三田学園中学校の難易度は?偏差値や倍率、入試情報についても徹底解説!

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カテゴリ:学校情報

三田学園中学校は兵庫県三田市に所在する中学校です。
本記事では、三田学園中学校の偏差値や倍率などの難易度、三田学園中学校の学習内容について詳しくまとめています。
また、実際の卒業生や保護者からの口コミや入試傾向・対策についても各科目別で徹底解説していますので、三田学園中学校を受験しようとお考えの方は必見のコラムです。
是非参考にしてください。

【最新】三田学園中学校の難易度


はじめに三田学園中学校の倍率と偏差値についてまとめてみました。

三田学園中学校の倍率

2023年度の結果を見てみましょう。

日程 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
A日程 220名 男子 230名 226名 133名(35名) 1.70倍
女子 138名 136名 87名(30名) 1.56倍
B日程 男子 309名 208名 77名(48名) 2.70倍
女子 191名 136名 69名(42名) 1.97倍
後期 20名 男女 459名 175名 40名(3名) 4.38倍

※( )はSコースの合格者数です。
A日程は3教科型(国語・算数・理科)または4教科型(国語・算数・理科・社会)の選択、B日程と後期日程は国語・算数が試験科目となっています。
A日程とB日程はB日程の方が倍率は高いですが、合格者数40名の後期日程は受験者数が175名と倍率は4.38倍とかなり高いことが分かりました。
試験科目は多いですが、A日程が一番入りやすいという印象です。

三田学園中学校の偏差値

2023年度の三田学園中学校の偏差値です。

学校名 偏差値 順位(兵庫県内) 順位(全国)
三田学園中学校 43-58 13位/140校中 179位/2,162校中

三田学園中学校の偏差値は43-58です。
前期A日程/Aコースが偏差値43、前期A日程/Sコースが偏差値52、前期B日程/Aコースが偏差値50、前期B日程/Sコースが偏差値57、後期日程/Aコースが偏差値50、後期日程/Sコースが偏差値58でした。
兵庫県内では140校中13位、全国でも2,162校中179位とかなり上位の学校であることが分かりました。

【最新】三田学園中学校の入試情報


続いて、三田学園中学校の入試情報を解説します。

前期A日程

まずは、前期A日程です。

募集人数 前期A日程・B日程合わせておよそ220名
試験日 2024年1月13日(土)
試験科目・配点 3教科型:国語(120点)
      算数(120点)
      理科(80点)
4教科型:国語(120点)
      算数(120点)
      理科(80点)
      社会(80点)
判定方法 【3教科受験者】
計320点×1.25=400点換算点を採用しています。
【4教科型受験者】
4教科合計または3教科換算点の高得点を採用します。
合計400点の得点によりSコース・Aコースの合格者を決定します。
合格発表日 2024年1月14日(日) 13:00~
Webシステムによる発表

前期A日程の試験科目は3教科型と4教科型の選択になります。
出願時に選択をしてもらいます。
3教科型は合計点に1.25をかけて400点に換算した得点を使用します。
4教科型は合計点または、3教科の換算点の高い方を使用して判定します。
合格者だけではなく、Sコース・Aコースの振り分けも行います。
前期日程・後期日程あわせてSコースは75名、Aコースは165名の募集になります。

前期B日程

次に、前期B日程です。

募集人数 前期A日程・B日程合わせておよそ220名
試験日 2024年1月14日(日)
試験科目・配点 国語(100点)
算数(100点)
判定方法 合計200点の得点によりSコース・Aコースの合格者を決定します。
合格発表日 2024年1月15日(月) 13:00~
Webシステムによる発表

前期B日程は試験日は前期A日程の次の日、2024年1月14日(日)になります。
試験科目は国語と算数の2科目となります。
2科目の合計得点で合格者とSコース・Aコースの振り分けを行います。
前期B日程のみ16:00に試験開始となりますので、時間を間違えないよう注意しましょう。
また、どの日程も共通ですが、20分以上遅刻してしまうと入室出来なくなってしまいます。

