自習室だけ使える塾や予備校を利用するのは恥ずかしい?注意点や受験に合格できるのか解説

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カテゴリ:基礎知識

家で勉強がはかどらない、集中できないなどの理由で塾の自習室の利用を検討している生徒や保護者も多いのではないでしょうか。
本記事では塾に入会せずに自習室を利用することはできるのかについて解説しています。
自習室だけでは足りない本当に成績が伸びる環境についても詳しく解説しているため、現在悩まれている方は是非参考にしてください。

塾・予備校に入会せずに自習室だけ利用可能なのか?

入塾をしなくても自習室のみを利用したいときに利用できる塾・予備校があったらいいなと思う学生や受験生がいると思いますが、塾・予備校に入会せずに自習室だけ利用することは可能なのでしょうか。
詳しく解説していきます。

結論:塾のシステムによる

結論から申し上げますと、入会せずに自習室だけ利用できるかは塾のシステムによります。
塾や予備校の自習室は、本来は塾生のためのものです。
しかし、ごく一部の塾や予備校では、塾生以外に自習室の利用のみを提供している所もあります。
以下で自習室を利用できる塾のシステムについて解説します。

パターン1:所属している生徒だけ利用可能

塾の自習室は基本的には入塾した生徒のみが利用できるのが一般的です。
公共施設のような所属している生徒以外でも自習室が利用できる塾もありますが、そのような塾は数少ないため、所属している生徒以外が利用するのは難しいでしょう。
しかし、入塾し週に1コマや必要最低限の授業を取れば、自習室を毎日使うことができます。
自習室をメインで利用したい方はそのような方法はいかがでしょうか。

パターン2:自習室利用料だけ払って利用することが可能

ごく一部の塾では、自習室の利用が塾生以外に開放されている場合があり、未入会で自習室利用料だけ払って利用することが可能です。
できるだけコストを抑えたいという方は、この方法がおすすめだといえるでしょう。
料金体系や利用条件など塾によって異なるため、近くに塾生以外に自習室が解放されている塾があれば問い合わせてみるとよいでしょう。

パターン3:塾に入会して自習室レンタルコースを提供しているところも

塾の中には、塾生でありながら、塾の授業を受けず自習室のみを利用することができる自習室レンタルコースを提供しているところもあります。
パターン2のように塾の授業を受けなくても、この自習室だけのコースを利用することで費用の負担を減らせるでしょう。
パターン2と違うところは、塾生であるため、塾によっては講師への質問や進路面談など学習のサポートが受けられるという点です。
また、自習室の利用が特定の時間帯に制限されないことも多いため、自分のスケジュールや好きな時間に勉強ができることであったり、休日にも利用できる点も自習室レンタルコースの魅力だといえるでしょう。

自習室だけ利用したい方向け|安く自習室を使う方法

次に、できるだけ費用を抑えて自習室を効果的に使う方法について解説していきます。

1科目だけ受講して自習室メインで使う

この方法は主に個別指導塾や映像指導塾といった塾で使える方法です。
多くの個別指導塾や映像指導塾では1科目だけ受講することが可能であるため、塾の費用を抑えつつ自習室を利用する権利を得るために、1科目または1コースのみ受講するとコスパ良く自習室を利用することができるでしょう。
受講する科目は苦手科目だけに絞ることをおすすめします。
また、集団指導塾でも塾によっては1科目または1コースから受講することができるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

できるだけ費用が安い塾を選ぶ

できるだけ費用が安い塾を選ぶことも自習室を効果的に使う方法の一つです。
経済的負担の軽減が可能であるため、長期的に通いやすいというメリットがありますが、費用の安い塾の場合、個別指導やフォローが不足しているなど、質問しにくい環境である可能性があります。
また、自習室や教材、学習環境が整っていないなど使い勝手が悪いと、自習室目的で塾に入っても意味がありません。
そのため、費用が安い塾を選ぶ場合は、必ず体験授業を受け、実際に塾の環境やサービスを確認してから入会するようにしましょう。

奨学金や学費免除の特待生制度を利用する

塾によって模試の成績が優秀であったり、塾の最難関コースでトップクラスの常連だったりなど成績優秀な生徒や特定の条件を満たす生徒に対し、授業料の一部または全額が減免される特待生制度が受けられることがあります。
また、大手予備校では経済的な理由で塾に通うのが難しい生徒を支援するために、奨学金制度を設けているところもあります。
これらの制度を利用して塾に入会すれば、経済的な負担を軽減しつつ自習室が使えます。
しかし、これらの制度は成績優秀な生徒という条件があるため、非常に難易度は高いといえるでしょう。

