立命館中学校・高等学校の偏差値や倍率・難易度は?コースやカリキュラム、入試傾向も解説
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カテゴリ:学校情報
本記事では立命館中学校・高等学校について解説しています。
記事内では偏差値や倍率、入試情報だけではなく、傾向や対策などの受験合格についても詳しくまとめました。
親御さんや生徒の評判・口コミについてもまとめてあるので、是非参考にしてください。
- 立命館中学・高等学校の基本情報
- 立命館中学・高等学校のコースとカリキュラム
- 立命館中学・高等学校の入試傾向と対策
立命館中学・高等学校とは
まずは、立命館中学・高等学校の基本情報についてご紹介します。
立命館中学・高等学校の概要・特徴
学校名 | 立命館中学校・高等学校 |
---|---|
ふりがな | りつめいかんちゅうがっこう・こうとうがっこう |
設立年 | 1905年 |
所在地 | 〒617-8577 京都府長岡京市調子一丁目1-1 |
アクセス | ・阪急西山天王山駅より徒歩約8分(西国街道を北東に) ・JR長岡京駅より徒歩約15分(西国街道を片泓交差点から南へ) ・京阪淀駅よりバス約12分(調子バス停より、西国街道へ) |
電話番号 | 075-323-7111 |
公式HP | https://www.ritsumei.ac.jp/fkc/ |
生徒数 | 中学校:727名 高等学校:1,068名 |
併設・関連校 | 立命館小学校(京都府)、立命館大学(京都府、滋賀県、大阪府)、立命館アジア太平洋大学(大分県)、立命館宇治中学校・高等学校(京都府)、立命館慶祥中学校・高等学校(北海道)、立命館守山中学校・高等学校(滋賀県) |
立命館中学校・高等学校は2005年に創立100年を迎え、それを機に「立命館小学校」を設立し、初等教育から高等教育まで一貫教育体制を完成させました。
全人教育に定着した教育方針を実行しており、2013年度から「社会につながる」、「国際的視野で考える」といった新しいカリキュラムを導入し、グローバルな視点を育み、新しい時代を切り開き未来に貢献する人材を育成することに今まで以上に力を入れています。
立命館中学・高等学校のコース・カリキュラム
ここでは立命館中学・高等学校のコース・カリキュラムについてまとめています。
多くの学びを得るために様々な取り組みを行っています。
セカンドステージ後期(中学1年2年)
1クラス30名、丁寧な学習指導を行います。
土曜日を含めた週6日、35~36時間(50分授業)で、基礎学力を徹底し、応用力をつけるための土台を作ります。
自立した学習姿勢や「読む・書く・考える」の3つの時間の定着を図り、主体的な学校生活が送れるよう学習目標などの目標設定の取り組みを進めています。
中学1年次に郡上合宿、2年次には沖縄平和学習に取り組みます。
そこで、自律・自立、仲間づくりの心を育成します。
サードステージ前期(中学3年高校1年)
知識の吸収だけではなく、調査、実戦に十分な時間をあて、大学や社会を視野に入れて研究、発表する力を伸ばします。
好奇心、論理的に考える力や情報を的確に活用する力を大切にし、科学技術の最先端や国際的な社会問題を題材に、社会と繋がる本質的な学びを展開します。
中学3年次には、オーストラリアで世界を身近に感じながら、1人でホームステイするため自らの課題を見つけ自立意識を高めます。
サードステージ後期(高校2年3年)
世界に通用する視野をもち、人生の目標設定をしながら、自らの進路を決定していくために、文社系(CE)・理数系(SS)・国際系(GL)の各コースに繋がるプログラム(高大連携や、医学系などの難関大学受験)を行います。
高2、高3次のCE・SS・GLコースに課題研究の授業が必須となり、自ら発見したことをまとめて発信する取り組みを行います。
MSコースは、志望校合格を目指すために週39時間のカリキュラムや長期休暇中の補講や学習合宿があります。
また、2年次より文理を選択し、それぞれの受験科目に応じた対応など、個人指導を行います。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは先進的な理数系教育を実施している高等学校等のことで、その認定された学校を国が支援する制度であり、立命館高校は2002年度から継続して国の指定を獲得しています。
立命館高校の科学教育は、SSH研究開発を通して大きく変化し、全国の高校へその実績を広めることが期待され、注目を集めています。
SGH
「平成26年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業」に指定され、平和な社会の実現に貢献できる人になるために様々な取り組みを積極的に行っています。
