小林聖心女子学院中学校の概要、偏差値、口コミ、入試情報まで解説!大学合格者情報も!

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カテゴリ:学校情報

小林聖心女子学院中学校は兵庫県宝塚市に位置する、小中高一貫制の女子校です。
今回の記事では、小林聖心女子学院中学校の偏差値、学費、コース情報、教科別入試対策ポイントなどについてまとめました。
また、偏差値ランキングも分かりやすく記載しています。
小林聖心女子学院中学校の受験を検討している方や興味がある方は、是非この記事を参考にしてください。

小林聖心女子学院中学校の基本情報


初めに、小林聖心女子学院学校の基本情報についてまとめてみました。

学校名 小林聖心女子学院中学校・高等学校
所在地 〒665-0073 兵庫県宝塚市塔の町3-113
交通アクセス 阪急今津線小林駅より徒歩約7分
・大阪方面より
大阪梅田駅から阪急神戸線に乗車し、西宮北口駅で阪急今津線「宝塚」良きに乗り換え小林駅で下車
・神戸方面より
神戸三宮駅から阪急神戸線に乗車し、西宮北口駅で阪急今津線「宝塚」行きに乗り換え小林駅で下車
・宝塚方面より
宝塚駅から阪急今津線「西宮北口」に乗車し、小林駅で下車
学費 初年度納入金合計:1,481,000円
年間学費:820,000円
生徒数 1年生:106名
2年生:116名
3年生:92名
合計:314名

小林聖心女子学院中学校の偏差値・比較


次に、小林聖心女子学院中学校の偏差値と近隣の中学校との比較をまとめてみました。

偏差値

入試名 偏差値
A日程 39
B日程 41

小林聖心女子学院中学校の偏差値は39-41程度となっています。
兵庫県内の偏差値順位は140校中87位、全国の偏差値順位では2,162校中1160位と順位は真ん中ぐらいに位置しています。

近隣中学校との偏差値比較3選

学校名 偏差値
小林聖心女子学院中学校 39-41
雲雀丘学園中学校 51-52
仁川学院中学校 36-44
関西学院中学部 54-57

小林聖心女子学院中学校の近隣中学校には雲雀丘学園中学校、仁川学院中学校、関西学院中学部があげられます。
この中で最も偏差値が高い学校は関西学院中学部であり、兵庫県内の偏差値順位の中でも16位に位置しているレベルの高い学校といえます。
雲雀丘学園中学校も兵庫県内では35位と上位に属しています。
小林聖心女子学院中学校と偏差値が近かった仁川学院中学校は、入試によって偏差値に大きく差がありますが、仁川学院中学校のアカデミアコースの1次入試が偏差値40と小林聖心女子学院中学校の偏差値と同程度ということが分かりました。

小林聖心女子学院中学校の口コミ


小林聖心女子学院中学校の口コミについてご紹介します。

女性の品格や知性を磨く教育をしていきたいという意図が伝わってきます。
進学も本人次第なところはあると思いますが、そこまで悪くはないと思います。
女子校としては比較的良い部類だという印象です。
校則は他校よりも少し厳しく感じられるかもしれません。
やる気のある生徒とない生徒の差は大きいですが、授業中に人の邪魔をするような生徒はいないようです。
使っている教科書や先生方の面倒見はよいので、自律している生徒には非常に良い環境と思われます。
(保護者 / 2021年入学)

本人が楽しそうに通学しており、勉強にも真面目に取り組める環境なので学力が定着し、教育に対する姿勢も一貫していると思います。
校則に関して厳しいとよく言われているようですが、実際に入学してみると求められている内容は人として当然のことで、異常な厳しさを感じる事は全くありません。
学校内の雰囲気はアットホームで、皆さん非常に温かいです。
多少のいざこざはある様ですが、いじめの様な話は聞きません。
習い事に熱心なお子さんが多く、派手なお子さんはあまり見かけません。
医歯薬への進学実績が高く、文系についても指定校推薦がとても充実しています。
(保護者 / 2021年入学)

校舎や校則に多少不満はありますが友人関係は良好で、いじめも無いので全体的には良いと思います。
基本的にみんな真面目で、優しい子がほとんどです。
奉仕活動などを活発に行っているので奉仕の心が育ちます。
他校に比べて校則は厳しいですが小学校の頃とほぼ変わらず、少し緩くなったと感じています。
定期テストで点数がよくなかった人を対象に補習があります。
大学の進学率はとてもいいと思います。
指定校推薦がたくさんあるので一定以上の成績を収めていればどこかしらには行けます。
毎年、数名は医学部に進学している印象でさまざまな分野の大学へ進学されています。
(在校生 / 2019年入学)

(参考:https://www.minkou.jp/junior/school/12930/

小林聖心女子学院中学校は真面目な生徒が多く、明るく品のある女子校のようです。
他校に比べて校則が細かく指定されていて厳しいという意見が多く見受けられましたが、きっちりされており教育方針に沿った規則ではないかと思います。
他にも、学習環境について少人数教育で内容が充実しており、特に英語の授業についての評価が高く満足しているとの声がありました。
習熟度によりクラスが分かれ、先生方が手厚くサポートしてくれるなど学習面に関しても心配はないようでした。

