不登校におすすめの塾とは?塾の選び方やメリット・デメリットについて解説

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子どもが不登校になると、勉強の遅れ、進学、将来などさまざまな不安がつきものです。
しかし、昨今は不登校の子どもが通いやすい学習塾が増えていて、ひとりひとりに合わせたカリキュラムで学習指導を受けることができます。
塾を選ぶうえでのポイントや、授業形式などを解説しながら、不登校の子どもにおすすめの塾を10か所紹介します。
是非、塾選びの参考にしてみてください。

不登校でもしっかり学んで進学ができる


まずは、不登校でも学習、進学ができるのかどうかをまとめてみました。

不登校のこどもを塾に通わせる際に注意したいこと

子ども自身に【勉強したい】という強い気持ちがあれば、保護者としては当然応援したくなります。
しかし、不登校の子どもを塾に通わせる時に注意する点がいくつかあります。
まずは、子どもに過剰な期待をしないことです。
塾に通わせる場合、「塾で勉強した分だけ学力が上がる」「学校の勉強もこなせるはず」と思いすぎないことが大切です。
子どもの学習の成果にとらわれず、塾に通っていること、頑張って勉強に取り組んでいることという【過程】を見守っていきましょう。
そして、塾に行くことが辛くなってしまったり、精神的に不安定になりやすくなったら、家庭と塾でしっかり相談をして一度授業を止めることも大切です。
子ども自身がうまく表現できないこともあるので、いつもと違う様子であれば、声をかけてみましょう。
塾に通ったことで学習意欲が湧いたり、いろいろなことにチャレンジしたいと言った場合は、子どもの意見を尊重して一緒に考えてみましょう。

不登校こそ塾を利用するべき

家で勉強をしっかりしていないと進学や復学、受験の際に影響する可能性があります。
また、一人で勉強を進めていくには限界があります。
そのため、不登校こそ塾を利用するべきだといえます。
塾では経験豊富なプロの講師から正しい勉強方法について直接指導してもらうことができることや、塾からの宿題があることにより自宅学習が習慣化することにもつながるでしょう。

不登校が塾に通うメリット


不登校が塾に通うメリットについて詳しく解説していきます。

塾での学習が学校への出席とみなされることがある

学校に通っていなくても、塾での学習が一定の条件を満たしていれば学校への出席とみなされることがあります。
出席扱いとなる条件の例を3つ紹介します。

【不登校児童生徒に対する相談・指導をおこなうことを主な目的とした塾である】
【本人に合った指導方法、学習内容が明確に保護者等に提示されている】
【塾が保護者や学校長と連携して積極的に情報提供している】

最終的に出席とみなすか判断するのは学校長と教育委員会次第になりますが、学校との連携を意欲的に行ってくれる実績のある塾であれば、出席扱いにしてもらえる可能性は高まるでしょう。
また、保護者の方も所属する中学や高校、塾と密に連携しながら、お子様をしっかりサポートしてあげましょう。

復学のためにサポートやメンタルケアができる塾もある

塾の中には不登校生徒を受け入れている塾もあります。
数多くの不登校生徒を引き受け、復学のためのサポートを行うだけではなく、認定試験対策を行い大学合格に導いたりとさまざまな実績をもっている塾もあります。
そのような塾では、復学に向けてのプログラムが用意されていたり、メンタルの悩みについて専門家と連携し対応している場合もあります。
サポートする内容やサービスは塾によって異なるため、各塾のホームページで詳細確認し、複数校を比較してみましょう。
また実際に訪問して直接話を聞き、できれば本人が体験授業を受けてみるといいでしょう。

受験のための学力も養うことができる

不登校の生徒さんの中には入学したい高校や大学があるけれど、不登校のため無理ではないかと悩んでいる生徒さんや保護者の方もいるのではないでしょうか。
塾は成績アップや学力向上および受験対策のプロです。
塾に通うことで受検のための学力が身につき、自信もついてきます。
自信がつくことで他のこともがんばれるという良いサイクルになれる可能性があります。
また近年では、塾に通うことも学校での学びと同様に取り扱ってくれるケースが増えていますので、生徒さんのモチベーションの向上も期待できます。

塾で人と触れ合ううちに不登校を克服することができる

学校とは違い、塾に通うことで講師やスタッフなど大人と関わる機会ができます。
新たな人との出会いや学校とは異なるコミュニティで過ごすことで考え方に変化が起こったり、精神面や社会性が成長したりすることも考えられます。
今までにない環境で新たな出会い等がきっかけで状況が好転することもあります。
不登校になった原因や抱えていた悩みが解決する可能性もあり、復学できるケースもあります。
塾に通い、学校では出来ない経験を通し生徒さんは成長していきますので、保護者の方は焦らず見守っていきましょう。

