清風南海中学校・高等学校の倍率や偏差値は?難易度や入試対策・傾向について解説

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カテゴリ:学校情報

清風南海中学校・高等学校は、大阪府高石市に位置する男女共学中高一貫の私立学校であり、国公立大学の合格者率76%、国公立医学部医学科の合格者35名を輩出している進学校です。
(※2022年度大学合格実績)
本記事では、清風南海中学校・高等学校の基本情報や入試情報だけではなく、入試傾向・対策についてもまとめています。
気になる偏差値・倍率、先生の評判・口コミについても徹底解説しているため、是非参考にしてください。

清風南海中学校・高等学校とは


以下に清風南海の基本情報をまとめてみました。

清風南海中学校・高等学校の基本情報

学校名 清風南海中学校・高等学校
ふりがな せいふうなんかいちゅうがっこう・こうとうがっこう
所在地 〒592-0014 大阪府高石市綾園5丁目7−64
最寄り駅 南海本線「北助松駅」下車徒歩5分/「高石駅」下車徒歩7分
JR阪和線「北信太駅」下車徒歩20分
電話番号 072-261-7761(代)
公式HP https://www.seifunankai.ac.jp/index.html
生徒数 中学校:835名、高等学校:939名

清風南海中学校・高等学校は「安心・尊敬・信頼」の対象となり、信用される人材を育成するという教育方針のもと、真の学力の育成と生徒を主体とした人間教育を徹底しています。
そして、中・高の6年間を一つの流れとしてとらえた一貫した独自のカリキュラムを実践し、難関国立大学現役合格に向け、時間をかけて立ち向かうことができる環境を作り出しています。

清風南海中学校・高等学校のコース

清風南海中学校・高等学校のコースについて解説します。

6か年一貫教育(中学・高校)

スーパー特進コースは東大・京大・医学部医学科など超難関国公立大学・学部への現役合格を目標とするコースです。
高等学校では、高校2年生から文系と理系のクラスに分かれ、自ら科目を選択することができるので、1人ひとりの進路に合わせた学習を進めることが可能です。
特進コースは京大・阪大・神大などのような難関国公立大学へ、現役で合格することを目標とするコースです。
高校2年生になると、理系と文系のクラスに分かれ、自身の希望する進路に即した科目を選択し、学習を進めます。
入試成績の高い順に、スーパー特進コースから合格者を選定し、次に特進コースの合格者選定を行います。
また、毎年学年が変わるごとに、成績順にコースを入れ替えます。

3か年教育(高校)

3か年特進コースは旧帝国大学などの国公立大学へ、現役で合格することを目標とするコースです。
3 年間、内部進学生とは別のコースでクラス編成を行い、独立したカリキュラムを学びます。
また、高校2年生から文系と理系のクラスに分かれ、教科によっては内部進学生と、合同で授業を行います。
2年生の終盤から3年生の初めにかけて、高校の学習内容は修了し、3年生からは入試問題演習授業に力を入れて取り組みます。

清風南海中学校・高等学校の入試概要


清風南海中学校・高等学校の入試の配点や時間についても以下にまとめてみました。

清風南海中学校の入試概要

※2023年度の募集要項です。

募集人員 約270名

スーパー特進コース 特進コース
SG入試 約20名 約20名 約40名
A入試 約70名 約110名 約180名
B入試 約20名 約30名 約50名
試験科目 〇SG入試

3教科型 志願書回収
受験の注意
国語 算数 理科
8:20~8:50 8:50~9:50 10:05~11:05 11:20~12:00
時間 60分 60分 40分
配点 120点 120点 80点

次の①~③を比べ、最高得点を成績とします。
① 3 教科の合計点×1.25 (400 点満点に換算)
② 国語・算数の合計点×400/240(400 点満点に換算)
③ 算数・理科の合計点×2 (400 点満点に換算)
・SG 入試と A 入試を併願は不可です。
・SG 入試は A 入試 3 教科型と同一の問題です。
〇A入試・B入試

4教科型 志願書回収
受験の注意
国語 算数 理科 社会
8:20~8:50 8:50~9:50 10:05~11:05 11:20~12:00 12:15~12:55
時間 60分 60分 40分 40分
配点 120点 120点 80点 80点

次の①~③を比べ、最高得点を成績とします。
①4教科合計点
②国語・算数・理科の合計点×1.25(400点満点に換算)
③国語・算数・社会の合計点×1.25(400点満点に換算)

