六甲学院中学校
六甲学院中学校では、中学生段階におけるコース分けは行われておらず、全員が共通の中高一貫カリキュラムに基づいて学習します。主要教科においては、教員が6年間一貫して担当する持ち上がり制を採用しており、生徒一人ひとりの理解度や性格に応じたきめ細かな指導が行われています。
学習進度は比較的早く、中学2年終了時点で中学校内容を修了し、高校内容に移行する教科もあります。
英語では「ニュートレジャー」を使用しており、外国人講師によるリスニング・スピーキングの授業も取り入れるなど、実践的な語学力の育成にも力を入れています。
また、六甲学院では学力だけでなく人格形成も重視しており、生徒主体の生活指導「訓育」や、授業前後の「瞑目」、宗教教育、インド募金などの奉仕活動を通じて、社会性と他者への思いやりを育む独自の教育を実践しています。
六甲学院高校
六甲学院高等学校には、中学とは異なり英語・数学において高校3年から「Advanced/Standard/Basic」の3レベル制(選択制)が導入されています。一方、国語や理科、社会は文理共通の授業を通じて基礎学力を養い、高2以降は理系・文系に分かれて専門的内容を学びます。
特に、数学はα・β・γ、英語はA・S・Bとクラス別に分かれており、それぞれ異なる教材や教員による指導で、志望大学レベルに応じた対応が可能となっています。
英語教材は、中学で使われる「プログレス」に続き、高校では独自の「六甲の英語」を用い、京都大学対策を念頭に編纂された良問を活用しています。
授業進度も早く、高2までに高校数学(ⅠA・ⅡB)を修了させ、高3では大学入試対策に特化した演習が中心となります。
夏期講習では、20日間で30以上の講座が開講され、志望大学別の英語・数学・理科・社会の講座が豊富に設けられています。
また、「Man for Others」の教育理念の下、生徒主体の訓育活動や強歩会、キャンプなど特色ある行事を通じて身体と精神を鍛える校風も継承されています。
六甲学院について相談・問い合わせ
六甲学院中学校・高等学校の入試では、知識の正確さに加え、思考の深さや論理の一貫性が問われる傾向があります。特に、算数・数学では、速さや比といった定番分野に加え、図形・条件整理などの複合問題が出題され、柔軟な発想と論理的な思考力が不可欠です。
国語では記述問題が中心となっており、文章の構造を的確に捉えたうえで、自分の言葉で論理的に表現する力が求められます。
また、入試全体を通して問題文が長いため、試験時間内に情報を読み取り整理する力や集中力、時間配分力が重要となります。
個別の会では、六甲学院の出題傾向に特化した記述力・応用力の育成に注力しており、過去問研究をもとに、弱点補強・時間戦略・模擬演習を組み込んだカリキュラムを設計しています。
さらに、個別添削や面談を通じて一人ひとりの理解度や課題に合わせた対策を行います。
六甲学院の受験をご検討の方は、ぜひ個別の会にご相談ください。
志望校合格へ向けたきめ細かな支援をご提供いたします。