昭和大学 歯学部 コース・実績
英語
大問数 | 5題 |
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試験時間 | 2教科(数学または国語とあわせて)120分 |
解答形式 | 選択式、記述式 |
傾向
解答形式は選択式が大半を占めており、一部に内容説明の記述式の問題が出題される。
読解問題を中心にオールラウンドな英語の運用力が問われる。
・読解:医療、健康、生物、ロボット工学など医療系で取り組みやすいテーマから、現代社会、環境、社会規範に関するものまで幅広い。設問は、空所補充、内容説明、内容真偽などを中心に一部には同意表現などの知識も問われる。
・文法・語彙:短文の空所補充問題や語句整序が出題されている。
・発音:下線部の発音の異同やアクセントの位置が問われる。
・会話文:例年2人の対話文中の空所補充が出題されている。
対策
限られた試験時間でしっかりと内容を読解するために英文に十分慣れておく。語彙・熟語は重要構文とイディオムや単語のスペリングを覚えておく。アクセントのルールやアクセント単語と発音単語をまとめて暗記する。基本的・標準的な文法問題集を最初から最後まで通して演習し基礎力をつけておくこと。会話文は独特の口語表現などに慣れておくとよい。
数学
大問数 | 5題 |
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試験時間 | 2教科(英語とあわせて)120分 |
解答形式 | 結果のみを答える形式 |
傾向
出題範囲は数学Ⅰ(データの分析を除く)、Ⅱ、A、B(数列・ベクトル)である。
⑴⑵の小問集合で幅広い分野から出題されているほか、微・積分法、ベクトル、数列、三角関数などがよく出題されている。
対策
基本から標準的な問題がほとんどなので、公式や定理を正しく活用できるようにしておく。小問集合形式の出題があり、満遍なく出題されるため全分野にわたってもれのない学習が必要。基本問題は教科書や問題集を使って確実に解けるようにし、その上で比較的多く出題されている分野を重点的に学習する。
物理
大問数 | 3題 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 記述式。描図・論述問題が出題されることもある。 |
傾向
出題範囲は物理基礎・物理(原子を除く)である。力学・波動・熱力学・電磁気の各分野からまんべんなく出題されていたが、2021年度以降は大問3題となり、力学・波動・電磁気が出題された。
対策
教科書の事項を全範囲にわたって整理し、基本的な法則・公式についてはそれを導き出す過程についてまで理解を深め、応用できるようにしておくこと。スピードと正確さを両立させるために解法を要領よくまとめて記述できるようにする。知識の活用・表現力を問われることが増えているため、解答にいたる道筋や公式を適用する根拠など、論理展開に気をつけて解答を記述する習慣を身につける。
化学
大問数 | 9~11題 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 記述式、選択式 |
傾向
出題範囲は化学基礎・化学である。幅広く出題され、計算問題が多く、図やグラフを読み取る問題も出題される。有機・高分子ではかなり細かい知識が要求されることもあり、また化学式・構造式、化学反応式などの記述が求められることがある。中和・気体の発生などもよく出題されている。
対策
化学の基本概念をしっかり理解し、理論的な分野の学習を十分しておくこと。計算問題では、計算のプロセスを大切にする学習をし、有効数字の知識も確認しておく。無機は理論と組み合わせた総合的な問題が多く、周期表と関連させて典型元素から遷移元素、単体と化合物の性質を系統的に整理しておく。さらに、気体の製法と性質、金属イオンの反応・系統分析などの学習も十分しておく。
生物
大問数 | 3題 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 記述式、論述式 |
傾向
出題範囲から幅広く出題されており、過去数年をみるとバランスが取れているが、動物の反応、体内環境、生殖・発生、遺伝情報、進化・系統からよく出題されている。一部に突っ込んだ設問もあるが、ほぼ標準的な出題で、基本的な知識問題が多い。また、論述問題も例年出題されており、やや細かい知識が要求されるものもみられる。
対策
まずは、教科書で基礎事項を確実に学習しておくことが大切。教科書を読み込み、並行して教科書傍用のサブノートなどを活用しながら、基本的な用語をマスターする。
点差のつきやすい論述問題や計算問題は標準的な記述式問題集から例題をピックアップして演習しておくだけでも効果がある。
国語
大問数 | 2020・2021年度は現代文2題と国語常識1題の合計3題 2022年度は現代文2題と国語常識4題 |
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試験時間 | 英語と合わせて120分 |
解答形式 | 選択式と記述式の併用 |
傾向
現代文の⑴の設問は書き取り、空所補充、60~120字の内容説明問題など。⑵の設問は空所補充、内容説明、文学史などおおむねオーソドックスなものである。国語常識は、短文が出され、複数の文が表す内容が論理的に正しいかを問うものが連続して出題されている。これに加えて2022年度は対義語・類義語や慣用表現など語句の知識を問う問題が出題された。
対策
⑴⑵はどちらも標準的な問題集を用いて、特に空所補充や記述問題を中心に練習すればよい。
漢字の書き取りと読みが記述式で出題されるので、標準的な漢字の問題集を用いて、必ず実際に書いて覚えること。