大阪教育大附属平野の入試傾向や対策は?入試情報や偏差値、倍率についても解説

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カテゴリ:学校情報

今回は大阪教育大附属平野中学校についてご紹介したいと思います。
本記事では大阪教育大附属平野の入試傾向や対策について詳しく解説しています。
記事内では受験の情報や概要、偏差値や倍率などの難易度についても解説しているため受験を考えている方は是非参考にしてください。

大阪教育大附属平野とは

大阪教育大附属平野中学校は大阪市平野区にある国立の男女共学の中学校です。
大阪教育大の附属中学校の一つであり、1947年に大阪第一師範学校女子部附属中学校として設置され、2004年に現校名に改称されました。
総生徒数は321名(2024年5月1日現在)で、クラス数は各学年3組となっています。
大阪教育大附属平野中学校では体験を通じた学びを重視しており、生徒の好奇心を掻き立てる授業を展開しています。
また、教員と生徒、生徒同士の密接な人間関係を確立し、自主的な生活態度と学習意欲を育てながら、質実剛健な人間教育を期待しています。

大阪教育大附属平野の入試情報

2025年度の大阪教育大附属平野中学校の入試情報についてまとめました。

募集人員 男女計 108 名(附属平野小学校からの進学者を含む)
出願期間 令和6年12月2日(月)~令和6年12月13日(金)
1次選考日 1月25日(土):国・算の筆記テスト
1次選考発表 1月26日(日)
2次選考日 1月27日(月):社・理の筆記テスト、面接
2次選考発表 1月30日(木)
入学検定料 5,000円

大阪教育大附属平野中学校では出願できる区域が決められており、応募資格にはその区域内に保護者と同居し、およそ60分以内で通学できる人と記載されております。
詳しくは学校ホームページでご確認ください。

大阪教育大附属平野の科目別入試傾向と対策

次に、大阪教育大附属平野の科目別入試傾向と対策について解説していきます。

国語の入試傾向と対策

大問2題構成で、論説文、説明文、物語文などから出題され、漢字の問題や内容読解の問題30字程度の記述式問題も出題されています。
漢字の問題は易しいレベルのものが3問出題されますが、難易度はそれほど高くないため、普段から漢字学習に取り組んでおけば事足りるでしょう。
文章は約2000~2500字ほどで、比較的易しい文章が多くなっています。
慣用的表現の問題、表現技法を問う問題も出題されているため、語句知識の徹底が重要だといえます。
また、問題数に対して、試験時間が短いため、文章を読むスピードも求められます。
そのため、日頃からスピードを意識して文章を読むトレーニングをしておくとよいでしょう。

算数の入試傾向と対策

大問7題、小問25問で構成されており、計算問題、小問集合、長文形式の問題が出題されています。
問題文は他校よりも長めのものが多く、大問6、7においては難易度の高い出題も見受けられ、年度によっては記述問題が1問出題されることもあります。
出題分野、出題形式は幅広く、会話文形式の問題、時事を絡めた問題なども過去には出題されています。
長文問題では文章や資料をしっかりと見て、条件を見落とさないよう気を付けましょう。
計算問題では分配法則を用いて手早く処理し、小問集合では問題をよく読んで、ミスのないように確実に得点を取れるようにしましょう。

理科の入試傾向と対策

大問7題構成となっており、大問1では例年、日本人のノーベル賞受賞者の名前、日本で起こった自然災害など科学に関係する時事問題が出題されています。
大問2~7では、物理・化学・生物・地学の分野からそれぞれバランスよく出題されています。
どの分野でも記述式の問題が多くなっており、自分の考えを短く簡潔に文章できちんと表現できるかが試されます。
全体的に学校の教科書レベルの内容であり、各分野から基本的な問題が出題されています。
時事問題が出題されるため、新聞やテレビで話題になった理科のニュースなどは、日頃から必ず調べておきましょう。
そして、各分野をバランスよく学習することも大切です。
基本問題を中心として実験方法や観察方法、原理や手順も丁寧に理解し、説明できるようにしておくとよいでしょう。
また、計算を必要とする問題は、過去問をはじめ類似問題で普段から練習をしておきましょう。

