大阪薫英女学院の入試傾向や対策方法は?入試情報や難易度・進学実績についても徹底解説

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カテゴリ:学校情報

今回は大阪薫英女学院についてご紹介したいと思います。
本記事では、大阪薫英女学院の基本的な情報だけでなく、入試傾向などの入試情報に加え、その対策についても詳しく解説しています。
また記事内では、偏差値や入試倍率、必要とされる内申点など、難易度や新作実績についても解説しているため、大阪薫英女学院について少しでも気になっている方や受験を考えている方は是非参考にしてみてください。

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大阪薫英女学院高校とは?

大阪薫英女学院高校とは、大阪府摂津市にある私立の中高一貫女子校です。
普通科と国際科に分かれており、普通科には文理特進コース、英語進学コース、文理進学コース、総合
進学コース、スポーツ・特技コースがあり、国際化には国際特進コースと国際進学コースがあります。
海外留学や国際交流のプログラムが充実しており、英語の学習に力を入れています。

アクセス・所在地

大阪薫英女学院高校は大阪府摂津市正雀にあり、交通アクセスは阪急京都線正雀駅から徒歩で5分、JR京都線岸辺駅から徒歩で10分、また大阪モノレール摂津駅から徒歩15分、歩南茨木駅で阪急に乗り換え、正雀駅まで2駅となっています。
最寄りの駅からも徒歩圏内であることから、比較的通いやすい立地であるといえます。

特徴

大阪薫英女学院高校は、併設型中高一貫校の高等部です。
学科が普通科と国際科に分かれていることからも分かるように、英語や国際交流に力を入れている学校です。
全国でもトップクラスを誇る英検の実績を持っており、高校卒業時には9割以上の生徒が英検準2級以上に合格しています。
また、海外留学や国際交流プログラムも充実しており、直接提携の姉妹校が世界に50校以上存在しています。
学習や留学に対するサポートも充実しており、”薫英メソッド”と呼ばれる教育カリキュラムのもと、豊かでのびのびとした学びを得られるのが特徴かつ大きな魅力となっています。

大阪薫英女学院高校の入試ポイントと傾向・対策

ここからは、大阪薫英女学院高校における入試のポイントとその傾向および対策について、入試科目ごとに詳しく解説していきたいと思います。

国語の入試傾向と対策

言葉の用法についての問題、漢字の書き取り問題、長文読解問題が出題されています。
長文読解問題では、接続語や慣用表現の問題が出されています。
思考力や読解力を上げるためには、とにかく多くの問題に触れることが大切です。
少しだけでもよいので毎日解き続け、解くための感覚を身に付けましょう。
そして繰り返すことで、答えのカギとなるような言葉や、どの文章を読めばよいかが分かるようになります。
漢字の書き取り問題は、参考書を利用してとにかく漢字を覚えて復習し、定着させることが大事です。

数学の入試傾向と対策

数学は計5つの大問から構成されており、計算の小問題や文章題、図形問題、グラフ問題が出題されています。
前半は小問題で構成されており、比較的点の取りやすい得点源であるといえます。
反対に、後半の図形問題やグラフ問題は時間を要する問題となっています。
後半の重い問題に時間を残しておくためにも、小問題を早く正確に解くことができるように時間制限を設けて問題を解くなどの対策をしておきましょう。

英語の入試傾向と対策

英語は計4つの大問から構成されており、文法・語句の穴埋め問題や長文読解問題が出題されています。
長文の長さも十分にあり、読解に時間を要すると考えられるため、穴埋め問題については悩むことなくできるだけ早く解き切る必要があります。
また、長文読解の問題においては、”日本語で答えなさい”や”英語で答えなさい”などの指定があるため、問題文を注意して読む必要があると同時に、高い英語力が求められます。
したがって、英→日、日→英のどちらにも対応できるような対策を取ることが大切です。

理科の入試傾向と対策

理科は計6つの大問から構成されており、生物、化学、物理、地学の各分野から満遍なく出題されています。
「この中から正しい/誤っているものを記号で選びなさい」などの正誤問題に加え、記述式で解答する問題も多く見られます。
このため、基礎的な知識を確実に定着させるとともに、日頃から記述力・思考力を意識的に身につけておくことが大切です。
さらに、試験時間に対して解答する問題数が多くなっているため、時間配分や問題の取捨選択を意識して問題演習に取り組むようにしましょう。

