日本大学生物資源科学部獣医学科の受験情報!偏差値、倍率、就職先なども解説
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日本大学生物資源科学部獣医学科を目指す方に向けて、本記事では受験に関する詳しい情報をお届けします。
入試科目やその傾向、効果的な対策方法をはじめ、偏差値や倍率といった難易度の目安も解説しています。
さらに、卒業後の主な就職先や進路についても紹介しており、志望校選びや受験準備に役立つ内容が満載です。
日大獣医学科への進学を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 日本大学生物資源科学部獣医学科の特徴
- 日本大学生物資源科学部獣医学科の入試情報
- 日本大学生物資源科学部獣医学科の卒業生の就職状況と進路
目次
日本大学生物資源科学部獣医学科の概要

まず、日本大学生物資源科学部獣医学科の概要をご紹介いたします。
学科の特徴や教育方針
日本大学生物資源科学部獣医学科は、「高い倫理観と専門知識を備え、自ら学び、考え、行動できる獣医師の育成」を教育の柱とし、6年間の一貫教育を通じて、教養から専門知識、実践力、課題解決力、リーダーシップなど8つの能力をバランスよく養成しています。
学科の大きな特徴として、最先端の医療機器を備えた附属動物病院での高度な臨床実習が挙げられます。
学生は実際の診療や手術に立ち会いながら、現場で求められる専門技術を実践的に学ぶことができます。
また、都市近郊に位置する湘南キャンパスには動物病院、牧場、博物館など多彩な実習施設が揃っており、都心からアクセスしやすい環境で大動物を含む幅広い獣医学教育が受けられます。
さらに、1907年創設という長い歴史を持ち、全国の動物病院、公務機関、研究機関、企業などで活躍する卒業生との強固なネットワークも魅力のひとつです。
伝統と最先端の教育環境が融合した日本大学生物資源科学部獣医学科は、獣医師を目指す学生にとって、非常に充実した学びの場となっています
キャンパス環境と設備
日本大学生物資源科学部獣医学科が所在する湘南キャンパスは、東京ドーム約12個分にも及ぶ広大な敷地を誇り、緑豊かな自然環境の中に校舎やグラウンドはもちろん、農場や演習林、動物病院など多彩な実習施設が整備された、理想的な学びの拠点です。
キャンパス内外には、教育・研究・社会貢献を支える多数の専門施設があり、学生は実践的かつ先進的な学びを深めることができます。
代表的な施設には、約30万冊の蔵書と9万タイトル以上の電子資料を備えた図書館、地域の動物医療を支える附属動物病院、約3万点の標本を収蔵する博物館のほか、最先端研究を行う総合研究所や生命科学研究所などが挙げられます。
また、約28ヘクタールにおよぶ農場、私立大学最大規模となる合計2,600haの演習林、伊豆半島にある下田臨海研究所、富士山麓の自然を活かした富士自然教育センターなど、フィールド教育にも力を入れています。
さらに、動物感染症や人獣共通感染症の研究を行う動物医科学研究センターや、食品と健康の関係を探る先端食機能研究センターなど、専門性の高い研究施設も充実しています。
これらの設備が、獣医学教育と研究の質を支え、生物資源科学の幅広い分野で活躍できる人材の育成に貢献しています。
湘南キャンパスは、実践力と応用力を育むための最適な環境が整った総合的な教育・研究拠点となっています。
日本大学生物資源科学部獣医学科のカリキュラムと実習内容

次に、日本大学生物資源科学部獣医学科のカリキュラムと実習内容についてご説明いたします。
専門科目の特徴
生物資源科学部では、”生産・利用科学”、”生命科学”、”環境科学”に、人間活動の視点を組み合わせることで、生物資源を多面的かつ体系的に学べるカリキュラムを構築しています。
なかでも特徴的なのが、講義と実験・実習を一体化させた独自の「フィールド科学教育」であり、知識だけでなく、実際の現場での体験を通じて、より深い理解と応用力を育てる教育方針が採られています。
充実した実習プログラム
日本大学生物資源科学部獣医学科では、実践的な臨床能力を養うための充実した実習プログラムが用意されています。
特に5年生を対象に、後期(9月〜翌年3月)に附属動物病院内で実施される「総合参加型臨床実習」は、学生が少人数グループに分かれ、各診療科を順に巡りながら、実際の症例に基づく診断や治療について直接指導を受ける貴重な学びの場となっています。
この実習では、獣医学教育支援機構が実施する共用試験に合格した学生が、「Student Doctor」として名札を着用し、一定の知識・技能・態度を備えていることが証明されたうえで、診療に積極的に参加します。
一方で、4年生やまだ共用試験を受験していない学生は「Student」と表示され、段階的に実習経験を積んでいきます。
このように、段階的かつ実践的な実習体制により、学生は現場で求められる臨床能力や責任感を着実に身につけることができ、即戦力となる獣医師としての成長が期待されています。
最新の研究設備と取り組み
生物資源科学部獣医学科では、MRI・CT、放射線治療装置などの先端的な診療機器を備え、北米外の大学附属病院で初めてアメリカ動物病院協会の国際認証を受けた動物病院での臨床研究が可能です。
iPS細胞を使用した動物の再生医療や人獣共通感染症などの最先端の研究や、高度な診断・治療機器を使用した実践的な臨床教育が行われており、これから獣医師を目指す人が高度な専門知識を学ぶことができます。
日本大学生物資源科学部獣医学科の入試情報と偏差値