社会の入試傾向と対策

社会の問題は、地理・歴史・公民の3分野からまんべんなく出題されます。
関西にある国公立中学校の中では社会の難易度は高く、基礎的な問題から思考力を問われる問題まで幅広く出題されます。
3分野の中では比較的歴史の問題が容易ですので、普段から丁寧に覚えること、漢字を間違わないようにすることが大事です。
地理分野では、世界をテーマに出題されることもあるため、注意が必要です。
また表やグラフの読み取り問題が出るため、算数の計算力や知識も必要となります。
どの分野も教科書に書かれていることや授業で習ったことを定着させ、暗記だけに頼らず思考力を養うことが重要です。

大阪教育大附属平野の偏差値や倍率

大阪教育大附属平野中学校の偏差値や倍率について解説します。

偏差値

大阪教育大附属平野中学校の令和5年度の偏差値は、駸々堂の偏差値によると男子で54-57、女子で53-55程度です。
同じ大阪教育大学附属校の池田中学校で61程度、天王寺中学校で58程度となっています。
平野中学校の同レベルの私立中学校は、開明中学、関西大学北陽中学などが挙げられます。

倍率

大阪教育大平野中学校の倍率は、令和5年度、男子は71人の受験者数に対し20名の合格者で3.55倍、女子は85名の受験者に対し23名の合格者で倍率は3.70倍でした。

男子の倍率の推移

平成31年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
受験者数 70 81 81 64 71
合格者数 18 21 18 18 20
倍率 3.89 3.86 4.50 3.56 3.55

女子の倍率の推移

平成31年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
受験者数 102 111 76 88 85
合格者数 29 38 21 29 23
倍率 3.52 2.92 3.62 3.03 3.70

例年、女子の方が受験者数・合格者数ともに多いです。
大阪教育大平野中学校は、附属の小学校からの内部進学者の人数によって合格者数が変動します。

大阪教育大附属平野の対策をするなら個別の会

近年、国公立の中高一貫校の人気は伸び続けています。
大阪教育大附属平野中学校は、大阪府下の私立中学に比べると倍率は高く、合格者の人数も私立に比べ少ないため難関校といえます。
大阪教育大附属平野中学の受験には「個別の会」がおすすめです。
私立中学の受験と国立中学の受験は、大きく違い出題方法も異なります。
私立中学は選択式の問題が多いのに対し、国立中学は記述式の問題が多く、またその学校ごとに出題が大きく変わります。
大阪教育大平野中学校を目指すには、1次試験として国語と算数が行われ、合格者のみ2次の理科と社会の筆記試験とディベート型の面接を受けることになります。
すなわち、大阪教育大平野中学校に合格するためには、専門的な戦略が必要ということになります。
「個別の会」では、生徒一人ひとりの学力や課題に応じて、最適なカリキュラムを組み細やかに指導していきテスト対策だけでなく面接対策も行います。
国立中学受験に精通した、プロの講師によるマンツーマンのサポートで、大阪教育大平野中学校の合格まで導きます。

まとめ

大阪教育大附属平野中学校は大阪教育大の附属中学校の一つで、大阪市平野区にある国立の男女共学の中学校です。
体験を通じた学びを重視しており、生徒の好奇心を掻き立てる授業を展開しており、自主的な生活態度と学習意欲を育てながら、質実剛健な教育を行う人気校です。
倍率も毎年3倍を超える人気校です。
大阪教育大学附属平野中学校に合格するためには、高い学力だけでなく、思考力や表現力も求められ、合格するには、バランスの取れた受験対策が必要で、個別指導や面接対策などを通じた準備が効果的とされています。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみて下さい。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。