大阪府立茨木高校のアドミッションポリシーや偏差値、入試傾向、進学実績を徹底解説!
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カテゴリ:テスト・入試
大阪府立茨木高校を目指す受験生や保護者の皆さまへ向けて、本記事では茨木高校の合格に必要な情報を網羅的に解説します。
偏差値やアドミッションポリシー、入試の科目別対策に加え、実際の進学実績なども詳しくご紹介します。
茨木高校への合格を目指す上で、知っておきたいポイントをわかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 大阪府立茨木高校の概要と特徴
- 偏差値や倍率、科目別対策など合格を見据えたポイント
- 進学実績や卒業後の進路
大阪府立茨木高校の概要

大阪府立茨木高校は、大阪府茨木市に位置する府立の進学校で、JR「茨木駅」や阪急京都線「茨木市駅」からアクセス可能な利便性の高い場所にあります。
文学界の巨匠・川端康成の母校としても知られており、伝統と実績を誇る名門校です。
学校の特徴
大阪府立茨木高等学校は、伝統と進取の精神を兼ね備えた進学校であり、グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)に指定されています。
設置されている文理学科では、基礎学力の定着から応用・発展的な学びまで、段階的かつ体系的に学べるカリキュラムが整えられています。
また、生徒の自主性を尊重する校風も大きな特徴で、文化祭や体育祭といった学校行事、部活動にも積極的に取り組む生徒が多く、文武両道を実現できる環境が整っています。
学力だけでなく、人間的な成長を目指すことができる高校です。
校訓や教育方針
大阪府立茨木高等学校は、校訓「勤倹力行」、校風「質実剛健」を掲げ、「高い志」「枠を超える知性」「自主自律の精神」の育成を目指しています。
学力だけでなく、人間力の育成にも力を入れており、生徒一人ひとりが将来の社会を支える人材として成長できる教育環境を整えています。
具体的な学習活動の取組みとしては、2学期制を取っており、65分・5限限授業を行っています。
一般的な50分・6限授業と比べて、1日あたり25分多く学ぶことが可能です。
また、始業時刻を10分早めることで、放課後の課外活動や部活動に充てる時間の充実を図っています。
さらに、土曜日も月に2回ほど授業を行い、着実な学習時間の確保と学力向上を図っています。
大阪府立茨木高校の偏差値と入試倍率

次に、大阪府立茨木高校の偏差値と入試倍率について詳しく解説します。
最新の偏差値データ
大阪府立茨木高校の偏差値は72で、大阪府内で9位、大阪府内の公立高校では4位となっています。
毎年難関国公立大学に100名以上が進学し、関関同立にも多数の合格者を輩出する高偏差値の高等学校です。
過去3年間の入試倍率推移
| 募集人数 | 志願者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 360 | 488 | 1.36 |
| 2024年度 | 360 | 534 | 1.48 |
| 2023年度 | 320 | 482 | 1.51 |
過去3年間の入試倍率は、上記の通りです。
2025年度は、大阪府の公立中学卒業生が前年度と比べると1,130人減少し、私立高校等の授業料無償化制度の拡充が進められていることもあり、公立高校への受験者自体が減少となりました。
その中でも茨木高校は、進学校ということもあり、公立高校の中での倍率は高い方となっています。
アドミッションポリシーと求める生徒像

次に、大阪府立茨木高校のアドミッションポリシーと求める生徒像について解説します。
茨木高校が求める生徒像
大阪府立茨木高校では、高い学力と志を備え、主体的に学び、将来社会で活躍できる人材を育成することを目指しており、以下のような生徒を求めています。
- 知的探究心を持ったうえで学習に取り組むことで、論理的思考能力、考察力を身に付けようと努力する生徒
- 熱心な努力に基づいて、生徒同士で切磋琢磨しながら意義のある高校生活を過ごそうと試みる生徒
- 自然科学や人文・社会科学について強い興味関心があり,国際社会に貢献できる真のリーダーをめざす志を持った生徒
- 難関大学への進学を希望し,目標達成のため,学業に最優先で取り組む覚悟のある生徒
これらの資質を備えた生徒が、茨木高校の教育環境でさらに成長していくことが期待されています。
アドミッションポリシーの重要性
茨木高校のアドミッションポリシーは、受験において極めて重要な役割を果たします。
特に得点が合格ライン付近の「ボーダー層」の受験生にとっては、単なる学力だけでなく、学校が求める「高い志」「探究心」「自主自律の精神」などにどれだけ合致しているかが評価の分かれ目になります。
また、内申書や志望理由の内容がアドミッションポリシーと一致していれば、選考において高い評価を受け、他の受験生との差別化にもつながります。
したがって、志望校としての理解を深めるだけでなく、自分自身の学びへの姿勢や目標を明確にし、それを的確に表現することが、合格への近道となります。
入試科目別対策と傾向

