大阪府立高津高校の偏差値・入試傾向から部活動まで徹底解説
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カテゴリ:学校情報
本記事では、大阪府立高津高校について、受験に役立つ情報から学校生活に関する詳細まで幅広くご紹介します。
偏差値や入試の傾向、科目別の対策方法といった受験対策はもちろん、進学実績や部活動、カリキュラム、施設設備といった学校の特色にも触れながら、高津高校の魅力を徹底解説します。
高津高校の受験を検討している中学生や保護者の方にとって、有益な情報が詰まった内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 大阪府立高津高校の特徴
- 大阪府立高津高校の偏差値や入試倍率
- 大阪府立高津高校の進学実績
目次
大阪府立高津高校の概要

はじめに、大阪府立高津高校の概要について詳しくご紹介いたします。
学校の特徴とアドミッションポリシー
大阪府立高津高校は全日制の高校で、学部は文理学科のみの9クラスで構成されています。
「自由と創造」、「日新日進」という校風を元に、強力な知性、豊かな感性、そして品格のある人間性を持つ人物の育成といった教育目標が掲げられています。
文部科学省から「SSH」、大阪府教育委員会から「GLHS」の指定を受けており、国際的な人材育成により力を入れた高校です。
充実した授業内容と丁寧な進路指導により、難関大学への進学のほか、生徒に寄り添った進路指導が行われています。
主体性があり、探究心や好奇心をもった教養のある人材育成を目標としている学校です。
最寄り駅とアクセス
大阪府立高津高校は、大阪市天王寺区餌差町に位置しており、通学の利便性が非常に高い学校です。
最寄り駅としては、近鉄「大阪上本町駅」やJR大阪環状線・大阪メトロ千日前線の「鶴橋駅」、大阪メトロ谷町線の「谷町九丁目駅」などがあり、いずれも徒歩圏内です。
複数の路線が利用可能なため、大阪市内をはじめとする広い範囲から通学が可能で、公共交通機関を使ったアクセスの良さが魅力のひとつです。
大阪府立高津高校の偏差値と入試倍率

次に、大阪府立高津高校の偏差値と入試倍率についてご紹介いたします。
最新の偏差値データ
大阪府立高津高校の偏差値は70で、非常に高い学力レベルを誇る進学校です。
大阪府内の高校全体では15位、公立高校の中では6位にランクインしており、府内屈指の人気と実績を兼ね備えた学校といえます。
難関国公立大学を目指す生徒にとって、十分な学習環境が整っていることから、例年多くの受験生が志望するハイレベルな進学校です。
過去5年間の入試倍率推移
以下に、大阪府立高津高校の過去5年間の入試倍率の推移をまとめました。
| 募集人数 | 志願者数 | 倍率 | |
| 2021年度 | 360人 | 514人 | 1.43倍 |
| 2022年度 | 360人 | 568人 | 1.58倍 |
| 2023年度 | 360人 | 517人 | 1.44倍 |
| 2024年度 | 360人 | 561人 | 1.56倍 |
| 2025年度 | 360人 | 464人 | 1.29倍 |
2021〜2024年度にかけて、大阪府立高津高校の志願者数は514〜568人と高水準で推移しており、倍率もおおむね1.4〜1.6倍と安定して高い人気を保っていました。
しかし、2025年度は志願者数が464人に減少し、倍率も1.29倍とやや下がっています。
これは、近年の私立高校無償化の影響により、私立志向の受験生が増加していることが一因と考えられます。
それでもなお、高津高校の倍率は大阪府内の公立高校平均を上回っており、依然として高い人気と実力を誇る進学校であることに変わりはありません。
今後も志願動向を注視しながら、十分な対策が求められる高校と言えるでしょう。
併願校との比較
高津高校を受験する生徒の多くは、清風高校・桃山学院高校・近畿大学附属高校・帝塚山高校などの難関私立高校を併願校として選んでいます。
これらの私立高校は、いずれも偏差値・合格実績ともに高く、進学校としての評価も高いです。
下記に2025年度のそれぞれの偏差値と入試倍率を表にまとめてみました。
偏差値や倍率はいずれも最上位コースのものです。
| 高津 | 清風 | 桃山学院 | 近大附属 | 帝塚山 | |
| 偏差値 | 70 | 63 | 72 | 70 | 72 |
| 入試倍率 | 1.29倍 | 1.46倍 | 11.96倍 | 15.78倍 | 1.66倍 |
高津高校は公立高校として高い偏差値を維持しつつ、倍率も安定しています。
一方、近大附属や桃山学院のように私立最難関コースでは倍率が非常に高くなっており、確実な併願対策が必要です。
受験戦略としては、第一志望の高津高校に向けた準備を進めつつ、併願校の対策にも抜かりなく取り組むことが重要です。
大阪府立高津高校の入試科目別対策と傾向