社会の入試傾向と対策

地理、歴史、公民分野からバランスよく出題されています。
地理では、特に日本の地理に関する出題が多いです。
例えば、地形や気候、各都道府県の特徴などに関する問題です。
歴史では、旧石器時代から現代までに関して広範囲にわたって出題される傾向にあり、語句だけではなく、年代・年号、地図や資料などの問題が出題されています。
歴史でも特に、日本の歴史に関する出題が多いため、日本史を優先的に取り組むとよいでしょう。
公民は、日本国憲法や法律、政治、経済などから幅広く出題されます。
対策として教科書を中心に、何度も繰り返し復習をし、しっかりと学習しておくことが重要です。
時事問題も出題されるため、日頃からニュースや新聞も必ずチェックしておきましょう。

作文の入試傾向と対策

大阪薫英女学院高等学校では、海外帰国子女入試のみ作文(日本語)が課せられます。
過去に出題された内容や傾向についての情報はありませんでしたが、作文を上手く書くためには普段から文章を書く習慣をつけておきましょう。
その際は、テーマ・時間・字数を設定し、実際に書く練習をするとよいでしょう。
作文は受験生がどんな人物であるのか、人間性や考え方を知るために課せられています。
そのため、どんなテーマであっても、あなた自身の考えが明確に表れているかどうかがポイントです。

大阪薫英女学院高校に受かるためには?

大阪薫英女学院高校に受かるために大切なポイントを3つご紹介します。

自分に最適な学習方法で勉強する

1つ目は自分に最適な学習方法で勉強することです。
間違った学習方法に取り組んでいると、思うように学力は伸びず結果も出ません。
そのため、まずは自分に最適な学習方法を見つけましょう。
授業中にノートを取るのが良かった、友達と教え合うのが良かったなど、これまでの学習方法を振り返り、効果的だった点と改善が必要な点を明確にしましょう。
そして、学習の目的を再確認し、短期・長期の目標を設定します。
具体的な数値や期限を入れるとなお良いでしょう。
必要に応じて、家庭教師や塾を利用してサポートを受けることも良い方法です。

受験の傾向や対策に適切な方法で取り組む

2つ目は受験の傾向や対策に適切な方法で取り組むことです。
志望校に受かるために、入試の出題傾向や難易度などの情報を把握しておくことは非常に重要です。
志望校の公式サイトで入試の科目や配点、過去の入試の合格最低点なども公表されている場合は確認しておきましょう。
そこから、合格点を取るために必要な勉強量を判断したり、弱点を重点的に強化するための学習を行い、理解を深めていきましょう。
また、時間配分の練習として実際の試験時間に合わせて過去問を解くことで、時間配分の感覚を養うことができます。
これにより、試験当日の緊張を和らげ、効率的に解答できるようになることでしょう。

過去問を分析する

3つ目は過去問を分析することです。
過去問を分析することで、どの科目やテーマがよく出題されるかを把握できるため、重点的に学ぶべき内容やどの分野に多くの時間を割くべきかが明確になります。
そして、過去問を通じて、選択肢問題、論述問題、記述式問題など、試験で使われる問題形式を把握しましょう。
これにより、試験対策が具体的になり、実際の試験に対する準備が整うでしょう。
また、過去問分析をもとに学習計画を立て直すことで、効率的に学習を進められます。

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大阪薫英女学院高校の入試情報

次に大阪薫英女学院高校の入試情報をまとめました。

令和7年度入試の募集定員は、国際科が80名、普通科が120名です。

学科 コース 募集定員
国際科 国際特進コース、国際進学コース 80名
普通科 文理特進コース、英語進学コース、文理進学コース、総合進学・保育進学コース、スポーツ・特技コース 120名

試験検定料は20,000円で合否通知を送るための郵送料は760円です。
選考方法は学力試験で、5科型(国語・数学・英語・理科・社会)もしくは3科型(国語・数学・英語)によって判定します。
スポーツ・特技コースは3科型の学力試験に加えて、活動実績等による総合判定で選考します。
5科型選択者は3科型でも得点を算出し、高い方で判定します。
また、国際科は外国人教師による英語面接を含むグループ面接があります。

学力試験の配点は以下の表の通りです。

科目 学力試験
5科型 3科型
国際特進国際進学英語進学 文理特進文理進学総合進学・保育進学 国際特進国際進学英語特進 文理特進、文理進学総合進学・保育進学スポーツ・特技
国語 100 100 100 100
数学 100 100 100 100
英語(リスニングを含む) 200 100 200 100
理科 50 100
社会 50 100
合計 500 500 400 300

