麻布大学獣医学部の入試制度や学費、偏差値を解説!卒業後の進路も紹介

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麻布大学獣医学部は、動物医療からバイオサイエンス、動物看護までを網羅し、実践的かつ多角的に動物と人との共生を学べる国内有数の総合獣医学教育機関です。本記事では、麻布大学の獣医学部を目指している受験生に向けて、偏差値や入試科目、学費、カリキュラムの特徴などの観点から詳しく解説しています。また、就職状況や卒業後の進路、獣医師国家試験の合格実績などの気になる情報についてもまとめています。獣医学部受験を検討している方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

この記事を読むとわかること
  1. 麻布大学獣医学部の特徴
  2. 麻布大学獣医学部の入試情報
  3. 麻布大学獣医学部の卒業生の就職情報と進路
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麻布大学獣医学部の概要


まずはじめに、麻布大学獣医学部の概要について詳しくご紹介いたします。

学部・学科構成

麻布大学の獣医学部は、動物と人の関わりを多面的に学べる3つの学科で構成されています。獣医学科では、主に獣医師を目指す学生を対象に、動物の診療や公衆衛生に関する高度な専門知識と技術を学びます。獣医保健看護学科では、主に愛玩動物看護師の養成を目的とし、動物の健康管理やケアに関する実践的な教育を実施しています。動物応用科学科では、人と動物の共生や動物に関する幅広い分野の研究に取り組み、産業や社会とのつながりを意識した学びを展開しています。このように、各学科ごとに専門分野や教育の目的が異なるため、自身の興味や将来の進路に応じて、希望する学科を慎重に選ぶことが大切です。

所在地とキャンパス環境

麻布大学獣医学部は、神奈川県相模原市に位置し、JR横浜線「矢部駅」から徒歩約4分というアクセスの良さが魅力です。キャンパスの大きな特長は、実習重視の教育方針を支える豊富な動物関連施設が充実している点にあります。大学内には、馬場や牛・豚・ヤギ・羊といった産業動物を飼育する専用エリアが整備されており、学生は実際に動物とふれ合いながら実践的に学ぶことができます。また、附属の動物病院や先端的な研究施設もキャンパス内に併設されており、日々の講義や実習が、将来の臨床や研究に直結するような学習環境が整えられています。動物とともに学ぶ、リアルで密度の高い学びが可能なキャンパスです。

カリキュラムと研究環境の強み


次に、カリキュラムと研究環境の強みをご紹介いたします。

5つの系統による専門教育

麻布大学獣医学部の獣医学科では、「基礎獣医学系」「病態獣医学系」「環境獣医学系」「生産獣医学系」「臨床獣医学系」の5つの専門分野を柱とした、総合的かつ体系的なカリキュラムが用意されています。
基礎獣医学系では、動物の体の構造や機能といった生命の基本的な仕組みを学び、獣医学の土台を築きます。病態獣医学系では、病気の発症メカニズムや診断法、病理に関する理解を深め、臨床への応用力を養います。環境獣医学系では、公衆衛生や感染症、環境問題といった人と動物を取り巻く広い視点から学び、社会的な役割も意識した教育が行われます。
生産獣医学系では、牛や豚などの産業動物の飼養管理、繁殖、衛生管理を通じて、畜産業との関わりを学びます。そして臨床獣医学系では、犬や猫などの小動物を中心とした診療や治療、予防医学など、獣医師としての実践的な技術と知識を身につけます。これら5系統の専門教育により、学生は多角的な視野と高度な専門性を備えた獣医師としての力を総合的に育んでいきます。

充実した研究室と設備

麻布大学には、国内の獣医系大学で最多となる約40個の研究室が設置されており、その分野も非常に多彩です。たとえば、「動物の感染症の制御」や「犬猫の臨床獣医療」などをテーマにした研究が行われており、基礎から応用、臨床まで幅広い分野に対応しています。
「動物医療センター」には最先端の医療設備を備えています。そのほか、産業動物に特化した実践教育を行う「産業動物臨床教育センター(LAVEC)」などの施設が整っています。

