国公立大学歯学部で入りやすいのはどこ?偏差値ランキングや合格率・注意点などを解説

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歯学部を目指すにあたって、数ある歯学部の中からどの大学へ入学した方がよいのか、各大学の偏差値はどれくらいなのかなど気になっている受験生もいるのではないでしょうか。

本記事では、比較的入りやすい歯学部をご紹介しています。
難易度が高いとされている歯学部の中でどこが入りやすいのか、どうやったら入ることができるのかなど徹底解説しています。
自分の将来が不安な方は必見の記事となっています。

国公立歯学部の偏差値

国公立歯学部は全国に12校ありますが、各大学の偏差値レベルはどれくらいなのでしょうか。
前期試験と後期試験の偏差値をそれぞれ確認してみましょう。

前期試験の偏差値一覧(57.3〜64.2)

前期試験の各大学の偏差値を以下にまとめました。

大学名 偏差値
東京医科歯科大学 64.2
大阪大学 63.3
北海道大学 61.5
九州大学 61.5
広島大学 61.3
東北大学 60.7
岡山大学 60.7
長崎大学 60.5
徳島大学 60.3
新潟大学 60.0
鹿児島大学 59.2
九州歯科大学 57.3

東京医科歯科大学の偏差値が64.2と最も高いことがわかりました。
東京医科歯科大学は、東京都内にある唯一の国立大学歯学部です。
そのため、立地の良さや専門性の高さから人気が集中し偏差値が高くなる傾向にあると考えられます。
また、偏差値が61を超えている大阪大学、北海道大学、九州大学、広島大学は東京医科歯科大学に次いで難関大学の位置づけになるといえるでしょう。

後期試験の偏差値一覧(62.2〜68.3)

後期試験の各大学の偏差値を以下にまとめました。

大学名 偏差値
東京医科歯科大学 68.3
長崎大学 67.2
北海道大学 66.7
広島大学 66.0
岡山大学 65.2
鹿児島大学 65.0
徳島大学 64.7
新潟大学 62.2

前期試験と同じく東京医科歯科大学の偏差値が68.3と最も高いことがわかりました。
その次に長崎大学の偏差値が67.2と高く、前期試験では上位に属していた北海道大学と広島大学の偏差値を上回っています。
理由は、共通テストと二次試験の配点比率が、長崎大学では7:3となっており、他大学と比べると二次試験の比率が高くなるため、受験生が集中しやすく偏差値も高くなっていると考えられます。

歯学部の入試難易度

一概に歯学部の難易度といっても国公立と私学では入試難易度は異なってきます。
ここからは、国公立と私学に分けて入試難易度をみていきましょう。

国公立歯学部の入試難易度

上記でも解説したように、全国に設置されている国公立の歯学部の数は非常に少なく、どの大学も偏差値は比較的高めで入試問題も標準的な内容から発展問題まで出題されるため、難易度は高いといえるでしょう。
国公立の歯学部は学費が私立大学に比べるとかなり安く、国家試験の合格率も高いため、倍率の高い大学が多く競争率も高くなっています。
また、国公立は二次の個別試験がある大学が多く、入試科目で理科が二科目必須であったり、数Ⅲが出題されるなど勉強しなければいけない科目数も私学に比べて多い傾向にあります。

私立歯学部の入試難易度

全体的にみて私立の歯学部は国公立の医学部に比べると、偏差値は低い傾向にあります。
しかし、すべての私立歯学部が低偏差値というわけではなく、比較的偏差値の低い大学から高い大学まで幅が広いことが特徴的です。
偏差値だけでなく倍率も各大学によって大きな差があり、人気の大学は競争率も高くなっています。
国公立大学との入試の違いは、理科が一科目受験が可能であったり、数学Ⅲが出題されないなど大学によって必要な入試科目が異なることです。
そのため、自分にあった入試方法で受験することが可能です。

歯学部の合格率と進級率

志望校の決定に迷ったときには、入試の難易度だけでなく、入学した後の生活や将来に目を向けて考えてみましょう。
そこでここでは、歯学部の合格率や進級率について解説していきます。

