大阪学芸高校附属中学校の偏差値と入試傾向・対策方法とは?特徴なども解説

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カテゴリ:学校情報

今回は、大阪学芸高校附属中学校についてご紹介したいと思います。
本記事では、大阪学芸高校附属中学校の偏差値と入試対策を徹底解説します。
教育方針や施設、入試概要、科目別対策、学習計画、進学実績まで幅広く紹介します。

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大阪学芸高校附属中学校の特徴

大阪学芸高校附属中学校は、2016年に開校した大阪市住吉区にある男女共学の私立中学校です。
大阪学芸高校附属中学校の特徴について詳しく解説します。

教育方針

教育理念として、「規律ある学校生活の中で、しっかり勉強できる落ち着いた学習環境を提供する」、「座学を重視し、大学入試改革を見据えた「21世紀型教育」の土台つくりを行う」という2点を掲げています。
「21世紀型教育」の基礎は文武両道にあるという考えから、先取り教育は行わず、中学校の学習内容をしっかりと理解し、応用問題や発展問題を解く力をつけることを重視し、授業中は学習に集中し、放課後はクラブや趣味・特技に力を入れることを勧めています。
また、英語教育にも力を入れており、週に8時間(6時間は必修教科の英語、2時間は国際理解教育)のカリキュラムを組んでいます。
文法は日本人教師が担当し、国際理解教育はネイティブの教師が担当します。

施設・設備の充実度

大阪府内最大級の音楽室を備えており、校内にコンビニエンスストアや自動販売機も設置されています。
他にも作法室が備わっていたり地下に駐輪場があるなど、施設・設備が整った学校です。

大阪学芸高校附属中学校の偏差値

大阪学芸高校附属中学校の偏差値は41.0で、大阪府下448件中294位となっています。
全国でみると3646件中2610位と中堅クラスの偏差値といえます。
大阪市住吉区の中学校では、帝塚山学院中学校、浪速中学校などが同じ程度の偏差値となっています。
ただし、大阪学芸高校附属中学校の特色として、入試問題は公立小学校で学んだ基礎的な学習内容の定着をみるものとなっており、一概に偏差値を示すことができないと言われています。

大阪学芸高校附属中学校の入試概要と選抜方法

次に、大阪学芸高校附属中学校の入試概要と選抜方法について詳しく解説します。

募集人員と入試日程

募集人員 80名*
出願期間 2024年11月25日(月)~各試験日3日前の12時(正午)まで
試験日程 1月入試 1月18日(土)学科試験、1月19日(日)面接試験 の2日間
2月入試 2月11日(火) 学科試験、面接試験とも

*募集人員は、男女含めての人数です。
*2月入試は若干名の募集です。
*男女、入試方式、コース別の定員はありません。

入試方式と選抜方法

日程 受験資格
一般入試 1月18・19日(専願・併願)
2月11日(専願のみ)
英語資格入試 1月18・19日(専願・併願)
2月11日(専願のみ)
*出願時に「受験資格確認」の申請が必要
英検準2級以上の資格保持者
特技入試 芸能活動、スポーツ活動で実績があり、
中学進学後も継続の意思があること
自己PR入試 ・数検
・英検5級以上、漢検4級以上、珠算検定準2級以上の資格を有し、中学進学後も継続して上位急にチャレンジする意志があること
・児童活動など小学校での活動、ボランティアなど学校外の活動に2年以上継続して積極的に参加してきたこと
・ひとつの習い事を2年以上継続してきたこと
・何か特定の分野において、詳しい知識を持っており、中学進学後も継続して関わる意思をもっていること
帰国子女入試 海外の学校(現地校・インターナショナル校・日本人学校等)に
小学校6年の一部を含め2年以上在籍したことがあり、
6年生の途中から日本の公立小学校に在籍していること。

DD進学コースにいついて

どの入試方法においてもDD進学コースを選択することができますが、出願時にDD進学コースへの進学を希望する旨を申し出て出願資格を確認することが必要です。
DD進学コースとは、大阪学芸高等学校国際科のDDコース(ダブルディプロマコース)への内部進学を強く希望する児童を対象としたコースです。
大阪学芸高等学校のダブルディプロマコースでは、大阪学芸高等学校とカナダのブリティッシュコロンビア州の2つの高校卒業資格を取ることができ、世界の大学への進学が有利になります。
DD進学コース希望者も学科試験は共通ですが、面接試験でネイティブ教師によるインタビューテスト(英語による面接)が行われます。
また入学後、放課後に300時間/週のOGCIS Escalator Program(カナダ ブリティッシュコロンビア州のカリキュラムに基づく中学生向けプログラム)を3年継続して受講します。
一般的に大阪学芸高校に進学するには入試が必要となりますが、DD進学コースでは高校入試免除となり、DDコースへの内部進学が可能です。

