関西学院中学部
関西学院中学部には特定のコースはありません。「感謝・祈り・練達」を理念とし、「キリスト教」、「読書」、「英語」、「芸術」、「体育」の5つの柱を中心とした全人教育を実践しています。
キリスト教主義教育を教育の根幹とし、さまざまな礼拝や宗教活動を通じて、神の愛と人間の尊さを学び、「いかに生きるか」を探求します。
読書では、「問う・答える(調べる)・伝える」の学びのプロセスを通じて、課題認識力・考察力・課題解決力を伸ばし、自律的に学びを追究する者を育てます。
英語では、日々英語に触れる多読や、毎週の英文レポートの作成を通して、知識にとどまらない、英語で考え、発信する力を鍛えます。
芸術では、音楽や美術など、さまざまな分野の作品から得た感動を他者に伝える表現力を育てます。
体育では、日々の訓練を活かし、遠泳やマラソン大会に挑戦し、公平・誠実な姿勢を培い、努力が成功につながる自信を獲得します。
受験勉強に縛られず、豊かな学びを通じて、着実な基礎力と探究心、思考力、そして他者に奉仕する実践力を養います。
関西学院高等部
関西学院高等部では、受験勉強に縛られず、自らの興味・関心を出発点に大学での専門的な学びへとつなげる探究的な学びを重視しています。1年次は社会への関心を育て、2年次にはAIや科学、多様な選択授業、国際交流を通じて探究を広げ、3年次では高校と大学の学びを接続し、実社会での実践へと発展させます。
さらに、読書を通じて思考を深める「読書探究」、実験で科学の面白さに触れる「理科探究」、歴史から現代社会を考える「日本史探究」など、多彩な探究科目を通じて学びを広げています。
こうした継続的な学びにより、多くの生徒が関西学院大学へ進学しており、2022年度は卒業生の95%が進学を果たしました。
関西学院中学部・高等部について相談・問い合わせ
関西学院中学部・高等部の入試は、多様な方式が設けられており、それぞれに特徴的な出題傾向と選考基準があります。中学部の入試では、算数・国語・理科の3教科が中心で、算数は計算問題から図形、場合の数や規則性まで幅広く出題されます。
特にグラフの読み取り問題が毎年必ず出題されているほか、記述式の問題も多く、考えた過程を的確に表現する力が求められます。
国語は文章題が中心で、説明文や随筆、論説文、物語文といった多様なジャンルが出題され、記述問題の配点が高いのが特徴です。
漢字の書き取り問題も多く、基礎的な語彙力が得点の鍵となります。
理科は化学・生物・物理・地学の幅広い分野から出題され、特に化学の問題数が増加傾向にあります。
教科書レベルの知識に加え、実験や観察の過程を理解し、時事問題に対応できる学習が必要です。
高等部の入試は、A方式(一般入学試験)、B方式(自己推薦入学試験)、海外帰国生入学試験の3種類があり、A方式と海外帰国生入試は3教科の学科試験と面接、B方式は作文と面接で選考されます。
英語の学科試験ではリスニングが含まれ、国語や数学に比べて配点が高いため、英語力の強化が不可欠です。
数学は計算問題や因数分解、方程式、関数、図形の証明、場合の数など幅広い単元から出題され、記述式問題では簡潔で明確な説明力が求められます。
英語は長文読解のほか、知識問題や自由英作文、リスニング問題があり、基礎文法や語彙の定着とともに、実践的な演習が必要です。
「個別の会」では、こうした関西学院の入試傾向を熟知した専任講師が、生徒一人ひとりの学力や弱点を細かく分析し、完全個別対応の学習プランを作成します。
算数・数学の計算力アップや記述問題対策、国語の語彙強化や記述表現の指導、理科の実験理解と時事問題対策、英語の文法・長文・リスニング力向上まで幅広くサポートします。
過去問演習や模擬試験を取り入れ、実践力をしっかり養成します。
また、面接や作文試験にも対応した対策を実施し、受験方式に応じた細やかなサポートを行います。
入試直前期には、時間配分や解答のスピードアップ、記述力強化のための演習を重点的に行い、本番での得点力アップを目指します。
関西学院中学部・高等部への進学を志望される方、万全の入試対策を希望される方は、ぜひ「個別の会」へお問い合わせください。