金蘭会中学校の偏差値は?基本情報や入試傾向と対策についても徹底解説!

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カテゴリ:学校情報

金蘭会中学校は大阪府大阪市に所在する中学校です。
本記事では、金蘭会中学校の偏差値や倍率について詳しくまとめています。
口コミから読み取れる金蘭会中学校のイメージも掲載しています。
入試傾向や対策についても解説していますので、金蘭会中学校を受験しようとお考えの方は是非参考にして下さい。

金蘭会中学校とは?


まずは金蘭会中学校の教育理念や部活動、学費について詳しくご紹介します。

教育理念

金蘭会中学校では「社会に貢献する自立した女性の育成」を教育理念に掲げています。
このような生徒の育成に必要な要素は、生徒1人1人が「学力・主体性・協働性」を身に付けることだと考えられています。
そのため、金蘭会中学校では学校は「学び」と「成長」の場であるという認識の定着を図り、授業や学校行事を通じて「なぜ学ぶのか」を生徒自身が実感できるようサポートするため、学校環境の整備に力を入れています。
また、異なる立場の多様な価値観を受け入れ、自己と他者を尊重する精神の育成にも取り組んでいます。
金蘭会中学校では、これらの精神を育む「学ぶ力・考える力・解く力・行動する力・認め合う力」の5つの力(KINRAN PRIDE)の育成を目指しています。

部活動

部活動は体育系と文化系に分かれており、文化系の部活動の方が種類が多いという特徴があります。
以下に、部活動の名称をまとめてみました。

体育系

体育系の部活動は、バレーボール部・バスケットボール部・硬式テニス部・剣道部・バドミントン部・空手道部・新体操部・ソフトボール部の計8種類あります。

文化系

文化系の部活動は、書道部・美術部・演劇部・E.S.S部・ダンス部・放送部・吹奏楽部・フォークソング部・家庭科部・イラスト研究部・華道(課外クラブ)・茶道(課外クラブ)の計12種類あります。

学費

以下は金蘭会中学校の令和6年度の学費表です。

初年度のみの納入金 年学費
入学金 200,000円 授業料 550,000円
施設費 施設維持費 60,000円
教育充実費 教育充実費
その他 15,000円 その他 178,800円
初年度のみの納入金合計(①)  215,000円 年学費合計(⓶)        788,800円
初年度納入金合計(①+⓶)                       1,003,800円

金蘭会中学校の授業料は年額788,800円で、初年のみ215,000円の費用が必要です。
その他の費用について、「初年度のみの納入金」では同窓会費が含まれています。
「年学費」では学年費(教材費を含む)と、PTA・生徒自治会費、体育文化日、給食費などが含まれています。
上記の費用以外に学校指定品費が必要です。
初年度納入金が安い大阪府の私立中学女子校の中では、金蘭会中学校は12校中8位に位置します。
大阪府内でも比較的割高な初年度納入金だと言えます。

金蘭会中学校の難易度


続いて、金蘭会中学校の難易度についてご紹介します。

金蘭会中学校の偏差値

金蘭会中学校の偏差値は48となっています。
金蘭会中学校の偏差値と全国の中学校624校の偏差値を比べてみると、金蘭会中学校は472位に位置します。
偏差値が同じで同率順位の中学校は52校あり、九州の八女学院中学校や関東の共栄学園中学校などが挙げられます。
また、関西における中学校144校と比較してみると、金蘭会中学校は111位に位置します。
同率順位には11校が該当し、京都学園中学校や京都光華中学校などが挙げられます。
さらに、大阪府の中学校58校と比較すると、金蘭会中学校は40位に位置します。
8校が同率順位であり、箕面自由学園中学校や城星学園中学校などが挙げられます。
全国・関西・大阪府内で偏差値を比べてみましたが、あまり順位は高くないと言えます。
しかし、入試を簡単に合格できるということではありませんので、ご注意ください。

近所の中学校との偏差値比較

続いて、近所の私立中学校との偏差値を比較してみました。

学校 偏差値
金蘭会中学校 48
相愛中学校 48
明星中学校 50
大阪女学院中学校 65

金蘭会中学校の周辺には、相愛中学校や明星中学校、大阪女学院中学校などの私立中学校があります。
金蘭中学校と相愛中学校は偏差値が同等なだけでなく、3つの中学校の中で最も金蘭会中学校と近い距離に位置しています。
明星中学校の偏差値は50で、大阪女学院中学校は最も高い65となっています。
金蘭会中学校の周辺の私立中学校では、大阪女学院中学校が最も難易度が高いと言えます。

金蘭会中学校の倍率

次に、金蘭会中学校の倍率と試験結果をまとめてみました。

募集人数 日程 志望者数 受験者集 合格者数 実質倍率
15名 K方式入試 67名 52名 52名 1.00倍
45名 A日程AM
A日程PM
B日程
C日程
D日程
E日程
平均点 最高点 最低点
国語 69.1 92 33
算数 71.4 96 34
合計 140.4 188 74

