【浪人生向け】個別指導塾の選び方の注意点・メリットデメリットについて解説|集団塾との違い

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カテゴリ:基礎知識

浪人生は塾や予備校で次年度の受験に向けて学習を進める場合があります。
塾には個別指導、集団指導があり、さらに予備校も含めて、それぞれで特徴が異なります。
そこで、今回は浪人生向けに個別指導や予備校、集団指導のメリットとデメリットを解説します。
また、浪人生の塾の選び方や注意点もまとめました。
浪人生の方で塾や予備校選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

【浪人生向け】個別指導のメリット・デメリット


まずは個別指導のメリットとデメリットを解説します。
それぞれの内容を確認し、特にデメリットには対策して学習に取り組みましょう。

メリット

浪人生にとっての個別指導の主なメリットは次の4点です。

理解度に合わせた授業

個別指導の最大のメリットは、理解度に合わせたペースで授業をしてくれることです。
浪人生であれば、現役のころから課題とする分野があるものです。
そこで個別指導で講師からピンポイントで指導を受けることで課題の改善につながります。
解説で分からないことがあれば、その都度、質問して納得できるまで聞けるため、自分の理解度に合わせて着実に力がついていきます。

勉強スケジュールの管理

個別指導であれば、勉強スケジュールの管理もしてくれます。
それぞれに応じたカリキュラムを組んでくれて、目標に向けて効率よく取り組むことが可能です。
浪人生ならば、現役生のように学校に通っているわけではないので、時間管理が難しいものです。
そこで、個別指導で講師と一緒にスケジュールを立てたり、学習の進捗を確認してもらったりすることで、効率よく取り組めます。

必要な教科を重点的に学習できる

個別指導は、生徒に合わせたカリキュラムで授業が進んでいくので、必要な教科を重点的に学習できます。
浪人生ならば学校などで時間を割かれるわけではないので、課題に向き合う時間を十分に取れます。
結果的に必要な科目の学力の底上げにつながります。

集中できる環境

個別指導であれば、集中できる環境で勉強ができます。
浪人生は学校の図書館などを利用できず、自宅で学習するとさまざまな誘惑から集中できない人もいるでしょう。
そんなときに個別指導塾に通えば、自習スペースなどを利用でき、静かで集中できる環境で勉強できるわけです。
塾によっては防音スペースが完備されている場合もあり、充実した設備で学習できるでしょう。

デメリット

個別指導塾にもデメリットがあるので、対策を考えつつ通いましょう。

費用

個別指導塾は集団指導塾に比べて、月々の料金が割高です。
理由はマンツーマン、もしくは生徒数人に1人の講師という授業形式、またカリキュラムをそれぞれに合わせて作るからです。
同じ週2回の授業回数でも、集団指導塾よりも個別指導塾の方が数万円高い傾向です。
費用面が心配な場合は、予算から通う回数を決定して、授業日以外は自習スペースを利用するなど、学習を継続しやすいスケジュールを考えましょう。

仲間と切磋琢磨できない

個別指導塾は、自分に合ったカリキュラムで学習が進むため、仲間と切磋琢磨しにくいです。
加えて浪人生であれば、塾で仲間を見つけることも難しいです。
仲間と切磋琢磨できないことで、学習へのモチベーションが低下する可能性もあるでしょう。
モチベーションの維持のために、例えば、塾に通って講師と頻繁にコミュニケーションを図るなどの対策を考えましょう。

【浪人生向け】個別指導塾の選び方


次に浪人生向けの個別指導塾の選び方をご紹介します。
個別指導塾を選ぶときは4つのポイントに着目して比較しましょう。

通学時間

塾への通学時間は重要です。
なぜなら、家から塾まで通学時間が長いと、塾に向かうまで負担が大きくなり、学習のモチベーションに悪影響を与えるからです。
学習時間の確保もしづらくなります。
浪人生は学習へのモチベーション維持が難しいことが多く、通学時間が苦痛になれば、本分の学習に取り組めません。
よって、できるだけ家から通いやすい塾を選んで、通学時間が負担にならないようにしましょう。

