奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値や倍率・難易度は?入試傾向や対策についても徹底解説

  • 公開日
  • 更新日

カテゴリ:学校情報

奈良学園登美ヶ丘中学校は奈良県奈良市に位置する私立の中高一貫校です。
本記事では奈良学園登美ヶ丘中学校の基本情報や入試情報、入試傾向・対策についてまとめています。
気になる偏差値・倍率、評判・口コミについても徹底解説しているため、奈良学園登美ヶ丘中学校に入学を考えている方におすすめのコラムです。
その他にも、他校と比較などもしているので、是非参考にしてください。

奈良学園登美ヶ丘中学校とは

奈良学園登美ヶ丘中学校の住所と交通アクセス

奈良学園登美ヶ丘中学校の住所や交通アクセスについてまとめてみました。

所在地 〒631-0003 奈良県奈良市中登美ヶ丘3丁目15−1
交通アクセス 近鉄けいはんな線 「学研奈良登美ヶ丘駅」徒歩8分
近鉄奈良線 「学園前駅」から直通バスあり(通学時間)
(バスの場合「奈良学園前登美ヶ丘」「北登美ヶ丘一丁目」で下車)

奈良学園登美ヶ丘中学校の校風

奈良学園登美ヶ丘中学校では「人間力」を中心に「学び力」「探求力」「国際力」の育成をを行っています。
「人間力」は自立した社会人としての生きる力を学び、「学び力」では大学受験で必要な総合的な学力を養い、「探究力」では学問の面白さを追求する能力を身に付け、「国際力」では世界とつながる行動力を学びます。
そしてこの4つの力の育成のために探究学習の推進や語学研修で国際的視野を持った人材の育成、ICT機器の活用、放課後学習支援が充実しており、図書館やグラウンドなど豊かな施設で学ぶことできます。

奈良学園登美ヶ丘中学校の学費

奈良学園登美ヶ丘中学校の学費についてご紹介します。

授業料 施設費 学年費 育友会費 進路指導日 生徒会費 小計
1学期
(4月‐8月)
275,000円 16,500円 45,000円 6,000円 1,800円 3,000円 347,300円
2学期
(9月‐12月)
220,000円 13,500円 6,000円 1,800円 3,000円 244,300円
3学期
(1月-3月)
165,000円 10,000円 175,000円
年額 660,000円 40,000円 45,000円 3,600円 3,600円 6,000円 766,600円

学費は年額で766,600円となっています。
2020年度入学生から授業料が年間で6万円増えました。
また入学金は200,000万円です。

奈良学園登美ヶ丘中学校のコース

奈良学園登美ヶ丘中学校のコースについて紹介します。
奈良学園登美ヶ丘中学校にはⅠ類とⅡ類があります。
Ⅰ類は約40名で速度よりも深度を意識し、発展事項も取り入れる学習内容のコースです。
Ⅱ類は約120名で内容の定着を意識し、基本および応用事項を中心とした学習内容のコースです。
そして、高校2年生の段階でさらにⅠ類(文系・理系)の最難関国公立大学、医学部志望のコースとⅡ類(文系)の難関国公立大学文系・私立大学文系志望のコース、Ⅱ類(理系)難関国公立大学理系・私立大学理系志望のコースの3つのコースに編成されます。

奈良学園登美ヶ丘中学校の評判・口コミ

続いて奈良学園登美ヶ丘中学校の評判や口コミについてまとめてみました。

比較的自由な校風で子どもがのびのびと学習している。
学習内容もいろいろな経験、体験の工夫がされており、勉学だけでなくいろいろな知識を得ることができる。
(保護者/2018年入学)

施設も整備されていて、良い学校ですが、一類と二類の差が激しいように感じます。
(在校生/2017年入学)

先生たちが熱心で 子どもたちのことを大好きなのが伝わってくるので良い学校だと思います。
子どもたちも 真面目な子が多いと思います。
理系にお薦めです。
(在校生/2018年入学)