志望校の国試合格率

歯学部に入学できたからといって歯科医になれるわけではなく、卒業後国家試験に合格しなければいけません。
そのため志望する大学の国家試験の合格率は、志望校を選択するうえで非常に重要になってきます。
国家試験の合格率が高いということは、その大学の教育の質やカリキュラムのレベルの高さを示す一つの指標になります。
そのため、高い合格率を維持している大学は、学生の学習を支援するためのサポート体制が充実しているといえるでしょう。

進級率の重要性

進級は将来のキャリアプランや就職活動に大きく影響します。
そのため、志望校を選択する際に、国家試験の合格率と同等に重要となるのが進級率の高さです。

進級率の高い大学は、学生が順調に勉強できるような環境が整えられていることを示しています。
進級率が低い大学の場合、カリキュラムが過度に難しかったり、サポート体制が不足しているなどの可能性があります。
また、周囲に進級できない学生が多いことで、モチベーションが下がってしまったり、自分も進級できないのではないかといった不安から勉強に専念できないおそれもあります。

歯学部の偏差値ランキング

前項にて歯学部合格の難易度は国公立と私立では違いがあるとお伝えしましたが、ここではさらに具体的に偏差値について国公立と私立と分けて違いを見てみましょう。

私立歯学部の偏差値ランキング

先ずは私立歯学部の偏差値ランキングです。

順位 偏差値 大学名 都道府県
1位 58.0 東京歯科大学 東京都
2位 55.2 昭和大学 東京都
3位 53.0 大阪歯科大学 大阪府
4位 52.8 日本歯科大学 東京都
5位 52.2 日本大学 東京都
6位 51.0 福岡歯科大学 福岡県
7位 50.0 日本大学松戸 千葉県
8位 47.8 日本歯科大学新潟生命 新潟県
9位 47.5 明海大学 埼玉県
10位 46.3 愛知学院大学 愛知県
11位 44.8 朝日大学 岐阜県
12位 44.3 松本歯科大学 長野県
13位 43.5 神奈川歯科大学 神奈川県
13位 43.5 奥羽大学 福島県
15位 43.0 岩手医科大学 岩手県
15位 43.0 鶴見大学 神奈川県
17位 42.5 北海道医療大学 北海道

ランキング1位は東京歯科大学で偏差値は58.0、17位の北海道医療大学は偏差値42.5とその差は15.5となっております。

高偏差値の私立歯学部

偏差値の高い私立歯学部は東京歯科大学、昭和大学、大阪歯科大学で偏差値は53~58程度です。
私立歯学部の中では偏差値ランキング上位ではありますが決して高い数値ではありません。
国公立大学と比べると私立歯学部には合格しやすい大学が多くあることが分かるでしょう。

昭和大学歯学部は東京医科歯科大学等の難易度の高い歯学部のすべり止めとして受験されることが多いため偏差値が高くなっています。

低偏差値の私立歯学部

偏差値の低い私立歯学部は北海道医療大学、鶴見大学、岩手医科大学で偏差値は42~43程度で平均となる偏差値50よりも低くなっています。

ある程度基礎学力がついており、基本的な問題を間違いなく解くことができれば問題なく合格できるレベルです。

北海道医療大学の歯学部の偏差値が低いのは、同じ北海道にハイレベルの北海道大学歯学部があるので、学力の高い受験生は北海道大学に出願するケースが多いためと考えられます。

国公立歯学部の偏差値ランキング

順位 偏差値 大学名 都道府県
1位 62.5 東京医科歯科大学 東京都
2位 60 大阪大学歯学部 大阪府
3位 57.5 北海道大学歯学部 北海道
3位 57.5 広島大学歯学部 広島県
3位 57.5 九州大学歯学部 福岡県
3位 57.5 長崎大学歯学部 長崎県
7位 55 東北大学歯学部 宮城県
7位 55 新潟大学歯学部 新潟県
7位 55 岡山大学歯学部 岡山県
7位 55 徳島大学歯学部 徳島県
11位 52.5 九州歯科大学 福岡県
11位 52.5 鹿児島大学歯学部 鹿児島県

