帝塚山学院泉ヶ丘中学校の偏差値や入試情報を解説!帝塚山学院泉ヶ丘中学校の大学合格者数も徹底解説

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カテゴリ:学校情報

帝塚山学院泉ヶ丘中学校は大阪府堺市に位置する、私立の中高一貫校です。
本記事では帝塚山学院泉ヶ丘中学校の偏差値・口コミなどについて徹底解説しています。
記事内では、科目別傾向の対策と傾向まで解説しているため帝塚山学院泉ヶ丘中学校を受験しようとお考えの方には必見のコラムです。
基本情報についてもまとめていますので、帝塚山学院泉ヶ丘中学校受験を考えている方は参考にして下さい。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校の基本情報


帝塚山学院泉ヶ丘中学校の基本情報をまとめてみました。

創立年 1983年
生徒数 男子:186名 女子:304名 計490名
所在地 〒590-0113 大阪府堺市南区晴美台4丁2−1
教育理念 ・チャレンジすることに価値を見出す
・失敗から立ち上がるたくましい精神を養う
・チームワークに必要な協調性、社会性、責任感を培う
・多様性が理解できるグローバルな視野を得る
・幅広い知識や技術を身に付ける

普段の学校運営においては【開かれた組織】を目標に、平等な運営を心がけています。学校の方針は管理職のみで行われる会議で原案を決定し、さらにその原案を運営会議で再度議論します。教員が同じ方向を向くことで、意見を交わし合えることができる強い組織をつくっていきます。企業に勤めていた経験を学校運営体制にも活かし、毎年改善しています。さらに、生徒に対して授業・担任に関するアンケート、保護者にもアンケートを実施しています。その結果と合格実績をもとに毎年の課題設定と評価・分析を行っています。PDCAサイクルを用いて、学年や社会状況に合わせた体制にも配慮しています。
教育においては、生徒の主体性を育てる機会を作り出すことに力をそそいでいます。進学校は、大学入試の受験対策に注目が集まることが多いですが、帝塚山学院泉ヶ丘中学校はバランスの取れた豊かさ・たくましさを育む学校を目標にしています。生徒たちには将来、今の私たちには想像することができない社会を生き抜く力が必要です。様々な場面においてAIが主導権を握っている生活の中で、必要となるのは「自分はこうしたい」という主体性・自主性です。授業だけではなく、学校行事や生徒会活動など日々の学校生活において、自分で考え、行動できるようなチャンスを中学・高校時代にたくさん経験することで、社会を生き抜くための非認知能力が育まれると考えています。数年間取り組んだ結果、国公立大学の学校推薦型入試の合格者数も格段に上がりました。帝塚山学院泉ヶ丘中学校の主体性を伸ばす教育は外部にも評価され始めていることを実感しています。
大学受験に向けて、集中して勉強していると、第一志望に合格することが最終目標であるような錯覚に陥ります。しかし、本来の目標は大学で何をするか、何をしたいかです。ぜひ帝塚山学院泉ヶ丘中学校で色々な経験を重ねて、<やりたい事>を見つけてみましょう。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校のイベント情報


帝塚山学院泉ヶ丘中学校のイベント情報についてご紹介します。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校のプレテスト個別懇談会

日時 2023年11月18日(土)
概要 参加されたプレテストの結果資料をもとに、個別懇談形式でお話します。
(本校参加)約15分間(オンライン参加)Zoomの接続確認を含めて1組30分間の枠です。
保護者の方だけ、入学希望者と同席、どちらのご参加でも可能です。
【参加特典】新たなプレテスト結果表を懇談時にお渡し、または郵送します。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校の教科別質問会

日時 2023年11月18日(土)
概要 <本校会場のみ>
国語・算数・理科・社会の各教科担当へ直接相談ができる教科別ブースを設けます。
※ご希望の方は、事前に教科別のアドバイス動画をご覧ください。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校の入試情報


帝塚山学院泉ヶ丘中学校の入試情報についてまとめてみました。

試験日と募集人数

試験日と募集人数を表にまとめました。
※2022年度のデータです。

1次A入試 1次B入試 2次入試
試験日 1月15日(土) 1月15日(土)午後 1月16日(日)午後
募集人数
(男女)
Ⅱ類選抜・Ⅱ類・Ⅰ類
約130名
Ⅱ類選抜・Ⅱ類・Ⅰ類
約10名
    Ⅱ類選抜・Ⅱ類…約70名      Ⅰ類…約70名

