①育成テストは良いが公開模試で点が取れない
日能研で最も多い悩みがこのパターンです。学習力育成テスト(育テ)は直近2週間の授業範囲から出題されるため、解法を丸暗記していてもある程度の得点が取れます。しかし全国公開模試は全範囲からの出題で応用力が問われるため、「暗記」で乗り切ってきた子は大きく点数が落ちます。育テの成績だけで安心していると、公開模試とのギャップがどんどん広がり、Mクラスへの昇格が遠のきます。
日能研
日能研に通いながら、個別の会のプロ講師を併用して成績を上げているお子さんがたくさんいらっしゃいます。日能研の授業の特徴から成績を上げるためのポイントを中心に、併用のメリットをお伝えします。
| 設立 | 1953年(昭和28年) |
|---|---|
| 特徴 | 全国最大規模の中学受験専門塾。「シカクいアタマをマルくする」のCMでおなじみ。基礎力の養成を重視し、幅広い層の受験生に対応するカリキュラムが特徴。 |
| 授業形式 | 集団授業。学習力育成テスト(旧カリテ)と全国公開模試の二本立てで学力を測定。本科テキストと栄冠への道テキストが教材の中心。 |
| 主な校舎 | 上本町、西宮北口、天王寺、千里中央、学園前、岡山、広島 他(日能研関西エリア) |
| クラス編成 | Mクラス(応用)とAクラス(基礎)の2クラス制が基本。灘特進コースは灘中対策に特化した別枠クラス。R4偏差値(合格可能性80%)を基準にクラス分けを行う。 |
日能研は全国最大規模の中学受験専門塾で、関西エリアでも多くの校舎を展開しています。「考えること」を重視した授業スタイルが特徴で、他塾と比較すると基礎力の育成に力を入れたカリキュラムを採用しています。
テスト体系は「学習力育成テスト(育テ)」と「全国公開模試」の二本立てです。育テは直近の授業範囲から出題される確認テスト、公開模試は全範囲が対象の実力テストです。この2種類のテストの成績差が、日能研生の学力の本質を映し出します。
日能研で最も多い悩みがこのパターンです。学習力育成テスト(育テ)は直近2週間の授業範囲から出題されるため、解法を丸暗記していてもある程度の得点が取れます。しかし全国公開模試は全範囲からの出題で応用力が問われるため、「暗記」で乗り切ってきた子は大きく点数が落ちます。育テの成績だけで安心していると、公開模試とのギャップがどんどん広がり、Mクラスへの昇格が遠のきます。
日能研の家庭学習は「栄冠への道」テキストが中心ですが、本科テキストの復習と栄冠テキストの演習をどうバランスよく進めるかで悩む家庭が多いです。栄冠テキストは「学び直し①②③」と「問題研究」に分かれており、全問を順番にこなすだけでは効率が悪く、お子様の学力レベルに応じた取捨選択が不可欠です。しかしその判断を保護者だけで行うのは困難です。
日能研のクラス替えは公開模試と育テの成績で判定されます。Aクラス(基礎クラス)からMクラス(応用クラス)への昇格を目指すお子さんは多いですが、Aクラスの授業内容だけではMクラスの基準に届きにくいという構造的な問題があります。Mクラスに上がっても、授業レベルの差についていけず再びAクラスに落ちるケースもよく見られます。
日能研では小6から「日能研入試問題研究特別講座(日特)」が始まります。前期日特は志望校レベル別、後期日特は志望校別の対策講座です。特に前期日特は「受講すべきか」の判断が難しく、家庭学習の時間を圧迫するリスクがあります。お子様の現状の学力と志望校を冷静に分析し、日特の受講要否を判断する必要があります。
日能研の本科テキストと栄冠テキストを最大限活かすために、以下のポイントを意識してください。
育テで間違えた問題を、ただ正解を覚え直すのではなく「なぜその解法を使うのか」を根本から理解することが大切です。解法の考え方まで説明できるようになれば、公開模試で初見の応用問題が出ても対応できます。この「理解する復習」をマンツーマンで行うのがプロ講師の個別指導の強みです。
栄冠への道テキストは「学び直し①」(基本)「学び直し②③」(標準〜応用)「問題研究」(発展)と段階が分かれています。志望校やお子様の現在の学力に応じて、どの段階の問題に時間を使うかを戦略的に選ぶことで、同じ勉強時間でも成果は大きく変わります。個別の会の講師は日能研のテキスト体系を熟知しているため、最適な取捨選択をアドバイスできます。
日能研のR4偏差値(合格可能性80%ライン)は中学受験の指標として信頼性が高いです。公開模試の正答率データを活用し、志望校のR4偏差値に応じた「取るべき問題」「捨ててよい問題」を明確にすることが重要です。正答率50%以上の問題を確実に得点できるようにするだけで、偏差値は着実に伸びます。
日能研ではMクラス(応用)とAクラス(基礎)で扱う問題のレベルが大きく異なります。Mクラスの授業では入試レベルの問題に触れる機会が増え、志望校合格に直結する力が養われます。できるだけ早い段階でMクラスに上がり、そこに定着することが成績向上の鍵です。
日能研のカリキュラムを活かしながら、個別の会のプロ講師が弱点をピンポイントで補強する併用スタイルが成果を上げています。
日能研の授業がない曜日に週1コマから受講可能。塾のスケジュールに合わせた柔軟な時間割を組めます。