東京歯科大学の入試傾向や対策・勉強方法とは?入試情報や偏差値・倍率についても解説

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カテゴリ:学校情報

今回は東京都にある東京歯科大学についてご紹介したいと思います。
この記事では、東京医科大学の入試傾向や対策方法、難易度について詳しく説明しています。
また、偏差値や倍率にも触れているので、受験を検討している方や志望校を決めかねている方にとって、参考になる内容です。

東京歯科大学の入試で必要とされる力とは?

まずは、東京歯科大学の入試で必要とされる力について詳しく解説していきます。

東京歯科大学が求める学生像について

建学の精神をベースとし、人格・学力の両面において優れており、将来、国民の医療と福祉に貢献する医療人としての能力および適性を充分に持つ人材を求めています。
そして、東京歯科大学は例年、高い国家試験合格率を維持しています。
そこで、合格率トップをキープするために、学生一人ひとりが歯学部の授業を自分のものにし、しっかりついてくることが出来るかということが重視されています。
また、面接では口腔の健康管理を通じて社会にどのように貢献できるかという視点が強調されているため、「社会貢献への意欲」がある人ほど大学の求める学生像に合致しやすいです。

東京歯科大学に合格するには?

東京歯科大学に合格するには、どのような点に気を付けたらよいのか解説していきます。

受験期の勉強の仕方

まず受験期の勉強の仕方についてです。
高校3年生の受験期をどう過ごすかが合否に影響を及ぼすといっても過言ではありません。
そのため、この受験期は計画的に過ごすことをおすすめします。
受験日から逆算して、日々の学習計画を作成し、科目ごとに重点を置くべきポイントを考え、スケジュールを組むと良いです。
まずは基礎がしっかりしていないと応用問題に対応できません。
そのため、春(4月~6月)は教科書や参考書を使って、基礎知識を確実に理解しましょう。
特に苦手科目に重点を置くと良いです。
夏(7月~8月)の長期休暇中は勉強時間を増やすチャンスであるため、集中的に学習を進めましょう。
過去問や模試を解いて出題傾向を把握したり、学んだ内容を定期的に復習し、記憶を定着させましょう。
秋(9月~11月)は志望校の対策に特化した学習を進め、必要な知識を強化しましょう。
そして、模試を受けることで自分の実力を確認し、弱点を洗い出します。
その模試の結果をもとに、自分の進捗を見直し、計画を修正することも大切です。
冬(12月~)はラストスパートです。
特に重要なポイントを集中して学習しましょう。
苦手分野も再度確認し、最終調整を行ないます。
このように、年間を通じて計画的に学習を進めることで、受験に向けた準備が整うでしょう。

予備校で学習する際に気を付けること

次に、予備校で学習する際に気を付けることとして、「予備校に通っていれば安心」と思わないようにしましょう。
なぜなら、予備校の授業だけでは全てをカバーできるわけではないからです。
自宅での復習や問題演習を行う自主学習も非常に重要です。
また、授業を受けるだけでなく、内容をしっかり理解し、自分のものにすることが重要です。
疑問点を解決するためにも質問は積極的に行いましょう。
予備校は有効な手段ですが、自分の努力や工夫がなければ十分な成果を得るのは難しいです。
そのため、しっかりとした学習計画を立て、自主的に取り組むことが成功のカギだといえるでしょう。

独学で学習する際に気を付けること

次に、独学で学習する際に気を付けることとして、独学は自由にできる度合が高い反面、管理能力が求められます。
そのため、まず学習目標を明確にし、具体的に何を達成したいのかを設定しましょう。
そして、日々の学習スケジュールを作成し、計画的な学習を進めていきましょう。
計画は定期的に見直しする機会を作り、その都度調整を行うことが大切です。
学習計画を立てたら、自分に合った教材や参考書を選び、内容が理解しやすいものを使って、毎日一定の時間を学習にあてる自主学習の習慣をつけていきましょう。
自主学習の習慣がついてきたら、理論を学ぶだけでなく、問題演習や過去問にも取り組み、実際の試験形式に慣れていきましょう。
一人で学ぶと孤独に感じることがあると思いますが、自分を鼓舞するための方法を見つけ、定期的に目標を振り返ることでモチベーションを維持していきましょう。