後期日程

最後に後期日程です。

募集人数 およそ20名
試験日 2024年1月16日(火)
試験科目・配点 国語(100点)
算数(100点)
判定方法 合計200点の得点によりSコース・Aコースの合格者を決定します。
合格発表日 2024年1月17日(水) 10:00~
Webシステムによる発表

後期日程も前期B日程と同じく、試験科目は国語と算数の2科目となります。
2科目の合計得点で合格者とSコース・Aコースの振り分けを行います。

複数日程への同時出願は可能で、受験料は1回の受験で20,000円となります。
一度納入された受験料の返金はできません。
しかし、複数出願をし前期日程で合格した際は、入学金を期間内の納入が確認ができ、その後の受験をしない限りは受験料の返金はされます。

三田学園中学校の学習内容


続いて、三田学園中学校の学習内容をまとめてみました。

国語

中学1年生から語彙力強化を目的として、Sコースでは2年生で漢検3級、3年生で漢検準2級の合格を目指しています。
Sコース・Aコースともに大学受験を見据えて、【読解力と説明力】のレベルアップを狙い、また国語表現の授業を通して【言語感覚】と【表現力】を育成していきます。

数学

Sコース・Aコースどちらとも中学2年生の終了時には中学校で習う学習課程を修了し、中学3年生からは高校数学の学習が始まります。
原則として、Sコース・Aコースどちらも同じ学習進度ですが、Sコースは応用問題を多めに、Aコースは基礎を確実に定着させながら応用へと計画的に進めていきます。

英語

中学校の全学年でのネイティブ教員によるコミュニケーションを中心とした授業をはじめ、Sコース・Aコースともに【読む・書く・聞く・話す】を総合的に親しながら学ぶ中で、文法表現や語彙力を育成していきます。
中学3年生の3学期にはSコースで高校レベルの演習を行い、Aコースでは高校の初級レベルの導入を行っています。

三田学園中学校の口コミ


実際に三田学園中学校に通っていた生徒や保護者の口コミをまとめてみました。

・コロナ禍での入学で、先が見えず不安だらけのスタートだったが、先生方の3年間のサポートは素晴らしかったと感謝している。
生徒一人一人に寄り添ってくださる、熱心な先生が多い印象です。
いじめは全く無いとは言えないが、先生方の対応の速さは素晴らしいです。
素晴らしい環境。
自然豊かで、設備も充実している。
人工芝のグランドは体育大会で、見学しているだけでも圧巻。
田舎なので、治安は全く心配ない。
改札の目の前が校門で、常に守衛さんもいらっしゃるので、遅くなっても安心。
(2020年入学/保護者)

・広い、緑が多い、肩幅を広くのびのびと過ごせると思います。
学校の全員にiPadが配られます。
連絡はそこで全てする訳では無く、自分達の学年は手帳を毎年貰えます。
そこに書く子も多いですね。
計画的に、自分のやりたいようにやらせてくれる学校だと思います。
その代わりやらない生徒はやらない、やる生徒はやるという感じです。
束縛の少ない中学校だと思います。
横山門(駅側)から徒歩3分の所に市立図書館があり、いつ見ても放課後は三田学園生がいます。
特にテスト期間中は座れません、校内にもほぼ100年近い歴史を持つ図書館があり、虫は多いですがたくさんスペースがあります。
なぜかここは空く。
また外部から自習支援室が校内にあります。
こちらは有料ですがかなり夜遅くまで使え、質問できます(詳しくは学園hp)。
賢い子も居ますが、何もしていない人もそこにはいます。
要するに環境は整っているので自分次第です。
補習は全教科ではありませんが数学国語英語はよく開催されます。
再テストがあるので、そこで良い点を取れば補習回避です。
ただ、悪いと部活に行けません。
学校の先生は質問はいつでも受け入れてくれます。
授業後に質問する生徒も沢山います。
生徒同士で教え合うのは当然だと思われています。
先生の授業は分かりやすいと思います。
環境はピカイチですが生徒の闘志が足りないと良く言われます。
(2022年入学/生徒)
(引用:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/12974/
先生のサポートもしっかりしていて、治安もいいので保護者の方も安心してお任せできる学校のようです。
環境も整っているようなので、それをうまく使うことが出来たら心地よく勉学に励むことが出来そうです。

