国語の論説文読解を基礎から解説|要点の見つけ方と解き方の流れ
- 公開日
- 更新日
カテゴリ:勉強・対策
説明文が並ぶ中で要点をつかめず、選択問題で迷う子どもは多いものです。
中学受験や高校受験、大学受験に共通する読み方のコツを、オンライン家庭教師の経験をもとに徹底解説します。
- 論説文が説明文・小説文と異なる理由と読解が難しくなる原因
- 要点と筆者の主張を見つける方法
- 選択肢問題で迷わないための解き方
論説文とは?読解が難しい理由

「国語の説明文が苦手」という悩みは、高校受験を目指す子どもによく見られる課題です。
論説文は筆者の主張が論理的な文章として展開されるため、感覚だけで読む勉強法では通用しません。
まずは論説文の定義と、読解が難しくなる理由を理解しておきましょう。
論説文と説明文・小説文との違い
論説文は筆者が自分の意見や主張を根拠とともに述べる文章です。
これに対し説明文は客観的な事実や仕組みを解説するもので、小説文は登場人物の心情や情景描写が中心になります。
たとえば環境問題を扱う場合、説明文は現状の説明にとどまりますが、論説文では「だから対策が必要だ」という筆者の考えまで示される点が大きな違いです。
論説文読解が苦手になる原因
論説文の文章を読むときに指示語や接続詞を見落とすと、文と文のつながりが分からなくなり、筆者の主張を取りこぼしてしまいます。
また、具体例と主張を混同し、実験や事例の説明だけを覚えて満足してしまう子どもも少なくありません。
中学国語の説明文の問題や高校入試の論説文の問題では、こうした構造を意識して読む姿勢が求められるため、日頃から「どこが主張で、どこが具体例か」を意識する勉強が大切です。
論説文の要点の見つけ方

論説文の解き方を中学生が身につけるには、まず文章の骨組みをつかむコツを知ることが大切です。
指示語や接続詞の働きを意識しながら読み進め、繰り返し出てくるキーワードに注目すれば、筆者の主張が自然と見えてきます。
ここでは論説文の読み方を、論理関係の把握・主張の見抜き方・具体例との区別という3つの観点から解説します。
指示語・接続詞から論理関係をつかむ
論説文の読解では、「しかし」「つまり」「なぜなら」などの接続詞が文章の展開を示す重要な目印になります。
逆接の接続詞の後には筆者が強調したい内容が続くことが多く、まとめの接続詞の後には要点が置かれる傾向があります。
また「これ」「それ」などの指示語が指す内容を本文中で確認する作業も欠かせません。
指示語の指す範囲を見誤ると、文と文のつながりを取り違えてしまうため、印をつけながら読む勉強法が国語の説明文が苦手な中学生にも効果的です。
筆者の主張(テーマと結論)を見抜く方法
論説文は多くの場合、序論で話題を提示し、本論で具体例や根拠を挙げ、結論で筆者の主張をまとめる構成になっています。
この構成を意識すると、どの段落に筆者の言いたいことが書かれているかを推測しやすくなります。
特に同じ言葉やキーワードが繰り返し登場する箇所は、筆者が重視している内容である可能性が高いといえます。
文章全体を通して同じ主張が形を変えて何度も述べられていることに気づけば、論説文の読み方に一段と自信が持てるようになるでしょう。
具体例と主張を区別するポイント
論説文の問題でよくある失敗は、実験や事例などの具体例の内容だけを覚えてしまい、それが筆者の主張だと誤解することです。
具体例はあくまで主張を分かりやすく補強するための材料であり、その前後にある「だから」「このように」といった言葉の後に、筆者の本当に伝えたい結論が置かれていることが多いです。
具体例と主張を区別する練習を積むことは、国語の論説文の問題集に取り組む際にも一生モノのコツとなります。
論説文の解き方の流れと選択肢問題のコツ

