大阪教育大附属天王寺中学校の偏差値は?口コミや進学実績についても徹底解説!
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大阪教育大学附属天王寺中学校は、大阪府大阪市天王寺区にある大阪教育大学に附属する国立中学校です。
本記事では、大阪教育大学附属天王寺中学校の偏差値や倍率、口コミについて徹底解説しています。
また、進学実績や入試傾向・対策についても徹底解説していますので、大阪教育大附属天王寺中学校を受験しようとお考えの方は必見のコラムです。
是非参考にしてください。
大阪教育大学附属天王寺中学校の特徴
大阪教育大学附属天王寺中学校は大阪教育大学に附属する中学として、教育に関する科学的研究に協力しながら、同大学生の教育実習の場としても大きく貢献している学校です。
大阪教育大附属天王寺中学校では、質実剛健をもとにして、生徒1人ひとりの個性を伸ばしていき、協調性を養成する人間教育を大切にしています。
学習面では基礎学力を固め、生徒の好奇心を掻き立てるような他の学校にはない体験型の授業も展開しています。
そのため、机上の学習だけでなく、自由研究発表会など学習活動の一つとして行う多彩な行事が多いのも特徴です。
これらの学習活動を通して、ハイレベルな知識や技能はもちろんのこと、社会を形成するために欠かせないコミュニケーション能力が育成されていきます。
また、大阪教育大附属天王寺中学校のクラブ活動は短時間で濃い内容の活動を行い、生徒のモチベーションを向上させ、成長を早めている点も特徴となっています。
大阪教育大学附属天王寺中学校の偏差値・倍率
続いて、大阪教育大学附属天王寺中学校の偏差値と倍率をまとめてみました。
大阪教育大学附属天王寺中学校の偏差値
学校名 | 偏差値 | 順位(大阪府内) | 順位(全国) |
---|---|---|---|
大阪教育大学附属天王寺中学校 | 58 | 32位/441校中 | 417位/3,578校中 |
大阪教育大学附属天王寺中学校の偏差値は58でした。
ランキングは大阪府内441校中32位と上位に属しています。
全国のランキングを見ても3,578校中417位でした。
近所の中学校との偏差値比較
学校名 | 偏差値 |
---|---|
大阪教育大附属天王寺中学校 | 58 |
四天王寺中学校 | 58-66 |
大阪星光学院中学校 | 62-63 |
清風中学校 | 47-63 |
大阪教育大附属中学校と近隣の学校の偏差値を比べてみました。
清風中学校の偏差値は47-63と幅がありますが、平均で言うと大阪教育大附属中学校と同じくらいの偏差値でした。
四天王寺中学校の偏差値は58-66で大阪教育大附属中学校より同等から少し高いようです。
そして、大阪星光学院中学校の偏差値は62-63とさらにレベルが高いことが分かりました。
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大阪教育大学附属天王寺中学校の倍率
年度 | 募集人数 | 日程 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2024年度 | 144名 | 1次男子 | 176名 | 166名 | 126名 | 1.32倍 |
2次男子 | 126名 | 61名 | 2.01倍 | |||
1次女子 | 146名 | 141名 | 98名 | 1.44倍 | ||
2次女子 | 96名 | 51名 | 1.88倍 | |||
2023年度 | 144名 | 1次男子 | 191名 | 185名 | 125名 | 1.48倍 |
2次男子 | 125名 | 62名 | 2.02倍 | |||
1次女子 | 169名 | 163名 | 96名 | 1.70倍 | ||
2次女子 | 95名 | 49名 | 1.94倍 |
大阪教育大学附属天王寺中学校の倍率は1次・2次、さらに男女に分けてみると、2024年度は1次女子が1.44倍で1次男子が1.32倍です。
2次女子が1.88倍で2次男子が2.01倍となっています。
2023年度は1次女子が1.70倍で1次男子が1.48倍です。
2次女子が1.98倍で2次男子が2.02倍となっています。
このことから大阪教育大学附属天王寺中学校の倍率は年ごとに傾向はほとんどなく変化していきますが大体1.5倍から2.3倍の間であることが分かります。
私立・国立中学受験における2023年の実質倍率は2.5倍とも言われていることから、平均かそれ以下の倍率になっています。
大阪教育大学附属高等学校の進学実績
大学名 | 合格者数 | 大学名 | 合格者数 |
---|---|---|---|
東京大学 | 1名 | 京都大学 | 11名 |
大阪大学 | 12名 | 神戸大学 | 4名 |
大阪公立大学 | 17名 | 早稲田大学 | 1名 |
関西大学 | 37名 | 関西学院大学 | 15名 |
同志社大学 | 47名 | 立命館大学 | 31名 |
東京大学や京都大学などの超難関国公立大学にも合格者を出しています。
さらに、大阪教育大学附属天王寺中学校は大阪に所在する学校であることから、関西の私立大学にも多く合格しており、関関同立だけで130名の合格者です。
2024年度の卒業生が160名であることから関関同立に合格できる確率は高いです。
