麻布大獣医学部 コース・実績

英語

大問数3題
試験時間60分
解答形式マークシート方式
傾向

読解問題が中心。動物に関係する長文が出題されることが多く、それ以外も、環境や健康に関する長文である。設問は多岐にわたり、長文の設問の中で、文法問題や、語句整序が出題される。文法問題では、分詞構文の意味など、英語の論理についても問われている。会話文は標準的な出題である。

対策

英文自体は難しくないが、限られた時間で処理しなければならないから、速読力をつけることが肝要である。
動植物・環境・健康に関する出題が多いので、新聞や教養書、テレビ、インターネットなどで、そのような話題の文章を読んでおくと、出題傾向に則した背景知識を身につけることができ、英文を読むときに自信をもてる。

数学

大問数4題
試験時間60分
解答形式マークシート方式
傾向

基本から標準レベルの問題が中心である。
数と式、集合と論理、2次関数、図形と計量、整数の性質、図形の性質、場合の数と確率、指数・対数関数、三角関数、微・積分法、図形と方程式など、幅広い範囲から出題されている。ベクトル、数列も頻出している。

対策

計算に時間がかかる問題もみうけられるので、速く、正確に計算する力が必要。多くの問題練習を通して計算力を確実につけておく。
理論的な考察に現実的な条件が加わる問題、考える力を要求する問題などでは、柔軟な解釈や対応が求められる。過去問を含め、日頃からこのような問題にあたっておく必要がある。

化学

大問数13~16題
試験時間60分
解答形式マークシート方式
傾向

基本から標準レベルの出題が中心であるが、発展的な内容を問う問題や時間がかかる計算問題もある。
理論分野の割合が高く、無機や有機の大問にも、反応量計算や元素分析など理論分野を含む設問が出題されている。電離平衡や溶解度積の計算問題も出題される。

対策

どの単元からも偏りなく出題されているので、苦手な単元が残らないよう計画を立てて学習を進めておく。
糖類やアミノ酸・タンパク質などの天然有機化合物及び高分子化合物の対策も怠らない。
試験時間の割に分量が多いので、時間配分を意識し、解きやすい問題から順に解答すれば、得点を伸ばすことができる。 例年出題傾向に大きな差は見られないので、過去問演習をしっかりと効果的に行うとよい。

生物

大問数7、8題
試験時間60分
解答形式マークシート方式
傾向

遺伝情報、生態、進化・系統など出題範囲のすべての分野からほぼ均等に出題されている。
教科書レベルを超えた、かなり踏み込んだ内容の問題もみられるので、正確な知識の積み重ねがなくては対応できないことを心しておくこと。問題を難しくしている要因に、正解の数が1個とは限らず、2個あるいは3個以上ある場合もある。

対策

進化・系統、生態の学習は多くの受験生が最後まで残しがちなので、苦手意識をもたないためにも、早めに学習を進めることが大切。
資料集に目を通して、正確な知識を得ることも重要。教科書の学習や問題演習の際に生じた疑問点などは必ず資料集などで確認し、知識をより正確にするとともに、やや細かい知識まで、きちんと理解した上で身につけておくようにする。