東京大学 コース・実績

英語

大問数5題
試験時間120分
解答形式記述式、マークシート法
傾向

読解、英作文、リスニング、文法・語彙と、「話す」以外のすべての英語力が試される。
聞き取り試験は、試験開始後45分経過した頃から約30分間行われている。
英作文問題は与えられたテーマについて60~80語程度で書くものや、意見や理由を求められる問題が出題。また、絵・グラフ・ことわざの内容説明など、趣の変わった問題も出題されている。

対策

読解英文中には極端な難語はなく、専門的な語や特殊な語には注がついているので、標準的な語句を完全消化することを目標にする。単語集に載っている代表的な訳語が全部言えるというレベルから、さらにその語の持つ意味の広がりまでつかんでおく。
英作文問題では、形式に関わらず、英文として正しいものであることが最低条件なので、語法・文法事項など、辞書や参考書で丁寧に確認しておく。
英文の長さにしり込みしないために、1000語程度のものは一気に読めるよう、普段から訓練しておく。

数学

大問数4題
試験時間100分
解答形式記述式
傾向

頻出項目は微・積分法、図形と方程式(点の存在範囲・曲線や線分の通過範囲を含む)、数列、整数、確率・場合の数。
確率においては場合を尽くして調べ上げる力。推移図から規則性を見出す力、場合の数においては数え上げの巧拙が問われる。
年度によって難易度の変動はあるが、易、標準、やや難、難が組み合わさったセットである。

対策

東大の数学は、発想力・計算力・場合分け・論証力が問われる問題構成である。記述にあたっては、論理的な思考は端的に表現するように心がけなければならないが、立式の根拠記述などポイントになる理由付けは簡潔でもよいから省かずに記述すること。
特別な発想を要する問題では差が出ないので、通常の学習を大切にして、標準を少し超えるレベルの問題を確実に解けるように演習を積むことが大切。

国語

大問数4題
試験時間150分
解答形式記述式
傾向

現代文は例年、感性的文章と抽象度の高い論理的文章が出題されている。その内容は哲学や科学思想史、言語や美術を含めた文化論、社会論や文明論が主なものである。
古文・漢文は全国の国公立大学の同傾向の問題の中でみても、標準的な問題で、特別難度の高い問題が出題されることはない。この出題傾向はここ数年安定している。

対策

現代文は人文科学・社会科学・自然科学など各分野の評論文を幅広く読んでおくことが望ましい。基礎知識や論理的思考力があるかないかは、読解の正確さや速さに大きくかかわってくる。
古文は基本中の基本である、単語⓵陳述の副詞②古今異議語③多義語④慣用表現と文法①助詞・助動詞②敬語③紛らわしい語の識別をマスターすること。この知識を読解の前提として身につけなければならない。
漢文は主語を補いつつ本文の流れを正確に押さえる読解力が問われるため、難解な文章は出題されないから、まず教科書の復習を中心にする。訓読そのものが問われることはほとんどないが、漢文を正確に素早く読むためには訓読に慣れておくことが必要である。

世界史

大問数3題
試験時間2科目150分
解答形式論述式、記述式(一部に選択式)
傾向

教科書や用語集のレベルを超えた出題はほとんどない。
長文論述問題ではテーマにおいて大きく分けて、一国(一地域)の歴史、あるいは1つのテーマを対象とするか、国家(地域)を越えた連関を対象とする2つのパターンがある。
小論述・記述問題では地域・時代にとらわれないテーマを設定し、幅広く出題する点が特徴。

対策

教科書に記された事項を正しく理解することこそ、学習の土台となる。
教科書を精読すると、よくわからない箇所に出合う。それを用語集や資料集・参考書を利用して調べていけば、知識は増大し、長文論述や小論述に対応できる力も身につくはず。

日本史

大問数4題
試験時間2科目150分
解答形式論述式
傾向

例年、すべて論述問題である。
いくつかの小問に分けるなど書きやすくする工夫がなされており、近年は教科書レベルのまとめやすい問題が目立っている。
時代区分は古代、中世、近世、近代というのが原則である。同じ時代の中でも問題意識の近いものが繰り返し出題。なお、原始からの出題はみられないが、戦後史からは出題されている。

対策

細かい事項の暗記に努め必要はなく、歴史の大きな流れを把握することに重点を置き、歴史の重層的な構造について理解を深める。
論述の練習として、まずは市販の問題集で論述を解き、その上で、最低でも本書に掲載されている過去の問題は全て解き、東大の日本史の雰囲気と解答方法に慣れておくのがよい。

地理

大問数3題
試験時間2科目150分
解答形式論述式、記述式、選択式
傾向

各年度とも極端な難問はなく、高校地理の学習目的と学習内容に準拠した良問が並べられている。
各地の地域的特色や地理事象の説明を求める設問はもとより、地名や用語について問う設問でも、それらの背景や関連性などから考えを広げていって判断する問題となっている。
自然環境についての問題は大問または設問として必ず出題され、自然地理の内容のほか、近年は自然と人間活動との関わりをテーマにした問題が目立つ。

対策

基本事項をしっかりと自分のものにし、教科書を確実にマスターするとともに、地名の位置や地理事象の分布を地図帳で押さえておく。
東大の問題に対処するには、幅広い知識をもとに総合的に思考力を働かせて判断する力を養っておくことが最も大切。
自然環境に関しては、地形、気候だけでなく、植生、土壌、水環境などを幅広く学習しておく。