大阪星光学院中学校の偏差値や倍率は?入試傾向や対策方法・口コミについて徹底解説

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カテゴリ:学校情報

大阪星光学院中学校は大阪市にある私立の男子中高一貫校です。
本記事では大阪星光学院中学校の入試情報から偏差値、学費、過去問、受験するにあたって必要な対策について詳しくまとめています。
記事内では大阪星光学院中学校の基本情報・最新の入試情報・口コミ・評判・進学実績・合格者数に関わる重要な情報を詳しく解説しているため、大阪星光学院中学校に入学を考えている方におすすめのコラムです。
そのほかにも中学受験に向けての対策についてもまとめているので是非参考にしてください。

大阪星光学院中学校とは


まずは、大阪星光学院中学校の基本情報についてご紹介します。

学校名 大阪星光学院中学校
ふりがな おおさかせいこうがくいんちゅうがっこう
所在地 〒543-0061 大阪府大阪市天王寺区伶人町1-6
アクセス ・大阪市営地下鉄谷町線 「四天王寺前夕陽丘駅」より徒歩2分
・JR「天王寺駅」より徒歩10分
・近鉄南大阪線「あべの橋駅」より徒歩10分
電話番号 06-6771-0737

大阪星光学院中学校はとてもアクセスのよい場所にあります。

大阪星光学院中学校の特色

大阪星光学院中学校の特色についてご紹介します。

キリスト教系進学校

大阪星光学院中学校はカトリック系のミッションスクールであり、キリスト教に基づく倫理教育を行っています。
毎年、現役で東大や京大などの難関大学に多くの合格者を輩出している実績がある進学校です。

学ぶ意欲

大阪星光学院中学校には、特別教室や各科の実験室以外にも、進路指導や面談をするための特別室があったり、生徒からの質問に教員たちが応じるためのスペースが多数設置されており、充実しています。
こうした設備を活用し、個々の「学ぶ意欲」を刺激する新しい授業を工夫するとともに、頻繁に定着度を確認し、こまやかに学習指導を進めています。
また、校外の様々なコンテストに参加して他校の生徒たちと互いに競い合うことも奨励しています。
その結果、生徒たちは高度で幅広い学びの意欲を高めることができます。

世界を視る眼を養う

現代カトリック精神の「異なるバックグラウンドを持つ他者との共生を目指す」という考えに基づき、さまざまな体験を通して、生徒たちは世界を体験していきます。
「世の光」として世界に羽ばたいていくための知見を身につけてほしいと願っています。
中学3年次にあるオーストラリア研修では、希望者は春休みに約2週間ホームステイをしながら、現地で実際に学校の授業に参加します。
机上の学習だけでなく、オーストラリアの広々とした大地、人々の温かさに支えられながら、英語力とともに人間力も高めていきます。

将来を見据える

若者にとって、自分自身の将来を考えることは難しい問題です。
そのため講義やツアーなどの場を設け、知見を広げる機会にしています。
さまざまな選択肢を視野に入れ、自分自身の進路を見極めていきます。
「ほしゼミ土曜講座」ではOBを中心として多方面で活躍されている方々を招き、土曜日の午後に特別授業を実施しています。
2022年より「ほしゼミ探究+」という講座が新しく加わり、講義やワークショップを通して、さまざまな分野についての関心をさらに深めていきます。

大阪星光学院中学校の学費

大阪星光学院中学校の学費について、以下にまとめました。

入学金 300,000円
学校指定品購入 約85,000円
授業料(年額) 540,000円
施設費(年額) 60,000円
諸経費(年額) 11,000円(各種行事費等)
校友会費(年額) 4,800円(生徒協議会費、クラブ活動助成費)
後援会費(年額) 26,400円
合計 約1,027,200円

上記以外に学年費、合宿費等が必要です。
初年度納入金、年間学費ともに大阪府内の私立男子校の中ではリーズナブルな方だと言えます。

大阪星光学院中学校のコース

大阪星光学院中学校では、コース分けや習熟度別クラスは設けていません。
中高一貫教育を活かした独自のカリキュラムで授業を実施し、中学1年から高校3年まで、基本的に同じ先生が担当するため密度の濃い指導を受けることができます。
各学年のカリキュラム・学習指導についてご紹介します。