(河合塾調べ)
ランキング1位は東京医科歯科大学で偏差値は62.5、11位の九州歯科大学、鹿児島大学は偏差値52.5とその差は10.0となっております。

高偏差値の国公立歯学部

偏差値の高い国公立歯学部は東京医科歯科大学、大阪大学で偏差値は60~62.5程度です。
どちらも偏差値60を超えており難関大学ということができるでしょう。

低偏差値の国公立歯学部

偏差値の低い国公立歯学部は九州歯科大学、鹿児島大学で偏差値は52.5程度です。
国公立の中では偏差値は低いですが、私立歯学部の上位クラスと同程度です。
また国公立ということで多くの科目の学習が必要であり、共通テストも高得点を狙わなければならないので、これらの大学でも合格は安易とは言えません。

歯学部の偏差値を見る時の注意点

偏差値の数字は、あくまで参考程度にするべきです。
その理由など偏差値を見る時の注意点について解説します。

偏差値は相対的

偏差値は絶対的なものではなく相対的なものです。
ある模試を受けた時に、自分自身が平均からどの程度の位置にいるのか、受験者の中での学力はどの程度なのか、を相対的に知ることができるものです。

受ける試験や、その時の受験者のレベルによって、偏差値は変わってくるものなので、年度によってもばらつきが生じます。
ですから偏差値の数字だけを見て志望校を選ぶ必要はありません。

見るべきポイント(国家試験合格率、立地・設備、学費)

偏差値を左右している原因として、いくつかのポイントを挙げることができます。
1つは、国家試験合格率です。
私立歯学部の場合、学費も高額になるため、国家試験合格率の高い大学ほど偏差値が高い傾向があります。
次に立地や設備も挙げられます。
国公立大学・私立大学とも、立地のよい大学の方が偏差値が高い傾向にあります。
学費と偏差値はどうでしょうか。
医学部の場合、学費が抑えられている大学の方が偏差値が高い傾向がありますが、歯学部に関しては、学費の一番高い東京歯科大学が、私立大学の中では偏差値が高いので、学費に関しては、偏差値の影響はあまりないものと思われます。

歯学部の偏差値が低い理由

一般的に歯学部は偏差値が低いといわれています。
その理由について解説します。

歯科医師の需給バランス

歯科医院はコンビニエンスストアの数よりも多いといわれています。
また子供の虫歯の罹患率は、昔に比べるとかなり減っており、歯科医師の需要自体が減っており、需給バランスが崩れていると考えられます。

学費と年収のバランス

私立大学の歯学部の学費は6年間で1800~2300万円程度、国公立で約350万程度かかります。
歯科医師の年収は、勤務歯科医だと690-710万円程度、開業歯科医だと1400万円程度といわれています。
高額な学費に対して、年収のバランスが良くないことで私立大歯学部の志願者が低下し、偏差値が低くなっていると考えられます。

ストレート卒業の難しさ

歯学部はストレートで卒業することが難しい学部です。
毎年20%前後の学生が留年や休学を余儀なくされています。
ストレートで卒業できなければ、その分学費などの費用も掛かります。
ストレートで卒業することが難しいことも歯学部の志願者率が低下し偏差値が低い要因の1つと言えるでしょう。

国家試験の難化

第116回歯科医師国家試験の結果は、受験者数3,157人に対し、合格者数は2,006人で、合格率は約64%でした。
これは、およそ30年前に行われた第85回歯科医師国家試験の合格率は約84%であったことを見てみると、国家試験が難化していることがわかります。

歯学部の偏差値の将来予測

現時点では、歯学部の偏差値は低いといわれていますが、将来的にはどのようになっていくのでしょうか。
歯学部の偏差値の将来予測について解説します。

募集人数の削減

平成26年度日本歯科医師会から「歯科医師儒給問題の経緯と今後への見解」が発表されました。
それによると「歯科医師の数は82,000名程度が望ましい」とされています。
現在、歯科医師の数は107,443人で大幅に上回っていることが分かります。
そのため、歯学部の募集人数も減らされています。