小林聖心女子学院中学校の試験情報


次に小林聖心女子学院中学校の試験情報についてまとめました。
(※2023年度参考)

入試教科・配点

A日程 B日程
①2教科型:算数・国語
②3教科型:算数・国語・英語
③3教科型:算数・国語・英語・英語特別講座選抜
④2教科型:算数・国語
⑤1教科型:算数
算数(120点:60分)
国語(120点:60分)
英語(60点:リスニング30分・インタビュー5分)
英語特別講座選抜
(英語に10点の加点:インタビュー5分)
算数(120点:60分)
国語(120点:60分)

※英語特別講座選抜について
選抜試験で基準に達した方は、入学後に、「英語特別講座 English MastersⅠ」という週1回行われる課外授業への参加が可能になります。
通常の英語インタビューテストとは別の、ネイティブ教員による5分間のインタビューテストの結果をもとに判定を行います。
インタビューテストの結果が基準に達した生徒には、英語の得点に60点(満点)を越えない範囲で10点を加点します。
※A日程、B日程の重複出願が可能です。
※出願後は、出願区分を変更することはできません。

小林聖心女子学院中学校の教科別試験対策ポイント


次に小林聖心女子学院中学校の教科別試験対策ポイントについてまとめました。

国語の対策ポイント

年度により大問数にばらつきはありますが、説明文と物語文の長文が2題出題された後、知識問題が出題されています。
長文は読みやすい構成ではあるものの、文自体は2題とも長い傾向にあります。
また、抜き出し問題はあまりなく、文章を30〜100字程度で要約し記述する問題などが出題されます。
文章全体から要点をつかみ、自分の言葉で書き出す必要があるため、高い読解力が問われます。
普段から難度の高い問題集で長文問題の練習をしておくと良いでしょう。
また、大問ごとに知識問題が5問程度出題されます。
形式はことわざや四字熟語、同意語、慣用句、文法、語句の意味、漢字など多岐にわたります。
中でも、漢字は10問程度出題されます。
漢字で点を落とすことがないよう、日々地道に練習しておくことが有効です。

算数の対策ポイント

大問1では、基本的な計算問題が2題と、文章題と割合、数の性質などの小問が8題出題されます。
大問1は基本的な問題なので、確実に点にする必要があります。
分数と小数も含まれる四則計算や、空欄を求める逆算の問題を数多く解いておくと良いでしょう。
大問2では、図形の面積や速度、規則性などを中心とした難しい問題が出題されます。
特徴として、設問文が長いことが挙げられます。
国語力も問われるので、設問はしっかりと読みましょう。
角度や場合の数、体積の問題は頻出ではありませんが、一通り問題集などで対策しておく必要があります。

英語の対策ポイント

小林聖心女子学院中学校は国際教育に特に力を入れているため、入試ではPart1で「書く力」「聞く力」、Part2で「話す力」が問われます。
Part1では、会話文を聞いてふさわしい絵を選択する問題や、単語の発音を聞いて抜けた文字を記入する問題などが出題されます。
まずは普段の授業を大切にして、学んだ単語の音を正確に発音し、正しいスペルで書けるように練習しておきましょう。
Part2では、基本的な英語での挨拶や、英語で指示された内容に従って動くことが求められます。
文法力はあまり問われないので、単語と会話表現を重点的に学習し、加えてリスニングの練習に力を入れると良いでしょう。

小林聖心女子学院高等学校からの大学合格者情報


以下の表は、過去4年間(2023-2020年)の小林聖心女子学院高等学校における大学の合格実績です。

大学名 2023 2022 2021 2020
関西学院大学 7 15 26 6
関西大学 0 8 11 5
同志社大学 3 6 15 5
立命館大学 3 6 2 8
聖心女子大学 11 12 15 0
大阪大学 2 1 2 0
広島大学 0 1 0 0
神戸大学 1 0 2 6
慶応義塾大学 1 1 0 0
岡山大学 0 1 0 0
兵庫県立大学 0 1 0 0
大阪府立大学 0 0 1 0
大阪市立大学 0 0 2 2
東京大学 0 0 0 1
名古屋大学 0 0 0 1
京都大学 1 0 0 0
奈良女子大学 1 0 0 0

表を見ると、聖心女子大学や関関同立などの関西圏内の大学を中心に進学していますが、超難関校や難関校として有名な私立大学に進学した生徒も多数いるようです。
関西圏内だけでなく、全国各地の大学へ進んでいることから、幅広い進路を実現できる学校だと言えます。
また、生徒の66%は推薦によって進学しており、上智・東京理科・ICU・関関同立の指定校推薦枠は高校3年生の生徒数の54%あります。
小林聖心女子学院高等学校の推薦枠の多さは、進路を選択する上で非常に大きなメリットとなるでしょう。

まとめ


今回は、小林聖心女子学院中学校の偏差値や評判・入試概要・進学先などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
小林聖心女子学院中学校は推薦枠が多く、生徒の半数が国公立・早慶上理・MARCH・関関同立に進学しており、将来の選択肢を幅広く選択することができます。
お嬢様学校として有名な小林聖心女子学院中学校では、勉学に集中できる環境が整っているだけでなく、品性も身につくと評判があります。
本記事をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
小林聖心女子学院中学校まとめはこちら
公式サイト:小林聖心女子学院 高等学校・中学校・小学校