アサンプション国際中学校の偏差値や入試傾向を解説!科目別対策も紹介

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カテゴリ:学校情報

今回は、アサンプション国際中学校についてご紹介したいと思います。
本記事では、アサンプション国際中学校の偏差値と入試システム、科目別入試対策を徹底解説します。入試概要や入試対策スケジュール、勉強法まで幅広く紹介します。アサンプション国際中学校に少しでも興味のある方や受験を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

アサンプション国際中学校の特徴

アサンプション国際中学校は大阪府箕面市にある小中高一貫共学校です。ここではアサンプション国際中学校の特徴について説明していきます。

教育方針や教育プログラム

アサンプション国際中学校は、創立者である聖マリ・ウージェニーの「世界の平和に貢献する人の育成」という教えを目標に、Life、Truth、Freedom、Goodness、Onenessを理念として掲げ、個性を伸ばしながら、多様化に対応することができる心を育てる教育をしています。また、寛容、信頼、思いやり、多様性を尊重し合い、多くの知識を身につけて社会を担える人材を育てます。
また、アサンプション国際中学校には「イングリッシュコース」「アカデミックコース」という2つのコースがあります。イングリッシュコースは英語に特化しており、英語・数学・理科・音楽の授業を英語で学び英語力を強化するコースとなっています。アカデミックコースは能動的学習の力をメインに養成し、基礎学力と自学力を身につけます。アカデミックコースでもネイティブ教員による授業があり、英語の4技能を伸ばす教育を行っています。
どちらのコースもグローバル社会で活躍するために外国語教育に力を入れており、多彩な外国語学習で一生モノの語学力が身につけられることがアサンプション国際中学校の特徴の一つとなっています。

進学実績と卒業後の進路

2024年度の進学実績は慶應義塾大学1名、上智大学5名、関西学院大学16名、関西大学8名などの難関私立大学と大阪教育大学、東京藝術大学などの国公立大学への合格者を輩出しています。
アサンプション国際中学校は、関西学院大学と協定校推薦入学制度を結んでおり、計25名の推薦枠があります。そのため、この制度を利用して関西学院大学への推薦入学を目指す生徒が多くいます。関西学院大学の他にも豊富な指定校推薦枠があり、全国115校、約550名の推薦枠を保有しているなど推薦制度が充実しています。
アサンプション国際中学校では生徒一人ひとりに合わせた進路指導を行い、生徒が目指す進路を的確に全力でサポートしています。

学校生活や課外活動

アサンプション国際中学校では、体育祭や学院祭など多彩な行事で学校生活を楽しみながら人間性を磨いています。1年生は仲間との親睦を深めるために、入学してすぐに課外活動があり、その活動を通して社会性や忍耐力、協調性を高めます。また、英語だけで過ごすイングリッシュキャンプも行われており、ネイティブ教員と一緒に様々なアクティビティに挑戦し、楽しみながら英語に触れることができます。他にも、世界各国にある系列校との交流を持ち、チャリティイベントなどを通して、自己理解・自己実現をし、そして達成感を得ながら生徒同士の絆をより深めています。

アサンプション国際中学校の偏差値

次に、アサンプション国際中学校の偏差値についてまとめました。

最新の偏差値

アサンプション国際中学校の最新の偏差値は40程度となっています。偏差値ランキングでみると、大阪府内の私立中学校の中では448件中339番目と、やや下位に属しています。そのため、難関校といわれている学校と比較すると、アサンプション国際中学校の入試難易度はあまり高くないといえるでしょう。

過去3年間の偏差値推移

直近3年間のデータは不明でしたが、2017~2019年の3年間のデータでみると2017年は偏差値52、2018年は偏差値51に下がり、2019年も変わらず偏差値51となっていました。しかし、最新の偏差値が40程度となっていることから、以前と比べると5年の間で大きく下がったようです。また、今後のアサンプション国際中学校の偏差値は、大きく上昇する可能性は低いと予想されます。

アサンプション国際中学校の入試概要

続いて、2025年度のアサンプション国際中学校の入試概要についてまとめました。

募集コースと人数

募集コースは「イングリッシュコース」と「アカデミックコース」の2コースの募集となっております。
募集人数は2コース合わせて、男女60名(併設小からの進学者、帰国生含む)です。