科目別入試傾向と対策のポイント

大阪学芸高校附属中学校の入試科目は、どの入試方式でも国語と算数の2科目と面接です。
入試傾向と対策についてまとめました。

国語

試験時間は45分です。
問題の傾向としては、小学校で学んだ基本的な学習内容の定着を確認します。
対策としては、教科書で習ったところの復習と基礎的な読解力と文章表現力の教科が重要です。

算数

試験時間は45分です。
問題の傾向としては、国語と同じく小学校で学んだ基本的な学習内容の定着を確認します。
中学受験独特の難しい算数の問題を履修する必要はありませんが、基本的な計算力と応用問題への対応力を養いましょう。

面接(保護者同伴)

面接は、1月入試の場合は、学科試験翌日の8:30~14:30の間に行われます。
2月入試の場合は、学科試験終了後11:00~受験番号順に実施されます。
対策としては、学校の特徴や教育方針を理解し、志望動機を明確に説明できるように準備しましょう。
また、学校外で行った活動や資格を持っている場合は、その資格の内容なども説明できるようにしましょう。
「DD進学コース」志望者は、日本と面接の代わりにネイティブ教員による英語面接(インタビューテスト)があります。

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個別の会は、私立や国立、公立難関校への合格実績を持ち、他の塾より抜群に高い授業力を兼ね備えた最高峰のプロ講師が授業を担当しています。
それぞれの受験校の過去問の傾向、難易度や変更点など常に研究し、生徒を引き付ける講義力で志望校合格に導きます。
個別の会の授業は1コマ2時間、完全1:1の個別授業を行っております。
講師は生徒に付きっきりで徹底指導しているため、集団授業と違い分からないところはその場ですぐに質問することができます。
そして、生徒一人ひとりの現在の学力状況、志望校に合わせてオーダーメイドのカリキュラムで授業を行い、最短距離で大阪学芸高校附属中学校の合格まで徹底的に尽力します。
大阪学芸高校附属中学校の入試問題は、小学校での基礎的な学習範囲を主とするため、個別の会では基礎からそして勉強・復習の仕方まで手取り足取りの指導をして、大阪学芸高校附属中学校に合格できる学力と偏差値を身につけることができます。
個別の会では大阪学芸高校附属中学校に合格するための具体的な解決策をご提示いたしますので、少しでも気になられた方はぜひ個別の会にご相談ください。

合格に向けた学習計画

次に、合格に向けた学習計画についてまとめてみました。

6年生からの月別学習スケジュール

大阪学芸高校付属中学校に合格するためには、小学6年生からの計画的な学習が欠かせません。
4月から6月は基礎固めの期間です。
主要教科の基礎を徹底的に復習し、苦手分野を洗い出します。
ドリルや問題集を活用して克服を目指し、週ごとに学習目標を設定することで達成感を得ながらモチベーションを維持します。
7月から8月の夏休みは応用力を養う絶好の機会です。
過去問や模擬試験に取り組み、出題傾向を分析します。
この時期は苦手科目に重点を置きつつも、バランスの良い学習を心がけます。
9月から11月にかけては実戦力を強化する時期です。
過去問演習を繰り返し行い、試験形式に慣れることが重要です。
時間を計って解く練習をすることで、ミスを減らし、弱点を再確認して復習を徹底します。
12月から1月は最終調整の期間です。
志望校対策に特化した学習を行いながら、苦手分野の克服に集中します。
この時期は体調管理にも気を配り、本番を意識した模試を重ねて自信をつけましょう。
計画的な学習と努力を続けることが合格への鍵となります。