次に、日本大学生物資源科学部獣医学科の入試情報と偏差値についてご説明いたします。
偏差値
日本大学生物資源科学部獣医学科における最新の偏差値は57.5-62.5です。
日本にある獣医学部が設立されている私立大学は全部で6校あります。
そのうち最も偏差値が高いのは、日本獣医生命科学大学の62.5-65.0、その次に高いのが麻布大学の60-62.5になり、日本の私立大学で三番目に位置するのが、日本大学生物資源科学部獣医学科になります。
そのため、獣医学部がある私立大学のなかでは中堅レベルであるといえるでしょう。
ですが、獣医学部は設置されている大学が少ないため、どの大学でもレベルの高い競争になります。
受験倍率の推移
| 入試方法 | 2025年受験者数 | 2025年合格者数 | 2025年倍率 | 2024年受験者数 | 2024年合格者数 | 2024年倍率 |
| 獣医N全額第2期 | 194 | 24 | 8.1 | 176 | 3 | 58.7 |
| 獣医A個別第1期 | 908 | 87 | 10.4 | 832 | 98 | 8.5 |
| 獣医A個別第2期 | 392 | 25 | 15.7 | 338 | 37 | 9.1 |
| 獣医N全額第1期 | 301 | 11 | 27.4 | 250 | 17 | 14.7 |
2025年度の獣医学部入試では、全体的に受験者数が増加傾向にありました。
一方で、合格者数は方式によって増減が分かれており、それに伴い倍率にも大きな差が見られました。
特に2025年度は最も倍率が高かった入試方式で27.4倍を記録しており、全体として依然として厳しい競争が続いていることがうかがえます。
2024年度と比較すると、倍率が下がっている方式もあり、たとえばある方式では合格者数が大幅に増加したことで、前年の58.7倍から8.1倍へと倍率が大きく緩和されました。
一方、別の方式では合格者数が減少したことで、倍率が前年より大きく上昇しています。
こうした変動から、受験者にとっては各方式の募集人数や難易度の変化を見極めることが、より重要になってきていることが分かります。
総じて、獣医学部の入試は年ごとに競争の度合いが大きく変化しており、安定した傾向とは言えません。
受験を検討する場合は、直近のデータをもとにした戦略的な出願が求められる状況です。
選考方法
- 一般選抜A個別方式 第一期(47名) 第二期(10名)
- 一般選抜N全学統一方式 第一期(5名) 第二期(3名)
- 学校推薦型選抜指定校制(5名)
- 学校推薦型選抜公募制(13名)
- 日本大学校友子女選抜(4名)
獣医学部の入試では、複数の選考方法が設けられています。
一般選抜では、「A個別方式」が最も多くの募集枠を占めており、第一期で47名、第二期で10名の計57名が募集されています。
また、「N全学統一方式」では、第一期が5名、第二期が3名と、より少人数の募集枠となっています。
一般選抜の試験科目は、外国語・数学・理科の3科目で構成されており、幅広い学力が求められます。
推薦型選抜については、指定校制による推薦が5名、公募制による推薦が13名とされており、一定の条件を満たした高校生にチャンスが与えられています。
さらに、日本大学にゆかりのある家庭の子女を対象とした「日本大学校友子女選抜」では4名の募集が行われています。
これらの募集枠は、それぞれの選抜方式に応じて競争率や求められる基準が異なるため、受験生は自身の状況や志望に合った方式を選ぶことが重要です。
日本大学生物資源科学部獣医学科の入試科目と傾向