入試日程と試験科目

入試日程と試験科目について表にまとめました。

A日程午前入試 A日程午後入試 B日程入試
試験日 1月18日(土) 8:30~ 1月18日(土) 15:00~ 1月19日(日) 8:30~
国算型 英語型 算数型 英語型 国算型 英語型
科目 国語 英語 算数 英語 国語 英語
算数 英語インタビュー +個人面接 個人面接 英語インタビュー +個人面接 算数 英語インタビュー +個人面接
個人面接 個人面接

※ ・イングリッシュコースの志願者は「英語型」を選択してください。
・アカデミックコースは、受験型の指定はありません。
・第1希望でイングリッシュコースを志願する人は、第2希望でアカデミックコースを志願することができます。
・筆記試験終了後、受験児童のみ『個人面接』(ひとり5分程度)があります。

入試の特徴と選抜方法

アサンプション国際中学校入試には一般入試(A日程・B日程)のほか帰国生入試、アピール入試などがあります。一般入試のA日程の中でも午前入試と午後入試に分かれており、午前入試では国算型・英語型、午後入試では、算数型・英語型が選択できます。B日程では国算型・英語型から選択できます。帰国生入試は出願資格を確認するため、事前に面接が必要となっています。①日本国籍または特別永住者資格を有する者、日本の法律による「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」 「定住者」に該当する者 ②海外在住1年以上で帰国後3年以内の者 ③入学後に授業に支障がない日本語の力を持つ者が出願資格です。アピール入試は専願のみで学力だけでなく多面的に評価します。活動実績重視型と資格重視型、サッカーアピール型があります。

アサンプション国際中学校の入試傾向と対策

次に、アサンプション国際中学校の各科目の入試傾向と対策をご紹介します。

国語

国語では、文章・漢字・作文が出題されます。文章の読解問題は、6年生の教科書レベルとなっており、異なるジャンルから2題出題されます。空欄補充・指示語・心情説明・脱文挿入・主旨理解などの基本的な国語の力が試されます。漢字は漢字能力検定5級レベルとなっており、類義語、対義語、四字熟語、慣用句の問題が出題されます。
対策としては、読解力・語彙力・文章力を総合的に高めることが大切です。さまざまなジャンルの文章をたくさん読むことで、文章の構造や意味を捉える力が養われます。読書は語彙力や理解力を自然に高めるため、積極的に本を読むことを心がけましょう。漢字の読み書きは受験において必須です。そのため、頻出の漢字や熟語を覚えるために、漢字帳を使ったり、書き取り練習をするとよいでしょう。

算数

算数は、教科書レベルもしくは教科書を理解していれば解ける応用レベルの問題が出題されます。問題用紙に途中式を書き込むため、考え方までみて部分点をくれる場合があります。また、数量の変化に注目して思考力を見る問題もあります。グラフを読み取ったり書いたりする力が必要です。四則計算、分数・小数などの計算の小問があります。割合や速さ、単位換算からも出題されます。丁寧に計算するようにしましょう。「図形の問題」では、角度・面積・体積を求める問題が出題されます。図形の性質を理解しておきましょう。特に、コンパスを使って図を書く問題は毎年出題されています。

英語

英語では筆記と英語インタビューがあります。筆記では、単語、文法、会話文、長文読解が出題されます。実用英語技能検定3級程度を想定しておくとよいでしょう。英語インタビューでは、簡単な英語でのやり取り、写真について質問されます。また、テーマが与えられそこから1分間のスピーチを行います。
英語の基礎を固めるためには、語彙力の向上が不可欠です。単語帳を活用し、特に、日常的に使われるフレーズや表現を覚えるとよいでしょう。また、単語の意味だけでなく、使い方や熟語も一緒に覚えると、実際の会話や読解で役立ちます。英語インタビューは、完璧な文法や発音よりも、伝えたいことがきちんと伝わることが大切です。そのため、緊張しても、ゆっくりと落ち着いて話すことを心がけましょう。スピーチの練習を重ねていくことで、英語での表現力や自信は自然に向上します。

作文

作文は、生活の様々な場面において具体的な心情を書くことが求められます。誤字脱字などのミスは減点となります。
ただ文章を作る能力を高めるだけでなく、試験で求められるテーマに合わせて効果的に考え、構成を練り、分かりやすく表現する力を身につけましょう。「導入・本論・結論」この3つの基本構成をしっかりと意識して作文を作る練習を重ねることが大切です。冗長にならないように、簡潔で分かりやすい文章を書き、書き終えたら、必ず自分で読み返してみましょう。そうすることで、文章の誤りを見つけたり、より良い表現に直したりできます。

