摂南大学薬学部 コース・実績

英語

大問数5題
試験時間70分
解答形式全問マークセンス方式による選択式
傾向

読解問題は難解な語句や表現は使われておらず、高校で学習する基本的な内容をきちんと理解し、練習問題に正答できるようになっていれば十分に対応できる。例年、〔1〕は、英文中の下線部の同意表現を問うものと内容理解を問うものが出題されている。〔5〕の読解問題は、広告、利用説明書など様々な書式のものに加え、グラフや表の情報を正確に読み取らなければいけない設問もある。語彙問題は重要構文を中心に出題される。
会話文問題については、会話の内容を問う問題や文脈に沿うセリフを選択する問題が出題されている。
文法は、空欄補充で基本的な文法知識を問うものが多い。語彙力・文法力を問う問題も基本~標準レベルである。

対策

文法は授業で学習した基本的な用法を理解する。読解問題の同意表現の対策として、単語を覚えるための参考書を購入する際には、言い換えの語句が多く掲載されているものを選び、英英辞典も活用するとよい。
会話文問題はまず、会話の流れを正しく理解し、会話のなされている場面と内容をとらえる訓練をし、過去問を含め類似の問題に多くあたり、会話文に慣れておく。
読解問題では、問題を解く際には、設問に目を通してから文章を読むとよい。語句や構文は平易なものが大半なので、対策としては、速読用の教材や問題集を活用すると良い。

数学

大問数2、3題
試験時間70分
解答形式空所補充式のマークセンス方式
傾向

特別な難問はなく、基礎学力を問う標準的な問題が出題。ただし、各問題でかなりの計算量が要求されているので、試験時間に余裕はない。1つの問題に時間を取られすぎないようにして、前問に手が付けられるように時間配分に注意する。全体としては特定の分野に偏ることなく、幅広い分野からまんべんなく出題されている。

対策

標準的な問題が出題されているので、教科書の例題を確実に理解し、傍用問題集等で繰り返し練習して、基本事項をマスターすることが大切。小問が多く、各分野から満遍なく出題されるので苦手分野はなくしておく。
試験時間が短いので、正確かつ迅速な計算力を身につけておく。空所補充式の問題に多くあたり、問題に慣れておくことが大切である。

化学

大問数5題
試験時間70分
解答形式一部記述式とマークセンス方式の併用
傾向

全体的に基本~標準レベルの問題が大半。
理論分野が最も多く、次いで有機で、無機からの出題は少なめ。
各分野とも、本題となる文章に沿って小問が展開されており、結晶格子、平衡定数を用いた計算や、反応における物質量の変化など、随所に計算問題も配されている。

対策

理論分野は教科書の内容をしっかり理解・定着させておく。高度な応用力を問う問題にあたる必要はないが、教科書の内容に対して、暗記ではなく、なぜそうなるのかをおさえながら定着させていく必要がある。また、計算問題は必出なので十分に練習しておく。原子の構造、中和滴定、酸化還元、溶液、電池・電気分解、平衡に関する分野については徹底的な学習が必要。
無機は他の分野より出題は少なめだが、基本的な化合物の性質や気体の発生方法、各元素の性質などは系統的に整理しておこう。
有機は例年必ず出題される分野のため、有機化合物全般について基本的な知識を理解・定着させておく。基本的な検出反応はおさえておき、配列決定で使いこなせるようにしておくこと。