東京歯科大学の入試傾向と対策

次に、東京歯科大学の入試傾向と対策について解説していきます。

数学の傾向と対策

次に数学の傾向と対策についてみていきます。
東京医科大学の数学試験は大問3問構成です。
ここ数年出題内容にほとんど変更はなく、大問1では小問メインで解答のみを答える記述式、大問2と3は過程も採点に含まれる記述式です。
大問1では、主に、式の計算・指数関数・二次関数・確率・三角関数・図形・整数・数列など幅広く出題される傾向にあります。
大問2は、平面もしくは空間のベクトルについての問題です。
簡単な小問3問から始まり、徐々に難易度があがるように問題が出題されます。
大問3は、微分積分に関する問題です。
放物線の接線から求積するといった典型的な問題がよく出題される傾向にあります。
難易度は、教科書の応用例題~章末問題レベルに相当します。
対策として、基本の解法や公式をしっかりと理解することが重要です。
全分野から万遍なく出題される傾向にあるため、細部まで勉強するように心がけることが重要です。
特に、大問2・3で高頻度のベクトルと微分積分はしっかり押さえておきましょう。
東京歯科大学の数学問題は比較的易しい内容のため、うっかりミスが合否を左右します。
普段から計算ミスを「たまたまミスをした」ではなく、計算の原則を理解するように心がけましょう。
記述問題に関しては、理解が曖昧な箇所は放置せず、普段から立論の根拠や途中式をしっかり書くように努めましょう。
また、他の人に解答を確認してもらい、評価してもらうのもおすすめです。

英語の傾向と対策

次に英語の傾向と対策についてみていきます。
東京医科大学の英語試験は大問7問構成です。
リスニングテストは行いません。
大問1と2は発音・アクセントで、大問3は空所補充形式の問題です。
単語や熟語、慣用句を中心に文法問題の出題もあります。
大問4は語句整序問題で、出題された和文に合うように単語を並び替え、その3番目と5番目を解答する問題です。
大問5と6は読解問題です。
文構造は平易で、語数は400字程度です。
難しい単語は文脈から意味を判断できるようになっています。
専門性がそこまで高い文章ではありませんが、医療に関連した内容のものが出題される傾向があります。
対策として、まずは基礎レベルの語彙と文法力をつけることが必要です。
難易度は標準レベルですので、単語や熟語は英検2級レベルを確実に押さえ、余裕があれば準1級レベルの単語と熟語を覚えておくと望ましいでしょう。
アクセントや発音の問題に対応するために、単語を覚えるときは必ず発音も確認しておきましょう。
長文対策は、英検2級程度の日常生活や医療に関連する300語から500語程度の文章で行うとよいでしょう。
問題を解く際は選択肢一つ一つの意味を確認し、正誤の根拠がわかるようにしましょう。
日頃から理系的なトピックに触れ、語彙や構成に慣れておきましょう。

物理の傾向と対策

次に物理の傾向と対策についてみていきます。
東京医科大学の物理試験は大問4問構成です。
大問1は小問集合で、出題数は3~5問です。
力学、熱力学、波動、原子分野、電磁気と満遍なく出題されています。
選択肢から空欄に当てはまる値や言葉を答える問題と解答を記述する問題が出題されます。
各分野の基本的な用語や公式を問う教科書レベルの問題が多いですが、2022年には物理量の意味を十分に理解していないと解答が難しい問題が出題されました。
大問2、3、4は電磁気分野と力学分野から出題され、もう一つは熱力学と波動のどちらかから出題されています。
力学では、惰性、円運動、運動量、エネルギー、モーメント、運動量保存、力のつり合い、等加速度運動など各単元が満遍なく出題されており、問題構成は前半が易しく、後半からやや骨のある問題になっています。
電磁気は電荷の運動に関わる問題が頻出です。
他大学でよく出題される電気回路や導体棒の問題の出題はありません。
熱力学はシリンダー内の気体に関する問題や可動壁のある容器についての問題がよく出題されています。
波動はドップラー効果、波の式、ヤングの実験に関する問題が頻出です。
物理の対策としては、満遍なく基礎的な知識を固めることが大切でしょう。
典型的な問題のため、まずは標準レベルの入試問題集を解く力があればよいでしょう。
基本的な原理原則を理解するために教科書や参考書を利用して学習する単元の公式や単位を復習しておきましょう。
教科書傍用の問題集の基本問題がスムーズに解けるようになったら、実践問題集でさらに対策を進めましょう。
教科書の学習を終えた時点で過去問を解き、現状と要求される学力レベルのギャップを認識しましょう。
仕上げでは過去問と東京歯科大学と傾向が似ている他大学の入試問題を解き、苦手分野や時間配分を確認しましょう。