・出願時にコース選択はありません。
・合格コースは、入試の得点により「Ⅱ類選抜」、「Ⅱ類」、「Ⅰ類」の順に決まります。

試験日

試験日は1月15日~1月16日の2日間となっています。
入試方法によって試験日が異なるため、注意してください。
1次A入試は、1月15日(土)の8:40から1科目めの試験が始まります。
1次B入試は、1月15日(土)の15:20から1科目めの試験が始まります。
2次入試では、1月16日(日)の16:00から1科目めの試験が始まります。

募集人数

募集人数は入試方法によって異なります。
1次A入試・B入試では、両日程合計でⅡ類選抜・Ⅱ類・Ⅰ類コースあわせて約130名を募集します。
2次入試では、Ⅱ類選抜・Ⅱ類・Ⅰ類コースあわせて約10名を募集します。
また、全日程含めてコースごとに定員が設けられており、Ⅱ類選抜・Ⅱ類コース約70名、Ⅰ類コース約70名となっています。
試験教科と試験時間について表にまとめました。

1次A入試 4教科型 国語(60分 120点)
算数(60分 120点)
理科(40分 80点)
社会(40分 80点)                 計400点
3教科型 国語 (60分 120点)
算数(60分 120点)
理科(40分 80点)        計320点×1.25=計400点
1次B入試
2次入試
2教科型 国語(60分 120点)
算数(60分 120点)              計240点

・1次A入試では、出願時に4教科型、または3教科型を選択します。
※出願後の変更はできません。
・1次A入試の4教科型は、3教科の得点(国・算・理の合計点×1.25、国・算・社の合計点×1.25、4教科の合計点)の中から最も高いものを合否判定に用います。

試験教科

1次A入試は4教科型と3教科型があり、4教科型は国語・算数・理科・社会、3教科型は国語・算数・理科が試験教科となっています。
1次B入試と2次入試は2教科型のみで、試験教科は国語・算数です。
どの入試日程も国語と算数は必修となっています。

試験時間

試験時間は国語・算数は60分、理科・社会は40分となっており、1次A入試・1次B入試・2次入試ともに試験時間は同じです。

出願手続き

令和6年度の出願期間は1次A入試・1次B入試は令和5年12月1日(金)~令和6年1月11日(木)まで、2次入試は令和5年12月1日(金)~令和6年1月14日(日)までとなっています。
1次A入試・1次B入試ともに最終日の16:00までに、2次入試は最終日の15:30までに出願手続きを完了するよう注意してください。
検定料は各入試日程ともに20,000円となっており、1次A入試に出願し、さらに1次B・2次入試に出願する場合は、専願・併願に関わらず1次B・2次入試の検定料は免除となります。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校の偏差値・倍率


次に帝塚山学院泉ヶ丘中学校の偏差値・倍率についてご紹介します。

偏差値

2023年度の入試別にまとめました。

入試名 偏差値
1次AⅠ類 46
1次BⅠ類 47
2次Ⅰ類
1次AⅡ類 52
1次BⅡ類 53
2次Ⅱ類
1次AⅡ類選抜 56
1次BⅡ類選抜 57
2次Ⅱ類選抜

帝塚山学院泉ヶ丘中学校にはⅠ類コース・Ⅱ類コース・Ⅱ類選抜コースがあり、偏差値はコースによって異なりますが、46~57程度です。
特にⅡ類選抜コースの偏差値が57と他のコースより比較的高く、その次がⅡ類コース、続いてⅠ類コースの順となっています。
大阪府内の偏差値順位は229校中12位、全国の偏差値順位では2,162校中219位と上位に属しており、非常にレベルの高い学校であるといえます。

倍率

2023年度の倍率です。

入試日程 コース 受験者数 合格者数 倍率
1次A入試 Ⅱ類選抜 203 57 176 1.15
Ⅱ類 64
Ⅰ類 55
1次B入試 Ⅱ類選抜 349 100 264 1.32
Ⅱ類 78
Ⅰ類 86
2次入試 Ⅱ類選抜 173 29 112 1.54
Ⅱ類 35
Ⅰ類 48
年度合計 Ⅱ類選抜 725 186 552 1.31
Ⅱ類 177
Ⅰ類 189