中学1年生・中学2年生

基本的な生活習慣を築き上げたうえで、確かな学力の充実を図ります。
それとともに、多種多様な価値観を受け容れる大らかな心を養います。

中学3年生

関心領域を広げながら、各教科の枠を超えて知識を関連付け、体系化する力を養います。
将来についてじっくりと考え、自分自身の適性の発見に努めます。

学習指導

長期休暇中は合宿・補習をして学力向上を図り、英語・数学・国語については、放課後に小テストを週に3回程度行い、生徒の理解度を確認しています。
指名制や希望制の補習、勉強合宿も多く実施されています。

大阪星光学院中学校の評判・口コミ


大阪星光中学校の口コミを紹介します。
進学実績・学習面でのフォロー・立地・校則などにほぼ不満は無いです。
何事にも意欲的な生徒が多いので中高の多感な時期を過ごすのに非常に良い環境です。
(卒業生 2020年入学)

子供が良い友達に恵まれ楽しんで通えてるのが何より。
周りのレベルも高く、先生も信頼できる。
目指すところがみんな高いので、自然と目標も高いものを目指せるのも良い。
(保護者 2020年入学)

交通利便や校舎の綺麗さなど、目に見えることはもちろん、友人たちや先生方に恵まれ、「よく学びよく遊べ」を体現して過ごしています。
友人同士とても仲がよく、いろんな趣味の友人達のおかげで息子の視野も広がりました。
学習内容は非常に高いですが詰込みではなく、自分で学習ペースが出来たら、課題以外にも自分が好きなことに時間をさけると思います。
(保護者 2016年入学)

(引用:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/12167/
いかがでしょうか?
生徒、保護者共に学校に満足しているようです。
周りの友達と仲がいいだけではなく、お互いに刺激し合い成長ができる環境のようです。
また、先生のフォローもしっかり行き渡っているようです。

大阪星光学院中学校の入試情報


大阪星光中学校の入試情報についてまとめてみました。

大阪星光学院中学校の入試概要

2024年度の入試概要です。

募集人員 およそ190名(連携校特別選抜者を含む)
出願資格 次の(1)および(2)に該当する児童。
  (1) 2024 年 3 月に、学校教育法第 1 条に定められた小学校を卒業見込みの男子。
 (2) 入学後、保護者宅より通学可能な児童。
出願期間 2023 年 12 月 14 日(木) 0:00 ~ 12 月 22 日(金) 23:59
出願方法 本校ホームページからのインターネット出願のみ。
 入学志願書(学校提出用)・受験票は、2024 年1月 6 日(土)以降にA4普通紙 (コピー用紙)にプリントアウトし、それぞれに写真(縦4cm×横3cm)を貼付して 試験当日に持参して下さい。
(WEB 出願時に顔写真を登録されると、添付の必要は ありません)
受験料 20,000円 ※お支払いには別途手数料が発生します。
試験日時 2024 年1月 13 日(土)集合 8:40(開門 7:45)
試験科目
試験時間
配点
出願時に次の受験型のいずれかを選択して下さい。
Ⅰ型:4 科目型(国語・算数・理科・社会)
Ⅱ型:3 科目型(国語・算数・理科)
・国語(60 分・120 点) 9:05 ~ 10:05
・算数(60 分・120 点) 10:25 ~ 11:25
・理科(40 分・ 80 点) 11:45 ~ 12:25
・社会(40 分・ 80 点) 13:15 ~ 13:55
・志望校調査(アンケート方式)
※Ⅰ型受験生は社会終了後、Ⅱ型受験生は理科終了後。
・面接
※遠隔地からの受験生に関しては、志望校調査後に入学後の通学方法についての簡単な面接を行います。
選抜方法 Ⅰ型受験:以下①~③の最高点を受験生の得点とします。
① 4 科目合計点
② 国語・算数・理科の合計×1.25 点
③ 国語・算数・社会の合計×1.25 点
Ⅱ型受験:国語・算数・理科の合計×1.25 点を受験生の得点とします。
Ⅰ型・Ⅱ型の区別はせず、いずれも 400 点満点で判定します。
合格発表日時 2024 年1月 14 日(日) 13:00 ~
本校ホームページ「合格発表サイト」をご覧下さい。

Ⅰ型受験生のみ理科の試験後に昼食休みを挟んで、社会の試験が行われます。
受験型は出願後の変更は認められません。

大阪星光学院中学校の倍率

次に、2023年度の大阪星光学院中学校の倍率についてまとめました。

受験型 募集人員 受験者 合格者 実質倍率
Ⅰ型 約190 517 225 2.40
Ⅱ型 178 64

選抜方法が3パターンから判断されるⅠ型受験の方が有利なため、受験者数が多いと考えられます。
例年、Ⅰ型とⅡ型の比率はほぼ同程度で変わりありません。
倍率は前年度と比べるとやや減少しましたが、毎年約2.5倍と安定しています。
大阪星光学院中学校を第一志望に考えるのなら、Ⅰ型の方がいいでしょう。

