奈良学園中学校・高等学校の偏差値や口コミについて徹底解説!教科別入試傾向・対策方法も記載!

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カテゴリ:学校情報

奈良学園中学校・高等学校は奈良県大和郡山市にある私立の中高一貫校です。
本記事では奈良学園中学校の基本情報からコース編成、偏差値、評判や受験するにあたって必要な対策について詳しくまとめています。
奈良学園中学校に入学を考えている方におすすめのコラムです。
受験先として考えている方は、ぜひ参考までに目を通すことをおすすめします。

奈良学園中学校・高等学校の基本情報


はじめに奈良学園中学校・高等学校の基本情報をまとめてみました。

学校名 奈良学園中学校・高等学校
ふりがな ならがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう
所在地 〒639-1093 奈良県大和郡山市山田町430
交通アクセス ・阪急西宮北口から約90分
・JR大阪駅から約70分
・JR京都駅から約70分
・地下鉄谷町線谷町九丁目駅(近鉄上本町駅)から約60分
・JR天王寺駅から約45分
・南海堺東駅から約70分
・近鉄京都駅から約75分

基本方針

未来を創造する豊かな【人間力】の養成

恵まれた教育環境の中で、物事を深く考えることを習慣付け、バランスよく「学力・自主性・協調性・体力」を育成します。たくましく未来を作り上げていくための豊かな「人間力」を養います。

「人間力」とは

学力:南海国立大学や国公立医学部合格に向けた日々の学習を通して、深く考える習慣を促し、自学自習の力を養います。
自主性:生と主体の多彩な学校行事を通して、創造性豊かな個性の伸長を図り、自ら考え判断して発信・考動する力を養います。
協調性:集団生活や協働活動を通して、他者と協力し連携することの大切さを考え、人間関係や自律の精神、お互いの違いを認め合い、他者を尊重する心を養います。
体力:豊かな自然の中で、身体を動かす行事や部活動を積極的に推進し、心身共にたくましく生き抜く力を育てます。

奈良学園中学校・高等学校のコース


中高一貫校教育の「特進コース」「医進コース」、高校課程から「文理コース」の3つのコースについて紹介します。
また、特進コース理系・医進コース・文理コース理系はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の対象となります。

特進コース

難関国公立大学への現役合格を目指すコースです。
中学1年生・2年生の基礎課程では医進コースと同じクラスで同一カリキュラムで授業を行います。
中学3年生・高校1年生の伸長課程では、基礎的な学習能力を身に付け、将来の受験に向けて土台作りをします。
中学卒業時には自由なテーマで卒業論文を製作します。
高校2年生に進級するタイミングで、個々の目標大学に合わせて文系・理系を選択します。
文系理系ともにセンター試験・国公立二次試験の対策を行い、大学受験に備えます。

医進コース

国公立大学医学部への現役合格を目指すコースです。
中学1年生・2年生の基礎課程では特進コースと同じクラスで同一カリキュラムで授業を行います。
中学3年生からは特進コースとは違うカリキュラムの授業が始まります。
中学卒業時の卒業論文の内容は自由ですが、医療をテーマにする生徒もいます。
将来医療にかかわることへの動機付けにもなっています。
高校2年生になると、SS発展と医進に分かれます。
SS発展は理系と同じ授業や演習を行い、加えて環境保全実習や英語による論文作成、海外サイエンス研修を実施します。
医進は、医学部受験に向けたセンター試験対策の演習や、国公立二次試験対策の演習を行います。
医療を題材とした英文読解など医学系受験に必要な学力の定着を図ります。

文理コース

最難関国公立大学の理系学部への現役合格を目指すコースです。
他のコースとは違い高校課程からのコースとなるため、高校1年生・2年生では原則として中高一貫の進学性とは別のクラス・カリキュラムで授業を受けることで、基礎学力の定着を図ります。
高校3年生になると、中高一貫の内部性と同じクラス(文系・理系)で学び、大学受験に向けての競争力を身に付けていきます。

奈良学園中学校の偏差値・ランキング


奈良学園中学校の偏差値と、奈良県の偏差値ランキングをまとめてみました。
※2024年度のデータです。

奈良学園中学校の偏差値

コース 偏差値
医進コース 58
特進コース 52

奈良学園中学校の偏差値は52-58です。
奈良県内でみてもかなり高い偏差値になっています。

奈良県内ランキングTOP5

順位 学校名 偏差値
1 東大寺学園中学校 70
2 西大和学園中学校 68
3 帝塚山中学校 63
3 奈良女子大学附属中等教育学校 60
5 奈良学園中学校 58

