内部進学に落ちることはある?原因と対策・落ちた後の進路の選び方を解説

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カテゴリ:テスト・入試

付属校に通っていても、評定平均や実力テストの成績が基準に届かず内部進学に落ちることはあります。本記事では落ちる原因と対策、その後の進路の選び方まで解説します。

この記事を読むとわかること
  1. 内部進学は全員が進学できる制度ではないという事実
  2. 内部進学に落ちる主な原因は成績・試験・出席状況
  3. 評定平均を守るための具体的な対策方法
  4. 内部進学に落ちた後に残されている進路の選択肢

内部進学に落ちることはある?基本を理解する

付属校に在籍していても、内部進学は希望すれば自動的に認められるわけではありません。評定平均や実力テストの成績、出席日数など学校が定める基準を満たす必要があり、満たせなければ内部進学に落ちることもあります。ここでは内部進学の仕組みと、落ちる現実について基本から整理します。

内部進学は全員が進学できるわけではない

内部進学(内部推薦)は、高校での評定平均や実力テストの成績、出席日数、保有資格などを総合的に判断して推薦枠が決まる仕組みです。「内部進学に落ちた」というケースの多くは成績不良が原因で、学校によっては希望者のほぼ全員が進学できる場合もあれば、生徒の約半数しか内部進学できない学校もあり、必ずしも全員が進学できるわけではありません。

内部進学と外部受験・一般入試の違い

内部進学は受験勉強をせずに付属大学へ進める一方、一般選抜は学力試験で合否が決まり、総合型選抜は評定平均や小論文、面接、活動実績などを総合評価する方式です。内部進学の基準を満たせなかった場合でも、一般選抜や総合型選抜へ切り替える道が残されています。

内部進学に落ちる割合はどのくらいか

内部進学率は学校によって大きく異なります。たとえば中央大学附属中学校高等学校では2023年度の中央大学への進学率が86%、中央大学附属横浜中学校高等学校では約70%、中央大学杉並高等学校では92%と報告されています。進学率が高い学校でも、裏を返せば1割前後から3割程度の生徒は内部進学できていない計算になり、内部進学に落ちる生徒が一定数存在する実態がうかがえます。

学校名 内部進学率(2023年度等)
中央大学附属中学校高等学校 86%
中央大学附属横浜中学校高等学校 約70%
中央大学杉並高等学校 92%

内部進学に落ちる主な原因

内部進学に落ちる原因として代表的なのは、評定平均や定期テストの成績不足、内部進学試験(内部推薦試験)への不合格、出席日数や生活態度の問題の3つです。いずれも日頃の積み重ねが影響するため、早い段階から理解しておくことが対策の第一歩になります。

内部進学に落ちる主な原因
  1. 評定平均や定期テストの成績が基準に届かない
  2. 学校独自の内部進学試験で不合格になる
  3. 出席日数の不足や生活態度の問題がある

評定平均や定期テストの成績不足

内部進学の合否を左右する最大の要因は、高校1年から3年までの評定平均です。中央大学附属中学校高等学校のように、1・2年の成績を各3200点満点、3年を5800点満点で評価し、合計1万2200点満点中6100点以上を基準とする学校もあり、日頃の定期テストの積み重ねがそのまま評価に直結します。実際に内部推薦に落ちた事例でも、理由は成績不良であったと報告されており、定期テスト対策を怠ると評定平均が基準に届かず、内部進学できなくなる可能性が高まります。

内部進学試験(内部推薦試験)に不合格になる

評定平均の基準を満たしていても、学校が独自に実施する内部進学試験に不合格となれば進学できないケースがあります。たとえば日本大学では、学力到達度テストの結果で判断する基礎学力選抜方式や、内申を重視する付属特別選抜方式など複数の制度があり、方式ごとに求められる対策が異なります。学習院大学や中央大学でも、高校の成績に加えて実力テストの結果が選考に関わる仕組みがあり、試験対策を軽視すると評定平均を満たしていても不合格につながる可能性があります。

