大阪医科薬科大学薬学部 コース・実績

英語

大問数〈一般入試A〉3、4題
〈一般入試B〉5題
試験時間75分
解答形式記述式と選択式の併用
傾向

〈一般入試A〉
読解問題は例年2題の出題で、長文のテーマは時事的・文化的なもの、ここ数年間に話題になったものが多い。科学的・生物学的な素養を必要とする問題も出題されている。使用されている語彙や文法は、基本的にはそれほど難しくない。

〈一般入試B〉
読解問題の長文のテーマは、社会(一般)に関するもの、生物学的な内容のものなどである。全体的にやや易~標準程度。文法・語彙問題に関しては、例年、語句や熟語の基本的な内容になっており、難解なものはみられない。

対策

英文の内容としては、専門的な論説文が多いが、社会問題や一般教養に関する文章など、幅広く取り上げられているので、自然科学や生物、医学に関する書物や文章はもちろん、さまざまなジャンルの英文に親しんでおくべき。
英作文については、文法・語法・構文に関する正確で豊富な知識が要求され、やや専門的な語彙が必要となる場合があるので、頻出の基本語句にとどまらず、特に医薬系の特徴的な表現は知っておこう。

数学

大問数3題
試験時間75分
解答形式記述式
傾向

基本~標準レベルの問題。少なくとも1題は計算力・思考力を必要とする問題が出題されている。
ほぼ全範囲から出題され、小問集合以外の問題では、微・積分法、図形と方程式、数列からの出題が目立つ。

対策

どの分野にも力を入れて、偏りのない実力を養成しておくことが必要。
定義・定理・公式を問う問題も出題されることがあるので、その導き方・意味だけでなく、背景や相互の関連などを含めて幅広く理解し、確実に使いこなせるようにしておく。
基本事項のマスター、空所補充問題の演習とあわせて、やや難レベルの問題演習も取り入れ、計算力・思考力を養っておこう。

化学

大問数〈一般入試A〉5~7題
〈一般入試B〉5、6題
試験時間〈一般入試A〉90分
〈一般入試B〉75分
解答形式記述式
傾向

難問・奇問はみられず、標準問題中心。
大問数が比較的多く、小問集合形式の大問もあることから、幅広い項目からの出題。
理論分野からの出題が多く、無機・有機分野の内容であっても総合的な知識が試される。
結晶の密度、気体の法則、熱化学、物質量、濃度計算は必須。

対策

理論分野では計算問題の出題が多いので、標準からやや難しめの問題集を使って数をこなしておく。
陽イオン分析は実験手順・操作を含めて理解しておく。気体の発生は化学反応式だけではなく、発生装置、気体の乾燥剤、検出反応についても押さえておく必要がある。

生物

大問数〈一般入試A〉6、7題
〈一般入試B〉5、6題
試験時間〈一般入試A〉90分
〈一般入試B〉75分
解答形式記述式と選択式
傾向

植物に関する出題がやや少なく、遺伝情報、動物の反応や体内環境がやや多い。
詳細な知識や難解な読解、考察、計算を要求されることは少なく、標準的な問題が多い。
大問数が多く、幅広い分野から出題される。まれに教科書に掲載されていないような高度な内容が知識問題として問われることもある。

対策

試験時間に対して問題の分量が多いので、過去問を用いたトレーニングは欠かせない。
頻出の論述問題は、日頃から何がポイントなのかを意識しながら学習に取り組むことが大切。
医薬分野の現代の話題については新聞や新書などで学んでおく方がよい。