大阪星光学院中学校の偏差値


大阪星光学院中学校の偏差値についてご紹介します。

他校の偏差値と比較すると

偏差値
大阪星光学院中学校 63
四天王寺中学校 67
清風南海中学校 63
高槻中学校 60
清風中学校 59

大阪星光学院中学校の偏差値は63と清風南海中学校と同程度であり、四天王寺中学校に次ぐ偏差値の高さとなっています。
大阪府内の偏差値順位は229校中2位と、男子校の中ではトップで、非常にレベルの高い学校であるといえます。

大阪星光学院中学校の入試傾向・対策方法


ここからは各科目の入試傾向と入試対策についてご紹介します。
ぜひ受験の際の参考にしてください。

国語の対策方法

物語文と論説文の2題で、やや長い文章が出題されることがあります。
物語文では、心情や細部を読み取る練習をしておきましょう。
論説文では、指示語の内容や接続語を手がかりにして論理の流れをつかみ、筆者が伝えたい内容を確実におさえられるようにしておきましょう。
漢字の書き取りは、長文の中で合わせて5〜10問ほど出題されています。
大問でことわざや慣用句、四字熟語、対義語などが出題されるため、普段から辞書を引く習慣をつけて、知識を整理しておきましょう。

算数の対策方法

計算問題自体は少ないが、文章題や図形の問題を解くために、正確な計算力が必要です。
また、倍数・約数を利用した整数や分数の性質に関する問題もよく出題されています。
単に公式にあてはめただけで解けるような問題は少なく、小学校の教科書レベルの知識だけでは対応できない問題がほとんどなので、問題集で応用問題を数多くこなしておきましょう。
図形分野からの出題も多いため、入試頻出の解法・テクニックを身につけておくことはもちろん、題意を読み取り、自分で図を描いたり、イメージしながら解く力も必要となります。
過去問を数多く解き、その傾向をつかむことも大切です。

社会の対策方法

大問数は2題で一定しています。
小問数は44〜51問あるため時間的な余裕はそれほどありません。
地理は日本の各地域や各産業についての問題が中心であるが、一部で世界の国々をテーマとした出題もみられます。
地図・統計・グラフを使った問題も多いため、参考書・資料集や地図・地形図などを使った学習をすすめ、幅広い知識と高度な読解力・思考力を身につける必要があります。
歴史は古代から現代にいたるまでの政治・社会・文化について、総合的に出題されています。
難度の高い出題もあり、正確な知識が必要なため、年表などを活用し、時代の流れをよくつかんでおきましょう。
公民は日本国憲法・三権のはたらきなど一般的な政治分野の出題だけではなく、日本の近・現代史と関連させた憲法についての出題や、地理分野と関連させた地域社会や環境問題についての出題もみられます。
教科書を中心に基礎知識を整理すると同時に、日本だけでなく世界の時事問題にも目を向けた学習が必要となります。

理科の対策方法

偏りなく出題され、各分野において深い知識を問われることもあるので、十分な理解を心がけることが大切です。
物理は題材に中学程度の内容も含まれており、注意が必要です。
各単元の内容をしっかり理解した上で、十分な計算力は身につけておきましょう。
化学は期待の性質、ものの燃え方、ものの溶け方に関する問題がよく出題されています。
知識自体は基本的なものであるが、計算は題意を整理してじっくり考える必要があるものが多いです。
生物は観察を中心に、知識の説明や実験の結果を答えさせる問題が多いため、普段から、問題の解答の解説文を読むようにしておきましょう。
地学は年度によって難易度にむらがありますが、入試で出題される代表的な問題を解き、実力を養成しておきましょう。

まとめ


今回は大阪星光学院中学校の特色、入試情報、偏差値、学費、受験するにあたって必要な対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
大阪星光学院中学校は毎年多くの男子生徒が受験し、大阪府内最難関男子校として非常に人気がある学校です。
まわりは優秀な生徒が多く、お互いを意識しながら切磋琢磨し、充実した学校生活を送ることができるでしょう。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
大阪星光学院中学校まとめはこちら
公式サイト:大阪星光学院中学校・高等学校