大阪歯科大学 コース・実績

英語

大問数4題
試験時間60分
解答形式記述式中心。選択肢、書き出しの1字や語句が与えられている場合もある。
傾向

読解問題の英文はそれほど長いものではなく、内容や構文も標準的である。英文和訳や内容説明がよく問われている。文法・語彙問題では、空所補充、語句整序がよく出題されており、動詞の適切な形を問う問題、英文が定義する語を問う問題、2つの英文の空所に共通する語を問う問題など出題されている。基本的な文法に加えて、頻出構文やイディオムの知識が必要。

対策

読解問題の英文自体は特に難解なものではないが、英文和訳が例年出題されているので練習が必要。構文をきちんと押さえた上で、自然な日本語訳を書くように心がけること。
市販の単語集で語彙力を高めるのもよいが、日頃から問題を解く中でわからない単語を出てきたら、そのつど辞書を引いて確認し、自分で単語帳を作っていくこと。
読解問題で英文の内容を把握するためにも、構文理解の基礎となる文法力が必要である。

数学

大問数3題
試験時間60分
解答形式⑴は結果のみ解答欄に記入する形式、⑵⑶は計算過程を含めて解答する記述式
傾向

小問4問で構成されている⑴は、整数の性質、図形と方程式、数列などがよく出題されている。また、選択問題でベクトル、確率分布が出題されている。
年度によって差はあるものの、計算量がやや多いのが特徴。基本事項をもとに考え、解答をまとめる力が重視されている。

対策

比較的オーソドックスな出題なので、教科書などで基本事項、定理、公式をしっかり整理・理解し、状況に応じて使いこなせるようにしよう。
計算力を要する問題に対応するため、日頃から基本的な計算の練習をしっかり積み、かつ少しでも計算が簡単になるような技術も身につけていくことが大切。
記述式の問題では、細かいところで減点されないよう問題集などで問題を解いた後、自分の解答を模範解答とつき合わせることをすすめる。求値問題だけではなく証明問題にも慣れておくことが肝要である。

化学

大問数3題
試験時間60分
解答形式記述式
傾向

例年、理論・無機・有機の全分野から出題され、近年は各分野からバランスよく出題されている。
計算過程を書かせる計算問題や論述問題が出題され、有機化合物では構造式や示性式の記述が要求されることが多い。また、化学反応式を書かせる設問が毎年出題されている。
無機・有機は全般的に基本~標準問題で構成されているが、理論は原理の理解を求める計算問題が多く、やや難しく感じられるかもしれない。

対策

計算問題は、公式を丸暗記するのではなく、原理を理解しながら問題を解く練習をしよう。
無機は総合的な基本問題が多くみられるため、教科書や問題集のような項目別整理演習により、総合的な整理と演習が必要である。化学反応式も求められることが多いので、教科書に載っている反応式は、必ず書けるようにしておく。
有機は教科書に載っている分類や検出法も多用されているので、知識を確実なものにしておく。また、油脂、糖類、アミノ酸とタンパク質、合成高分子化合物は、その製法や性質に加えて、構造式まで書けるようにしておこう。

物理

大問数3題
試験時間60分
解答形式ほぼ全問が空所補充問題。2022年度は字数指定のない論述問題が1問出題された。
傾向

力学、波動、電磁気からの出題。全体的に基本~標準レベルで重要な部分が多く出題されており、教科書の例題や章末問題の組み合わせに近い。
法則の名称や公式、基本的な考え方などを教科書どおりに出題している問題も多い。
計算問題や融合問題もあるので、少し難しく感じるかもしれない。

対策

基本~標準レベルの問題集を繰り返し解いて、完全に仕上げる。
基本的な事項中心の出題であるが、公式の丸暗記だけでは通用しないため、物理現象とそれに関係する法則や原理を用いて論理的に考える態度を、普段から養成しておく。
計算力については、面倒でも普段から自力で計算し、思考過程が明確になるよう筋道を立てて丁寧に書く習慣をつける。

生物

大問数3題
試験時間60分
解答形式空所補充形式、論述式
傾向

体内環境の出題頻度が高く、人体に関する問題が多いのが特徴。
大部分は高校の教科書範囲から出題されており、問題数も多くはない。
人体に関する分野ではまれに発展的な内容が出題されることもある。

対策

教科書の文章を繰り返し読み、まず教科書を中心に、基本的な知識を確実に把握しておく必要がある。サブノート式問題集などを利用して、生物用語は正確に漢字で書けるようにしておく。
論述問題のレベルはそれほど高くはないが、断片的な知識では対処しにくいため、生物事象や語句を正確に理解し、頭の中で整理して、簡潔に表現できるようにしておくこと。
医学・生物学に関する話題に普段から意識を向け、教養や考察力を高めておく。時節柄、免疫のシステムやワクチンについての話題にも関心をはらっておくとよい。