しかし、歯科医師の年齢別の人数を見てみると50歳代以上が全体の半分以上を占めています。
将来的には、歯科医師が大量に引退することが考えられ、募集人数は下がり続けることはないでしょう。

歯科医師の人気

歯科医師の平均年収は医師と比べれば低いものの、一般的な低年収には値しません。
手に職を持つことができる歯科医師はまだまだ根強い人気があるといえるでしょう。

また最近は、虫歯を治すだけでなく、歯列矯正や審美歯科のために歯科医院に通う人が増えています。
そういった専門的な分野での歯科医師の人気は高まっていくかもしれません。

偏差値の変動予測

将来的に、高齢の歯科医師の大量引退時期が来ること、審美や矯正などの需要が高まっていることなどから、将来的に歯学部の偏差値が大きく下がる可能性は低いといえます。

歯学部受験対策

歯学部合格のための受験対策は、どのようにすれば良いのでしょうか。
入試科目などについて解説します。

入試科目と対策

入試科目は、国公立大学歯学部は3教科4科目+面接型(英語、数学、理科2科目、面接)の方式がほとんどです。
私立大学歯学部は3教科3科目+面接型(英語、数学、理科、面接)が多い傾向となります。
これに加え小論文も入ってくることも多いです。

国公立大学は例えば数学の場合、数Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、Bが多いです。
しかし私立大学歯学部数学となると、数Ⅰ、A、Ⅱや数Ⅰ、Ⅱ、A、Bなど、大学によって大きく出題範囲が違うので、しっかりと志望校の入試科目を確認しておく必要があります。

入試傾向と問題難易度

入試傾向としてはどこの大学でも、面接が行われます。
小論文がある大学も多いです。
入試問題の難易度としても、標準的な問題が主ですが偏差値の高い大学になれば当然、問題の難易度も上がってきます。
面接や小論文がある大学の歯学部を受ける際は、しっかり対策をする必要があります。

受験倍率と専門対策

国公立大学の受験倍率は高く、前期倍率が約2倍〜6倍。
後期は長崎大学で約27倍(志願者倍率、令和3年度受験参考)ととても高い倍率となります。
私立は約1倍〜2倍。
人気の大学でも約4倍〜5倍です。
国公立大学歯学部は、歯科国家試験の合格率も高いので多くの受験生が志望します。
しかし、国公立大学歯学部がある大学は全国で12校しかありません。
募集定員も少なく、入学するのはとても難しいです。
国公立大学の中でも東京医科歯科大学、大阪大学、東北大学は偏差値60を超えるため、特に難易度の高い大学になります。
私立大学で人気なところは、歯科国家試験の合格率の高い東京歯科大学、日本歯科大学、昭和大学などです。
学費の安さと歯科国家試験の合格率の高い国公立大学か、歯科国家試験の合格率の高い私立大学を選ぶか、志望校にあった対策が必要になります。

地域別歯学部一覧

北海道・東北エリア

国公立大学 北海道大学歯学部、東北大学歯学部
私立大学 北海道医療大学歯学部、岩手医科大学、奥羽大学歯学部

関東エリア

国公立大学 東京医科歯科大学歯学部
私立大学 東京歯科大学歯学部、昭和大学歯学部、日本大学歯学部、神奈川歯科大学歯学部、鶴見大学歯学部、明海大学歯学部

東海・甲信越エリア

国公立大学 新潟大学歯学部
私立大学 愛知学院大学歯学部、松本歯科大学歯学部、朝日大学歯学部

近畿エリア

国公立大学 大阪大学歯学部
私立大学 大阪歯科大学歯学部

中国・四国エリア

国公立大学 岡山大学歯学部、広島大学歯学部、徳島大学歯学部
私立大学 なし

九州・沖縄エリア

国公立大学 九州大学歯学部、九州歯科大学歯学部、長崎大学歯学部、鹿児島大学歯学部
私立大学 なし

予備校と独学の選択

本項では、予備校と独学の選択の違いについて見ていきたいと思います。

塾なし・予備校なしの独学受験

一方で、塾なし・予備校なしの独学受験にも塾や予備校の授業代が不要であったり、自分のペースで学習を進められたりするというメリットはあります。
しかし、その分スケジューリングが甘くなることで予定が押してしまい、最終的に間に合わないという最悪の結果になってしまったり、何をすればいいのか分からないという状況に陥ることで、時間を無駄にしてしまったりするという大きなデメリットを抱えています。
また、情報戦であるといわれる大学受験において十分な情報が得られない環境であるということは、かなり致命的な部分になってしまいます。