小論文の傾向と対策

次に小論文の傾向と対策についてみていきます。
東京歯科大学の小論文試験は、4~7題の小問と小論文が出題されています。
小問では漢字の読み書きや時事問題、四字熟語や語彙などが出題されます。
小論文はテーマ型で文字数は250字程度です。
2022年は図形の作図方法を説明する問題の出題がありました。
小論文のテーマは、2022年が「良い歯科医師となるために必要な学生生活の過ごし方」で、2021年が「あなたが考えるCOVID-19の対策」でした。
対策としては、語彙力と基礎的な文章表現力を身につけ、社会への関心を持つことが重要でしょう。
用語集で語彙力をつけ、入試基礎レベルの問題を練習しましょう。
また、日頃からニュースを見て、時事情報にアンテナを張りましょう。
関心のあるトピックで自分の考えを文章で書き、誰かに伝える練習を行いましょう。
本番が近づいてきたら過去問演習を行いましょう。

面接の傾向と対策

次に面接の傾向と対策についてみていきます。
東京歯科大学の面接は、面接官2名による5分程度の個人面接です。
志望理由や勉学に対する意欲等について質問され、アドミッションポリシーとの適合性を判断されます。
アドミッションポリシーでは、充分な学力と福祉に貢献する意欲のほか、歯科医師として協調性を持ちながら主体的に努力を続けられる人が求められています。
これらを踏まえて、志望動機や将来のビジョン、入学後のビジョンについて自信を持って答えられるように準備しておきましょう。

東京歯科大学の受験対策をするなら個別の会

東京歯科大学の受験対策をするなら、個別の会はいかがでしょうか。
個別の会では大学受験に精通した科目ごとのプロ講師が、一対一で授業を行います。
受験目標や学力に合わせた個人のためのただ一つのカリキュラムで東京歯科大学合格へと導きます。
東京医科大学の入試では小論文や面接がありますが、これらの入試対策も実績ある信頼できる講師が行います。
きめ細やかな指導で受験をサポートいたしますので、少しでも興味がございましたら、ぜひ個別の会にお問い合わせください。

東京歯科大学の入試概要

続いて東京歯科大学の入試概要についてまとめました。

入試日程

2025年度の入試日程及び募集人数です。

入試区分 試験日 募集人数
学校推薦型選抜(一般公募制) 2024年11月23日(土) 約50名
一般選抜(Ⅰ期) 2025年2月2日(日) 約50名
大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期) 2025年2月2日(日) 8名
一般選抜(Ⅱ期) 2025年3月8日(土) 約15名
大学入学共通テスト利用選抜(Ⅱ期) 2025年3月8日(土) 5名
帰国子女・留学生特別選抜 2024年11月23日(土) 若干名
学士等特別選抜A 2024年11月23日(土) 若干名
学士等特別選抜B 2025年3月8日(土) 若干名