費用

志望校合格のためには必要な内容を必要な分だけ受けたいところですが、費用も考えてカリキュラムを組む必要があります。
浪人生ならば、次年度も浪人したくないため、課題解決のために授業をより多く入れたいでしょう。
しかし、月謝が高額になれば継続しにくいです。
そこで、複数の塾の月謝を比較して、希望するカリキュラムで授業が受けられ、なおかつ予算内に収まる塾を決めてください。
場合によっては、無料相談などを利用して料金面を細かく確認してみましょう。

講師やカリキュラム

講師やカリキュラムの質は志望校合格に向けて大事なポイントです。
成績を伸ばせる講師が在籍している塾であれば、効率よく点数をアップさせられ、志望校合格に向かっていけます。
浪人生はカリキュラムを組んで目標を立てると、時間があるようでないことを実感します。
そのため、優秀な講師が在籍し、最適なカリキュラムを提案してくれる塾を選ぶ必要があるのです。
合格実績を確認するだけではなく、体験授業で講師の質を確認することが有効です。

サポート体制

サポート体制も十分に比較して、充実している塾を選びましょう。
塾の価値は講師の質やカリキュラムだけではなく、目標に向けてサポートしてくれるかどうかも大事です。
浪人生であれば「今年こそ合格しないといけない」と、プレッシャーを感じながら過すことでしょう。
そんなときに、授業だけではなく精神的なケアや、学習方法のアドバイスなどをしてくれる塾であれば、安心して通うことができます。

個別指導と予備校・集団指導との違いとは


個別指導塾の他にも予備校や集団塾も浪人生にとっては、選択肢になります。
そこで予備校と集団塾のメリットとデメリットを紹介します。

予備校

予備校は大学受験の試験対策を行う教育施設です。
学校のように通う形式もあれば、映像授業で進める場合もあります。

メリット

予備校のメリットは仲間と切磋琢磨しながら学習できることです。
学校のように通学する予備校であれば、浪人生クラスを設ける場合もあり、似たような境遇の仲間とともに切磋琢磨できるわけです。
また、映像授業形式であれば、自分のペースで学習に取り組めます。
苦手分野を重点的に学習することも可能です。

デメリット

予備校のデメリットは個別指導塾や集団指導塾に比べて、費用が割高なことです。
日々の授業、夏期講習や冬期講習などを含めると年間100万円以上になる場合があります。
また、予備校の講師は授業のみを担当し、学習アドバイスをもらうことができません。
予備校スタッフが学習アドバイスなどを行ないますが、質次第で上手く進まない場合も考えられます。

集団指導

集団指導塾は学校のように一定数の生徒が同時に授業を受けるスタイルです。

メリット

集団指導のメリットは質の高い講師が所属しているケースが多いことです。
また、浪人生が居るのであれば、予備校のように学習のモチベーションを維持できます。

デメリット

集団指導のデメリットは生徒全員に向けて同じ授業になるため、必ずしも自分に必要な内容を受講できるとは限りません。
自分の苦手分野の授業だったとしても、講師の授業内容次第では上手く理解できないこともあります。
また、大手塾は質の良い講師が集まる傾向が高く、さらに上位クラスを担当することが多いです。
そのため、満足できる授業を受けられないことがあります。

違いのまとめ

個別指導、予備校、集団塾とメリット・デメリットをご紹介しました。
それぞれの内容を踏まえると、次のことが言えます。

個別指導がおすすめの人

苦手分野や課題をじっくりこなしたい人、自分のペースで学習したい人、講師から適切なアドバイスを受けたい人

予備校がおすすめの人

モチベーションを維持して難関大学を目指したい人、費用の負担に問題がない人

集団塾がおすすめの人

質の高い講師の授業を受けたい人、仲間と切磋琢磨したい人
以上のなかでも、個別指導であれば、目標の高低にかかわらず通いやすいです。
デメリットにも対策しやすいため、個別指導塾を前向きに考えてみてください。