続いて、高津高校の入試科目別対策とその傾向について紹介していきます。
国語
高津高校の国語はC問題であり、非常に発展的な内容となっています。
高い読解力や記述力、語彙力が求められます。
特に論説文の読解は非常に難しく、豊富な語彙が要求されます。
その上で正しく読解し、記述する能力が大切です。
また、古文や漢文の読解もあり、これもいかに単語や文法を覚えているかにかかってきます。
論説文、古文、漢文の後に作文があります。
つまり、国語のC問題で重要になってくるのは時間配分になります。
基礎的な語彙をしっかり身に付けた上で時間配分のことを考え、過去問をこなしていきましょう。
数学
高津高校の数学はC問題で構成されており、大問は3題構成です。
出題分野としては、計算・確立・関数・平面図形・立体図形が中心で、中でも、大問1の小問集合は確実に得点したい重要なパートで、ここをしっかり押さえることが全体の成否を左右します。
特に立体図形や記述・証明問題は難易度が高く得点差が開きやすいため、過去問や上級問題を繰り返し解き、図形に対する感覚や解放への柔軟な視点を養う準備が不可欠です。
英語
高津高校の英語入試(C問題)は、難関校向けの高度な内容が特徴で、全て英語表記で出題されます。
出題形式は、長文読解、リスニング、英作文、文法・語法問題など多岐にわたり、特に長文読解では内容把握だけでなく、語彙や文構造の理解が求められます。
リスニングでは、速いスピードで話される内容を正確に聞き取る能力が必要です。
英作文では、与えられたテーマに対して論理的かつ明確な文章を構成する力が試されます。
さらに、英検2級の取得は、入試対策として非常に有効です。
高津高校では、英検2級以上を取得している場合、英検の入試で72点(80%)以上の得点が保証される制度があります。
これにより、C問題での得点が安定し、合格の可能性が高まります。
理科
大阪府立高津高校を含めた大阪府立高校入試の理科では、大問4題で「物理・化学・生物・地学」の各分野がバランスよく出題されます。
多くは選択問題ですが、知識の単なる暗記だけでは対応が難しく、文章やグラフなどの資料を読み取って考える力や論理的思考も必要です。
特に実験や観察に基づいた問題が中心となっており、グラフの読み取りや会話文からの情報抽出、用語・公式の理解などを組み合わせて解く形式が多く見られます。
対策としては、まず教科書や標準問題集を使って基本原理をしっかり理解し、その上で過去問や入試レベルの演習に繰り返し取り組むことが効果的です。
実験の意図や結果、問題文の意図を読み解く訓練を積み、正確かつ効率的に解答できる力を養いましょう。
社会
高津高校の社会はC問題レベルで、知識に加えて応用力が求められます。
資料やグラフを読み取る問題、複数の知識を関連付ける出題が多い為、単なる暗記だけでは通用しません。
対策としては、まず教科書やワークで基本用語・年号・制度などを徹底的に暗記し、その後、過去問や類題で実戦力を養いましょう。
間違えた問題はノートにまとめて復習することで、知識が定着しやすくなります。
合格者の多くは社会で高得点(8~9割)を取っており、社会を得点源にできるかが合否を分けるポイントになります。
大阪府立高津高校の進学実績

次に、大阪府立高津高校の進学実績についてご紹介します。
国公立大学への進学状況
大阪府立高津高校の令和7年度卒業生352名中、195名(=55%)が国公立大学に現役合格を果たし、そのうち183名が進学しました。
これは近年で最多の実績となります。
難関国立大学では、京都大学7名(現役5名)、大阪大学32名(現役28名)、神戸大学33名(現役29名)への合格者を輩出し、この3校だけでも計72名(現役62名)と高い結果を残しています。
また、大阪公立大学への合格者は86名(現役80名)と突出しており、公立大学全体の中でも圧倒的な数を占めています。
さらに、国公立大学医学科にも3名が現役・浪人合わせて合格(徳島大学・高知大学など)しています。
そのほか、北海道大学・東北大学・九州大学に現役でそれぞれ3名が合格し、全国の旧帝国大学への進学実績も着実に築いています。
さらに、滋賀県立大学や京都府立大学、奈良女子大学、和歌山大学、兵庫県立大学、京都工芸繊維大学、京都市立芸術大学など、全国の主要公立大学にも多くの合格者を輩出しています。
難関私立大学への合格実績
令和7年度(2025年度)卒業生の私立大学への進学状況を見ると、いわゆる「早慶上智」には6名の合格者が出ています。
関西圏の最高峰である「関関同立」には延べ588名が合格し、そのうち約100名弱が進学しています。
特に関西大学は211名が合格、関西学院大学は129名、同志社大学は137名、立命館大学は111名がそれぞれ合格しています。
また近畿大学には127名、龍谷大学には18名が合格を果たしており、東京理科大学(2名)、上智大学(2名)、慶應義塾大学(1名)、早稲田大学(3名)などにも着実な実績が見られます。
大阪府立高津高校の特色ある教育プログラム

