東大寺学園中学校の偏差値をランキング形式で徹底解説!入試情報や学費についても!

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カテゴリ:学校情報

東大寺学園中学校は奈良県奈良市山陵町にある中高一貫教育の私立男子中学校です。
学校法人東大寺学園が運営しています。
本記事では東大寺学園中学校の基本情報や偏差値、口コミ、入試情報や対策についてまとめています。
気になる偏差値・口コミについても徹底解説しているため、東大寺学園中学校に入学を考えている方におすすめのコラムです。
その他に、学費なども記載しているので、是非参考にしてください。

東大寺学園中学校とは?


東大寺学園中学校の所在地やアクセスについてまとめてみました。

所在地

所在地 〒631-0803 奈良県奈良市山陵町1375

交通アクセス

交通アクセス ・電車
近鉄京都線 「高の原駅」 徒歩15分
近鉄京都線 「平城駅」  徒歩17分
JR関西本線 「平城山駅」 徒歩25分
・バス
文系統「東大寺学園バス停」 徒歩2分
11系統「右京2丁目バス停」「右京3丁目バス停」 徒歩5分

東大寺学園中学校の偏差値・ランキング


東大寺学園中学校の偏差値について解説します。

偏差値

東大寺学園中学校の偏差値について表にまとめてみました。

入試方式 偏差値
3科 69
4科 67

東大寺学園中学校の偏差値は、入試方式により異なりますが67~69程度です。
3科目入試と4科目入試でほとんど差がないことも特徴的です。
そのため、どの入試方式を選択したとしても徹底した試験対策が必要になります。
偏差値の順位については、全国の中学校では2,162校中13位、奈良県内においては66校中1位となっており、奈良県内ではもちろん全国的に見ても、かなりレベルの高い中学校です。

奈良県内偏差値ランキングTOP5

奈良県内の中学校の偏差値を5位まで表にまとめてみました。

順位 学校名 偏差値
1位 東大寺学園中学校 67-69
2位 西大和学園中学校 63-69
3位 帝塚山中学校 48-63
4位 奈良学園中学校 52-58
5位 奈良学園登美ヶ丘中学校 43-55
5位 奈良女子大学附属中等教育学校 55

1位の東大寺学園中学校と2位の西大和学園中学校は偏差値の高い入試方式であれば、同じ69となります。
また、西大和学園中学校の偏差値の低い方式であれば、3位の帝塚山の偏差値の高い方式と同じです。
東大寺学園中学校は他の中学校に比べても、最も偏差値が高く入学難易度が高いことが分かります。
かなりハイレベルな学力が求められるため、徹底した入試対策を行わなければ合格は難しいでしょう。

東大寺学園中学校の口コミ・評判


自主性を重んじるところが良いと思います。
手取り足取りではないので、失敗をたくさん経験することになると思います。
ただ、失敗を繰り返しながら、繰り返させながら、学び、学ばせ、成長させるという校風なのだと思います。
人間関係はフラットである旨記載しましたが、先生との関係もそのようで、失敗しても相談しやすい環境が良いのだと思います。
(2020/在校生)

型にはまらないお子さんや、お子さんを型にはめたくなく、自由な雰囲気でのびのびと多感な時期を過ごさせたいのであれば、大変おすすめです。
また、自由とは言っても周りの生徒やご家庭も勉強に対して熱心なので、自然と勉強をしなければならない環境になっています。
とても魅力ある学校だと思います
(2019/保護者)

クラブ活動はとても盛んだと思います。
勉強だけではなく、色んな人と色んな経験や話しをして、学校らしい学校だと思います。
個性的な生徒が多く、多感な時期の人格形成にはとても良いと思います。
運動部も頑張っています。
クイ研が有名ですが、折り紙研究部やロケット、チェス同好会などちょっと変わったものもあり、おもしろいです。
プールは無いので水泳部はありません。
(2019/保護者)

(参考:みんなの中学情報https://www.minkou.jp/junior/school/review/13366/

東大寺学園中学校の入試情報・学費


次に、東大寺学園中学校の入試情報と学費についてご紹介します。

入試要項

東大寺学園中学校の最新の入試要項をまとめました。

募集人員 200名
受験資格 2024年3月に、学校教育法第1条に定められた小学校卒業見込みの男子
出願受付 2023年12月5日(火)0:00~14日(木)24:00
※学校HPを通じてインターネット出願。窓口・郵送での出願不可。
受験料 20,000円
入試科目 4教科(国・算・理・社)/3教科(国・算・理)を選択。
・4教科:各教科100点の400点満点の合計と、3教科(国語・算数・理科)の合計の4/3倍のうち高い方を総合点とする。
・3教科:得点(300点満点)を4/3倍して400点に換算。
試験時間:国語・算数60分/理科・社会50分
学力テスト 1月15日(月)午前9:40入室
合格発表 1月17日(水)午前11:00~ インターネット発表
備考 願書受付2023年12月初旬(予定)

2024年度入試では200名を募集定員としています。
2020年度以降から募集定員を増やし、ここ数年は変化はないようです。
入試方式については3教科型と4教科型を実施しており、受験生は出願時にどちらかを選択します。
出願後は変更が出来ないので注意してください。
4教科型を選択した受験生は、各教科を100点とし400点満点の合計と、国語・算数・理科の3教科の合計を4/3倍した得点のうち高い方を総合点とします。
3教科型を選択した受験生は、3教科の得点(300点満点)を4/3倍して400点に換算します。
試験時間は、国語と算数は60分、理科と社会は50分となっています。

