ません。
だからこそ授業では音読や発表、ディスカッションの時間をたくさん取っています。
(卒業生)
(引用元:https://cocorocom.com/school/article/105

生徒内の雰囲気

女子特有のドロドロしたカーストは無く、みんな自分の意志がしっかりしてる子が多いように思うのでさっぱりしてる印象です。
それぞれの良いところを理解している人が多いように思います。
(保護者/2022年入学)
(引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/12294/
皆仲良く、クラス内でも全くそのようなことはありませんでした。
女子校ですので、少なからずそういった問題とは切っても切り離せないのが一般的かもしれませんが、うちの学校に関していえば、ほんとうに珍しく平和主義的でした。
(卒業生/30代後半 女性)
(引用元:https://www.manawill.jp/osaka/junior/city_27_19/7021/review/
自習設備も整っています。
優秀な生徒も多く、高め合うことができます。

日々の学習環境

放課後に勉強をサポートしてもらえる場があります。
塾に行かなくても、そこでわからないところを聞けるようなのでとても助かります。
授業の方も思っていたより課題が多く、しっかりこなしていくのはとても大変そうですが、そこで学力が分かれていくのがよく分かると娘から聞きます。
自分次第なので自分の意志が大切だと思います。
(保護者/2022年入学)
(引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/12294/
落ち着いた校内は緑も多く、落ち着いて勉強ができます。
(保護者/2018年入学)
(引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/12294/
全体の評判・口コミをみると生徒内の雰囲気もよく、学習環境も整っているなどの意見が多く見受けられました。
大阪女学院中学校の特色である英語教育についても評判がよく、満足度が高いようです。

大阪女学院中学校に合格するためには?


続いて、大阪女学院中学校に合格するためには何をしたらいいのか、以下に詳しく解説しています。

自習学習の時間を確保すること

志望校に合格するためには一定の勉強時間を確保することが大事です。
勉強時間を確保するために必要なことは、あらかじめ勉強時間を決めておくことです。
自習学習の習慣をつけるためにも、「学校がある日は朝起きて1時間、帰宅後に夜3時間」や「休日も学校がある日と同じ時間に起きて勉強する」などと習慣づけておくと、生活のリズムが整い勉強にすんなりと取り組むことができるでしょう。

中学受験対策を行っている塾に入る

次に、受験対策を行っている塾に入ることも志望校に合格するためには大切なひとつになります。
何故かというと塾では進路指導の正確さ、受験対策を細かい点まで指導してくれるからです。
自分の知らない中学校の情報や個々に有利な選択肢をアドバイスしてくれるので、志望校に合格する可能性がより高まるでしょう。
また塾では、その科目に精通している講師の指導によって専門的なサポートが受けられるため、苦手科目を克服できるなども塾に入るメリットとなっています。

思考力・判断力・読解力を鍛える

最後に、志望校に合格するためには思考力・判断力・読解力を鍛えましょう。
それぞれどのように鍛えたらいいのかというと、
まず思考力を鍛えるには、自分の中に疑問が生まれたら、次は答えを出すことに取り組みましょう。
そうすることにより、自然と思考力が習得できるでしょう。
判断力を鍛えるには、自分だったらどう対処するかをしっかり考えることで、自分の本心を理解することができるようになります。
その結果、判断力に必要となる条件の、自分の最終的な目的や、妥協できない考え方を身につけることを心がけましょう。
読解力を鍛えるには、自分の思考を書き出す訓練をしてみてください。
自分の思考を書き出すと、自分の思考が客観的にみれるので、案外簡単に整理することができます。
この3つの力を鍛えることで、志望校合格へ一歩近づくでしょう。

まとめ


今回は大阪女学院中学校の入試情報、偏差値・倍率、評判、学費、過去問などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
大阪女学院中学校は、同じく私立女子中学校の四天王寺中学校、大谷中学校に次いで人気の学校であり、近年は受験者数も増加しています。
また、英語教育にも特化しており、英語を得意としている生徒や海外研修などに関心がある生徒にもおすすめです。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
大阪女学院中学校まとめはこちら
公式サイト:大阪女学院中学校・高等学校