出席日数や生活態度の問題

内部進学の可否は成績だけでなく、出席日数や生活態度も判断材料になります。中央大学附属中学校高等学校では授業日数の2/3以上の出席が内部進学の条件とされており、出席が不足すると成績が基準を満たしていても推薦を受けられません。また中央大学高等学校のように、成績が基準に届かない場合は特別活動や出席日数などの条件を満たしていても推薦資格が得られない学校もあり、生活面の管理も軽視できない要素です。

内部進学に落ちないための対策

内部進学に落ちることなく進学を勝ち取るには、日頃からの定期テスト対策で評定平均を安定させることが基本となります。さらに英検などの資格取得で加点を狙いながら、学校ごとに異なる進学基準を早めに正確に把握しておくことで、内部進学に落ちたという事態を未然に防ぎやすくなります。

内部進学に落ちないための3つの対策
  1. 高校1年の最初から定期テスト対策を継続する
  2. 英検などの資格取得で加点を狙う
  3. 自分の学校の進学基準を正確に把握する

定期テスト対策に早めに取り組む

内部進学の合否は、高校1年から3年までの成績が評価対象に含まれる学校が多いため、入学直後から気を抜かずに定期テスト対策へ取り組む姿勢が欠かせません。授業スピードが速い中高一貫校では、自宅での予習・復習と問題集の反復演習が好成績獲得の鍵となり、特に英語と数学は前の単元の理解が次の学習の土台になるため、毎日の積み重ねが重要です。授業内容についていけないと感じたら、早めに一つ前の単元へ戻って復習することで、内部進学に落ちた後に後悔するリスクを減らせます。

英検などの資格取得で加点を狙う

中央大学や青山学院大学のように、英検取得が内部進学の基準に含まれていたり、選考で有利に働いたりする学校もあるため、英語教育に力を入れている中高一貫校に通う場合は資格取得を目指す価値があります。実際に中高一貫校の生徒を対象にした調査では、87.9%が英検を取得しており、英語が得意な生徒は準2級以上、苦手意識のある生徒は3級の取得を定期テスト対策と並行して目指す傾向が見られます。早い学年のうちから計画的に挑戦しておくことで、内部進学試験での加点につながりやすくなります。

学校の進学基準を正確に把握する

内部進学の基準は、評定平均の算出方法や実力テストの配点、出席日数の条件まで学校ごとに大きく異なるため、進学できる最低ラインを早いうちから正確に把握しておくことが欠かせません。例えば中央大学附属の各校では評定の合計点や出席日数の割合が細かく定められており、自分の学校の基準を知らないまま過ごすと、内部進学に落ちたと気づいた時には対策が間に合わない恐れがあります。学校配布の資料や進路説明会の情報を早めに確認し、志望学部ごとの条件まで理解しておくことが安心につながります。

内部進学に落ちたらどうする?進路の選び方

内部進学に落ちることが分かった時点で立ち止まらず、速やかに別の進路を検討することが大切です。一般選抜への切り替えや総合型選抜の活用、系列外の大学・専門学校の検討など、内部進学以外にも道は複数残されています。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った進路を選ぶことが次の一歩につながります。

内部進学に落ちた後の進路の選択肢
  1. 一般選抜(一般入試)へ切り替える
  2. 総合型選抜(AO入試)を利用する
  3. 系列校以外の大学・専門学校も検討する

一般選抜(一般入試)に切り替える

内部進学に落ちたとわかった後、最も基本的な選択肢が一般選抜への切り替えです。内部進学の推薦枠を狙って定期テスト対策に取り組んできた場合、勉強してきた内容自体は一般選抜の受験勉強とも大きく重ならないため、ゼロから学び直す必要はありません。中高一貫校のカリキュラムは大学受験を見据えて組まれていることが多く、授業内容をきちんと理解できていれば一般選抜でも十分通用すると考えられます。ただし、日頃の予習・復習を怠っていた場合は、短期間での合格が難しくなる点に注意が必要です。

