神戸女学院中学部・高等部 コース・実績

神戸女学院中学部

神戸女学院中学部では、コース制は採用されていません。
すべての生徒が共通のカリキュラムのもとで学び、それぞれの力を伸ばしていける環境が整えられています。
この共通カリキュラムの中では、国語・数学・英語・理科・社会などの主要教科をバランスよく学ぶことに加え、探究的な学習や表現力・思考力を育む取り組みが充実しています。
特に英語教育には力を入れており、4技能をバランスよく育てる授業や、ネイティブ教員とのコミュニケーションの機会も豊富です。
また、学力の高い生徒や意欲的な生徒には、発展的な学習や課外講座が用意されており、それぞれの興味関心や学びの深さに応じた成長が可能です。
こうした個別最適化は、コースに分けるのではなく、生徒一人ひとりの学びを大切にする「一体型の教育」の中で自然に行われています。
さらに、クラブ活動や芸術・文化、国際交流などの体験も重視され、学力だけでなく、豊かな人間性や社会性を育むことにも力を注いでいます。

神戸女学院高等部

神戸女学院では、高等部においても中学部と同様に生徒全員を一律に分けるコース制は採用していません。
すべての生徒が共通の基礎学習をしっかりと積み重ねたうえで、自身の将来や進路に応じた選択をしていく「一体型・個別最適型」の教育スタイルをとっています。
高校2年生・3年生から進路に応じた選択科目が充実しており、文系・理系それぞれの学びに柔軟に対応できるカリキュラムが整っています。
理系志望の生徒には数学IIIや物理・化学・生物などの科目が、文系志望の生徒には古典Bや地歴・公民といった科目が用意されており、自分の進学希望に合わせて学びを深めていくことができます。
授業スタイルも特徴的で、一斉授業にとどまらず、少人数制で発問を中心とした対話型の授業が多く取り入れられています。
これにより、生徒一人ひとりの主体性が引き出され、自ら考え、他者と意見を交わしながら、学力のみならず思考力・表現力・協働性といった、これからの社会で求められる力を自然に育んでいくことができます。
また、神戸女学院では、進路の一つとして神戸女学院大学への進学も尊重されており、希望する生徒には在学中から大学の授業を受講する機会も提供されるなど、選択肢の幅を広げるためのサポートも行われています。

神戸女学院について相談・問い合わせ

神戸女学院中学部の入試では、単なる知識の暗記だけでは対応が難しく、「本質的な理解」「丁寧な記述力」「柔軟な思考力」が求められる傾向が年々強まっています。
2025年度の入試では、合格最低点が昨年から17点上昇するなど、一定の得点力と対策の精度が求められる入試となりました。
算数では、頻出の「数の性質」「速さ」「立体図形」「規則性」などのオーソドックスな単元が中心でありながら、すべての問題に式や考え方の記述が求められるため、途中点を狙う答案作りの技術が合否を分けます。
国語においては、詩が出題されなかったものの、記述量の多い構成は健在で、記述力強化が最大の鍵となります。
理科・社会についても、記述や分析問題が多く、単純な暗記では太刀打ちできない出題内容となっており、特に理科の物理・化学で得点差がつく傾向は例年通りです。
「個別の会」では、神戸女学院中学部の入試における特徴を的確に捉え、それに応じた重点的な指導を行っています。
過去問をベースに、教科ごとの頻出単元や出題パターンを分析し、出題傾向に沿った学習を進めるとともに、部分点を確実に取るための記述力や論述力のトレーニングにも力を入れています。
特に理科や社会では、図や資料を読み解く力や、それをもとに記述する力を育てる指導を重視し、国語では長文記述に対応できる文章構成力や要約力の養成に取り組んでいます。
さらに、本番の試験を見据えた得点戦略の立て方や時間配分の練習も行いながら、生徒一人ひとりの理解度や課題に応じたオーダーメイドの学習プランで、記述中心・思考力重視の神戸女学院の入試にしっかりと対応していきます。
「個別の会」では、神戸女学院中学部の入試対策に関するご相談を随時受け付けております。
受験をお考えの方や、学校との相性を含めてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。