関西大学第一中学校の偏差値は?入試情報・倍率・評判・過去問の傾向を紹介

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カテゴリ:学校情報

関西大学第一中学校は大阪府吹田市に位置する私立の中高一貫校で、関西大学の併設中学校となっています。
本記事では関西大学第一中学校の基本情報や入試情報、入試傾向・対策についてまとめています。
気になる偏差値・倍率、評判・口コミについても徹底解説しているため、関西大学第一中学校に入学を考えている方におすすめのコラムです。
関西大学第一中学校の受験に合格するために必要なことも紹介しているので是非参考にしてください。

【関西大学第一中学校】の基本情報


関西第一中学校についての基本情報をまとめました。

入試に関わるイベント

入試に関する説明会等をまとめました。

開催日時 イベント名 申込期間 会場
9月2日(土)
13:30~16:00
入試説明会 7月下旬ごろより 関西第一中学校
9月30日(土)
13:30~16:00
入試説明会 7月下旬ごろより 関西第一中学校
11月18日(土)
13:30~16:00
校内見学会 10月初旬頃より 関西第一中学校

対象は小学6年生と保護者の皆様です。
完全予約制となるため、各回の収容人数(700名)を超えた場合、任意抽選を行い1組2名(350組700名)の参加となります。
また、説明会終了後に希望者を対象にした個別相談ブースでの対応または、校内見学会を実施予定です。
個別相談ブース希望者が総定数を超えた場合は任意抽選となります。

海外英語研修

3年次に希望者を対象とした海外英語研修を実施しています。
毎夏40名程がオーストラリアのケアンズを訪問します。
滞在期間は2週間で、学校訪問をしたり、ホームステイ、ファームステイをしています。
参加した生徒は「もう一度行きたい」「英語に自信がついた」「勉強の励みになった」など絶賛の声が上がっています。

ICT活用

2021年度より全生徒がiPadを所持し、学校生活の中で活用しています。
iPadは学習者用の端末を遠隔で制御し、学校側が一括管理しています。
校内の無線LANはフィルタリングサービスを使うことで、安心安全に使用できます。
分からないことがあれば、インターネットで調べたり、アプリを使用しながら学習を進めていきます。
また、画像や動画を見ることで理解の一助となっています。
教室にある電子黒板を用いて、プレゼンテーションをしたり、作品を投影したりしています。

行事予定

全学年共通の行事として、6月の球技大会、10月の体育大会、11月の芸術鑑賞会、12月の合唱コンクールなどがあります。
1年生の4月に2泊3日の宿泊研修を実施し、生徒同士で協力して活動することで学校生活に必要な基本的なことを身につけます。
2年生の1月には、3泊4日の自然教室を実施します。
大自然の中で生活することで、水や食べ物といった身近な環境問題に触れる機会をつくります。
3年生では、研修旅行として5月に3泊4日で沖縄に行きます。
自然の中で様々なアクティビティを体験し、平和学習も行います。

【2023年度】関西大学第一中学校の偏差値


次に、関西大学第一中学校の偏差値についてまとめました。

過去3年間の偏差値

偏差値
2023 44~60
2022 47~59
2021 46~57

データを取る模試によって幅はありますが、関西大学第一中学校の偏差値は、概ね45〜60ほどと言えます。

関西大学第一中学校と他の中学校の偏差値を比較すると?

