日本大学生物資源科学部獣医学科 コース・実績

英語

大問数8題前後
試験時間60分
解答形式マークシート方式
傾向

難問はなく、どの問題も標準的な学力があれば対応できる。
設問の内容は例年ほぼ同じである。
読解問題は動植物を主題とした科学記事からの出題が多く見られる。最後に出題される1題は長文読解で、内容真偽が問われている。

対策

授業で使用したテキストや問題集を徹底的に復習すること。意味のわからない単語や構文をチェックしておき、後から辞書などで調べて確認し、それを定期的に見直すようにするとよい。
読解問題は大問数も多いので速読力の養成が欠かせない。また、動植物に関わるテーマからの出題が多いので、400語程度の類似テーマの長文読解問題をいくつも解き、関連語彙の習得に努めておくとよい。

数学

大問数5題
試験時間2科目120分
解答形式マークシート方式
傾向

出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」
各分野から満遍なく出題されている。計算力・思考力が要求されるという傾向に大きな変化はない。
基本的な問題からやや難しい問題まで幅広く出題されている。

対策

教科書の例題や練習問題で、基本事項や公式、定理を確実に理解して自分のものにし、十分使いこなせるようにする。
大問によっては難易度や計算の煩雑さに差があるので、解きやすい問題、解きにくい問題を判断する目も養っておく。過去問を解いて問題の分析を行うとともに、そうした感覚も磨いておく。
ここ数年は相当な量の計算をこなさなければならない問題も多いので、無駄のない計算方法の習得に努める。

化学

大問数5題
試験時間2科目120分
解答形式マークシート方式
傾向

理論・無機・有機がバランスよく出題されている。無機は理論と絡めた出題も多い。全体を通して、オーソドックスな出題である。
知識問題については教科書レベルの基礎的なものが多い。計算問題は基本的なものが中心であるが、全体の3~4割程度を占め、やや量が多い。

対策

教科書を中心に基礎を固め、基本~標準的な問題を多く扱った問題集をこなしておく。特に結晶構造、気体、酸と塩基、酸化・還元、熱化学、溶液、電池、電気分解などについては計算練習を繰り返し、考え方を丁寧に整理しておく。
計算問題は難しいものではないが、解法の根拠となる考え方がしっかり理解できているかが試される。短時間で正確な計算ができるように練習しておこう。

物理

大問数6題
試験時間2科目120分
解答形式マークシート方式
傾向

例年、⑴は総合問題で、その他の大問は、力学、熱力学、電磁気、波動からの出題であるが、過去には原子からの出題もあった。典型的な出題内容であるが、誘導的な小問が少なく、題意を短時間で読み取り、正しい解法にたどり着く力を要求しているものもある。
問題によって難易度に差があり、計算に時間がかかるものもあるので、解く順番に注意が必要。

対策

教科書の内容を正確に理解することから始める。
大問間で難易度にばらつきがあるので、過去問を利用して、問題を解く順番やペースなどを身につけておく。
問題集を繰り返し解くことで典型的な問題に対する解法のパターンをマスターできていれば、十分に対応できる。

生物

大問数7題
試験時間2科目120分
解答形式マークシート方式
傾向

大問数が多いこともあり、高校生物の全範囲から幅広く出題されている。進化・系統や生態からも出題。
全体的に標準レベルの出題であるが、正確な知識が備わっていないと正しい判断が難しい問題も出題されていため、注意が必要。

対策

教科書を通読するとともに、教科書傍用問題集などで基礎トレーニングを行うこと。光合成速度、DNAの長さや塩基数などの代表的な計算問題についても、ひととおり解法を身につけておこう。
基礎を固めた後は、過去問の演習をしっかり行う。