3教科型 志願書回収
受験の注意
国語 算数 理科
8:20~8:50 8:50~9:50 10:05~11:05 11:20~12:00
時間 60分 60分 40分
配点 120点 120点 80点

3 教科合計点×1.25(400点満点に換算)を成績とします。

清風南海高等学校の入試概要

※2023年度の募集要項です。

募集人数 普通科:3か年特進コース 40名
試験科目
点呼・注意 国語 数学 英語 理科 社会
8:40~ 9:20~10:20 10:35~11:35 11:50~12:50 13:40~14:30 14:45~15:35
時間 60分 60分 60分 50分 50分
配点 100点 100点 100点 100点 100点

全員に5教科を受験していただきます。(500点満点)
下記の点数(専願は①~③、併願は①~②)を比べ、点数の良かった方を成績とします。
①専願・併願:5教科の合計点
②専願・併願:4教科(国語・数学・英語・理科)合格得点×1.25(500点満点)
③専願のみ:3教科(国語・数学・英語)合計得点×500÷300(500点満点)

清風南海中学校・高等学校の偏差値・倍率


清風南海中学校・高等学校の偏差値について見ていきます。
偏差値は学校選びの重要な指標となるので、必見です。

偏差値について

次に清風南海中学校・高等学校の偏差値について解説します。

清風南海中学校の偏差値

入試名 偏差値
Aスーパー特進 62
A特進 57
Bスーパー特進 62
B特進 59
SGスーパー特進 63

清風南海中学校の偏差値は57-63で、SGスーパー特進入試が最も高い偏差値になっています。
大阪府内で229校中2位、全国で2,168校中69位とかなり上位の学校であることが分かります。
同じく大阪府内の中高一貫校、清風中学校・四天王寺中学校と比較してみました。
清風中学校は偏差値39-59で、最も高いのが前期・理Ⅲプレミアムが偏差値59でした。
四天王寺中学校は偏差値55-67で、医志が偏差値67とかなり高いですが、英数が偏差値55、英数Sが偏差値62と同じくらいでした。

清風南海高等学校の偏差値

偏差値
3か年特進コース 74

清風南海高等学校の偏差値は74で、大阪府内で546校中4位、大阪府内私立学校で340校中2位、全国で9,802校中36位とトップレベルとなっています。
同じく大阪府内の中高一貫校、清風高等学校・四天王寺高等学校と比較してみました。
清風高等学校の偏差値は61-71で、特に理Ⅲコース(6か年編入)の偏差値が71と、最も高かったです。
四天王寺高等学校の偏差値は50-74で、普通科文理選抜コースは74と、清風南海高等学校と同じくらいでした。

倍率について

次に清風南海中学校・高等学校の倍率について解説します。
2023年度の結果になります。

清風南海中学校の倍率

SG入試については以下の通りです。

志願者数 受験者数 合格者数 競争倍率
スーパー特進 88名 86名 34名 2.5倍
特進 23名 *1.5倍

*スーパー特進+特進の合格者から算出
A入試については以下の通りです。

志願者数 受験者数 合格者数 競争倍率
スーパー特進 780名 767名 195名 3.9倍
特進 229名 *1.8倍

*スーパー特進+特進の合格者から算出
B入試については以下の通りです。

志願者数 受験者数 合格者数 競争倍率
スーパー特進 567名 446名 88名 5.1倍
特進 122名 *2.1倍

*スーパー特進+特進の合格者から算出
A入試、B入試ともに去年と比べ志願者数も受験者数も減少しています。
特にA入試では、5年連続で減少となり、倍率は昨年度とほとんど同じでした。
一方、B入試では、受験者数がわずかに減少しましたが、合格者が去年に比べ50名以上増えたため、実質倍率は大きく下がりました。

清風南海高等学校の倍率

受験者数 合格者数 競争倍率
専願 16名 14名 1.14倍
併願 256名 253名 1.01倍
全体 272名 267名 1.01倍

清風南海中学校・高等学校の入試対策・傾向

清風南海中学校の入試対策・傾向

清風南海中学校の入試対策・傾向を解説します。

国語の対策・傾向

A入試とB入試のどちらも、論理的文章・文学的文章・詩・漢字の書き取り問題が問われます。
それに加えて、A入試においては慣用句、B入試においては外来語が問われます。
全体的に出題分野が広いことや選択肢の文章が長いことが特徴です。
これまでの入試傾向から、個別の会独自の清風南海中学の国語の入試対策として、高得点を取るには迅速で正確な文章読解の演習に加えて、短歌・俳句・詩といった韻文にも漏れなく接していきます。
普段から苦手分野を作らず、バランスよく学習を進めていきます。