浪人生は後悔しない塾選びを


浪人生は公開しない塾選びをしないと、u志望校合格に近づけません。
そこで、浪人生の学習方法や塾での過ごし方などを解説します。

1年間を充実した学習期間に

浪人生は1年間を充実した学習期間にしていきましょう。
浪人生は1日を存分に学習に充てることができます。
現役生のときの課題をしっかりと振り返り、弱点を克服しつつ、得意分野の成績を落とさないように学習を進めてください。
また、時期を区切って、目標を達成できているか確認する必要があります。
模擬試験などを定期的に受けて、自分の力がどの程度なのかを確認してください。
模擬試験後は不正解だった問題を解きなおし、さらに類題をこなして力をつけていきましょう。
浪人期間を長引かせないために、何をすれば得点アップにつながるか、常に考えて充実した学習期間にしてください。

塾・予備校を選ぶ注意点

浪人生で塾や予備校を選ぶときは、次の3つの内容に注意しましょう。

合格実績が本当の実績か確認する

まずは合格実績が本当の実績なのかどうか確認してください。
「○○大学△名合格!」など、ホームページやチラシなどに掲載されていることがありますが、なかには数字を水増ししている可能性があります。
また、夏期講習や冬期講習だけを受講した生徒を入会者の扱いにして、合格者にカウントしている可能性があります。
期別講習だけを受講する人は、普段、自分で学習ができ、成績が優秀なケースが考えられます。
そのため、期別講習のみの受講者をカウントしていると、塾や予備校の講師の手腕で合格できたか分かりにくくなります。
合格実績をどのように計算しているのか、相談会やカウンセリング時に聞いてみてください。

費用のトータルがいくらか把握しておく

費用に関しては親御さんが特に気にする部分ではないでしょうか。
塾や予備校に入会すると、授業料(月謝)だけではなく、その他の費用が必要な場合があります。
主な内訳を列挙してみます。

● 授業料
● 入会金
● 年会費
● 教材費
● 期別講習費
● 施設維持費
● 模擬試験費用

上記の内訳で最も大きな金額になるのは、授業料になりますが、その他の費用もトータル的に計算してもらってください。
年間でどれくらいの費用になるのか、その費用は予算に収まるのかを判断しましょう。

レベル感が合っているかどうかを体感する

塾や予備校のレベル感が自分に合っているかどうか体感することも大事です。
実績や難関大学の合格を目指すハイクラスな塾や予備校もあれば、個人の課題にじっくりと向き合う塾や予備校もあります。
例えば、課題にじっくりと向き合いたいのに、授業がどんどん進む塾を選べば、効果的に成績を向上させられません。
自分のレベルや学習方法などにマッチする塾、予備校を選んでください。

もし迷ったら個別の会へ

浪人生の時期を勉強面で有意義に過ごそうと、塾や予備校を探そうとしても、数多くあり自分に合う塾を見つけられない場合があります。
そんなときは「個別の会」で勉強してみませんか。
個別の会は経験豊富な講師が、個別指導で一人ひとりに指導しています。
浪人生も含めて多くの方が第一志望校に合格しています。
各自に合わせたカリキュラムで、課題の解決から難関大学受験まで対応しています。
まずは体験授業で講師の質を体感してみてはいかがでしょうか。
その他、ご不明点があれば、お気軽にメールでご相談ください。
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まとめ


浪人生は貴重な1年間を有意義に過ごすために、学習面で充実させる必要があります。
自分で学習を進めようとしても上手くいかない、もしくは不安なときは、塾や予備校を活用しましょう。
今回は個別指導、予備校、集団指導のそれぞれについて、メリットとデメリットを解説しました。
なかでも個別指導は自分が重点的に学習したい内容を存分に勉強することが可能です。
個別の会は経験豊富なプロ講師が、浪人生を含めた生徒の指導にあたります。
体験授業を受けて、ぜひ個別の会で志望校合格を目指しましょう。