【難易度】立命館中学・高等学校の偏差値・倍率
次に立命館中学校・高等学校の偏差値・倍率を解説します。
立命館中学の難易度
立命館中学校の入試問題は、問題量は多くないため、時間内に解きやすいとされています。
そのため、全教科の問題についてはあまり難しくないと言われていますが、苦手な科目や単元を克服しておくことが必要です。
立命館中学校の試験概要を確認すると、合格者平均点で4教科の中で算数の平均点が高いことが分かりました。
合格するためには、算数で計算ミスなどの簡単なミスで点を落とさないようにしましょう。
偏差値
入試名 | 偏差値 |
---|---|
前期A AL | 52 |
前期A CL | 48 |
前期B AL | 53 |
前期B CL | 49 |
後期 AL | 55 |
後期 CL | 54 |
偏差値は48-55程度です。
京都府内65校中13位、全国2,168校中314位と上位に属しています。
倍率
コース | 募集人数 | 日程 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ALコース | 60名 | 前期A(優遇) | 74名 | 71名 | 35名 | 2.03倍 |
前期B(一般) | 160名 | 152名 | 41名 | 3.71倍 | ||
後期 | 454名 | 441名 | 83名 | 5.31倍 | ||
CLコース | 60名 | 前期A(優遇) | 28名 | 28名 | 15名(19名) | 1.87倍 |
前期B(一般) | 48名 | 46名 | 13名(14名) | 3.54倍 | ||
後期 | 130名 | 129名 | 19名(76名) | 6.79倍 |
※( )内はALコースからの回し合格者数
立命館高等学校の難易度
立命館高等学校は、難関私立大学への進学者も毎年多く、SSH指定校にも選ばれるなど非常に優秀な難関高等学校です。
どのコースを受験するにしても「基礎学力を上げる・過去問を解く」だけではなく、入試に関する情報を得て、対策を練る必要があります。
偏差値
学科 | 偏差値 |
---|---|
普通科MS | 72 |
普通科コアGJ | 70 |
普通科コア | 69 |
立命館高等学校の偏差値は69-72程度です。
最も高いのが普通科MSコースの72です。
京都府内208校中3位、京都府内私立高等学校103校中2位、全国9,802校中73位とかなりレベルが高い事が分かります。
倍率
入試区分 | コース | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
推薦 | MS | 6 | 6 | 4 | 1.5 | |
コアGJ | 12 | 12 | 13(1) | 0.9 | ||
コア | 80 | 80 | 81(1) | 1.0 | ||
前期 | 専願 | MS | 0 | 0 | 0 | - |
コアGJ | 4 | 4 | 1 | 4.0 | ||
コア | 31 | 31 | 13 | 2.4 | ||
併願 | MS | 47 | 46 | 17 | 2.7 | |
コアGJ | 3 | 3 | 5(5) | 0.6 | ||
コア | 17 | 16 | 2(1) | 2.7 | ||
後期 | 専願 | MS | 1 | 1 | 1 | 1.0 |
コアGJ | 6 | 6 | 5 | 1.2 | ||
コア | 28 | 27 | 7 | 3.9 | ||
併願 | MS | 176 | 172 | 58 | 2.9 | |
コアGJ | 19 | 19 | 26(21) | 0.7 | ||
コア | 35 | 31 | 8(5) | 3.9 |
※( )内は回し合格者数の内数
※コアGJの判定は、学科試験の得点・書類などの総合判定のみ
一番倍率が高くなっているのが、前期の専願コアGJコースですが、一番低くなっているのが後期の併願のコアGJコースです。
コアGJコースは試験方式によって偏りが現れています。
一方で推薦を除いたコアコースの倍率は2倍を超えており、人気のコースと言えます。
【対策】立命館中学校・高等学校の入試傾向
続いて、立命館中学校・高等学校の入試傾向を解説します。
立命館中学校
立命館中学校の入試問題について、各科目何分間で何点満点であるかや対策についても載せているので、是非参考にして下さい。
また、個別の会独自の入試対策法についてもまとめています。
国語
国語は50分間で100点満点の試験です。
例年、物語文と説明文の2題で構成されています。