次に、日本大学生物資源科学部獣医学科の入試科目と傾向をご紹介していきます。
入試科目
日本大学生物資源科学部獣医学科の入試科目は数学・外国語・理科の3科目です。
配点は各100点となっています。
数学
まず数学については、「数学I」「数学II」「数学A」「数学B」「数学C」の中から指定された範囲が出題対象となります。
数学Aでは「図形の性質」および「場合の数と確率」が、数学Bでは「数列」が、数学Cでは「ベクトル」が試験範囲に含まれています。
これらの単元は、受験生が高校で学ぶ標準的な内容の中でも、論理的思考や応用力が問われる部分に重点が置かれています。
外国語
外国語では、「英語コミュニケーションI・II・III」と「論理・表現I・II・III」が試験範囲となっています。
これらはリーディングやリスニング、文法知識、英語での論理的表現力を総合的に評価する内容で構成されており、近年の大学入試改革にも対応した内容です。
理科
「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」の3つの組み合わせのうちから1教科を選択して受験する形式となっています。
いずれも基礎科目と発展科目をセットで1教科とみなし、その中から出題されます。
受験生は自分の得意分野に合わせて選択できるのが特徴です。
傾向
日本大学獣医学科の入試では、どの科目も標準的な出題レベルで構成されており、いわゆる奇抜な問題は少なく、受験生の基本的な学力と応用力がバランスよく試されます。
合格には3教科合計で8割前後の得点が必要とされており、高得点争いとなるため、ミスを減らして確実に得点することが最も重要です。
数学
数学の試験は理科と合わせて120分で実施され、出題形式はマークシート方式、大問5題構成です。
各分野からバランスよく典型的な問題が出題される傾向があり、難易度は全体として標準的です。
ただし、大問3〜5にはやや難易度の高い問題が含まれることがあるため、全体の時間配分が重要になります。
特定の分野に偏ることなく出題されるため、幅広い分野をバランスよく学習しておく必要があります。
基礎を固めたうえで、過去問や類似問題で演習を重ねることが対策として有効です。
旧センター試験に近い出題傾向であるため、標準的な問題集を用いた学習が得点力向上に繋がります。
外国語
英語の試験時間は60分で、大問は7〜8題構成です。
出題形式は毎年ほぼ固定されており、大問1が文法・語法、大問2が整序英作文、大問3が会話文、そして大問4以降は複数の読解問題で構成されています。
問題の難易度は全体的に標準レベルですが、読解問題の分量が多いため、速読力と文意把握のスピードが求められます。
特殊な出題形式や難問奇問はなく、典型的な形式に沿った英語力が問われる内容です。
理科
日本大学獣医学科の理科は、いずれの科目も数学と合わせて120分で解答する形式です。
マーク式で、問題数や構成は科目ごとに異なりますが、共通して標準レベルの出題が中心で、奇問・難問は少なく、確実に得点できる力が重視されます。
生物は、大問7〜9題・設問数29~43問とやや多く、内容は幅広く出題されます。
知識問題を中心に、図表の読み取りや語句の正確な理解も求められます。
計算問題は難しくないため、全体的に取り組みやすい科目で、失点を防ぐ丁寧な対応がカギとなります。
化学は、大問5題構成で、無機・有機・理論のそれぞれの分野からバランスよく出題されます。
小問集合型の構成で設問数は25問程度です。
共通テストレベルかやや易しめの問題が多く、基礎の徹底と定番問題の演習が最も効果的な対策です。
確実に得点源としたい科目です。
物理は、大問6題で、力学・電磁気・熱・波動・原子などから標準的な問題が出題されます。
選択肢を正確に絞り込む力と、基本原理を理解した上での計算力が問われます。
問題数が多いため、時間配分と演習による実戦慣れが重要です。
日本大学生物資源科学部獣医学科の就職状況と進路

最後に、日本大学生物資源科学部獣医学科の卒業生の就職状況と進路をご紹介します。
主な就職先と業界
- 農林水産省・厚生労働省・(独法)医薬品医療機器総合機構・東京都庁・鹿児島県庁
- 第一三共(株)・東武レジャー企画(株)・北海道農業共済組合・イオンペット(株)
- 江ノ島マリンコーポレーション・東京大学附属動物医療センター
日本大学獣医学科の卒業生は、国家・地方の行政機関から民間企業、研究・医療機関まで、幅広い分野へと進路を広げています。
主な就職先としては、農林水産省や厚生労働省といった中央省庁をはじめ、医薬品の安全管理を担う独立行政法人医薬品医療機器総合機構、東京都庁や鹿児島県庁などの地方自治体が挙げられます。
また、第一三共株式会社といった製薬企業、東武レジャー企画株式会社やイオンペット株式会社、北海道農業共済組合など、動物・環境・食品に関わる民間企業への就職も多く見られます。
さらに、江ノ島マリンコーポレーションのような水族館運営関連企業や、東京大学附属動物医療センターといった高度医療機関への進路もあり、臨床・研究・公衆衛生など多様なフィールドで活躍しています。
大学院進学の状況
令和5年度の卒業生のうち、大学院へ進学した学生の割合は6.3%でした。
進学を希望した学生は全員、希望通りに大学院へ進学しています。
進学先には、東京大学大学院、日本獣医生命科学大学、北海道大学などの難関校も含まれています。
また、日本大学大学院の博士課程を修了した学生の就職率は100%を達成しており、大学院での学びがその後のキャリアにもつながっていることがうかがえます。
まとめ

日本大学生物資源科学部獣医学科は、実践的な教育環境、最先端の研究設備、手厚いキャリア支援、そして幅広い進路選択の可能性を備えた、魅力あふれる学科です。
本記事では、獣医学科への進学を目指す受験生に向けて、本学科の教育の特徴やカリキュラム、充実した実習制度、さらに附属動物病院での臨床実習やStudent Doctor制度について詳しくご紹介しました。
また、偏差値・入試科目・倍率といった受験に役立つ基本情報に加え、卒業後の就職先や進学先といった進路情報も掲載しています。
獣医師を志す上で、どのような学びができるのか、将来どのような道が開けるのかを知ることは、進路選びの大切な一歩です。
本記事が、皆さんの志望校選びや受験準備の参考になれば幸いです。
この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。