帝塚山学院泉ヶ丘中学校には1次A入試・1次B入試・2次入試と3種類の入試方式があり、倍率は方式によって異なりますが、1.15~1.54倍となっています。
受験者数は1次B入試が最も多いですが、2次入試の方が募集人数が約10名ということもあり、倍率は他の入試方式よりも例年高い傾向にあるようです。
1次A入試と1次B入試・2次入試では試験科目数が違うため、自分の得意科目で点数を伸ばせる入試方式を検討し受験しましょう。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校・高等学校の大学合格者数


以下の表は、過去4年間の帝塚山学院泉ヶ丘中学校・高等学校における大学の合格実績です。
( ) 内は現役合格者の数となっています。

大学名 2023 2022 2021 2020
東京大 0(0) 1(1) 0(0) 0(0)
京都大 4(3) 0(0) 0(0) 1(0)
大阪大 11(9) 4(2) 3(2) 5(5)
神戸大 4(2) 5(3) 4(3) 4(4)
大阪公立大 20(18) 22(20) 市立大:8(8)

府立大:8(7)

市立大:9(8)

府立大:7(6)

兵庫県立大 7(5) 8(7) 5(5) 1(1)
奈良県立大 3(3) 2(2) 1(1) 1(1)
和歌山県立医科大 3(3) 2(1) 2(2) 1(1)
早稲田大 2(1) 3(0) 5(3) 0(0)
慶應義塾大 2(2) 3(2) 2(1) 0(0)
東京理科大 7(6) 0(0) 5(5) 9(5)
関西学院大 76(67) 52(51) 37(35) 44(39)
関西大 78(70) 61(50) 69(57) 77(67)
同志社大 51(41) 35(30) 28(26) 47(42)
立命館 48(31) 15(7) 40(31) 24(15)

表を見ると、国公立大学・私立大学を問わず、ほとんどの卒業生は大阪公立大学や関関同立などの関西圏内の大学を中心に受験していることが分かります。
また、合格者数のうち現役生の割合がほとんどであり、ほぼ全ての生徒が大学に現役合格を果たしていると言っても過言ではありません。
ストレートで合格可能な学力を培うことのできる学校であることが伺えます。
さらに、関西学院大学の協定校であるため推薦枠が41名分あり、全部で38大学、約280名分もの推薦枠を有しています。
大学によって推薦枠のある学部は異なりますが、大学受験にあたって一般入試以外の選択肢も視野に入れたとき、この推薦枠の多様さはメリットと言えるでしょう。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校の口コミ


帝塚山学院泉ヶ丘中学校の口コミを、いくつかまとめました。

口コミ

数学は希望制の補講があり、いくつかのコースが用意されています。
部活動は、サッカー・陸上・テニスが強い印象があります。
ほかも種類はいろいろとありますが、基本的にゆるく楽しく活動している部が多いです。
帰宅部の人もいます。
少し駅から遠いですが、登下校の時間帯はバスが増便されるので十分だと思っています。
(在校生 / 2021年入学)

先生と生徒の距離感がちょうどいいと感じる。
様々な相談はしやすく、しかし線引きもちゃんとしている印象。
校則はきつ過ぎず、ゆる過ぎずという具合。
頻繁に小テストがあり、成績も親に送られてくるので、親としては子供の勉強の状況について把握しやすく助かっている。
クラブ活動は、力を入れている部活とあまりそうでもない部活とに分かれている気がする。
山の住宅街の中の立地で周辺の緑も多く、繁華街からも距離があって登下校時の誘惑も少ないため環境は良いと思う。
スクールバスも、基本的には座れるように工夫してくれている。
(保護者 / 2020年入学)

参考:「みんなの中学情報」:https://www.minkou.jp/junior/school/review/12334/

まとめ


今回は、帝塚山学院泉ヶ丘中学校の偏差値や倍率・評判・入試概要などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
帝塚山学院泉ヶ丘中学校は大学への現役合格率が非常に高く、ストレートで進学できるだけの学力をしっかりと養成してくれる進学校です。
生徒の苦手をフォローし、学習内容を理解するためのサポートが充実しています。
本記事をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
帝塚山学院泉ヶ丘中学校まとめはこちら
公式サイト:帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校