募集人数は全ての入試区分を合わせて128人となっております。

出願資格

出願資格についてまとめました。

入試区分
学校推薦型選抜(一般公募制) 次の各条件を満たし、かつ高等学校長が責任をもって推薦する者。1) 2024 年 3 月高等学校卒業者または 2025 年 3 月高等学校卒業見込の者。2)人物・性格ともに優れ、健康である者。3)入学を許可された場合、必ず本大学に入学することを確約できる者
一般選抜(Ⅰ期)・(Ⅱ期)
大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期)・(Ⅱ期)
1)高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者または2025年3月卒業見込の者。2)通常の課程による12年の学校教育を修了した者または2025年3月修了見込の者。3)外国において学校教育における12年の課程を修了した者またはこれに準ずる者で文部科学大臣 の指定した者。4)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課 程を修了した者または2025年3月修了見込の者。5)専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たす ものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者。6)文部科学大臣の指定した者。7)高等学校卒業程度認定試験規則による高等学校卒業程度認定試験に合格した者または合格見込の 者で、2025年3月31日までに18歳に達する者(廃止前の大学入学資格検定規程による大学入 学資格検定に合格した者を含む)。 8)本大学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると 認めた者で、2025年3月31日までに18歳に達する者。※本項に定める「個別の入学資格審査」により受験資格を得ようとする者は、本学所定の様式により書類審査を 行うので本学教務部へ問い合わせること。なお、個別の入学資格審査の申請手続は、それぞれの入学試験出願 受付開始の2週間前までとする。(本項に該当する者のうち、大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期)・(Ⅱ期)を受験する者は、大学入学共通 テスト出願時(10月頃)に本項の「個別の入学資格審査」の認定が必要となるので、事前に申請するよう 留意すること)
帰国子女・留学生特別選抜 次の各項のいずれかに該当する資格を有し、入学を許可された場合、日本語での授業を理解できる者。1. 外国において、学校教育における 12 年の課程を修了した者または 2025 年 3 月 31 日までに修了見 込の者またはこれらに準ずる者で文部科学大臣の指定した者。2. 国際バカロレア事務局が授与する国際バカロレア資格を有する者で 2025 年 3 月 31 日までに 18 歳 に達する者。3. ドイツ連邦共和国の各州において大学入学資格として認められているアビトゥア資格を有する者 で 2025 年 3 月 31 日までに 18 歳に達する者。4. フランス共和国において大学入学資格として認められているバカロレア資格を有する者で 2025 年 3 月 31 日までに 18 歳に達する者。5. グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国において大学入学資格として認められているジ ェネラル・サーティフィケート・オブ・エデュケーション・アドバンスト・レベル(GCEA レベル) 資格を有する者で 2025 年 3 月 31 日までに 18 歳に達する者。6. 英国において大学入学資格として認められているインターナショナル・ジェネラル・サーティフィ ケート・オブ・エデュケーション・アドバンスト・レベル資格(インターナショナルAレベル資格) を有する者で 2025 年 3 月 31 日までに 18 歳に達する者。7.欧州連合構成国において大学入学資格として認められているヨーロピアン・バカロレア資格を有す る者で 2025 年 3 月 31 日までに 18 歳に達する者。※ 帰国子女・留学生特別選抜に出願する「外国人留学生」は、独立行政法人日本学生支援機構が実施 する『日本留学試験(EJU)』の次の教科・科目を、原則受験することを出願資格とする。出題言語:「日本語」受験科目:「日本語」、「理科」(物理、化学、生物から2科目選択)、「数学」(コース2)
学士等特別選抜A 次のいずれかを満たす者とする。①修業年限 4 年制以上の大学卒業者または 2025 年 3 月卒業見込の者②医療技術系短期大学を卒業した者または 2025 年 3 月卒業見込の者 ※医療技術系短期大学とは、看護・歯科衛生・歯科技工・臨床検査・診療放射線・理学 療法・作業療法・臨床工学・言語聴覚等の分野を履修する短期大学③修業年限 4 年制以上の大学に 2 年以上在学し、所定の単位を取得した者、または 2025 年 3 月まで に 2 年以上在学し、所定の単位を取得見込の者※所定の単位は、総単位数 65 単位以上とし、うち理数系科目について合計 8 単位以上を必要 単位数とする。
学士等特別選抜B 次のいずれかを満たす者とする。①修業年限 4 年制以上の大学卒業者または 2025 年 3 月卒業見込の者②医療技術系短期大学を卒業した者または 2025 年 3 月卒業見込の者 ※医療技術系短期大学とは、看護・歯科衛生・歯科技工・臨床検査・診療放射線・理学 療法・作業療法・臨床工学・言語聴覚等の分野を履修する短期大学③修業年限 4 年制以上の大学に 2 年以上在学し、所定の単位を取得した者、または 2025 年 3 月まで に 2 年以上在学し、所定の単位を取得見込の者※所定の単位は、総単位数 65 単位以上とし、うち数学・物理学・化学・生物学に関する科目に ついて合計 16 単位以上を必要単位数とする。

受験科目・配点

入試区分 科目 配点
一般選抜(Ⅰ期) 英語数学(範囲はⅠA・ⅡB)理科(物理・化学・生物から1つ)小論文面接 非公表
大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期) 英語数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B・数学C理科(物理・化学・生物から1、もしくは物理基礎・化学基礎・生物基礎から2)小論文面接 英数理はそれぞれ100点小論文・面接は非公表
一般選抜(Ⅱ期) 英語数学(範囲は一般選抜Ⅰ期と同様)・物理・化学・生物から1つ小論文面接 非公表
大学入学共通テスト利用選抜(Ⅱ期) 英語数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B・数学C理科(物理・化学・生物から1、もしくは物理基礎・化学基礎・生物基礎から2)小論文面接 英数理はそれぞれ100点小論文・面接は非公表

すべての試験において、小論文と面接が実施されます。
また、一般選抜Ⅰ期・共通テスト選抜の学力試験科目は英語・数学ⅠAⅡBC・理科の3科目、一般選抜Ⅱ期のみ英語・数学と理科から選択の2科目となっています。
出題形式として、マーク式だけでなく、記述式の問題も出題されます。
英語については音声を使用したリスニングテストは実施されないとされています。
また、一般選抜における選択科目は試験当日にその場において選択することになっています。