他にも関東圏の最難関私立早稲田大学に合格者を輩出している点から受験に関して対策をしっかり行っているのだと考えられます。
大阪教育大学附属中学校の口コミ
大阪教育大学附属天王寺中学校の実際に通われていた在校生や保護者の方の口コミです。
合宿授業などもそうですが、討論や自由研究でのゼミなど自分から発信する力が養える授業は大学、社会でも役立つかと思います。
他の生徒さんも真面目に取り組んでおられる様なので、その様な学友に囲まれて学校生活を送られる事は良い事だと思います。
(2022/保護者)
必須提出課題が多いにも関わらず、それをこなせる基礎学力の高い生徒が多いと思います。
また、学期に一回の定期テストも、自分で学習計画を立てて対策をしないと間に合わなくなりますが、そういった力も、高校進学後にも通じる大事な力だと思います。
(2020/保護者)
教師がいなくても自分達で行動する力が培われる、いい意味での放任主義の学校です。
学芸会や、三年間の自由研究など、個性が発揮される行事が多く、一人ひとりの考えを尊重してくれます。
精一杯頑張った生徒は必ず、評価されるような、自尊心ややる気を育ててくれる先生方がたくさんおられるように思います。
(2019/在校生)
引用「みんなの中学情報」:大阪教育大学附属天王寺中学(大阪市天王寺区)の口コミ64件|みんなの中学校情報 (minkou.jp)
大阪教育大学附属天王寺中学校は、自由な校風でありながらも様々な行事の中で成長して感性を養っているようです。
特に討論会などは高校に進学してもあり、自分の意見をしっかりと持つことのできるようになるプログラムになっています。
また、学習面では自由な校風であるために学力を向上するためには自分で行動することが必要になるため、中学卒業してからも必ず使う計画性や自主性といったところが身についているようです。
自由ではありますが生徒がやる気を見せれば先生もサポートしてくれるようです。
大阪教育大学附属中学校の入試傾向・対策
大阪教育大学附属天王寺中学校の入試について科目ごとに傾向・対策を解説します。
国語の入試傾向・対策
大問は3~4題で60点満点、試験時間は30分です。
出題内容は作文問題・読解問題・知識問題と時間の割に問題数が多いため、時間を見ながら解くようにしましょう。
知識問題は漢字や語句などで、最初に素早く解いておき、他の問題に時間を当てられるよう工夫しましょう。
論理的な思考力が必要な問題であるため、過去問演習で身に付けながら傾向をつかみましょう。
読解問題では、論説文が中心で、筆者の主張とその根拠を説明する問題が出題されるなど読み解く力も必要です。
作文問題では、様々なテーマが出題されており、自分の言葉でまとめられるよう練習しておきましょう。
算数の入試傾向・対策
大問は7~9題で60点満点、試験時間は40分です。
難易度はやや難しいとされています。
短時間で粘り強く情報を正確に把握しながら回答することが必要です。
解答時間が40分と問題数の割には短いため、場合によって捨てる問題も見極め合格点を目指しましょう。
出題内容の中には作図問題があります。
図形の基本知識を身に付け、また、コンパス・分度器などを使う場合もあるため過去問・問題集などで傾向を掴み対策を行っておきましょう。
理科の入試傾向・対策
理科の問題は2次に含まれており時間は40分です。
1次試験(国語・数学)に合格した場合、2次(検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)に進むことが可能です。
検査Ⅰは理科が中心で、算数や図工が融合した問題などが出題され、理工や自然、物づくりについて問われます。
そのため普段から「なぜ」と思ったことは書き出して勉強しておきましょう。
現場対応問題も出題されるため、マーキングをし情報を整理しながら解いていくことが重要です。
検査Ⅱでは、社会との融合問題で、実験に関する出題があります。
実験用具の使い方や実験の性質については抑えておきましょう。
社会の入試傾向・対策
社会の問題は2次に含まれており、試験時間はそれぞれ40分です。
1次試験(国語・数学)に合格した場合、2次(検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)に進むことが可能です。
検査Ⅱでは、社会を中心として国語、理科、算数などを融合した問題が出題されます。
この検査では、情報処理能力・考え方・見方・技能を働かせることで解決される問題が出題されます。
記述問題では80-100字の記述問題もあり、主に地理分野が中心です。
検査Ⅲでは社会を中心に家庭科、音楽、体育、図工などの副教科を融合した問題が出題され、主に文化や社会生活、文化について問われます。
歴史に関する資料を分析して、その背景を考える問題も出題されています。
まとめ
今回は大阪教育大学附属天王寺中学校の偏差値、倍率、入試傾向と対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
大阪教育大学附属天王寺中学校は自由な校風でありながらも、楽しみながら学校生活において自主性などの多くの力を身につけ、その結果、多くの生徒を志望校合格まで導き、難関大学合格などの高い進路実績を残しています。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
大阪教育大附属天王寺中学校まとめはこちら
公式サイト:大阪教育大学附属天王寺中学校