次に、大阪府立高津高校の特色ある教育プログラムについてご紹介します。
グローバル教育の取り組み
大阪府立高津高校では、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、特色あるグローバル教育を展開しています。
具体的には、英語による発信力や異文化理解を深める授業を重視し、ALTとの協働による英会話指導やディベート、プレゼンテーション活動を積極的に取り入れています。
また、海外の高校生とのオンライン交流や海外研修プログラムも実施されており、実践的な国際感覚を養う機会が豊富です。
さらに、「グローバル探究」と呼ばれる独自の課題研究では、国際的な視点から社会課題に取り組む力を育成します。
語学力だけでなく、主体性と協働力を備えた真のグローバル人材の育成に力を入れています。
探究学習について
大阪府立高津高校では、主体的・対話的な深い学びを実現するために、探究学習に力を入れています。
特に「高津探究」と呼ばれる独自のプログラムでは、生徒が自らテーマを設定し、調査・分析・発表を行う過程を通じて、課題解決力や論理的思考力を育成します。
探究のテーマは社会課題や科学的関心など多岐にわたり、生徒の興味や進路に応じて柔軟に展開されます。
大学や外部機関と連携したフィールドワークや後援会、プレゼンテーション大会なども実施されており、実社会とつながる学びが可能です。
これらの経験を通じて、生徒は将来にわたって学び続ける力と多様な価値観を尊重する態度を身に付けていきます。
大阪府立高津高校の部活動と学校行事

次に、大阪府立高津高校の部活動と学校行事についてご紹介します。
運動部と文化部の活躍
高津高校には文化部や運動部、同好会を合わせて35の部活動があり、生徒の約9割がいずれかの部に所属しています。
学校は部活動と学業の両立を支援し、生徒の多彩な活動を後押ししています。
文化部・運動部ともに、毎年度3回以上の大会やイベントで実績を挙げています。
2024年度の主な活躍をご紹介します。
(運動部の主な実績)
・剣道部 「大阪府公立高等学校剣道練成大会」 準優勝
・空手道部 「高校総体男子団体組手3人制」 優勝
(文化部の主な実績)
・競技かるた部 「奈良大会E級」 優勝
・ダンス部 「芸文祭ダンスコンテスト」 入賞
学園祭や体育祭の様子
高津高校では、6月の体育祭と9月の学園祭を合わせて「記念祭」と呼んでいます。
体育祭は毎年6月上旬に開催され、約1か月前からその年のテーマに沿ったユニフォームやデコレーションパネルの作成が始まります。
体育祭当日は、完成度の高さや競技の得点を競い合い、閉会式では高津生全員の満面の笑みが見られる、非常に満足度の高い行事です。
一方、学園祭は9月上旬に行われ、各学年やクラスが展示や出店を担当します。
文化系部活による展示や発表もあり、学校全体が活気にあふれます。
記念祭の最後には「ファイアーフォーク」が行われ、盛大に締めくくられます。
オープンスクールと学校説明会情報

高津高校では、10月から12月にかけて「高津キャンパスツアー」を開催します。
第2回は10月26日(日)、第3回は11月16日(日)、第4回は12月13日(土)に実施され、参加申込は学校のウェブサイトから可能です。
受付期間はそれぞれ約1か月前から開始し、定員に達し次第締め切られますので、早めの申し込みをおすすめします。
対象は中学3年生とその保護者、中学校や学習塾の教員で、1組2名まで参加可能です。
上履きは不要ですが、体育館見学希望者は必要となります。
詳しい内容はウェブサイトでご確認ください。
まとめ

高津学校は、1918年創立の伝統校です。
自由な校風が特徴で、制服はなく、生徒の自主性を重んじています。
文理学科を有し、SSH・GLHS指定校として探究学習や国際教育に力を入れています。
難関国公立大学や関関同立などへの進学実績も高く、進学校としての評価も非常に高い高校です。
部活動も盛んで、勉強と両立しながら充実した高校生活を送ることが出来る高校です。
本記事を参考に進路を考える際の選択肢に加えてみるのはいかがでしょうか。
この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。