関西大学第一中学校と同難易度の中学校を以下にランキング形式でまとめました。

順位 偏差値 学校名
1 61 清教学園中学校
2 60 明星中学校
2 54 清風南海中学校
4 50 開明中学校
5 42 金蘭千里中学校

関西大学第一中学校と同難易度の中学校には、同じ共学の私立校では清教学園中学校、開明中学校、金蘭千里中学校などがあげられ、男子校では明星中学校、清風南海中学校などがあげられます。

関西大学第一中学校入試分析


続いて、2024年度入試の要項や入試結果をまとめてみました。

入試要項

各入試の募集要項の概要を表にまとめました。

2教科型 4教科型
募集人数 約240名(男女共学)
出願期間 2023年12月11日(月)9:00~2024年1月6日(土)15:00
試験日 1月13日(土)
試験科目・配点 2教科の合計点×2(計400点)
国語・算数:各100点
A・Bいずれか高い方の点数を得点とする。
A:2教科の合計点×2(計400点)
(国語・算数 各100点)
B:4教科の合計点(計400点)
(国語・算数・社会・理科 各100点)
合格発表日 1月15日(月)

受験者は出願時に2教科型、4教科型のいずれかを選択して受験することができます。

入試結果

各入試の入試結果を表にまとめました。

男子 女子
2教科型 4教科型 2教科型 4教科型
募集人数 240名
志願者数 106名 178名 115名 117名
受験者数 102名 170名 108名 113名
合格者数 49名 100名 46名 61名
実質倍率 2.08倍 1.70倍 2.35倍 1.85倍

※2023年度入試のデータです。
受験者数は男子が284名、女子が232名となっており男子受験者が多いようです
また、男子・女子ともに2教科型試験の方が倍率が高いことが分かりました。
受験者の平均点、合格最高点・最低点についてまとめました。

算数 国語 理科 社会 合計
受験者平均点 4教科型 68/100 70/100 64/100 72/100 -/400
2教科型 68/100 71/100 -/200
合格最高点 -/100 -/100 -/100 -/100 -/400
合格最低点 -/100 -/100 -/100 -/100 283/400

※2023年度入試のデータです。

関西大学第一中学校の出題傾向と対策


2023年度に出題された入試問題を中心に傾向と対策についてまとめてみました。

算数

大問8題、問題数20問と例年通りの出題でした。
図形問題の出題が多く、特に水槽の問題とグラフを用いた問題が頻出です。
この2つの単元は念入りに対策をして受験に挑みましょう。
また、大問1〜4は平均的な難度の問題が多く、算数に苦手意識があってもこの問題を得点源にしていきたいところです。
計算問題や一般的な問題を素早く確実に正解するために、教科書やテキストの問題を丁寧に解くことが大切です。
バランスよく学習し、極端に苦手な単元を作らないようにしましょう。

国語

毎年、論理的文章、文学的文章、漢字の書き取りがそれぞれ1題ずつ出題されます。
漢字の書き取りは昨年と同じ10問出題されましたが、同音異義語も加わり難度が少し上がりました。
文章問題については、大半が記号問題で出題され、記述問題が全て字数指定のない形式になっていました。
設問を丁寧に読むことはもちろん、解答欄の大きさから記述するべき点を考えて書く力が求められています。
注釈が多数付いていることからも、問題文自体の難度が高く、加えて設問に語彙を問うものもあったりと、日頃から語彙力を鍛えておきましょう。

理科

大問8題、問題数は約50問と例年通りの出題でした。
物理と化学の計算問題はほとんどが標準的な出題が多く、今年は表から読み取る振子の問題や、グラフを読み取る水溶液の問題が出題されました。
知識問題は細かい内容まで出題され、線状降水帯、トンガで起きた噴火、地球温暖化などの環境問題と結び付けた内容が出題されていました。
また、天気図の読み取り問題も例年よく出題されています。
計算問題はテキストなどに載っているよくある問題で得点できる力が求められています。
そして、日頃から天気予報や科学に係るニュースに関心を持ち知識を深めていきましょう。

社会

出題分野は地理2題・歴史2題・公民2題となっています。
基本知識を問う問題が中心ですが、今年は地理で表やグラフ、歴史ですごろくとひねった形式で出題されました。
問題数が70問と多いので、時間内に解き切る力をつけておきましょう。
地理分野の気候グラフはほぼ毎年出題されている為、日本の6つの気候を把握しておく必要があります。
前年の時事問題からの出題が多く、日頃からニュースに関心を持ち、関係する社会知識を集めておきましょう。