歯学部入学のメリットと将来性

歯学部の受験を考えている方の中には、歯学部に入学することで得られるメリットや、歯学部卒業後の将来像などについて気になる方もいるのではないでしょうか。
本項では、歯学部入学におけるメリットとその将来性について見ていきたいと思います。

歯学部入学のメリット

まず、歯学部入学のメリットについて説明していきます。

6年間かけて歯科の知識および技術を身につけるハードな学部であるからこそ、知識と技能を常にアップデートし続けることができるという利点があります。
また、医学と同じように人の生命とも関わるため、やりがいを実感しやすいです。
さらに、高度な知識・技術が身につくだけでなく、「観る」「聞く」「話す」といったコミュニケーション能力に代表されるヒューマンスキルを獲得することができます。

歯学部卒業後の進路と就職先

次に、歯学部卒業後の進路と就職先について解説していきたいと思います。

歯学部卒業後の主な選択肢を以下に示します。

・大学院進学
・診療所
・病院
・研究機関
・介護施設
・公務員
・一般企業

このように卒業後の選択肢は多く、自分に合った道を選ぶことが可能です。

近年、「歯科医師は儲からない」というイメージの浸透によって、歯学部の人気・偏差値が下がりつつありましたが、今後、歯科医師の大量引退時代が訪れることによって歯科医師の需要が急増することが見込まれます。
また、近年の潮流でもある矯正、審美・美容によって歯科に新たな価値が付加されていることによって、歯学部入学には将来性が見込まれるといえるでしょう。

結局入りやすい歯学部は?

ここまで、歯学部受験について現実的な話から将来性まで幅広い内容でお話してきましたが、結局のところ入りやすい歯学部はどこなのでしょうか。
最後になりましたが、歯学部を志す方が最も気になるであろう部分について見ていきたいと思います。

国公立歯学部で入りやすい大学

まず、国公立歯学部について見ていきます。
国公立歯学部のうち、比較的偏差値の低い大学として、新潟大学、徳島大学、鹿児島大学、九州歯科大学が挙げられます。
これらの大学の偏差値が低い理由としては、交通の便が悪いこと、ネームバリューがないことが挙げられます。
今挙げた4大学のレベル差にはほとんど差がありません。
しかし、九州歯科大学においては、募集定員が他大学よりも多くなっていることが特徴であり、最大の利点でもあります。
また、大学合格後のことも考えると、九州歯科大学は留年率も低く、国家試験の合格率も高くなっています。
これらのことから、新潟大学、徳島大学、鹿児島大学、そして特に九州歯科大学が穴場であるといえるでしょう。

私立歯学部の偏差値低いランキング

以下の表に私立医学部を偏差値の低い順に示しました。

順位 大学名 偏差値
1 朝日大学松本歯科大学 37.5
3 明海大学 40.0
4 日本大学日本歯科大学 47.5
6 大阪歯科大学 50.0
7 昭和大学 52.5
8 東京歯科大学 55.0

国公立大学には60を超える偏差値の歯学部も多くある一方で、私立歯学部の偏差値は比較的低いといえます。
偏差値に幅があるため、自分に合ったレベルの大学を見つけやすいともいえるでしょう。

まとめ

今回の記事では、歯学部受験における偏差値や難易度、入試対策、そして将来性などについて幅広く解説しました。
いかがでしたでしょうか。

ここに示した情報も一情報に過ぎません。
特に偏差値などは発表する機関によって数値が変わるものなので、影響され過ぎないようにしましょう。
すべてを鵜呑みにするのではなく、数ある情報の中の一部であることを理解したうえで、参考程度に上手く活用していってくださいね。