自習室のみ利用可能な塾・予備校の注意点

次に、自習室のみ利用可能な塾・予備校の注意点について解説していきます。

授業を受けられないため成績が上がりづらい

まずは、授業を受けられないため成績が上がりづらいという点です。
学習計画や進捗管理を自分で行う必要があるため、だらだら勉強をして時間を無駄に使ってしまうなど自己管理が苦手な人には難しかったり、適切な教材を自分で選ぶ必要があり、間違った選択をしてしまうと効果が薄れる場合があります。
このようにサポートがないため、自己流の学習になりがちで、成績向上に結びつきにくい場合があります。
また、一人での学習になるため孤独感を感じやすく、モチベーションを維持するのが難しいため、学習意欲が低下する恐れがあります。

自習室の雰囲気が悪いことも

塾によっては自習室の雰囲気が悪い場合があります。
周りが騒がしく集中しづらいなど、居心地の悪さがストレスとなり勉強へのモチベーションが下がります。
塾がある程度注意をしてくれるのであればいいのですが、対応は塾によって異なります。
自習室にいること自体が苦痛に感じると、長時間滞在するのが難しくなり、学習効率に大きな影響を与えるといえます。
そのため、実際に利用する前に自習室を見学できるのであれば、一度塾に足を運んで雰囲気を感じてみることをおすすめします。

質問できないためコスパが悪い

次に、質問ができないためコスパが悪いという点です。
自習室はあくまで個人で学習するスペースであり、講師からの専門的な指導はありません。
そのため、わからないことがあっても、即座に質問できる環境がないため、学習の進行が滞る可能性があるというデメリットがあります。
疑問を解決できずに時間を浪費することが多くなり、結果的にコストが高く感じられるでしょう。

自習室のみ使える塾・予備校を選ぶ際の基準点

続いて、自習室のみ使える塾・予備校を選ぶ際の基準点について解説していきます。

自宅からの距離が遠すぎないか

まずは、自宅から塾・予備校の距離が遠すぎないかという点です。
自宅から遠かったり乗り換えが多いと、通学が億劫になります。
特に部活や習い事で忙しい人にとっては、アクセスが悪い塾を選んでしまうと通うこと自体が負担となってしまいます。
授業がない日も利用できるのが塾の自習室のいいところにもかかわらず、利用しなくなってしまっては元も子もないので、無理せず通えるアクセスが良い塾を選びましょう。

自習室を利用できる時間帯が限られていないか

次に、自習室を利用できる時間帯が限られていないかという点です。
当然ですが、塾が閉まっていたら、自習室は利用できません。
逆に言えば、完全に閉まっている日数が多い塾は自習室が利用しづらいということになります。
そのため、授業のない曜日や日曜祝日でも自習室が利用できるのかを年間利用カレンダーなどがあれば確認しておきましょう。
また、自習室が開いていても、早いうちに閉まってしまうようであればやはり利用しづらくなってしまいます。
特に受験生はなるべく遅くまで自習室で勉強をし、帰宅したら寝るだけにしたいと考えている生徒さんも多いため、開室時間と閉室時間は必ず確認しましょう。

監督者や管理体制が整っているか

次に、監督者や管理体制が整っているかを確認することも重要です。
自習室には監督者がいるかはその塾によって異なります。
監督者は自習室を管理してくれる存在であるため、いない場合には生徒同士が話し始めたり、遊んでいたりということになってしまいます。
そのため、面談や体験授業に行った際は、自習室について話を聞いたり実際に利用や見学させてもらいましょう。
そうすることで雰囲気を掴むことができます。

雰囲気が良いか・集中できる環境か

次に雰囲気の良さや集中できる環境かを考える必要があります。
自習室は自分の成績を上げるうえで非常に重要になってきます。
そのため、自分なりのこだわりができるだけ再現されている方が良いでしょう。
塾によっては勉強する意欲が無く、スタッフもそれを注意せず、全体として勉強する意欲がないように感じる場合もあります。
自分なりのこだわりは何かを考えてみましょう。

自習室以外に必要な費用はあるか

最後に自習室以外に必要な費用があるのかです。
塾の費用は比較的高額であるため、できるだけ抑えたいと考える方も多いでしょう。
しかし、他の事にお金が必要な場合があります。
例えば、教材費や夏期講習や冬期講習です。
また、チューターやコーチングスタッフも追加で有料の場合がありますので、必ず入塾前に各項目の費用について確認しておきましょう。

塾・予備校以外に利用できる自習室はある?