次に、入試で課される各科目について、出題傾向と効果的な対策方法を科目ごとに詳しくご紹介していきます。
国語
茨木高校の国語では、C問題(発展問題)が採用されており、非常に高い読解力と記述力が求められます。
出題傾向としては、論説文や随筆などの長文読解問題が中心で、文章構造を正確に読み取る力が必要です。
加えて、古文・漢文の出題もあり、文法知識や語句の意味理解も問われます。
記述問題では、要約や心情・理由説明、筆者の主張整理などが頻出で、単に答えを書くのではなく、論理的に書く力が重視されます。
対策としては、難解な文章への慣れと記述の練習が必須です。
新聞の社説や評論文を日常的に読み、要点をまとめる練習をすることが効果的です。
古文・漢文については、基本単語と文法の暗記に加え、現代語訳の練習が重要です。
また、模範解答と自分の解答を比較し、論理的な書き方を身につける訓練も取り入れましょう。
数学
茨木高校の数学は、C問題による高難易度の出題が特徴で、思考力・論理性・空間認識力が総合的に問われます。
問題傾向として、空間図形や関数、整数の応用問題が頻出であり、1問の中に複数の設問がある大問構成が一般的です。
文章量が多く、条件整理の力がないと読み解くのが難しい構造になっています。
途中式や過程をしっかり書かせる記述形式も多く、途中まで正しく解いた場合の部分点も重視されます。
対策としては、まず教科書レベルを完璧にし、発展問題・過去問の演習を繰り返すことが重要です。
特に図形問題では、図を描いて条件を可視化する習慣をつけましょう。計算力とともに、論理的に筋道を立てて解答を組み立てる練習を重ねることで、得点につながります。
英語
英語もC問題が採用されており、高度な英語力・思考力・速読力が求められる科目です。
出題傾向は、すべて英語で記載された設問が多く、長文読解を中心に、会話文、説明文、メール文、広告文など多様な英文形式が出題されます。
リスニングも難度が高く、スピード・語彙力・集中力が試されます。
また、英作文(自由記述・並べ替え)などの表現力を問う設問もあり、4技能をバランスよく備えているかが問われます。
対策としては、日々の多読・音読を通じて英文に慣れることが基本です。
英文記事やエッセイを読む習慣をつけ、要点把握・構文理解・文脈読解の力をつけましょう。
リスニングは、英語ニュースやポッドキャストを使って、聞き取りとシャドーイングの訓練を行うのが効果的です。
英作文対策には、日記や英語での意見表現を習慣化することで、自然な表現力を修得できます。
理科
茨木高校の理科は大阪府共通問題が出題され、4分野(物理・化学・生物・地学)からバランスよく出題されます。
出題傾向としては、実験や観察をもとにした考察問題やグラフ・図表を用いた分析問題が多く、単なる知識の暗記では対応しきれません。
計算問題も一定数あり、物理・化学では単位変換や公式の正確な使い方が重要になります。
記述式も含まれており、「なぜそうなるか」を説明できる力が問われます。
対策としては、教科書の内容をただ覚えるのではなく、「なぜそうなるのか?」を自分の言葉で説明できるように学習することが重要です。
演習では、グラフや表を用いた問題、実験結果をもとにする設問に多く取り組むようにしましょう。
問題集は1冊を繰り返し使い、理解→演習→説明の流れを確実に行うことで実力が身につきます。
社会
社会も大阪府の共通問題が用いられ、地理・歴史・公民の3分野からの出題となります。
出題傾向は、資料・図表・グラフの読み取りをもとに考察する設問が多く、選択肢だけでなく記述問題も一定数含まれます。
時事問題を反映した設問も増えており、単なる暗記型ではなく、背景理解や因果関係を問う問題構成が特徴です。
年号や地名だけを覚えても高得点は難しい内容です。
対策としては、まず用語・人物・出来事の基本理解をしっかり定着させ、そのうえで、資料集や時事ニュースを活用して多角的に理解する学習が効果的です。
記述対策としては、因果関係を説明したり、資料を根拠に自分の考えを書く練習を重ねることが必要です。
模試や過去問を活用しながら、「なぜそうなるか」を説明する力を養いましょう。
内申点の重要性と対策