動物病院での実践的学習

麻布大学獣医学部では、附属の「獣医療センター(麻布大学附属動物病院)」を活用し、実践的な臨床教育が行われています。この動物病院は、国内の獣医学系大学においてトップクラスの規模と症例数を誇り、最新の医療・検査機器を備えた先進的な施設です。年間約1万件におよぶ多様な症例を取り扱っており、学生は実際の診療現場に立ち会いながら、獣医療の実践力を養うことができます。
また、獣医学部棟と病院が直接接続されている構造となっており、4・5階には実習室も配置しています。日々の学びと臨床現場が密接に結びついた教育環境が整っているため、学生は理論と実践をバランスよく学びながら、将来の獣医師としての基礎を確実に築いていくことができます。

海外提携校との交流プログラム

麻布大学獣医学部では、国際的な視野を持つ獣医師や研究者の育成を目指し、海外の提携大学との交流プログラムを積極的に展開しています。学生や教員の海外派遣・受け入れを通じて、グローバルな教育・研究環境の中での実践的な学びの機会が提供されています。
現在、複数の海外大学と学術交流協定を締結しており、獣医学に関連する多様なプログラムを実施しています。これらのプログラムでは、短期の臨床実習や研究活動への参加、国際会議への同行、英語による研究発表などが含まれ、学術的・文化的な交流を深める機会となっています。
また、麻布大学独自の育成制度修了者を対象とした制度も整備されており、アメリカやドイツなどの研究機関における研修機会も提供されています。この制度を利用した学生は、現地の研究室での活動を通じて高度な研究経験を積むとともに、語学力や国際的な視点を磨いています。

麻布大学獣医学部の偏差値と入試難易度


次に、麻布大学獣医学部における偏差値と入試難易度についてご紹介していきます。

最新の偏差値データ

2025年度入試における麻布大学獣医学部の偏差値は、模試データを基にすると学科ごとに異なる傾向が見られます。獣医学科は最も難易度が高く、偏差値の合格可能性50%の目安は約60~62.5とされているほか、一部の予測では63~67とやや高めに見積もられています。そのため、獣医学科を志望する受験生は十分な対策が必要です。一方、動物応用科学科は比較的易しく、偏差値は約40前後で設定されており、獣医学科に比べて受験しやすい学科といえます。また、2024年4月に新設された獣医保健看護学科は約50前後の偏差値で、中程度の難易度です。
共通テストの得点率の目安は、獣医学科で約81%、動物応用科学科で約66%、獣医保健看護学科で約68%となっています。全体として、麻布大学獣医学部は学科ごとに受験難易度に差があり、特に獣医学科は競争が激しいため、計画的な学習が重要です。

他の獣医系大学との比較

麻布大学獣医学部は、私立獣医系大学の中でも偏差値・人気ともに非常に高い位置にあり、全国の受験生から注目を集める有力な進学先のひとつです。比較対象としてよく挙げられるのが、日本獣医生命科学大学や北里大学です。日本獣医生命科学大学は偏差値62.5〜70とされ、私立の中でも最難関と位置づけられており、麻布大学と並んで高い評価を受けています。また、北里大学も偏差値57.5〜69と高水準で、学術・臨床両面で実績のある大学です。
一方、酪農学園大学や岡山理科大学も偏差値55~69程度と幅はあるものの、近年人気が高まりつつあり、充実した教育・実習体制を整えています。これらの大学は、麻布大学に比べるとやや入りやすいとされますが、それぞれが獣医師国家試験対策や臨床実習に力を入れており、高い教育効果を上げています。
このように、麻布大学は他の難関私立獣医系大学と肩を並べる存在であり、進学先として非常に魅力的です。ただし、各大学でカリキュラムの内容や研究環境、立地、学費などは大きく異なります。偏差値の高さだけにとらわれず、自分の学びたい分野や将来の目標に合った大学を選ぶことが大切です。

