京都産業大学 コース・実績

文系

英語

大問数8題
試験時間80分
解答形式マーク式
傾向

読解、文法・語彙、会話文の各分野にわたって出題されている。
長文の内容は例年、論説文や読み物が中心。
長文問題は、量的にも内容的にも難しいものではなく、設問も素直で紛らわしいものが少ないが、一部の設問では本文を深く読む必要があり、そこに時間をかけすぎると全体の次回配分に影響が出るため、注意が必要。

対策

例年出題されている文法・語彙問題については、基本的な問題であるが、量が多いのでとりこぼしのないようにする。参考書としては、学校で購入した教材があればそれを繰り返し復習し、内容をしっかりと身につけるとよい。
過去問演習が最も有効な対策だと思われるが、その際、必ず時間設定をして取り取り組むことが大事。

数学

大問数3題
試験時間〈3科目型〉60分〈2科目型〉80分
解答形式記述式、空所補充形式
傾向

広範囲から出題されているが、微・積分法、確率、ベクトルからの出題が目立つ。微・積分法と図形と方程式との融合問題、因数分解もよく出題されている。ほかには、指数・対数関数、三角関数などが比較的よく出題されている。

対策

教科書やその傍用問題集を中心とした学習で、基本事項を身につけておく。
結果だけが求められる空所補充形式の問題のウエートが高いので、計算ミスや転記ミスなどのケアレスミスをしないことが重要である。
過去の問題を振り返り、出題頻度の高い分野を中心に同様のタイプの問題演習をすれば、より効果が期待できる。

日本史

大問数3題
試験時間60分
解答形式マーク式
傾向

全体として近世~現代史が重視されており、古代史・中世史からの出題がこれに続く。
分野別では、文化史が比較的よく出題されている。よく問われるテーマは文学・教育・美術・宗教などである。
史料問題は史料の穴埋めや読解を要する本格的な問題が出題された。

対策

例年、選択肢の中に難解な用語が盛り込まれるなど難度の高い問題もみられる。こうした出題傾向に対処するためには、教科書の基本的事項を確実に習得することが重要になってくる。
1つのテーマを設定して出題する形式が続いているので、重要事項を暗記するだけでなく、それらが歴史の流れの中でどうつながっているのかを理解するように心がける。

世界史

大問数5題
試験時間60分
解答形式マーク式
傾向

地域別では、欧米地域では、西欧地域を中心に幅広く出題され、アジア地域では中国は必出で、西アジア、インドなどからも例年幅広く出題されている。
時代別では古代から近現代まで幅広く出題されている。
分野別では全体としては政治史中心であるが、文化史中心の正誤問題やテーマ史的な大問が出される場合もある。

対策

教科書の本文の太字部分とその前後の説明はもちろん、地図・脚注にも必ず目を向けること。また、本文中に示される年号(年代)にも注意しなければならない。幅広い時代・地域からの出題がなされているので、偏りのない学習が必要である。
重要な歴史事項に関しては、教科書学習と並行して、用語集の解説をよく読みこんでおくとよい。

政治経済・現代社会

大問数4題
試験時間60分
解答形式マーク式
傾向

大問4題のうち、政治分野・経済分野半分ずつの割合で出題されることが多いが、近年では「政治」「経済」両分野が混在する出題が増えている。全般的に時事的内容の濃い出題がみられる。教科書の記述や用語がニュースや新聞などでどのように使われているか、というような応用的な内容が問われることも多い。さらに、国際時事問題が頻出していることも要注意。

対策

経済分野では人口構成、国債発行残高や合計特殊出生率など、よく話題になる数字を理解しておこう。
時事問題については日頃から新聞などチェックしておくことが理想。
現実の政治・経済と、もともとの理論、根拠となる法規との関連を問う設問が多いため、教科書とともに資料集を読み込むことも重要。

