高槻中学校
高槻中学校では、入学時は全員が「GL(グローバルリーダー)コース」に所属し、中学3年次からは「GLコース」「GS(グローバルサイエンス)コース」「GA(グローバルアドバンスト)コース」の3つに分かれます。GLコース
このコースでは、国語・数学・英語を中心に、論理的思考力・表現力・課題解決力を養うことを目的とした教育が行われています。特に英語では、世界基準である「ケンブリッジ英語」などを取り入れた授業が展開され、グローバルな視点を持った学びを重視しています。
また、ICT(iPadなど)を活用したアクティブラーニングや、探究型学習の基盤となるクリティカルシンキングやプロジェクト型学習、アントレプレナーシップ教育なども特徴です。
中学3年進級時には、GLコースを継続するか、GS(理系特化)またはGA(国際・探究特化)へ進むかを選択することができ、GLコースを選んだ生徒は引き続き、幅広い進路に対応した柔軟なカリキュラムのもとで、学力の深化とキャリア意識の育成を図ります。
GLコースは、高槻中学校の教育の土台を担う、全人的な成長を促すコースといえます。
GSコース
GSコースは理系特化型のコースで、将来の科学技術分野で活躍する人材の育成を目的とした高度な教育プログラムが展開されます。GSコースは文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受けており、理数系の探究活動を中心に据えた先進的な学びが特徴です。
このコースでは、物理・化学・生物・数学の分野で、実験や観察、データ分析といった実践的な学習が多く取り入れられており、生徒は科学的思考力と問題解決能力を高めていきます。
大学や研究機関との連携も活発で、学会形式での研究発表や外部研修(台湾研修など)を通じて、学びを現実社会に応用する力も養います。
また、ICTリテラシーやプレゼンテーション力も重視され、科学的な知識を発信する力の育成にも力を入れています。
GSコースは、理系分野に強い関心を持ち、将来研究や技術開発の道を目指す生徒に最適な環境を提供するコースです。
GAコース
GAコースは、文系・理系の枠にとらわれず、国際的な視点と探究力を重視した学びを展開する先進的なコースです。このコースの中心テーマは「グローバルヘルス(地球規模の健康課題)」であり、国内外の課題に対する深い理解と、自ら課題を設定し解決に導く力を育てる教育が行われます。
GAコースでは、スタンフォード大学とのオンライン連携授業や、台湾・パラオでのフィールドワーク、海外の高校生とのディスカッションなど、実体験を通じた国際教育が豊富に組み込まれています。
また、スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワークにも参加しており、高大・国際連携を活かした高度な探究活動が可能です。
学問の枠を超えて柔軟に物事を考え、グローバル社会で主体的に行動できる人材の育成を目指すGAコースは、国際課題に関心があり、積極的に行動したい生徒に適した学びの場となっています。
高槻高校
高校課程では、中学で培った学びをさらに発展させるかたちで、「GL(Global Leader)」「GS(Global Science)」「GA(Global Advanced)」の3つのコースがそのまま継続されます。高校1年では、生徒はそれぞれのコースに所属し、自分の興味や将来の進路に応じた専門的な学びを深めていきます。
高校2年からは、各コース内で「文系」と「理系」に分かれ、より明確な進路に対応したカリキュラムが組まれます。
進学指導も非常に充実しており、特に医学部や難関国公立大学、海外大学などへの高い進学実績を誇っています。
高槻について相談・問い合わせ
高槻中学校の2025年度入試では、年々志願者数が増加しており、特にA日程男子の実質倍率は3.1倍と過去最高を記録しました。B日程も男女ともに高倍率となり、依然として難関校の地位を保っています。
A日程では算数や理科、社会の平均点が軒並み低下し、問題の難化が顕著でした。
特に4科目受験の方が有利な結果となっており、各教科をバランスよく学ぶことが求められています。
算数では近年、図形や規則性の難問が増加しており、「平面図形と比」や「立体図形」「データの活用」など、複雑な単元への対応が鍵となります。
国語では高難度の選択肢問題や新傾向の設問が出題されており、読解力と設問意図の把握が重要です。
理科は4分野から均等に出題され、図表を読み取る問題や応用的な考察問題が出題されました。
社会では、資料読解や思考力問題の比重が増し、特に初見の資料に対する対応力が問われています。
このように、近年の高槻中学入試は出題傾向の変化や思考力・応用力を重視する問題が顕著であり、単なる知識の詰め込みでは対応が難しくなっています。
個別の会では、こうした入試の変化を踏まえた「戦略的な学習指導」が可能です。
算数では、頻出の難問単元に特化した演習や、図形問題の思考プロセスを丁寧に指導し、国語では、設問の意図を読み取るトレーニングや、記述・選択肢問題の解き方を個別に強化します。
理科や社会では、図表の読み取り練習や初見資料への対応法など、応用力を養う指導が可能です。
一人ひとりの得意・不得意、さらには志望校に合わせて柔軟にカリキュラムを組めることが個別指導の大きな強みです。
高槻中学を目指す方は、ぜひお気軽にご相談ください。