次に、茨木高校の入試において重要となる内申点の位置づけと、その対策について詳しくご説明します。
内申点の計算方法
茨木高校の文理学科(一般選抜)では、「Iタイプ」の選抜方式が採用されており、学力検査が1.4倍、調査書(内申点)が0.6倍で換算される、学力重視の配点構成となっています。
調査書は、中学1・2年生の評定をそれぞれ×2倍、3年生を×6倍して計算した450点に0.6倍をかけることで、270点満点として扱われます。
合否判定では、(学力検査450点満点)×(1.4倍)の630点と合わせた900点満点で競われます。
このように学力検査の比重が高いとはいえ、内申点の差がボーダーライン上の合否を左右する可能性は十分にあり、日頃の学習や学校生活に真摯に取り組むことが合格への重要な鍵となります。
内申点アップのコツ
内申点を向上させるには、定期テストで高得点を取ることが基本ですが、それだけでなく日々の学習態度や提出物、授業への取り組み全体が評価の対象となります。
テストでは1点でも多く取ることが内申点アップにつながるため、遅くとも2週間前から計画的に勉強を始め、過去問やワークなどで苦手を克服していくことが大切です。
また、各教科のワークやノート、レポート、作品などの課題は、丁寧に仕上げて提出期限を守ることが求められます。
授業中は先生の話をしっかり聞き、ノートをきちんと取り、積極的に発表するなど、前向きな姿勢が評価につながります。
実技教科においては、技術の上手下手よりも、まじめに一生懸命取り組む姿勢が重視され、他の教科と同じく内申点に大きく影響します。
他にも、ノートやワーク、レポートなどの提出物、定期テストなどのやり直し、授業で行われる実技テスト、小テスト、プリント、調べ学習、グループ発表、自己評価カードなども、すべて評価の対象となります。
先生方は普段の学習活動全体を見て内申点を決めているため、テストの点数だけに頼るのではなく、すべての教科でコツコツと取り組む姿勢が、内申点アップにつながる確実な方法と言えるでしょう。
進学実績と卒業後の進路

次に、大阪府立茨木高校の進学実績と卒業後の進路をご紹介していきます。
国公立大学への進学状況
令和7年度の大阪府立茨木高校の進学実績では、国立大学への合格者数は合計199名に上ります。
特に大阪大学への合格者が最も多く、79名(うち現役55名)が合格しました。
次いで、京都大学に32名、神戸大学に31名が合格しており、北海道大学や九州大学、さらには筑波大学、広島大学、岡山大学といった全国の主要国立大学にも多くの合格者を輩出しています。
旧帝大を含む難関大学への進学実績が非常に充実している点が特徴です。
一方、公立大学では大阪公立大学への合格者が目立ち、52名(うち現役39名)が合格しており、公立大学合格者66名の大半を占めています。
地元志向の生徒や高い学力層に支持されていることがうかがえます。
また、兵庫県立大学、名古屋市立大学、滋賀県立大学、奈良県立医科大学など、地域の主要な公立大学への安定した進学実績も見られます。
私立大学への進学状況
私立大学への合格者は合計1144名に達し、特に関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)への合格実績が際立っています。
関西大学には130名(現役97名)、関西学院大学に119名(現役90名)、同志社大学に269名(現役149名)、立命館大学に378名(現役266名)が合格しており、これら4校だけで合計896名にのぼる合格者を輩出しています。
また、医療・看護・薬学系の私立大学への進学も盛んで、大阪医科薬科大学や京都薬科大学などにも多くの合格者を出しており、理系や医療系分野への進路にも幅広く対応しています。
茨木高校の学校生活