(引用:「みんなの中学情報」https://www.minkou.jp/junior/school/review/13375/

自由な校風で校舎が綺麗という声が多かったです。
学習面については、朝テストの補修などがありサポートも充実しているとのコメントも見受けられました。
入学してからも勉強にしっかりと取り組む真面目な生徒が多いため、その結果多くの生徒が難関大学へ合格していると考えられます。

奈良学園登美ヶ丘中学校の入試情報


次に奈良学園登美ヶ丘中学校の入試情報についてご紹介します。

奈良学園登美ヶ丘中学校の入試概要

2024年度の入試概要です。

募集人員 第 1 学年 160 名(Ⅰ類 40 名、Ⅱ類 120 名/内部進学者含む)
男女共学
出願期間
(WEB出願)
A日程・B日程 2023 年 12 月 1 日(金)~ 2024 年 1 月 8 日(月)
C日程 2023 年 12 月 1 日(金)~ 2024 年 1 月 16 日(火)午前 9 時まで
試験日程
試験科目
配点
A日程
(専願・併願)
2024 年 1 月 13 日(土) 8:30 ~ 13:40 (3教科は 12:10)
・国語120点(60分)
・算数120点(60分)
・理科80点(40分)
・社会80点(40分)※社会は4教科受験のみ
※3教科での受験生は、得点(320 点)を 400 点満点に換算し、判定します。
※4教科での受験生は、3教科(国語・算数・理科及び、国語・算数・社会)の換算得点も算出し、最も高い得点をもとに判定します。
※出願時、申請のあった英検4級以上取得の受験生には加点します。
B日程
(併願)
2024 年 1 月 14 日(日) 16:00 ~ 18:45
・国語120点(60分)
・算数120点(60分)
※2教科での合計得点(240 点)で判定します。
※出願時、申請のあった英検4級以上取得の受験生には加点します。
※A日程受験生には 10 点を加点します。ただし、A日程欠席者はその対象ではありません。
C日程
(併願)
2024 年 1 月 16 日(火) 9:30 ~ 12:15
・国語120点(60分)
・算数120点(60分)
※2教科での合計得点(240 点)で判定します。 
※A日程もしくはB日程受験生、または両日程受験生には一律 10 点加点します。ただし、当該入試欠席者はその対象ではありません。
受験料 各日程ごとに 20,000 円 
※なお、事務手数料が各日程ごとに別途 500 円必要です。
合格発表 【A日程】2024 年 1 月 14 日(日) 13:00
【B日程】2024 年 1 月 15 日(月) 13:00
【C日程】2024 年 1 月 16 日(火) 19:00
「WEB 出願システム」の「マイページ」にて発表

奈良学園登美ヶ丘中学校の倍率

続いて、2023年度の奈良学園登美ヶ丘中学校の倍率について表にまとめました。

日程 受験者数 合格者数 倍率
A日程 専願 72 Ⅰ類 12 Ⅱ類 45 1.26
併願 40 Ⅰ類 10 Ⅱ類 16 1.54
B日程 265 Ⅰ類 56 Ⅱ類 146 1.31
C日程 86 Ⅰ類 14 Ⅱ類 46 1.43

奈良学園登美ヶ丘中学校の倍率は、1.26倍~1.54倍となっており、A日程の併願の倍率が他の日程と比べると比較的高くなっています。
B日程の受験者数は多いですが、倍率は1.31倍と他の日程の倍率と比べてもそれほど高くはありません。

奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値


奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値についてご紹介します。

2023年 奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値

2023年度の入試別にまとめました。

入試名 偏差値
A専願Ⅱ類 43
A併願Ⅱ類 44
BⅡ類 48
CⅡ類
A専願Ⅰ類 50
A併願Ⅰ類 51
A専願Ⅱ類 55
CⅠ類

奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値は43~55程度であり、奈良県内の順位は私立中学校66校中28位、全国では2,164校中314位と上位に属しています。
また、偏差値の幅が広く、多くの生徒が受験しやすい学校といえます。