関西大学第一中学校の評判・口コミ


実際に関西大学第一中学校の生徒・卒業生、保護者の方の口コミをピックアップしました。

学習環境

友達同士で集まって勉強をするなどの光景がよく見られます。
特にテスト前なんかは他クラスからたくさんの子が来ます。

進学実績

中学に入学していれば多数の生徒が高校へ進学できる。
さらに、高校へ上がることが出来ればほとんどの確率で関西大学への入学も可能。
高校、大学が付属しているのはとても良い。
中学から高校へ上がる際に、外部の中学から入学してくる生徒がとても賢いそうだ。
テストなどの成績の上位はほとんど外部生が占めているらしい。
最近では外部生徒を上回れるよう教育しているように見られる。
進級するのもなかなか厳しい条件なので、子供もしっかりと勉強に励んでいると思います。

アクセス

駅が関大前。
とても近いし 山が学校になってるからごみごみしてなくてとてもいいです。
引用:「みんなの中学情報」https://www.minkou.jp/junior/school/review/12387/
関西第一中学校は、駅からのアクセスがとてもよく住宅街にあるので落ち着いた雰囲気のようです。
補習等もありますが友達同士で教え合うなど仲の良さが分かりました。
ほとんどの生徒が高校大学と内部進学をしていて、受験のストレスがほぼないようです。

関西大学第一中学校に合格するためには?


関西第一中学校に合格するために大切なことについて、解説します。

理科と社会等の暗記科目は早めに準備しておく

受験科目の中でも、理科や社会などの暗記が必要な科目はできるだけ早い時期から、暗記を開始しておきましょう。
試験日が近づくにつれ、国語や算数の最終追い込みにかける時間が多くなり、暗記科目にかける時間がないということも多いです。
また、暗記科目を勉強する際はただ用語を覚えるのではなく、その背景や仕組みを理解する事が大切です。

算数は苦手分野を見つけ量をこなす

算数では、質と量が大切になります。
テキストに加えて、復習テストや演習プリントを使用して自分の苦手分野を把握すること。
普段の宿題をきちんとこなしたうえで、残り時間で苦手分野の対策を行いましょう。
苦手分野の演習問題を数多く解くことで、解法のパターンを理解し、体に覚えさせます。
バランスのよい学習を意識して苦手分野・単元を作らないようにしましょう。

過去問を解く

試験対策には、過去問を解くことが効果的です。
過去問演習を行うことで、出題形式や傾向を把握して効率的に学習することができます。
過去問を解き終えたら必ず見直しと振り返りをして、間違えた個所はすぐに解き直します。
解説を見ても分からないものは、塾の先生に質問して解き方を理解するようにしましょう。
また、過去問を解く際には本番を想定して時間配分を意識して取り組むようにしましょう。
そうすることで、問題の優先順位のつけ方や時間のかかる問題など、自分の弱点が分かります。

中学受験対策を行っている塾に入る

志望校に合格するためには、中学受験対策が出来る学習塾に入ることが効果的です。
受験勉強を独学で進めることは非常に大変です。
学習塾に通うことで学習習慣が身についたり、学習環境の確保、勉強に対する意欲向上などのメリットがあります。
受験では、学力だけでなく受験情報も大切です。
学習塾に通うことで受験に必要な情報を得ることができ、志望校の入試問題の傾向や面接対策など、受験に詳しい知識を持った講師からの指導を受けることができます。
こういったメリットを踏まえて、学習塾に入ることを検討してみるのもいいでしょう。

まとめ


今回は関西大学第一中学校の基本情報、入試情報や出題傾向・対策、評判・口コミ、合格するためのポイントなどについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
関西大学第一中学校では、高校大学と内部進学する生徒が多いため受験のストレスを感じることなく、落ち着いた教育環境で学習することができます。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
関西大学第一中学校まとめはこちら
公式サイト:関西大学第一中学校