算数の対策・傾向

大問数は5題です。
個別の会独自の清風南海中学の算数の入試対策として、大問1では計算問題を、大問2では小問集合問題を、どれだけきちんと計算して処理できるかが重要となるので、計算力をしっかり身に付けさせます。
また難解なものも含まれているので注意が必要になります。
平面図形については毎年出題傾向が変わらず、比を活用したテクニックが要求されています。
その他の大問については、思考力を問われる問題が出されているので、普段から図や考え方を書いて思考力を養う訓練をしていきます。

理科の対策・傾向

A・B入試どちらも、物理・化学・生物・地学が1題ずつ出題されます。
個別の会独自の清風南海中学の理科の入試対策として、問題の特徴から思考力を問う問題が出題されており、出題を通じて、自然現象を正確に掴める力を養っていきます。
語句記述問題は毎年出題されており、知識問題も頻出です。
食材の原料など、普段の生活で使うような理科の知識も、注意して学習しましょう。
また、計算問題は問題量が多いので、短時間で正確に計算する訓練もしていきます。

社会の対策・傾向

A・B入試どちらも問題数は30問前後出題されます。
地理・歴史・公民がバランスよく問われます。
個別の会独自の清風南海中学の社会の入試対策として、問題数は少ないですが、単純に知識を問うような問題ではなく、どの分野でもグラフ・表・資料の読み取りが必要となる出題が多いため、清風南海中学の過去問演習から入念に準備していきます。
また問題数が少ないので、1問の点数配分は大きくなります。
1問ずつ丁寧に解くことも普段から意識させていきます。

清風南海高等学校の入試対策・傾向

入試は国・数・英・理・社の5教科による学力試験のみです。
個別の会独自の清風南海高校の英語の入試対策として、 英語検定資格を所持している場合、加点がもらえるので、必ず入試要項で加点対象の検定資格を確認します。
英語検定資格を所持していない場合は、検定を受験し加点を狙う事もおすすめしています。
清風南海高校の過去問演習に繰り返し取り組むことで、出題傾向や形式をしっかり把握させていきます。

清風南海中学校・高等学校の評判・口コミ


清風南海中学校・高等学校の評判と口コミを、以下に簡単にまとめてみました。
・入学前のイメージとして、勉強が多く厳しい学校というイメージがありましたが、そうではありませんでした。
非常に学生生活が充実しています。
良い先生が多く、先生と生徒で心の距離が近いように思います。
・入学当初にトラブルがあった際、先生方が即座に対処して下さいました。
相談した時に即 対応してくださったのでそれからは一度もトラブルは発生していません。
先生方には感謝 しています。
・仏教を中心にしているので、とても厳しいと感じる事もありますが、それによって強い心 が養われていくと思うので、とても良いと思います。
・進学校ということもあり、大学進学を強く意識した教育体制が整っており優良校です。
学 校の教育に対する姿勢は、学習面と人間形成面の両方に重きをおいています。
通ってい る生徒さんについては、生徒さんの価値観が近似していることもあるのか友人とのつなが りも密なようです。
・中学生から通学させていますが、良い環境の中で勉強ができ、非常に良い学校だと思います。
主人も出身の学校です。
ほぼの生徒達は誠実で挨拶もきちんとできるので、良い印象を持つことができます。
参考:「みんなの中学情報」https://www.minkou.jp/junior/school/review/12601/
「みんなの高校情報」https://www.minkou.jp/hischool/school/review/2448/
先生方の印象がとても良いようです。
また、学習面だけでなく人間面でも成長できる環境が整っている為、満足度が高く、そこが進学率にも繋がっています。

まとめ


清風南海中学校・高等学校は中高一貫した、男女共学の私立学校であり、国公立大学の合格者率76%、国公立医学部医学科の合格者35名を輩出している進学校です。
中高一貫校ならではの独自のカリキュラムを実践し、難関国立大学現役合格に向け、取り組む環境が清風南海中学校にはあります。
今回は清風南海中学校・高等学校の特徴、学費、偏差値・倍率、入試概要、入試傾向・対策などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
本記事を通して興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。
清風南海中学校まとめはこちら
公式サイト:清風南海中学校・高等学校