論説文の問題を解く際には、決まった手順を意識するだけで正答率が大きく変わります。
具体的には、設問を確認してから本文を読解し、根拠となる箇所を本文中に探し、最後に選択肢を絞り込むという流れです。
この手順は高校受験だけでなく中学受験や大学受験の論説文にも共通する一生モノのコツといえるでしょう。
設問を先に読み、本文を読む手順
本文を最初から丁寧に読んでしまうと、どこが問われるか分からないまま時間を使ってしまいがちです。
そこで先に設問へ目を通してから本文を読む方法が効果的です。
この読み方を身につけると、必要な情報を素早く拾えるようになり、中学国語の説明文や論説文の問題でも解答時間を短縮できます。
学校の先生や塾の授業でも紹介されることの多い勉強法です。
選択肢問題の絞り方と注意点
選択肢問題でよくある誤答パターンは、本文にない内容を付け加えているものや、「絶対に」「必ず」のように言い過ぎている表現を含むものです。
こうした選択肢は本文の実験結果や具体例と比べて内容が食い違うため、消去法を使えば比較的簡単に除外できます。
選択肢を一つずつ本文と照らし合わせる経験を積むことで、論説文特有の読解ポイントが自然と身につき、選択に迷う場面も減っていきます。
論説文読解のつまずきは個別指導で解決できます

論説文の読み方は、正しい手順を知っていても、自分の読み方の癖はなかなか自分では気づけません。
当社の医進の会・個別の会では、一人ひとりの答案や解き方を見ながら、指示語・接続詞の追い方や選択肢の絞り込み方を対面またはオンラインの個別授業で丁寧に指導しています。
国語の論説文が苦手なお子さまも、まずは無料の体験授業でお試しください。
よくある質問

ここでは論説文の読解に関して読者から寄せられやすい疑問をQ&A形式でまとめました。
国語の説明文が苦手で高校受験に不安を抱える中学生や、勉強法に迷っている保護者の方に向けて、日々の家庭学習やオンライン家庭教師の指導経験をもとにした具体的なコツを紹介します。
国語の説明文・論説文が苦手な中学生はどう勉強すればいいですか?
A. まずは指示語や接続詞に印をつけながら読む習慣をつけることが大切です。
文章の論理関係を意識するだけで、説明文や論説文の理解度は大きく変わります。
加えて、読んだ文章を短くまとめる要約練習を繰り返すと、筆者の主張を捉える力が自然に身につきます。
オンライン家庭教師の先生に添削してもらう、学校の課題として取り組むなど、継続できる仕組みを作ることも成果につながる勉強法です。
高校入試の国語で論説文を解くコツはありますか?
A. 高校受験の論説文では、設問を先に読んでから本文を読む先読みの方法が効果的です。
何が問われているかを意識して読むと、根拠となる箇所を本文中から素早く見つけられるようになります。
また、過去問演習を通じて時間配分を体に覚えさせることも重要です。
実験的に時間を計って解く経験を重ねることで、本番でも落ち着いて選択肢を絞れるようになります。
論説文の問題を解くのに参考書は必要ですか?
A. 必ずしも高価な参考書が必要というわけではありませんが、基礎的な読解問題集や過去問を活用すると効率的に力を伸ばせます。
特に間違えた問題を解き直すノートを作り、なぜ誤答を選んだのかを振り返る習慣は、努力がすぐに成果へ結びつかないタイムラグを埋めるうえで有効です。
子どもの学習段階に合わせて、中学受験・高校受験・大学受験それぞれに対応した教材を選ぶとよいでしょう。
まとめ

論説文の読解は、指示語や接続詞を意識して文章の論理関係をつかみ、筆者の主張と具体例を区別することが基本です。
設問を先に読んでから本文を読む習慣をつければ、中学受験・高校受験・大学受験のどの段階でも通用する一生モノの力になります。
まずは手元の問題集や過去問で今日から練習を始めてみましょう。
この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。