個別の会独自の立命館中学の国語の入試対策として、普段から文章題を読みながら漢字や語句などの基本となる知識問題を正確に解答し、各文章の設問にある記述問題を解く記述力を強化していきます。
50分という限られた試験時間で2題の文章を読み、答える解答力を身に付けさせて、本番の入試を常に想定して時間配分もしっかり行える実戦力も養います。
算数
算数は50分間で100点満点の試験です。
計算問題・文章問題・図形の問題で構成されています。
問題は全て標準的で、過去問で解くペースをつかむことが出来れば時間には余裕が出来そうです。
個別の会独自の立命館中学の算数の入試対策として、例年合格者の平均点が高いことから、計算ミスなどのケアレスミスがないように普段から基本となる計算力を向上させていきます。
また余った時間で見直し確認を常に習慣化させて、無駄な失点を防いでいきます。
理科
理科は40分間で50点満点の試験です。
化学と生物については、知識問題がよく出題されているのが特徴です。
個別の会独自の立命館中学の理科の入試対策として、知識問題の定着度を上げることが合格に直結するため、ふり返った際も分かるようにテキストや参考書でまとめノートを作成してもらいます。
一方、物理と地学については、知識問題だけではなく、考える問題が多く、思考力も同時に養成していきます。
社会
社会は40分間で50点満点の試験です。
問題は少なめです。
語句・地名・人名の知識が定着していれば高得点を狙うことが出来ます。
個別の会独自の立命館中学の社会の入試対策として、地理・歴史・公民については地図・グラフ・資料を用いた問題が見受けられるため、立命館中学の過去問を利用して、早めの入試対策を授業に組み込んで、入試での実戦的な力を高めていきます。
立命館高等学校
立命館高等学校の入試問題について、各科目何分間で何点満点であるかや対策についても載せているので、是非参考にして下さい。
また、個別の会独自の入試対策法についてもまとめています。
国語
国語は 前期50分間・後期60分間で100点満点の試験です。
個別の会独自の立命館高校の入試対策として、長文総合問題が中心となっており、時間切れになりやすいため、普段の授業から時間配分に気をつけて実戦的な特訓をしています。
また記述式問題を重視しているため、記述問題の丁寧な添削をして、万全な記述問題対策も合わせて行います。
英語
英語は前期50分間・後期60分間で100点満点で11題の出題があります。
個別の会独自の立命館高校の英語の入試対策として、過去の入試傾向から記述式がやや多く、長文総合問題が例年2~3問出題されているため、文章をより早く読めて、理解出来るように長文読解力を身に付けさせていく練習を中心に行っています。
高校の学習範囲になっている問題も出題されることがあるため、学年を超えた難しい問題への対策も並行して行っていきます。
数学
数学は前期50分間・後期60分間で100点満点の試験です。
大問5題の出題。
全体的に出題のレベルは普通ですが、中には難度が高い問題が出題されることがあります。
個別の会独自の立命館高校の入試対策として、図形の問題が2問程度出題されているため、図形問題が得意になるように日頃から図形問題を解く練習を入れています。
また難しい問題に対して適応力をつけていくため、より上位校の過去問演習も合わせて行います。
理科
理科は50分間で100点満点の試験です。
大問4題の出題。
出題分野によって難易度が異なりますが、全体的にはやや難しいレベルとなっています。
近年では、短文での説明が増え、記述式の難易度が高くなってきています。
個別の会独自の立命館高校の理科の入試対策として、普段の授業から確認テストを行い、まずは基本の知識問題を正確に答えるように鍛えていきます。
また難しい記述問題に対応するため、知識問題だけでなく記述問題の添削を担当講師が丁寧に行い、記述力を養成していきます。
社会
社会は50分間で100点満点の試験です。
記述式が多く、資料を用いての出題となっています。
細かい知識を要求する問題もあり、難易度は高いといえます。
個別の会独自の立命館高校の社会の入試対策として、まずは地理・歴史・公民それぞれの基本となる知識を繰り返し演習を行い、しっかり定着させていき、立命館高校の過去問の難易度に近い高校の過去問を利用して、演習解説を細かく行い、入試で差をつける実戦的な解答力を付けていきます。
立命館中学校・高等学校対策なら個別の会
立命館中学校・高等学校を受験されるにあたって、どこの塾に入られるか迷っている方には個別の会をお勧めします。
個別の会では、6つのコースが設置されていますので、生徒一人一人の志望先に合わせた個別指導が可能となっています。
立命館中学校の入試においては、合格者平均点の4教科の中で算数の得点が高い傾向があり、算数でのケアレスミスが致命的になるという特徴がありました。