続いて塾や予備校以外で利用できる自習室はあるのかご紹介します。
自習室のみ利用ができる有料自習室です。
自分の目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

レンタル自習室

まずはレンタル自習室です。
レンタル自習室とは社会人が仕事で利用することが多いレンタルスペースの事です。
その多くは会員登録が必要となっています。
学生でも利用することができますが、多くはテレワークであったり資格取得を目指す社会人です。
大人に混じって勉強することがよい刺激になるか、マイナスになるかを考えましょう。
フリードリンクサービスなどのサービスが充実していることもあるので、その点も確認しておくと良いでしょう。

オンライン自習室

次にオンライン自習室です。
オンライン自習室は自宅で自習室のような環境を再現できるサービスです。
一般的にはIDやパスワードを使ってログインし、パソコンやタブレットから自習室に入室することができます。
そうすると、他の勉強している人の手元と自分の手元がパソコンやタブレット上に映し出されます。
他の人が勉強している姿を見て、自分も勉強を進めていくという形です。
見ている人がいるという意識で、自分の勉強に対するモチベーションは維持されやすくなります。

自習室だけでは足りない本当に成績が伸びる環境とは?

成績を上げるために自習室はかなり重要です。
しかし、それだけでなく本当に伸びる環境も同じくらい重要です。
その環境についてのポイントをご紹介します。

講師やスタッフに相談できる環境

まず、講師やスタッフに相談できる環境があるかということです。
ほとんどの塾では自習時間も講師の方の質問対応を受けることができます。
自習時間では分からない問題が出てくることもあるかと思います。
しかし、授業時間でないと質問しにくく感じてしまう場合があります。
そのため、そういった柔軟性の高い環境があるかも確認しておきましょう。

一人ひとりが集中できる環境として用意されたブース

次にブースについてです。
自習室ではブースのような作りのような場合もありますが、長机のような場合もあります。
長机だとやはり隣に座っている方が視界に入ってくるため、動いていたりすると気になってしまうことがあると思います。
その場合はブースがおすすめです。
ブースであれば自分の空間で集中して自習だけでなく授業なども行うことができます。
そのためブースや教室の形態についても確認しておきましょう。

適切なカリキュラムやテキスト

次に適切なカリキュラムやテキストがあるかについてです。
まずは自分のレベルに合ったテキストであるかが重要です。
特に集団授業であれば分かっていないことに気付いてもらえない場合もあります。
カリキュラムやテキストが合っているかは授業を受けてみないと分からないため体験授業は積極的に受講しましょう。

わからない問題を解決できる環境

最後に分からない問題を解決できる環境があるかということです。
これはチューターなどの質問受けがいるかどうかです。
チューターや質問受けの方がいれば、質問をする環境が整っていると言えます。
また、講師の質としても自分のレベルに合っていなければ質問しても分からないという場合もあります。
どのような講師がいるのか・チューターはいるのかについて確認しておきましょう。

個別の会なら最適な学習環境で勉強できる

個別の会であれば最適な学習環境で勉強することができます。
まず、個別の会では講師は大学生ではないプロ講師しかいません。
コースも多数ご用意しており、一人ひとりに合わせたカリキュラム設定、オリジナルテキストを用いて成績アップ・受験合格を目指します。
ブースについても、半個室のような作りとなっておりますので、周りを気にすることなく集中して学習していただけます。
開校時間も平日・土日関係なく朝9時から最大夜23時まで開いているため、現役生・浪人生ともに自習時間の確保することができます。
アクセスも良いため夜でも明るく安心して帰宅していただくことができます。
このように個別の会では生徒さんを第一に考えておりますので、最適な学習環境を提供することができております。

まとめ

この記事では、塾の自習室について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
塾の自習室の利用方法は多くあります。
しかし、重要なポイントは自分の最終的な目標にどのように近づくかです。
自習室は一つの手段にすぎませんが、非常に重要な役割を果たします。
そのため自習室選びには慎重に自分のこだわりを決めて考えると良いでしょう。
本記事で紹介した良い自習室の選び方を参考に、自分にぴったりの自習室を選び成績アップ・受験合格を目指しましょう。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。