麻布大学獣医学部の選考方法


次に、麻布大学獣医学部における選考方法についてご紹介していきます。

一般選抜

一般選抜(第Ⅰ期)では、A日程からD日程までの4つの日程が設けられており、同じ学科に対して複数日程での出願が可能です。それぞれの試験日程ごとに選抜が行われるため、併願することで合格のチャンスを広げることができます。A日程およびC日程では、2科目選択型のマークシート方式が採用されており、「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ」「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の4科目から2科目を試験会場で選択して受験します。
B日程では、3科目型のマークシート方式となっており、理科(化学基礎・化学」または「生物基礎・生物」のうち1科目を試験会場で選択)・数学(「数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ、 数学B(「数列」のみ)、 数学C(「ベクトル」のみ)」)・外国語(「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、 論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」)が試験科目となっています。
D日程もマークシート方式で実施されますが、受験科目数は学科によって異なります。獣医学科は3科目選択型、獣医保健看護学科・動物応用科学科・臨床検査技術学科・食品生命科学科・環境科学科は2科目選択型となっており、いずれも「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ」「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の中から、学科ごとに定められた科目数を試験当日に選択して受験します。

獣医学科 卒業生後継者 特別入学試験

麻布大学獣医学部では、卒業生の子や孫を対象とした「卒業生後継者特別入学試験」が設けられています。この制度は専願型で、家業や志を継ぎたい後継者に向けた特別な入試枠です。
試験は例年10月に実施され、出願資格は、親または祖父母が麻布大学獣医学部(または大学院)を修了し、獣医師資格を持っていることが条件です。
選考は、基礎学力試験(英語・数学・理科のうち1科目)、小論文、個別面接で行われます。基礎レベルの出題が中心ですが、熱意や目的意識が重視される試験でもあります。
倍率は毎年おおよそ2.5倍前後と高く、しっかりとした対策が必要です。また、毎年5〜6月には入試説明会も実施され、出願前に試験内容や大学生活について詳しく知ることができます。

学校推薦型選抜 入学試験(公募制)

麻布大学獣医学部では、現役の高校生を対象とした「学校推薦型選抜(公募制)」を実施しています。この入試は高校長の推薦が必要であり、合格後は本学へ入学することを前提とした専願型の試験となっています。
選考は、学科試験・小論文・面接の3つの要素で構成されています。学科試験では、英語・数学(数学ⅠおよびA:場合の数と確率)・理科(生物基礎または化学基礎)の3科目が出題され、基礎力を重視した内容になっています。小論文では、志望動機や獣医学に対する考えを論理的に表現する力が求められます。また、面接では志望理由や将来の目標などについて問われ、受験生の熱意や適性が総合的に評価されます。
なお、大学では試験に関するガイダンスや説明会も開催されており、最新の情報や入試のポイントを確認する機会として活用することが推奨されています。

その他特別選抜

麻布大学獣医学部には、上記に示したもの以外にも選抜方法があります。例えば、地域枠産業動物獣医師育成特別入学試験は、将来的に地域における産業動物獣医師として活躍する意欲のある学生を対象とした特別な選抜制度です。この入試制度は、文部科学省が推進する「産業動物獣医師の確保育成」施策の一環であり、修学資金貸与制度を活用して経済的支援を受けながら学ぶことが可能です。入学後は、一定期間、指定された地域または機関で産業動物獣医師として勤務することが求められます。
この特別選抜では、一般入試と同等の学力を有し、さらに修学資金貸与制度を実施する自治体・団体などからの推薦を受けていることが出願条件です。また、産業動物獣医師としての職務に強い使命感を持ち、地域社会への貢献意欲があることも重視されます。

麻布大学獣医学部の入試科目と傾向


次に、麻布大学獣医学部における入試科目とその傾向についてご紹介していきます。

入試科目

まずはじめに入試科目についてです。入試科目は、数学・外国語・理科であり、各科目ともマークシート式となっています。

数学

出題の構成は、2021年度のみ大問6題でしたが、そのほかの年度は大問4題でした。試験時間は60分で、出題範囲は「数学I」「数学II」「数学A」「数学B(数列のみ)」「数学C(ベクトルのみ)」となっています。

外国語

出題の構成は、大問3題が多い傾向です。読解問題が2題と、文法4択問題が1題出題されています。試験時間は60分で、出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ」「コ英語コミュニケーションⅡ」「英語コミュニケーションⅢ」「論理・表現Ⅰ」「論理・表現Ⅱ」「論理・表現Ⅲ」となっています。