総合型選抜(AO入試)を利用する

大学で学びたい分野や将来の方向性が明確に定まっている場合は、総合型選抜への切り替えも検討に値します。総合型選抜は学力試験だけでなく、高校3年間の評定平均や小論文、面接、活動実績や保有資格などを大学独自の基準で総合的に評価する入試方式です。近年は一般選抜で進学する生徒の割合が減少し、総合型選抜や公募型推薦を利用する生徒が増加する傾向にあります。すでに志望分野に関連する活動を始めている場合は有力な選択肢になりますが、実力テストの対策が不足していた場合は受験準備が追いつかない可能性もあるため、早めの行動が求められます。

系列校以外の大学・専門学校も検討する

内部進学に落ちた場合でも、系列の大学だけにこだわらず、系列外の大学や専門学校まで視野を広げて考えることが進路選びの幅を広げます。実際に、内部推薦に落ちた後の相談では、他大学の指定校推薦や就職支援が手厚い大学など、系列校以外の選択肢を検討する声も見られます。本人の希望や適性に合わせて、大学進学だけでなく専門学校への進学や浪人といった選択肢も含めて家族で話し合うことで、焦らず納得できる進路を見つけやすくなります。

内部進学の対策におすすめの学習塾

内部推薦に落ちた経験から定期テスト対策の重要性に気づいた場合、独学だけでは評定平均の引き上げが難しいこともあります。ここでは中高一貫校の内部進学対策として個別指導を行う学習塾の特徴を比較しながら紹介します。学校ごとに異なる基準へ対応できる学習環境を選ぶ際の参考にしてください。

個別教室のトライの内部進学対策

個別教室のトライは、生徒一人ひとりの学力や通っている中高一貫校のカリキュラムに合わせて指導計画を組む個別指導塾です。内部進学を目指す生徒に対しては、評定平均に直結する定期テスト対策を軸に、苦手科目の克服や授業内容の先取り・復習をサポートする体制が整えられており、トライ式学習法と呼ばれる指導方法によって生徒の理解度に応じた指導が行われます。料金体系は授業料のほか初期費用や教材費がかかる場合があるため、利用を検討する際は、通っている学校のカリキュラムに対応できるかどうかも含めて事前に確認しておくとよいでしょう。

東京・関西個別指導学院の内部進学対策

東京個別指導学院・関西個別指導学院は、講師1人に対して生徒1人の個別指導を基本とする学習塾で、無料体験授業を通じて実際の指導内容を事前に確認できます。内部進学対策としては、評定平均を上げるための定期テスト対策に加えて、生徒それぞれの学習状況に合わせたオーダーメイドの学習計画を作成し、苦手分野の克服から内部進学試験に向けた対策まで一貫してサポートする体制が整えられています。通っている中高一貫校の教材や授業進度に合わせて指導内容を調整できるため、学校独自のカリキュラムに沿った対策を進めやすい点も魅力といえるでしょう。

湘南ゼミナールの内部進学対策

湘南ゼミナールは、神奈川県を中心に展開する学習塾で、集団授業のほか個別指導のコースも用意されており、生徒の志望校や学習状況に応じてコースを選べます。内部進学対策としては、学校の授業内容に沿った定期テスト対策を行いながら、評定平均の維持・向上を目指す指導が中心になります。なお、具体的な料金プランや内部進学に関する詳細な合格実績については、資料で確認できる範囲に限られるため、利用を検討する際は最新の情報を公式サイトや相談窓口で確認することをおすすめします。

個別の会の内部進学対策

私たち個別の会でも、中高一貫校・付属校に通う生徒の定期テスト対策と内部進学対策に対応しています。評定平均は日々の授業理解の積み重ねで決まるため、学校の教材や授業進度に合わせた完全個別指導で、つまずいた単元まで戻って立て直すことを重視しています。通塾が難しい場合はオンライン個別授業にも対応しており、内部進学が難しくなった場合の一般選抜・総合型選抜への切り替えについても、現状の学力と残り時間を踏まえて一緒に進路を考えます。