過去問の活用方法

大阪学芸高校付属中学校に合格するためには、過去問を効果的に活用することが重要です。
まず、小学6年生の夏頃から過去問に取り組み、出題傾向や難易度を把握することが第一歩です。
最初は1年分を解き、試験形式に慣れることを目指します。
その際、間違えた問題を放置せず、原因を分析し、関連単元を復習することで苦手分野を克服していきます。
秋以降は時間を計って解く練習を重ね、本番を想定した時間配分や解答順序を工夫することで、試験でのミスを最小限に抑えます。
また、最新の傾向を把握するため、直近3~5年分の過去問を重点的に活用します。
同時に、古い問題にも取り組むことで、幅広い出題形式に対応できる力を養います。
過去問の結果は模試と比較し、実力の推移を確認することで、学習計画を適宜見直すことが大切です。
過去問演習は「解くだけ」で終わらせず、徹底した分析と復習を繰り返すことで合格に必要な力を着実に伸ばすことができます。
このように、過去問を計画的に活用することが合格への近道です。

志望理由書の作成ポイントと例文

大阪学芸高校付属中学校に合格するためには、志望理由書の作成が重要なステップです。
まず、学校の教育方針や特色をしっかりと理解し、自分がその学校で何を学びたいのか、どのように成長したいのかを明確にすることが必要です。
志望理由には、「なぜこの学校を選んだのか」という動機と、「自分がどのように貢献できるか」という将来像を具体的に盛り込むと良いでしょう。
例えば、学校の特色である独自のカリキュラムや部活動に触れ、自分の興味や経験と結びつけて記述することで説得力が増します。
また、過去の経験や努力したことを具体的に挙げ、それを学校生活でどのように活かしたいかを述べると、自分の強みがアピールできます。
さらに、誠実で前向きな姿勢を伝えるため、自分の言葉で率直に書くことが大切です。
最後に、書き終えたら家族や先生に内容を確認してもらい、第三者の視点からの意見を反映して修正を行いましょう。
論理的で明確な志望理由書を作成することが合格への一歩となります。

内部進学と外部進学の比較

次に、大阪学芸高校附属中学校の内部進学と外部進学の比較についてまとめてみました。

高校進学実績

大阪学芸高校附属中学校では生徒の約7割が内部進学をし、大阪学芸高校へ進学しています。
大阪学芸高校附属中学校では、あえて6年一貫の方針をとっておらず、中学3年生になると受験生としての自覚を持って、自分に適しているコースを目指す「学芸スタイル」が特徴となっています。
もちろん、勉学面や生活面で頑張っている生徒に対して内部進学を保障しているため、安心して勉強や部活動、習い事にも打ち込むことが可能ですが、実際に本物の高校入試に挑戦し、合格を勝ち取り内部進学を獲得するために、生徒は勉学に励みます。
また内部進学ではなく、外部の公立高校への受験を検討している生徒に対しても、併願という形で内部進学を確保したうえで、外部進学への受験を認めています。

大学進学実績

大阪学芸高校の卒業生の多くは国公立大学、関関同立、産近甲龍、外国語大学に進学しています。
2024年度の大学合格実績は国公立大学だと和歌山大学3名、大阪教育大学や大阪公立大学などその他の大学にも合格者が出ており、合計17名が国公立大学に進学しています。
関関同立で最も現役合格者数が多かったのは関西大学の89名で、関関同立は合計で134名が進学しています。
産近甲龍だと最も現役合格者数が多かったのは近畿大学の256名で、産近甲龍は合計で349名が進学しています。
外国語大学だと最も現役合格者数が多かったのは関西外国語大学の54名で、京都外国語大学と合わせて64名が進学しています。
前述した大学以外にも、大阪学芸高校は薬学系や看護系、海外大学への進学者を多く輩出しており、進学実績が非常に優れています。
そのため、大阪学芸高校は進学に向けた指導体制がとても充実しているといえるでしょう。

まとめ

今回は大阪学芸高校附属中学校の偏差値や入試対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
大阪学芸高校附属中学校では落ち着いた学習環境を提供しており、自分のペースで学習ができるブース形式の自習室があったり、また、勉強だけでなく、部活動や習い事にも打ち込み両立できるようサポートするなど生徒が自分らしく過ごせる学校となっています。
国際的な視野を持つ生徒の育成にも力を入れており、留学プログラムも充実しているため、英語をしっかり学びたいというお子さまにはおすすめです。
本記事を通して大阪学芸高校附属中学校に興味を持たれた方は、ぜひ検討してみて下さい。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。