5科型の国際特進コース・国際進学コース・英語進学コースの配点は国語数学が100点、英語が200点、理科社会が50点の500点満点で、英語の配点が高くなっています。
5科型の文理特進コース・文理進学コース・総合進学・保育進学コースの配点はすべての科目が100点となっており、500点満点です。
3科型の国際特進コース・国際進学コース・英語特進コースの配点は国語数学が100点で、英語が200点の400点満点です。
文理特進コース・文理進学コース・総合進学・保育進学コース・スポーツ・特技コースの配点は、国語数学英語がそれぞれ100点で、300点満点です。

大阪薫英女学院高校の難易度

大阪薫英女学院高校の偏差値と倍率、必要な内申点についてまとめました。

偏差値

大阪薫英女学院高校の偏差値は、39以下~49です。
コースごとの偏差値は以下の表の通りです。
データは2023年度の進研ゼミ偏差値がB判定値のものです。

学科 コース 偏差値
普通科 スポーツ・特技コース 39以下
英語進学コース 45~49
文理特進コース 45~49
文理進学コース 45~49
総合進学コース 40~44
国際科 国際特進コース 45~49
国際進学コース 45~49

普通科の偏差値は、スポーツ・特技コースが39以下、英語進学コース、文理特進コース、文理進学コースは45〜49、総合科学コースが40〜44です。
国際科の偏差値は、国際特進コースと国際進学コースはともに45〜49です。

倍率

続いて倍率は以下の通りです。

専願・併願 コース名 実質倍率
専願 国際科 国際特進コース 1.07
国際進学コース 3.00
普通科 文理特進コース 1.12
英語進学コース 1.00
文理進学コース 1.09
総合進学コース 1.00
スポーツ・特技コース 1.00
併願 国際科 国際特進コース 1.06
国際進学コース 1.00
普通科 文理特進コース 1.08
英語進学コース 1.00
文理進学コース 1.11
総合進学コース 1.00

2024年度の入試結果となっています。
どの科・コースでも専願・併願に限らず倍率は1.0程度になっています。
しかし、専願の国際科・国際進学コースは3.0と高くなっている為注意が必要です。
また、1.1を超えているのは、専願・普通科・文理特進コースと併願・普通科・文理進学コースとなっています。
こちらも注意をしておきましょう。

必要な内申点

大阪薫英女学院高校に必要な内申点は大阪府の内申点の計算法が適応されます。
英語・数学・国語・理科・社会、さらに音楽・家庭科・美術・体育の9科目の成績となります。
ただ、高校ごとで加点割合が変わることがあります。
大阪薫英女学院中学校では必要な内申点は特に定められていません。
入試当日の試験の点数と内申点で合否が決められます。
そのため合格するためにより多くの内申点を取っている方が、有利に進められます。
しかし、内申点が低いからと言って諦めることなく、当日の試験で高得点をとれるようにしましょう。

大阪薫英女学院高校の進学実績

2022年度の大阪薫英女学院高校の進学実績を国公立・私立に分けてご紹介します。

国公立大学の進学実績

まず国公立大学の進学実績をご紹介します。
国公立大学には神戸大学・京都府立医科大学・防衛大学校に1名ずつ計3名が進学しています。
医学部にも進学するなど学部は幅広いことがわかります。
ただ、国公立よりも私立に行く方の方が多い印象です。

私立大学の進学実績

続いて私立大学の進学実績をご紹介します。
関東では早稲田大学・明治大学が1名ずつ、上智大学・立教大学が4名ずつとなっています。
関西では、関関同立106名となっています。
内訳としては、関西大学20名、関西学院大学29名、同志社大学14名、立命館大学43名です。
同じく関西の産近甲龍は76名合格しています。
内訳は、京都産業大16名、近畿大学23名、甲南大学4名、龍谷大学33名です。
また、国際科があるため外国語大学にも強く57名合格者を出しています。
内訳は京都外国語大学20名と関西外国語大学37名です。
そして、女子大学には26名合格しております。
内訳は京都女子大学に3名、神戸女学院大学に4名、同志社女子大学に14名、武庫川女子大学に5名です。
また、大阪薫英女学院高校は指定校推薦が充実しており、2022年度は250校、約970名の枠がありました。
私立大学を考えている場合は、ぜひ活用してみてください。

まとめ

この記事では、大阪薫英女学院高校についてご紹介しました。
大阪薫英女学院高校は英語に力を入れている学校です。
そのため、英語に関心がある人、興味がある人には特におすすめだといえます。
また、コースや指定校枠も充実しており、外国語大学だけでなく国公立や難関私立大学も十分に狙っていくことが可能です。
大阪薫英女学院高校にご興味がある方はぜひこの記事を参考にしてください。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。