出願者数・合格者数

 
以下に2024年度入試における募集人数、出願者数、受験者数、そして合格者数をまとめた表を示します。

募集人数 出願者数 受験者数 合格者数
学校推薦型選抜 約50名 85 85 58
帰国子女・留学生特別選抜 若干名 20 20 7
一般選抜(Ⅰ期) 約50名 294 258 86
一般選抜(Ⅱ期) 約15名 178 150 21
共テ利用選抜(Ⅰ期) 8名 159 139 45
共テ利用選抜(Ⅱ期) 5名 43 38 5
学士等特別選抜A 若干名 6 6 4
学士等特別選抜B 若干名 3 3 0
合計 128名 788 699 226

選抜の種類によって募集人数はさまざまですが、合格者数が募集人数を概ね上回っていることがわかります。

東京歯科大学の入試難易度

ここからは、東京歯科大学の入試の難易度について偏差値、倍率、共通テスト得点率のボーダーラインの観点から詳しく見ていきたいと思います。

偏差値

東京歯科大学Ⅰ期における偏差値は52.5となっています(2024年9月時点)。
歯学部は専門性が高く、入試データもあまり公開されていないことから、Ⅱ期や後期日程などにおける偏差値は出ていません。
東京歯科大学は、旧六、そして歯学部御三家とも言われており、私立大学歯学部の国家試験合格率においても1位に君臨し続けています。

倍率

続いて、東京歯科大学の各選抜種別における倍率(2023年度入試)を以下の表に示します。

選抜方法 倍率
学校推薦型選抜 1.47
帰国子女・留学生特別選抜 2.86
一般選抜(Ⅰ期) 3.42
一般選抜(Ⅱ期) 8.48
共テ利用選抜(Ⅰ期) 3.53
共テ利用選抜(Ⅱ期) 8.6
学士等特別選抜A 1.5
学士等特別選抜B
合計 3.49

最も倍率が低いのは学校推薦型選抜の1.47で、反対に最も倍率が高かったのは大学入学共通テスト利用選抜(Ⅱ期)の8.60でした。
倍率の合計値は昨年度入試の3.62に比べ低くなっていますが、一般選抜(Ⅱ期)は昨年度の8.05、大学入学共通テスト利用選抜(Ⅱ期)は昨年度の4.00に比べ高くなっていました。
このことから、今年度の入試においては志願者数が減り、倍率も下がるのではないかと予想されます。

共通テスト得点率のボーダーライン

また、共通テスト得点率のボーダーラインは68%とされています。
ここで、共通テスト得点率のボーダーラインとは、大学入学共通テストの配点におけるボーダーラインを得点率で示したものであり、合格できる確率がおおよそ50%であるラインを示した数値となっています。
つまり、東京歯科大学においては、68%の得点率であれば約50%の確率で合格が可能であるということになります。
ただし、このボーダーラインは入試における難易度を可視化するために数値化したものであり、このライン以下であっても不合格が確定するというわけではありません。
あくまでも一つの指標として参考にする程度のものだと認識しておきましょう。

東京歯科大学の情報

最後に、東京歯科大学の情報について示したいと思います。

キャンパス情報

東京歯科大学は、現存する最古の歯科医学教育機関であり、水道橋キャンパスと市川キャンパス、そして千葉キャンパスがあります。
水道橋キャンパスでは、ラウンジや図書館、実習講義室など最先端の設備環境が整っており、快適に大学生活を送ることができます。
また、先進的なオリジナルの学習プログラムが組まれており、IT環境を活かした学習プログラムは文部科学省からも高い評価を得ています。

東京歯科大学と慶應義塾大学の合併騒動

2020年11月、東京歯科大学と慶應義塾大学の法人合併が発表されました。
この合併協議が順調に進めば、2023年の春に慶應義塾大学歯学部ができるとされてましたが、コロナ渦の影響もあり無期限で延期されることになりました。
少子化などの社会問題は大学経営にも影響を与えています。
近年、このような合併や統合の動きは少なくなく、大学が生き残るための術として模索されていくと考えられます。

まとめ

本記事では、東京歯科大学について偏差値や倍率などの入試情報から、入試の傾向・対策まで詳しく解説してきました。
東京歯科大学は高い歯科医師国家試験合格率を長年維持し続けている大学であり、その分倍率も高くなっています。
しかし、正しい情報を入手し、適切な環境で適切な対策を講じることによって合格を勝ち取ることは可能です。
少しでも興味がある方、受験を考えているが何から手をつければよいかわからない方は、お気軽に個別の会にお問い合わせ下さい。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。