理科

理科は、生物もしくは化学から1科目を選択します。試験時間は60分で、出題範囲は「生物基礎、生物」「化学基礎、化学」となっています。

傾向

次に各科目の出題傾向について詳しく解説します。

数学

入試の形式や目的に応じて出題範囲や難易度に差はありますが、いずれの方式においても、数学の基礎的な理解と正確な計算力が求められます。
学校推薦型選抜や地域枠特別入試では、出題範囲は数学I・Aに限定され、内容も基本~標準レベルが中心です。問題形式もマークシート式であるため、スピードと正確さのバランスが重要になります。
一方、一般選抜では出題範囲が広がり、数学II・B(数列)、数学C(ベクトル)も含まれ、推薦型に比べて応用的な問題も出されるため、より高い計算力や論理的思考力が求められます。公式の暗記だけでなく、応用パターンの演習や、複数の解法を使い分ける柔軟な思考が必要とされます。

外国語

一般選抜では、英語の出題範囲は広く、語彙、文法、読解、会話文、整序英作文、語句補充、英文要約など、多様な設問がバランスよく出題されます。一方、推薦型選抜や地域枠などの入試方式では、英語は主に基礎的な語彙・文法・読解力を測る試験内容になっており、出題範囲は高校基礎レベルにとどまります。
いずれの入試方式でも、英語は「失点しないこと」が非常に重要な科目です。特に推薦型や地域枠では、他教科との合計点が重要となるため、英語での失点を防ぐことが合格への大きな鍵となります。また、長文読解では英語力だけでなく、論理的思考力や読解スピードも試されるため、日ごろから英文を読み慣れておくことが効果的です。

理科

一般選抜では、高校で学ぶ生物・化学の全範囲から出題され、標準からやや応用レベルまでの問題が含まれます。生物では細胞や遺伝、体内環境、生態系などが、化学では物質の構造、反応、酸塩基、無機・有機化学などが頻出分野です。知識だけでなく、計算力や論理的な説明力も求められるため、バランスの取れた対策が必要です。
一方、学校推薦型選抜や地域枠特別入試では、出題範囲は基礎科目に限定され、内容も教科書レベルの基本事項が中心です。ただし、範囲が狭いぶん1問ごとの重みが大きく、基本知識を正確に理解しているかどうかが得点に直結します。
受験する方式に応じて、出題範囲と問題形式を正確に把握し、教科書内容の理解を確実にすることが合格への第一歩となります。生物と化学のどちらを選ぶかは、自分の得意分野や理解のしやすさに応じて判断しましょう。

麻布大学獣医学部の学費と奨学金制度


次に、麻布大学獣医学部の学費と奨学金制度について詳しく解説します。

初年度納入金

    獣医学科 獣医保健看護学科 動物応用科学科
入学金 250,000円 250,000円 250,000円
授業料 1,800,000円 1,050,000円 1,200,000円
施設設備費 450,000円 300,000円 300,000円
その他経費 69,740円 66,660円 66,660円
初年度合計 2,569,740円 1,666,660円 1,816,660円

麻布大学獣医学部の初年度納入金は、学科ごとに異なります。入学金はすべての学科で共通して25万円ですが、授業料や施設設備費に差があり、全体の金額に違いが出ています。獣医学科は授業料180万円、施設設備費45万円、その他経費を含めた合計が約256万9,740円と最も高額です。動物応用科学科は授業料120万円、施設設備費30万円で、約181万6,660円。獣医保健看護学科は授業料105万円、施設設備費30万円で、約166万6,660円となっており、3学科の中では最も負担が軽くなっています。

6年間の総額

    獣医学科 獣医保健看護学科 動物応用科学科
6年間総額 14,154,740円 6,517,660円 6,517,660円

麻布大学獣医学部では、獣医学科は6年制で、6年間の総額は約1,415万円と高額です。一方、獣医保健看護学科と動物応用科学科は4年制で、総額はそれぞれ約652万円です。
獣医学科の学費は他の学科の約2倍以上に相当し、学科ごとの修業年限と学費負担に大きな違いがあります。