奈良県の中では5位という結果になりました。
また、奈良女子大学附属中等教育学校とは偏差値は2しか変わらないので、ほぼ同程度と言えるでしょう。

奈良学園中学校の評判・口コミ


奈良学園中学校の卒業生、保護者の方の口コミを見てみましょう。

取り敢えず言えるのはこの学校にいて最高に楽しいし、友人もいい人ばかりで、先生も一人一人に寄り添ってくれます。
部活動も活発で勉強面でも補習等しっかりと支えてくれます。
また体育祭で生徒自身が考えたダンスを踊ったり、矢田山縦走といった独自の行事も見受けられます。
(2019/在校生)

兄弟が多く通っていることがいい学校の証明と思います。
上が通っていて良かったから下も通わせたいと感じるのはよくわかります。
生徒を管理するのではなく、大人として自立させようとする学校の方針がブレずに伝わってきます。
(2018/保護者)

教科にもよりますが、小テスト等は頻繁にあり、一定点数を取れなければ居残りや再テスト等があります。
定期試験前は学年勉強会がありますが、参加は強制ではありません。
学年によってもやり方が違うようです。
教科によっても特色があり、かなり個性的な先生が多いのも特徴です。
大学並みのカリキュラムもあり、面白い取り組みも多数あります。
(2018/保護者)

(参考:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/13398/
進学校ですが、部活動が活発であったり学校生活を充実させるようなイベントがしっかりあるようです。
また、勉強に関しても自由度が高く学べる一方でしっかりと補習や小テストなどの機会もあるので、水準を下げずに勉強していけるようです。

奈良学園中学校の教科別入試傾向・対策


奈良学園中学校の入試傾向と対策を科目ごとにまとめてみました。

国語の入試傾向・対策

国語は問題文・選択肢・記述の文字数すべて文量が多くなっています。
そのため、しっかりと読みつつ要点をおさえる必要があります。
「論説文」では、段落ごとにどのようなことを筆者は一番言いたいのかを考えながら読んでいくと、良いでしょう。
また、選択肢を絞る際には、「正しい」「正しくない」・「問題文と一致している」「していない」を軸にして考えると、正解にたどり着くことができます。
また、記述問題は60-80字と長い場合もあるので、本文の必要な箇所を繋げて書く場合と自分の言葉で補足する場合があります。
記述問題はとりあえず書いてみて先生などに見てもらい、何度も解いてみるのが良いでしょう。

算数の入試傾向・対策

大問1は計算問題、大問2は小問集合、大問6は規則性や数の性質の問題が出題されます。
大問2の小問集合は、難易度の高い問題が出題されますが、大問1の計算問題でも難易度の高いものが出題されます。
そのため、計算ミスなどをしないようにすることが大切です。
ただ、難易度は日程や年度によってかなりばらつきがあるため、どんな問題でも対応できるように過去問は入手できる限り解き、苦手を無くしておきましょう。
また、算数は基礎が非常に大切です。
そのため5年生で習った範囲は復習しておきましょう。

理科の入試傾向・対策

理科は物理2割、化学2割、生物2割、地学1割と地学が少し少ない以外は満遍なく出題されます。
問題数は約50問(A日程48問、B日程45問)を40分で行うため、時間配分が重要です。
計算問題は落とさないようにすることが合格に繋がります。
基本的な問題から標準的な問題をしっかりと得点源にしましょう。
マークやメモをしながら解くことも効果的です。
また、難問が出題されることもあるので、時間を見て問題の取捨選択をすることも必要になります。
理科も年度や日程によって難易度が変わるため、多くの過去問を解き、難問が多い問題に備えるようにしましょう。
知識問題は、定型となっており、、「四字熟語」「慣用句」「語彙」「漢字」は、奈良学園中学受験において必ず学習しておきましょう。

社会の入試傾向・対策

社会は大問3問で問題数は約60問です。
地理分野は幅広い単元で問題が構成されており、2024年度は日本の国土、地域の特徴・産業・気候・貿易など幅広く出題されました。
統計が示された表や地図の読み取り問題が多めに出題される場合があるので、学校の教科書や地図帳を見ておきましょう。
歴史分野も満遍なく出題されるため、幅広い時代の知識が必要となります。
また、漢字指定のある問題も出題されるため、普段から漢字で人物や事件を覚えるようにしておきましょう。
頻出は都道府県名・地形名・日本国憲法の穴埋めです。
公民分野は時事的な内容に関連する問題が出題されるためニュースや新聞も注意しておきましょう。

まとめ


今回は奈良学園中学校の偏差値・評判・入試対策などについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
奈良学園中学校は難関国公立大学や医学部への合格をめざすコースがあり、医学部を目指している人にとっては、はやくから準備ができるため、人気を集めている学校です。
また、東大や京大に進学する人もいるなど奈良の進学校です。
そして、兄弟で通わせたくなるほどの程よい自由のある校風で保護者からも人気があります。
本記事をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
奈良学園中学校まとめはこちら
公式サイト:奈良学園中学校・高等学校