※2023年のデータになります。
2023年は受験者は全員合格したようです。
入試点数を見るとかなり差があることが分かります。

金蘭会中学校の口コミ


次に金蘭会中学校の口コミをまとめてみました。
家庭環境がきっちりとした方ばかりなので、安心して通わす事ができました。
先生がきっちりしてるので相談もできたし通わせてよかったと思います。
オープンキャンパスへ行き色々と学校のカラーを見に行き、子どもが馴染めたので良かったと思いました。
校則はいたってあたりまえの事ばかりで、毎朝校門前で先生達がおはよう活動をしておられるのでアウトならば即帰らされてしまいます。
いじめには厳しいので、子ども達もそのような事はありません。
おっとりとしたお子さんや、ゆとりがあるお子さんが多いので安心して行けると思います。
万が一いじめがあれば退学みたいです。
タブレット授業です。
宿題も先生にタブレットからの送信になりますし、わからない点があれば先生に質問などができます。
尚、自宅にWi-Fiがない家の方はつけられた方がいいかと思います。
(保護者/2015年入学)

総合的な評価としては、穏やかに学校生活を過ごす学校で、偏差値の高い学校を目指さないので、ゆったりとしている。
学校の校則は厳しいと思いました。
持ち物検査等を定期的に実施していた。
いじめ問題は元々比較的少ない、学校ですので、安心して、通学させてました、
梅田、グランフロント大阪に隣接する地域で、治安もよくアクセスも便利です。
(保護者/2015年入学)

勉強がハイレベルという訳ではありませんが、雰囲気はすごく良いです。
先生方も、相性の善し悪しはありますが、いい人が多いと思います。
テスト前の全員補習など、少し世話を焼きすぎのような気もします、、。
授業の時はみんな真面目で、うるさすぎとかは多少あるかなどうかなくらいです、個人の感じ方の問題かと。
質問にはしっかり答えてもらえますし、その点は大丈夫です。
校舎は結構綺麗です。
ホールはマイクにつけ、ピアノにつけ、とにかく響きがすごいです。
体育館も図書室も、特段変わったところはありません。
セーラーなので周りには可愛いと言われます。
ただ、夏のセーラー以外はスカートも冬セーラーもコートも、ウール製なので、上等ですが、着心地の面では嫌な人もいるのかと。
体操着はピンクのシャツに紺のパンツと上着で可愛いです。
(生徒/2017年入学)

「みんなの中学情報 引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/12286/
グランフロント付近と立地がいいのでアクセス良好のためとても通いやすく、施設もとてもきれいなようです。
タブレットを使った授業で宿題もタブレットに送られているようなので、自宅にもWi-Fiが必要となります。
先生方もやさしい人が多く学校全体の雰囲気もいいようです。

金蘭会中学校の入試傾向・対策


最後に金蘭会中学校の入試傾向と対策を科目別に解説します。

国語の入試傾向・対策

思考力を問う問題が多く見られ、近年では図表やグラフなどを利用した問題も出題されています。
選択式や抜き出し式の問題が中心となっています。
そのため、文章全体の構成をよく見渡して、求める答えがどこにあるかを見つけられるようにしておきましょう。
選択式は、まぎらわしいものが多いので、よく読み、当てはまらない選択肢を省いていく練習をしておこう。
漢字の書き取りや慣用句、四字熟語なども出題されているので、言葉の知識をたくさん身に付けておくことも必要です。
参考書や問題集に取り組み、できるだけ数多くの問題をこなして慣れておくとよいでしょう。
記述力と読解力を身に付けるためには、さまざまな長文問題で演習しておくことが大切です。

算数の入試傾向・対策

問題文が長く、読解力・思考力など文章から内容を把握し、状況を整理する力が求められている問題が出題され、典型的な問題に工夫がされた問題も増加傾向にあります。
問題文が長い文章題が多いので、内容をすばやく読み取り、確実に解いていく力を身に付けることが大切です。
そのためには、時間配分に気をつけながら解き進める練習をしておきましょう。
幅広い単元・テーマからの出題となるので、中学入試の標準的な解法はきちんと身に付けておくこと。
苦手単元は基礎問題から発展問題まで載っている問題集を活用し、問題を数多くこなしておくとよいでしょう。
図形分野からの出題もあり、点や図形の移動、図形の拡大と縮小、面積比、空間図形の応用問題などが多く見られます。
入試頻出の解法・テクニックを身に付けておくことはもちろんですが、題意を読み取り、自分で図を描き、イメージしながら解いていく力も必要です。

英語の入試傾向・対策

2023年度は大問8題構成で、選択問題が中心の出題でした。
単語と熟語の知識を問う問題が多く出題される傾向にあるため、まずは英単語と熟語をたくさん覚えることから始めましょう。
なかなか覚えられない単語・熟語は音読をしながら、手を動かして実際に何度も書いてみるとよいでしょう。
英語に慣れてきたら、文法や構文などもしっかり覚えていきましょう。
文法を正しく理解し、覚えていくためには、問題集を上手く活用することが大切です。
難しい問題集では勉強のやる気がなくなってしまうので、問題集は易しいレベルのものを使い理解していきましょう。

まとめ


今回は金蘭会中学校の偏差値や倍率、入試傾向と対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
金蘭会中学校は生徒の個性を尊重してくれる学校であり、各々が自分の居場所を見つけて、楽しい学校生活を送っています。
学力を伸ばす取組みや主体性・協働性を育てる取組みも充実しているため、学習面や一人の人間としても大きく成長することができます。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。