個人面接

個人面接は、筆記試験終了後に行われます。受験児童のみで面接時間は5分程度です。また、面接が終わり次第、順次解散となります。
面接では、学校に対する熱意や自分の考えをしっかり伝えることが重要です。事前に準備をしておき、自分の意見や目標を明確に答えられるように練習しておきましょう。また、面接中はリラックスして自信を持って話すことが大切です。

アピール入試

アピール入試は専願のみで学力だけでなく多面的に評価します。活動実績重視型と資格重視型、サッカーアピール型があります。活動実績重視型では、スポーツ・芸術・音楽などと学校の両立を考えている方におすすめです。出願条件として小学5-6年生の時にコンクールで優れた成績を持っており、一つの習い事に2年以上継続して取り組んでいることです。資格重視型では、英語・数学・漢字・珠算の検定で優れた成績を修めた生徒におすすめです。出願条件はそれぞれ実用英語技能検定が3級以上、TOEFL Primary 200点以上、TOEFL Jonior Standarrd 600点以上、日本漢字能力検定4級以上、実用数学技能検定5級以上、珠算能力検定2級以上です。サッカーアピール型では、サッカーに2年以上継続して取り組み、入学後も学校生活との両立を目指す人におすすめです。出願条件は、サッカー体験会に参加し技量を認められることです。アピール入試は共通して小学校6年生の1学期の通知表において、3段階評価で科目ごとに平均を点数化(3点満点)し、科目の平均で2未満の科目がなく、9科目の合計が27点満点中20点以上という出願条件があります。

アサンプション国際中学校の入試に向けた総合的な対策

ここでは、アサンプション国際中学校の入試に向けた総合的な対策についてご紹介します。

効果的な学習計画の立て方

学習計画を立てることは、成績アップに繋がります。しかし、無理な計画などは効果的ではありません。ここでは効果的な学習計画の立て方をご紹介します。まず、6年生からの年間スケジュールを作成することをおすすめします。まず、1年間の大まかなスケジュールを立てましょう。最終的な目標はアサンプション国際中学校に合格することです。そこから、季節ごとや月・日・時間のように細分化してスケジュールを立てていきましょう。そして科目別で学習時間配分を行いましょう。苦手教科と得意教科で分けて、苦手分野を何度も復習をし、得意分野も忘れないよう日々勉強していきましょう。弱点克服と得意科目の伸ばし方ですが、弱点克服はなにが自分の中で分かっていないかを理解することが重要です。それが分かれば時間をかけ、先生などに聞いてみましょう。得意分野は細かいところを詰めていく作業になります。点で覚えるのではなく、関連で覚えていくとより知識が増えます。

模擬試験の戦略的活用法

次に、模擬試験の戦略的活用法をご紹介します。もちろん受けることも大切ですが、結果が何より重要です。自分の位置やどんな問題を間違え、どんな問題が正解しているのかなどを注意して見るようにしましょう。そして間違えた問題に対してはなぜ間違えたのか、やり直しをして同じ問題が出た時には間違えないようにしましょう。また、正解した問題でも偶然の場合や解答は細かく書いてくれている場合もあるため、しっかりと目を通すことが大切です。やり直しを一通り終えたら1か月後ぐらいにもう一度解いてみましょう。この繰り返しを行うことで知識が定着していきます.。また、同じ模試であれば前回の自分を超えられているかに着目しましょう。

入試直前期の効率的な過ごし方

入試直前期はなにに手を付けたらいいか分からなくなってしまうことがあります。そこで入試直前期をどのように過ごすべきかをご紹介します。まず、公式や英単語などの暗記物を復習することです。習ったことを総復習することで記憶が定着して受験本番に効果的です。入試本番を想定して積極的に模試に取り組んだり、本番に慣れておくことも大切です。苦手分野を捨てずに基礎から演習しておきましょう。

アサンプション国際中学校の受験対策なら個別の会

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まとめ

今回は、アサンプション国際中学校の進学実績や偏差値、入試概要などをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。「イングリッシュコース」「アカデミックコース」などといったコースがあり、入試方式には、活動実績重視型と資格重視型、サッカーアピール型などがあります。スポーツ・芸術・音楽などと学校の両立を考えている方におすすめです。
本記事を通してアサンプション国際中学校に興味をもたれた方は、ぜひ検討してみてください。