近畿大学薬学部 コース・実績

英語

大問数7題
試験時間60分
解答形式全問マーク方式
傾向

例年、設問内容はパターン化している。全体を通して基本的な問題で取り組みやすい。
⑴は2種類の対話文の空所補充問題。⑵は150語程度の英文中の空所補充問題。⑶は短文中の空所補充問題。⑷は与えられた英文と同じ内容の英文を選ぶ問題。⑸は語の定義(英文)とその用例が与えられ、それに相当する単語を選択肢の中から選ぶ問題。⑹は和文の意味になるように英語の語句を並べ換える問題。⑺は400語程度の長文読解問題。

対策

難しい単語や熟語はほとんどみられないが、基本的な語彙を身につけるのはもちろん、標準的な単語・熟語集を1冊決めて丁寧に仕上げながら、問題演習を通じてきちんと語彙力を高める。
会話文問題では使われる英文は平易であるが、会話独特の応答文や表現にも慣れておく。
ここ数年は出題形式・内容に一貫性がみられるので、過去問はしっかり研究しておこう。

数学

大問数3題
試験時間60分
解答形式すべて空所補充形式のマーク方式
傾向

出題範囲は数学①「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)」、数学②「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)」幅広い分野からバランスよく出題されている。よく工夫された問題が出されており、広範囲に、しかも基本的なものから、ややレベルの高いものまでを含む総合的な問題である。計算に時間を要する問題も多い。

対策

教科書の例題や練習問題で、基本事項・公式をしっかりと理解し、十分に使いこなせるようにする。
かなりの知識と計算量が要求される問題も見受けられるため、平素から参考書・問題集を通して、入試の典型問題に挑戦し、入試問題における定石の解法習得に努めるとともに、実戦的な力を蓄える。過去問をよく研究することも必要。

化学

大問数4題
試験時間60分
解答形式全問マーク方式
傾向

有機・無機・理論とまんべんなく出題されているが、理論の出題割合がやや高い。また、有機や無機は理論との融合問題として出題されることもある。
長い文章を含む問題や、計算問題が多く含まれる場合もある。

対策

教科書の傍用問題集や市販の問題集を用いて問題演習を繰り返し、基本的な知識および解法をしっかりと身につけておく。空所補充問題が中心であるが、物質名・化学式だけでなく、現象や現象の起こる理由を選択させる問題も出題されているので、問題演習のあと、原理や理論の背景を正しく理解しておくと、応用力が養われる。

物理

大問数3題
試験時間60分
解答形式マーク方式
傾向

例年、力学と電磁気は必出で、残りの1題は熱力学、波動のいずれかである。
文字式・計算式の処理に加え、ベクトルの合成と分解、語句の挿入、グラフを扱う問題、幾何学の知識を必要とする問題や、計算処理が複雑な問題、近似式を用いて解を求める問題など、計算力や思考力を必要とする問題も出題されている。

対策

教科書を中心に学習することが重要。
マーク方式だが、問題練習では記述式と同じように丁寧に解く。問題の初めの段階で間違うと雪崩式に間違ってしまうような誘導式の問題も出題されているので注意する。
過去に出題された問題については、該当する項目を教科書や問題集で調べ、類似した問題を解いておく。

生物

大問数4題
試験時間60分
解答形式全問マーク方式
傾向

全体的には標準レベルの出題内容である。
幅広い分野から出題されているが、代謝が頻出で、ほかに遺伝情報、動物の反応、体内環境の分野からの出題もよくみられる。例年、計算問題が出題されている。
一部に詳細な知識や高度な思考力が要求される問題もある。

対策

正確な知識が求められるため、教科書を中心に丁寧に学習することで、知識の定着を図る。問題演習の際には、誤文の中の誤りを明らかにし、訂正する練習が効果的。
計算問題は、内容はそれほど特殊なものではないが、遺伝情報、代謝、浸透圧、腎臓などの分野でそれぞれ典型的な計算問題があるので、しっかり演習しておく。