最後に茨木高校の学校生活についてご紹介いたします。
学校行事
1年生は4月に実施されるスプリングセミナーを通じて、高校での学習の基礎や目標意識を高める機会を得ます。
2年生では、宿泊野外行事と呼ばれる修学旅行があり、旅行業者の選定や行程の企画まで生徒自身が主導します。
以前は海外(カンボジアなど)で実施されていましたが、現在は国内で行われており、それでも異文化体験や課題解決型学習が盛り込まれた充実したプログラムとなっています。
6月と2月には、「春季・冬季学芸祭」が開かれ、文化系部活動が日頃の成果を発表します。
さらに9月の「体育祭」は、生徒会や総団長が中心となり、生徒たち自身の手で企画・運営する大規模行事です。
3学年を縦割りで編成し、3年生のリーダーシップのもと、全員が団の一員として勝利を目指して奮闘します。
11月には「文化祭」が実施され、各クラスや部活動が創意工夫を凝らした催しを展開します。
校内全体が活気に包まれ、文化的な魅力があふれる1日です。
また、伝統行事として知られる「妙見夜行登山」は、大正14年から続く茨木高校ならではの行事です。
夜を徹して妙見山までの往復約50kmを歩くこの行事は、体力だけでなく、精神力や仲間との絆も育まれる貴重な体験となっています。
1・2年生を対象に実施される「芸術鑑賞」では、日本の伝統芸能である文楽や、京都ロームシアターでのオペラ鑑賞など、質の高い芸術に触れる機会が設けられています。
3月には「音楽会」が開催され、音楽特講を選択した生徒を中心に、合唱・演奏・ミュージカルなどの舞台が披露され、学校生活の集大成として多くの感動を生んでいます。
また、2月に開かれる「美術科・書道科展」では、選択者の作品や部活動の成果が展示され、表現力や創造性を広く発信する場となっています。
美術科では油絵や版画、書道科では古典から現代的な表現まで、多様な作品が並び、生徒たちの努力と成長が感じられます。
このように茨木高校では、生徒自身が主体的に関わる行事が多く、年間を通して豊かな学びと人間的な成長を促す機会が用意されています。
部活動の状況
茨木高校では、文化・運動を問わず全43の部・同好会・サークルが存在し、生徒一人ひとりが自分の興味や特技に応じて主体的に活動しています。
クラブ加入率はほぼ100%にのぼり、兼部している生徒も多数在籍しており、個々の時間的・体力的負担に配慮しながら多彩な挑戦が可能です。
活動時間や頻度はクラブごとに異なり、平日の昼休みだけの活動や、月に数回の活動にとどめているサークルもあるため、学業との両立がしやすい環境が整っています。
部活動の実績も目覚ましく、吹奏楽部・ダンス部・美術部・競技かるた部・囲碁将棋部・水泳部・スキー部など、多くのクラブが府大会・全国大会・国際レベルのコンテスト等で成果を収めています。
特に囲碁・将棋部やライフル射撃部、スキー部などは全国大会でも安定した成績を誇り、高い技術と継続的な努力が評価されています。
さらに、生徒の学びや表現の場は部活動だけにとどまりません。
作文や読書感想文、料理コンテスト、環境フォトコンテストなど、学外の多種多様な分野でも優秀な成績を残しており、文武両道の精神が校風として息づいています。
茨木高校の部活動は、生徒の自主性と多様な可能性を伸ばす場であり、仲間とともに学び、成長できる貴重な経験の場として、日々充実した活動が行われています。
まとめ

大阪府立茨木高校は、難関大学への高い進学実績に加え、自主性を尊重する校風や充実した学校行事・部活動を通じて、生徒一人ひとりが学問・人間性の両面で成長できる環境が整っています。
知性と行動力を兼ね備えた人材を育成する教育方針のもと、将来の進路を見据えた高校生活が送れるのも大きな魅力です。
受験を検討している方は、ぜひ本記事を参考にして進路選びに役立ててください。
この記事の執筆者:個別の会代表 谷本秀樹

関西No.1の個別の医学部受験予備校『医進の会』の代表でもあり、これまで600人以上の生徒家庭に関わり、豊富な入試情報と卓越した受験指導で数多く志望校合格に導いてきた、関西屈指のカリスマ代表。