不登校が塾に通うデメリット


不登校が塾に通うデメリットについて詳しく解説していきます。

合わない塾だと逆効果になる可能性も

不登校に対して、十分な理解のない塾を選んでしまうと逆効果になることがあります。
そして講師との相性が非常に大事なポイントで、不登校の生徒は些細なことでも傷ついてしまったり、やる気をなくしてしまうなど、とても敏感な子が多いのです。
そのため、講師との相性を確認するために体験授業をできるだけ行いましょう。
不登校の講師選びはとても重要なので、複数校の体験授業を受けてみるなど、時間をかけて選びましょう。
また、不登校生には、オンライン学習塾という選択肢もありますが、自宅で学習するため勉学のモチベーションの維持が難しかったり気が緩んでしまいがちです。
外出困難だったり対面恐怖がある場合は別ですが、そうでなければオンライン式か対面式のどちらが良いかもよく考えることが必要です。

塾に通うための費用が必要になる

個別指導の場合1対1での指導になること、また不登校生の場合は、習いたい科目や塾にいる時間を多くしたいと思う保護者も多いため、塾にかかる費用が高くなりがちです。
受講時間を増やせば増やすほど費用もかかるので、自習室のある塾がおススメです。
自習室はどのくらいの時間使用できるのか、自習中に講師に質問できる機会はあるのか、など入塾前に確認してみることをおススメします。

子供が不登校になったら?親ができる3つの対応


子どもが不登校になったとき、親ができる3つの対応についてまとめました。

子供を否定したり叱ったりしない

文部科学省のアンケートによると、小中高の不登校の原因の1番は「無気力・不安」2番目に「生活リズムの乱れ」が挙げられるそうです。
無気力・不安になる心理は様々な要因があると思いますが、自分に自信がもてなかったり、人間関係に悩みを抱えていたり、将来に対する不安がある、などが多いと言われています。
また、なぜ学校に行けないのか本人ですら分からない場合が大半なのです。
そのような状態の子供を叱ったり、本人を否定するようなことを言ってもなんの解決にもなりません。
ますます自己肯定感が下がり、誰も自分を分かってくれない、と殻に閉じこもるだけです。
子供の現状を受け入れること、子供の話に耳を傾け共感することが大切です。

学校と密に連絡を取り合う

不登校になったからといって、学校と関わらなくなるのは間違いです。
不登校になったときこそ、学校と密に連絡を取り合いましょう。
学校を通じて教育相談を受けられる窓口やカウンセリングを受けられる場所などの情報を取得できます。
そして、登校できない場合の進路の選択肢、不登校時の単位の取得方法(例えば保健室登校や別室登校の対応について)などについて話し合うことが重要です。
塾での学習が一定の条件を満たしていれば学校への出席とみなされる「出席扱い」の判断は、学校長と教育委員会が連携して決めるため、保護者と学校との間に十分な協力、連携が行われていることが大切なのです。

学校以外に落ち着ける居場所を作ってあげる

不登校の子供にとって落ち着ける居場所としてまず最初に挙げられる居場所は、家や自分の部屋でしょう。
一般的には、小学生は家族がいる場所を好み、中高生は、自分一人になれる場所や家族以外の人がいる場所を好む傾向があると言われます。
それ以外に自分が受け入れられていると実感できる場所、精神的に無理をせずいられる場所を作るとすれば、フリースクールや塾が挙げられるのではないでしょうか。
特に中高生になってくると、家族よりも自分のことを分かってくれる他人が必要で、不登校により勉学に遅れがでる焦りを感じる子供も多くいるので、安心して自分のペースで勉強できる居場所が必要だといえるでしょう。

不登校でも学習したいなら個別の会


個別の会では、何年間も不登校でちゃんと通塾できるか不安を抱えていたり、いきなり勉強だけの授業に付いていくのに心配だという悩みや問題を抱えている方向けのコースを設置しております。
個別の会では、生徒が自分のペースで気長にリラックスして勉強ができるようになることを目標としており、焦らずじっくりと講師が寄り添う形で授業を行っています。
小学校の計算から不安であったり、英語をゼロから教えて欲しいという生徒1人1人の悩みにも寄り添い、生徒に丁寧に学び直しを徹底サポートします。
また、学習面だけでなくメンタル面のサポートもし、やがてお子様が自立出来るようにしていきます。
いきなり教室での対面授業が難しいという場合は、オンラインでの個別授業も対応していますので、自分に合った学習スタイルを選択することが可能です。
「もう一度勉強を1からやり直したい」「小学校の内容から難関校対策までして欲しい」など様々な要望にも応え、完全オーダーメイドの個別カリキュラムによる個別授業を行っておりますので、少しでも気になられた方はぜひ個別の会にご相談ください。

まとめ


今回は、不登校でも学習・進学ができるのか、塾に通うメリットなどについて解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。
不登校になると進学・復学できるか不安、学習が遅れてしまうなどの悩みがあると思いますが、塾に通うことは勉強するという意欲を起こしてくれる大事な要素にもなり、社会性を身につけることにもつながります。
不登校に理解があり、積極的に受け入れている塾であれば、お子様も無理なく頑張れる学習環境を用意してもらえたり、心身ともにサポートしてくれるため安心して通わせられるでしょう。
今回の記事をぜひ参考にしていただき、お子様に合った塾選びに役立ててください。