他校の偏差値と比較すると

同じ奈良県内にある私立中学校の、奈良学園中学校、奈良女子大学附属中等教育学校、智辯学園奈良カレッジ中学部と比較してみました。

学校名 偏差値
奈良学園中学校 52-58
奈良学園登美ヶ丘中学校 43-55
奈良女子大学附属中等教育学校 55
智辯学園奈良
カレッジ中学部
48-50

奈良学園中学校は偏差値52-58と奈良学園登美ヶ丘中学校より少し高いことが分かりました。
奈良女子大学附属中等教育学校、智辯学園奈良カレッジ中学部の偏差値は同程度となっています。

奈良学園登美ヶ丘中学校の入試傾向・対策方法


奈良学園登美ヶ丘中学校の各科目の傾向と対策についてご紹介します。

国語の対策方法・傾向

物語的文章 1 題、説明的文章(随筆を含む)1 題、漢字問題 1 題の3題構成となっています。
記述においては、100 字までの論述形式や、抜き出しで答えを求める出題がされる。
漢字問題は、例年通り読みとり・書きとりを小学校で学ぶ漢字から出題し、読み書きの力だけでなく、語彙力も試しています。
物語的文章については「登場人物の心情を理解したうえで、作品の主題を考えること」、説明的文章(随筆を含む)では「論理の展開をや流れを正しく読み取り、筆者の主張を正確に把握する」を意識しながら学習しましょう。
漢字を効率的に覚えるには漢字学習を毎日の習慣にしましょう。
毎日の決まった行動とむすび付けて行うというルールを決めておくと、上手に習慣化することができます。
また、インプットとアウトプットを繰り返し行い、記憶が定着しているか確認することも大切です。

算数の対策方法・傾向

大問は5問の構成となっており、大問1、2は基本的な問題を中心に出題し、大問3、4、5は標準から発展的な問題が出題されています。
発想の柔軟性を問う問題、解答に至る過程を答える問題なども含まれています。
一つの問題で小問に分かれている時は、前の小問が後の小問を解決するための糸口となっていることがあるため、問題文から与えられた条件をよく理解し、その条件の下で問われた内容を解決できるように日々心がけて演習しておきましょう。

社会の対策方法・傾向

大問3問からなっており、地理、歴史、公民のそれぞれの分野から基本的な事項を中心に出題し、合わせて各分野にわたる融合問題も出題され、また、思考力を問う問題も合わせて出題されています。
出題形式は語句選択や語句記述、文章の正誤を判定する文章選択などが中心になっています。
地理分野は、地誌的な内容のほか、地図や統計資料の読み取りなどを学習しておきましょう。
歴史分野は、単純な語句暗記ではなく、個々の出来事に関する因果関係なども意識して学習しておきましょう。
公民分野は、日本国憲法(前文を含む)を中心に広範囲にわたって学習しておきましょう。
時事問題及び最近の出来事に関連した問題も出題されているため、日々の学習だけではなく、世界で起こっている事柄にも興味を持つことが大切です。

理科の対策方法・傾向

化学、物理、生物、地学の各分野から1題ずつ、合計大問4題の構成となっており、小学校の学習内容をよく理解していることを踏まえて、基礎問題から応用問題まで出題されています。
対策としては日頃から、グラフや図などを自分でかいたり、グラフ・図・写真などから答えを導き出す練習をしておくことが大切です。
また、日常の生活で経験する身の回りの科学的な事柄や、新聞やテレビ番組で扱われる科学に関するニュースなどにも関心を持つようにしておきましょう。

まとめ


今回は奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値や倍率・難易度、入試傾向や対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
奈良学園登美ヶ丘中学校は朝テストやセミナー合宿など、日々の学習サポートがとても充実しており、その結果有名難関大学への合格者を多数輩出するなど高い進学実績を残しています。
校舎が比較的新しく、設備も揃っているという点も魅力のひとつとなっています。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
奈良学園登美ヶ丘中学校まとめはこちら
公式サイト:奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校