個別の会の内部進学サポートの特徴
  1. 学校の教材・進度に合わせた完全個別指導
  2. 評定平均に直結する定期テスト対策を重視
  3. 通塾が難しい場合はオンライン個別授業にも対応
  4. 一般選抜・総合型選抜への切り替え相談にも対応

よくある質問

ここでは、内部進学が不合格になることをめぐって保護者や生徒から寄せられやすい疑問をQ&A形式でまとめました。推薦制度の仕組みや落ちた後の進路、対策を始める時期など、気になるポイントを一つずつ確認していきましょう。

内部進学(内部推薦)は希望すれば全員できますか?

A. 結論から言うと、内部進学は希望すれば誰でも進学できるわけではありません。評定平均や実力テストの成績、出席日数、保有資格など学校が定める基準を満たした生徒だけが推薦枠を得られる仕組みになっており、内部進学に落ちたという声が実際に見られるのもこのためです。落ちる最も多い理由は成績不良であり、高校1年からの評定の積み重ねが合否を左右するため、早い段階からの対策が欠かせません。

内部進学に落ちた後の進路にはどんな選択肢がありますか?

A. 内部進学に落ちた場合、まず検討したいのが一般選抜への切り替えです。内部進学に向けて定期テスト対策を続けてきた生徒であれば、勉強内容は大きく変わらないため、系列大学以外の受験にも取り組みやすいとされています。大学で学びたい内容が明確な場合は、評定平均や小論文、面接などを総合的に評価する総合型選抜を利用する方法もあります。また系列校以外の大学や専門学校、就職支援が手厚い学校を視野に入れるなど、進路の幅を広げて考えることも大切です。

内部進学の基準は大学によってどう違いますか?

A. 内部進学の基準は大学によって大きく異なります。日本大学では学力到達度テストの結果を重視する「基礎学力選抜方式」と、内申点を重視する「付属特別選抜方式」など複数の制度があり、学部によって適用される方式が異なります。中央大学の付属校では評定や出席日数を点数化して合計点で判断する学校が多く、英検取得が加算点になるケースもあります。事前に自分の学校の進学条件を正確に確認しておくことが重要です。

内部進学の対策はいつから始めるべきですか?

A. 内部進学の対策は、高校1年の1学期からできるだけ早く始めるのが望ましいです。多くの付属校では高校1年からの成績が評定平均に含まれるため、入学直後から気を抜いてしまうと後から挽回するのが難しくなります。定期テストの積み重ねが評定平均に直結する以上、日頃の予習・復習と苦手科目の克服をコツコツ続けることが、内部進学を有利に進める近道になります。

自宅学習だけで内部進学対策は可能ですか?

A. 自宅学習だけでも定期テスト対策を継続できれば内部進学は十分可能ですが、独学ではやる気が続かず自宅で全く勉強できないという状態に陥ると、評定平均の維持が難しくなり内部進学に落ちることにもつながりかねません。不安がある場合は個別指導塾の活用が有効な選択肢になります。塾を選ぶ際は、通っている中高一貫校独自のカリキュラムや学校教材に対応できるか、苦手科目を一緒に克服できる体制があるかを確認すると安心です。

まとめ

内部進学は評定平均や試験の基準を満たせず落ちることがあり、原因は成績不良や生活態度にあることが多いです。対策としては早めの定期テスト対策と資格取得が有効で、万が一落ちた場合も一般選抜や総合型選抜、系列外の進学先など選択肢は残されています。自分に合った方法で進路を切り開きましょう。

この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
講師として希学園や浜学園、四谷学院や医学部受験予備校やプロ家庭教師センターなどで中学受験・高校受験・大学受験の集団授業や個別授業で延べ2000人以上の指導に関わり、圧倒的な成績向上と高い志望校の合格率を誇ってきた。
関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。