三田学園中学校の入試傾向・対策


最後に三田学園中学校の入試傾向と対策を解説します。
なお、後期日程の問題は非公開となっています。

国語の入試傾向・対策

例年、大問6題の構成になっています。
前期A日程・前期B日程ともに論説文と物語文が各1題ずつ、残りは漢字・語句・文法などの知識を問う問題となっています。
文章読解問題は、記号問題と記述問題で構成されていて、記号問題では得点しやすい明確な問題が出題されることが多いです。
記述問題については、要点や文脈を意識しながらまとめる力が必要です。
普段から、文章を分かりやすく要約する力を付けておきましょう。
特に論説文は内容が難しい上に、空所問題なども配置されているため、落ち着いて文章の流れを読み進めましょう。
文の構造や文法の知識も毎年頻出なので、過去問を数年分演習し、問題傾向を把握しておきましょう。

算数の入試傾向・対策

前期A日程は大問4題、前期B日程は大問5題の構成になっています。
前期A日程の大問1は例年、小問集合となっていて大問3は2023年度は立体の体積の問題が出題されました。
この2つの大問は過去にも頻出した典型的な問題となっています。
一見難解に見える問題でも、丁寧に図を描き整理すると対応できる問題や、逆に解きやすい問題に見えていても時間のかかる難問が出題されました。
前期B日程は例年、計算問題の出題が無く文章問題からはじまり、典型的ではありますが、やや応用的な出題傾向にあります。
ただ、例年同じような問題が出題されているので、過去問対策が効果的です。

理科の入試傾向・対策

例年より、物理分野と生物分野の問題数が増え、その分地学分野からの出題が減っていました。
また、2022年度までは基本的な知識問題の出題が多かったですが、2023年度は知識だけではなく、与えられた条件や図などを参考にして考えさせられる出題が多く見られました。
グラフの読み取りも毎年出題されています。
教科書に書いてある知識の定着はもちろんの事、資料を読み解く力、条件から考察する力も身に付けておきましょう。
また、計算問題は物理や化学分野だけではなく、地学や生物分野でも出題されるのでしっかり練習しておきましょう。

社会の入試傾向・対策

例年、出題範囲の半数が歴史分野からの出題ですが、近年減少傾向にあり、2023年度の入試問題は地理分野と同じ割合での出題となりました。
時事問題と社会知識を絡めた形式で時事そのものを問う問題では、社会問題への関心を試されるような内容でした。
普段からニュースをよく見て身近に捉えておきましょう。
また、グラフや資料、図の読み取り問題も毎年頻出ですが、じっくりと問題文や図表を読み解くことで、得点につながる問題となっています。
【用語や出来事を解説させる記述問題】【世界の国々に関する知識問題】は頻出です。
また気候グラフを説明できるように復習を重ねておくことと、主要な国の位置はしっかりと抑えておきましょう。

まとめ


今回は三田学園中学校の倍率や入試情報、入試の傾向と対策などをまとめましたがいかがだったでしょうか。
三田学園中学校は駅の改札からすぐに校門があるため、保護者の方も安心して通うことのできる学校です。
また先生のサポート体制も良く、授業後に質問がしやすかったりと環境もしっかりと整備されています。
中学生から大学受験のことを念頭に置いている学習を行っているため、大学進学率もとてもいい結果となっています。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。