入試結果

東大寺学園中学校の2022、2023年度の入試結果をまとめました。

年度 教科 定員数 志願数 受験数 合格数 倍率
2023年 4教科 200 594 554 207 2.7
3教科 373 349 202 1.7
年度合計 200 967 903 409 2.2
2022年 4教科 200 558 525 212 2.5
3教科 334 331 160 2.1
年度合計 200 902 856 372 2.3

試験方式や定員数については2022年度から変更はありません。
志願者数・受験者数ともに前年度に比べてやや増加傾向にあります。
倍率に関しては、年度合計は両年度ほぼ同程度ですが、2023年度では4教科型の倍率が2.5から2.7とやや高くなり、3教科型の倍率は2.1から1.7へと減少しました。
合格者数が大きく増加したため前年度よりも倍率は若干低くなっていますが、依然として高い倍率・人気を誇っているようです。

学費

東大寺学園中学校の学費を表にまとめてみました。

初年度のみ納入金 年学費
入学金 200,000円 授業料 662,000円
施設費 100,000円 施設維持費
教育充実費 教育充実費
その他 その他 47,000円
初年度のみ納入金計 300,000円 年学費計 709,000円
初年度納入金合計 1,009,000円

※その他は、育友会・その他諸費などが含まれます。
別途、学校指定品費等あり。
初年度納入金合計は300,000円、年間学費は709,000円となっています。
奈良県内の私立中学校全体では、年間学費が8番目に安い学校となっており、奈良県内の私立
男子中学校に限ると最も学費が安いようです。

東大寺学園中学校の教科別入試対策・傾向


東大寺学園中学校の教科別の入試対策と傾向について解説します。

国語の入試対策・傾向

大問3題の構成で、大問1は漢字・語句と短文の作文、大問2・3は長文読解が出題されました。
大問1について、東大寺学園中学校の漢字は例年かなり難易度が高く、小学生にとって聞きなじみのない熟語が多いです。
そのため、前後の文脈から意味を推測する必要があります。
短文の作成では、「ついぞ」という単語を使い20~30字で例文を作るといった内容でした。
大問2・3では、例年通り文学的文章・説明的文章の2題が出題されました。
30~80字の字数制限がある記述問題や記号問題がバランスよく出題されました。
紛らわしい記号問題を正確に判断する力や、自分の言葉で正確に記述することのできる高い読解力が求められます。
また、試験時間が50分とやや短いため、普段から時間配分を考えながら問題を解く練習をしておきましょう。

算数の入試対策・傾向

昨年より出題数が減少し、今年は14問が出題されました。
東大寺学園中学校では、ここ数年計算問題が出題されておらず、文章題と図形問題が主に出題されます。
文章題は場合の数が頻出で、図形問題は容積や対象図形が頻出です。
また、例年規則性や整数の問題もよく出題されます。
難易度の高い問題が多く、点差がつきやすい傾向にあります。
必要な対策としては2つ挙げられます。
1つ目は、捨てる問題と確実に点にする問題を瞬時に見分けることです。
問題用紙は両面印刷で4枚程度あり、試験時間は十分とは言えません。
普段から時間を掛ける問題と捨てる問題を見分ける練習をしておきましょう。
2つ目は、解き方の思考プロセスを書く練習をすることです。
大問1以外の問題は、解き方を記述する問題ですので、部分点をしっかりと稼ぐことが重要です。

理科の入試対策・傾向

例年生物と地学から1題、化学と物理から2題ずつの合計6題出題される傾向にありました。
しかし2023年度は、物理と化学と地学から各2題、生物から1題の合計7題構成でした。
合格ラインの平均は70点前後とされています。
分野に偏りなく出題されますが、特に身近な生活と関わりのある科学を題材とした出題が多いようです。
物理からは、てこ・バネ等の力学、生物からは化学分野の水溶液や昆虫について、地学からは月と太陽などが頻繁に出題されています。
また、問題文が非常に長く、読解力が問われるという特徴があります。
過去問で長文の問題に数多く触れておき、慣れておくことが重要です。

社会の入試対策・傾向

4択の記号選択問題が出題の9割を占めるという特徴があります。
その他、図や資料の読み取り問題と時事問題が出題されます。
出題分野に偏りはなく、地理・歴史・公民・総合問題がバランスよく出題されます。
社会は最も点を取りやすい教科なので、理科や数学に不安がある人は、社会に特に力を入れて勉強するのも有効な手段です。
対策としては、過去問に夏終わり頃の時期から取り組み、東大寺学園中学校の入試スタイルに慣れておくと良いでしょう。
また、試験時間50分は問題数に対して十分な時間とは言えません。
早い段階から時間配分の感覚を身に付けておきましょう。

まとめ


今回は東大寺学園中学校の基本情報や偏差値、評判・入試対策などについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
東大寺学園中学校では、生徒の自主性・主体性を重視しており、生徒が自主的に興味を追求して学習する風土があるようです。
そのため、クイ研や折り紙研究部、ロケット、チェス同好会などといった個性的なクラブ活動が盛んである点も魅力ポイントです。
本記事をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
東大寺学園中学校まとめはこちら
公式サイト:東大寺学園中・高等学校