個別の会では、生徒の希望に合わせた小テストの実施と、講師キャリア10~40年以上のプロ講師が、各生徒に合わせてオリジナルで作成した確認テストを行っています。
そのため、一人一人が苦手を克服し、ケアレスミスを減らすことができます。
また、立命館高校においては、難関私立大学に多数の進学者を輩出し、SSH指定校に選定されるほどの難関高等学校として知られています。
そのため、入試情報をもとに対策を練る必要があります。
個別の会では、入試に精通したプロ講師陣が傾向と対策を把握しているため、立命館高等学校志望生徒に合わせた徹底サポートを行うことができます。
塾選びに迷われている方は、個別の会を検討してみてはいかがでしょうか。
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立命館中学・高等学校の評判・口コミ
次に、立命館中学校・高等学校の評判・口コミについてまとめてみました。
立命館中学校
学校選びにはその学校に通っていた人の口コミから、雰囲気が伝わることもあると思います。
保護者目線でも卒業生目線でも気になるようなところについてまとめてみました。
英語の授業がとても多く、中学3年になると英語をさらに沢山勉強するコースもあります。
また、高校に進学するといくつかのコースに分かれていて、自分に合ったコースを選ぶことができるので良いと思います。
付属高校に上がるのが大半ですが、他高校を受験する人も多数います。
大学の進学は国公立や、医学部受験をするコースが設けられているので他大学に行く人もいます。
( 2020年入学/卒業生)引用:みんなの中学情報
立命館中学校は中学生のうちから英語に触れる機会が多く、高校や大学の選択肢の幅も広いようです。
先生方がとても熱心で、さらに上を目指せる環境を与えてくれます。
しかし、成績が上と下での差が広くある気がするので、先生方がとても大変だと感じます。
国公立大を目指すコースもあり、難関大学もたくさん合格者を輩出してますが、、やはり立命館大が一番多いですね。
( 2021年入学/保護者)引用:みんなの中学情報
立命館中学校では、成績の差に関係なく先生方からの手厚いサポートを受けることができ、上を目指せる環境が整っているようです。
立命館高等学校
校則が少なく、とても自由な風潮であり、生徒の自主性が重要視されています。
生徒自らが発信すれば多くのことが実現可能なので、自分自身の高校生活をコーディネートすることが出来ると思います。
国際的なイベントも多数開かれるため、自分の新たな可能性を見つけたい人や、国際的なことに興味がある人、英語が好きな人には満足できる学校です。
校舎の設備も申し分なく、自分の用途にあわせてパソコンや図書館など目一杯使用することが出来るので満足度が高いです。
(10代男性/卒業生)引用:高校スクールナビ
立命館高等学校では生徒の自主性を尊重し、生徒が成長するために必要な設備が整っているようです。
過半数の人が内部進学です。
ほかは他大学、海外の大学です。
TOEFL400点以上と成績の平均が3.0以上が最低限の内部推薦の条件です。
高校3年間の成績の総合評価(総学力点)なども条件に関わってくるので、この点数が高い人ほど優先的に希望する学部に入れます。
( 2019年入学/卒業生)引用:みんなの高校情報
立命館高等学校では、生徒の過半数が内部進学によって立命館大学に進学し、高校での成績によって志望する学部に進学することができるようです。
立命館中学校からでもやはり立命館高校・大学に進学する人は多いようですが、中には国公立に行くような人など様々な人がいるため、高校からは多くのコースを設けて支援してくれるようです。
また、先生方も熱心なので、上に上がっていけるような良い環境があるようです。
立命館高等学校では、自由な風潮ですが、内部推薦に条件があるため、主体的に日ごろから学習しておくことが重要です。
まとめ
今回は立命館中学校・高等学校のコース、偏差値・倍率、入試傾向・対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
立命館中学校・高等学校は生徒の多くが立命館大学へ内部進学をしていますが、他大学や京大などの難関大学、医学部への合格者も毎年輩出している実績があります。
早い段階から高度な学習や大学と連携した学びを経験することで、高い学力を養い、希望の進路に合わせたコース選択ができることも、立命館中学校・高等学校の特色となっています。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
立命館中学校まとめはこちら
公式サイト:立命館中学校・高等学校