国語

大問数〈3科目型〉3題〈2科目型〉2題
試験時間80分
解答形式マーク式
傾向

現代文2題のうち1題は評論、もう1題は小説(または随筆)というパターンとなっている。
漢字の書き取りは例年必ず出題されている。語意、内容説明、主旨も必出。
古文は比較的有名な中古の作品、江戸時代の作品からの出題。文章量は特に多くはない。

対策

漢字の書き取りで確実に点を取っておくためには、標準レベルの漢字問題集を1、2冊仕上げておくこと。
評論・小説(随筆)の対策には論理展開、主旨、筆者の主張、登場人物の心情などについての設問がある問題集を2冊くらいこなしておこう。
古文では標準的な文法の問題集がすらすら解ける程度の力はつけておくべき。

理系

英語

大問数8題
試験時間80分
解答形式マーク式
傾向

読解、文法・語彙、会話文の各分野にわたって出題されている。長文の内容は例年、論説文や読み物が中心。
全体的にみて、基本的な学力、特に正確な文法力があれば十分に対処できる問題である。

対策

読解対策はまず設問に目を通してから英文を読むようにする。1文ずつ精読するよりは、代名詞の指示内容などを意識しながら、ある程度の速度をもって読むよう心がける。
会話文は頻出なので、日常会話のレベルの会話表現は必ず覚えておこう。

数学

大問数3題
試験時間80分
解答形式空所補充形式、記述式
傾向

例年、出題範囲から幅広く出題されているが、全体として、微・積分法、数列・関数の極限、図形と方程式などのウエートが高い。ベクトル、場合の数・確率も良く出題されている。過去には複素数平面、証明問題が出題されたこともある。

対策

公式・定理は覚えるだけでなく使いこなせるようにしておく。そのうえで、教科書の章末問題や、より発展的な問題にも手を伸ばしておこう。
空所補充形式で途中経過が考慮されないため、計算ミスや転記ミスなどのケアレスミスをしないことが重要。途中の過程を省略して要領よく正解を導く技術を身につけておくと有利である。
記述式問題には日頃の問題練習の際に、実験の試験の答案を書くつもりで、思考過程を論理的に要領よく記述するよう心がけるとよい。

化学

大問数3題
試験時間80分
解答形式空所補充形式、論述式
傾向

例年、理論、無機、有機の各分野から出題されている。分野ごとの出題割合は年度により異なるが、ほぼ平均的に出題されている。
各大問は文章中の空所補充から始まることが多く、計算・論述を含む設問へと展開されていく。字数制限付きの論述問題がよく出題されている。

対策

標準的な良問が出題されるので、教科書を中心に基礎的事項を整理しておく。問題集などで演習を積み、レベルの高い内容にも対応できる応用力をつけておくことが望ましい。また、計算の一部には煩雑なものも含まれるので、普段から自力で計算するようにし、素早く正確に計算できる力を養っておく。

物理

大問数3題
試験時間80分
解答形式記述式
傾向

例年、力学、電磁気分野からの出題に加え、波動と熱力学いずれか一方の分野から出題されている。基本的な問題から思考力を試す応用問題まで誘導形式での出題となっている。
選択式はなく、ほとんどの小問は数式や数値などを答える記述式であるが、途中の式の記述は要求されない。

対策

疑問点は可能なかぎり追求し、解決への努力を惜しまず、問題解決の応用力を高めておく。また、日頃から新聞やテレビの報道などで、物理に関するニュースに注意を払うようにすることも大切。
論述問題では、その問題のポイントとなるキーワードを見出し、解答文中にそれを示して、論旨を明確にすることが大切である。

生物

大問数4題
試験時間100分
解答形式記述式
傾向

年度ごとにさまざまな項目が取り上げられており、数年でみれば全分野から出題されていると言える。複数の分野の内容に関する総合問題が出題されることもある。
設問数が多く、記述・論述問題が多い。

対策

一部に盲点をつくような事項や新傾向の事項が取り上げられたこともあり、また、論述・計算問題もあるので、問題集を利用して、やや難しい問題に取り組んでおいた方がよい。
グラフ・表・図を利用した問題が頻出であるため、日頃から読解力・判断力を養っておく。