利用可能な奨学金制度

  • 麻布大学獣医学部特別奨学金(給付型)
  • 成績優秀者に対する奨学金(給付型)
  • 麻布大学奨学金(貸与型)
  • 麻布大学父母会奨学金(貸与型)
  • 麻布大学同窓会奨学金(貸与型)
  • 日本学生支援機構奨学金制度
  • その他奨学金

麻布大学では、学業成績が優れた学生を対象とする給付型奨学金や、経済的理由により支援を必要とする学生に対する貸与型奨学金に加え、日本学生支援機構、民間団体、地方自治体が実施するさまざまな奨学金制度を利用することが可能です。

就職状況と卒業後の進路


次に、麻布大学獣医学部の学生の就職状況と卒業後の進路について詳しく解説します。

獣医師国家試験の合格実績

    受験者数 合格者数 合格率
75回(2025年度) 119 107 89.9%
74回(2024年度) 129 107 82.9%
73回(2023年度) 129 108 83.7%
72回(2022年度) 146 120 82.2%
71回(2021年度) 133 123 92.5%

麻布大学獣医学部の獣医師国家試験合格率は、近年80~90%台で安定しており、高い水準を維持しています。直近の第75回(2025年度)では、受験者119名のうち107名が合格し、合格率は89.9%となりました。過去5年を見ても、いずれも合格率は82%以上を記録しており、全国平均を上回る安定した実績を誇っています。こうした結果は、麻布大学における充実した教育体制や、国家試験対策への丁寧な取り組みの成果といえるでしょう。

主な就職先

卒業生の多くが就職するのは小動物や産業動物の臨床獣医師であり、過去5年間では(2025年時点)全体の76%が動物病院や家畜診療所などに就職しています。次いで多い進路が国家・地方公務員で、農林水産省や厚生労働省、または各地の家畜保健衛生所や保健所などに勤務する例が多く、全体の11%がこの分野に進んでいます。
さらに、製薬・食品・バイオ関連企業における研究・開発職、畜産技術者、実験動物関連業務など、産業界でも幅広く活躍しています。
その他、動物園・水族館などの施設、JA(農協)、さらには大学附属病院や地方自治体の関連施設など、多様な選択肢が用意されています。
麻布大学獣医学部では、教育面でも多くの研究室を擁しており、在学中から実践的な研究や臨床経験を積むことができます。また、キャリア支援体制も充実しており、早期からの就職指導やOB・OGとのネットワークを活用した個別支援が行われています。
このように、麻布大学獣医学部は、臨床、公務員、研究・産業分野まで幅広い進路が開かれており、獣医師として多様なキャリアを目指す学生にとって、非常に魅力的な進学先と言えるでしょう。

大学院進学事情

過去5年間においては(2025年時点)、卒業生のうち4%の学生が大学院へ進学しています。進学先として最も多いのは、麻布大学大学院獣医学研究科ですが、研究分野や将来の進路によっては、東京大学や北海道大学、日本大学、東京農工大学など、他大学の大学院へ進学するケースも見られます。
大学院へ進学する目的はさまざまで、代表的なものとしては、獣医学に関する研究職・教育職を目指すため、特定の専門分野の知識や技術を深めたいといった理由が挙げられます。また、臨床の高度化が進む中で、高度医療や特殊治療に対応できる獣医師を目指すため、大学院で専門的なトレーニングを積むことを選ぶ学生もいます。大学附属の動物病院などを活用しながら、診療技術と研究能力の両方を磨くことが可能です。
麻布大学獣医学部は国内有数の研究室数を持ち、基礎から応用、臨床に至るまで幅広い研究分野をカバーしているのが特徴です。大学院進学希望者には、学内での進学説明会や研究室見学、個別指導などの支援体制が用意されており、学部生の段階から計画的に進学準備ができる環境が整っています。

まとめ


麻布大学獣医学部は、高い専門性と実践力を養う教育環境が整った私立の名門校です。そのため、偏差値や入試科目を把握し、早期の対策を講じることが合格への鍵となります。学費は私立としては標準的ですが、充実した施設とカリキュラムがそれに見合う価値を提供しています。動物医療や研究、公務員など多様な進路が開かれており、獣医師を志す受験生にとって魅力ある進学先といえるでしょう。麻布大学獣医学部への進学を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。