近畿大学附属中学校
近畿大学附属中学校は、大学附属校としての強みを活かし、高大連携教育を中心に、ICT教育やグローバル教育にも力を入れています。将来の進路や目標に応じた複数のコースが用意されており、生徒一人ひとりに合わせた段階的かつ効果的な学習指導が行われています。
医薬コース
医薬コースは、高度な学力を身につけ、医学部や薬学部などの医療系大学への大学進学を目標とした専門的な学習コースです。近畿大学医学部や薬学部、附属病院と連携し、1年次から奈良病院や薬学部での見学・実習、講演会などを通じて実際の医療現場を体験し、医療への理解や使命感、倫理観を養います。
カリキュラムは理科・数学・英語を中心に構成され、特に理科の授業時間が多く、医療分野の専門知識を深める内容となっています。
週6日制の授業で基礎学力をしっかり固めつつ、医療系大学合格に向けた実践的な学習を展開しています。
また、医薬コース独自の附属特別推薦入学試験制度により、一定の成績基準を満たした生徒は近畿大学医学部・薬学部へスムーズに進学できる仕組みも整っています。
入試は国語・算数・理科で行われ、毎年倍率が高く競争は激しいものの、充実した教育環境と手厚いサポートで生徒一人ひとりの目標達成を支援する、医療分野志望者に最適なコースです。
英数コースアドバンスト
英数コースアドバンストは、英語と数学を中心に学び、国公立大学や難関私立大学への進学を目指す上級者向けのコースです。基礎から応用まで幅広く学習し、思考力や問題解決力をしっかりと養います。
英語は4技能をバランスよく伸ばし、数学では論理的思考力を深める授業が充実しています。
定期的に実施される実力テストや模試で学習の定着を確認し、弱点の補強にも力を入れています。
また、近畿大学との連携による大学レベルの講義や体験学習もあり、意欲的に学びたい生徒に最適な環境です。
大学進学者の約80%が国公立大学や難関私立大学、近畿大学へ進学しており、高い進学実績を誇るコースです。
英数コースプログレス
英数コースプログレスは、近畿大学への進学を前提としたコースで、大学受験にとらわれず、将来を見据えてじっくり学べるのが特徴です。基礎学力の定着を大切にしながら、探究学習や発表活動を通して、自ら考え、表現する力を育てていきます。
ICTを活用した現代的な授業や、近畿大学と連携した体験学習も充実しており、実践的な学びを深めることができます。
また、高校進学後は「附属特別推薦入学試験制度」により、一定の成績を収めることで、学科試験を受けずに近畿大学へ進学することが可能です。
特待制度も整っており、学費の負担を軽減する支援も受けられます。
近畿大学への内部進学を視野に入れつつ、自分の将来についてじっくり考えたい人におすすめのコースです。
近畿大学附属高等学校
近畿大学附属高等学校は、以下の3つのコース体制に分かれています。文理系コース(Super文理・特進文理Ⅰ・Ⅱ)
文理コースは、バランスの取れた科目履修と高度な学力の養成を通じて、京都大学・大阪大学などの最難関国公立大学をはじめ、神戸大学や大阪公立大学などへの現役合格を目指すコースです。1年次からは、基礎学力の定着と学習の進度をしっかり確認するため、朝のホームルームを活用した小テストや、放課後の再テストを実施し、日々の学びを着実に積み重ねていきます。
2年次以降は文系・理系に分かれ、小論文対策や共通テスト対策をはじめとする受験指導が本格的に始まります。
段階的かつ実践的な学習プログラムにより、大学入試に対応する確かな学力を身につけていきます。
英語特化コース
英語特化コースは、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく伸ばし、国際社会で活躍できる力を育てるコースです。ネイティブ教員による少人数の英会話授業や、海外研修・留学制度が充実しており、実践的な英語力を身につける環境が整っています。
また、2年次からは国際バカロレア(IB)コースへの選択も可能で、グローバルな視点を持った深い学びが体験できます。
将来、国内外の大学進学や国際的なキャリアを目指す生徒に適したコースです。
進学コース
進学コースでは、近畿大学と連携した7年間の一貫教育を実施し、多くの生徒が近畿大学への進学を目指しています。大学の施設や様々なプログラムを活用し、将来リーダーとして活躍できる人材の育成に力を入れています。
高校では文系・理系に分かれ、3年間を通じて5教科をバランスよく学習します。授業への取り組みや課題、再テストを通じて基礎学力の定着を図り、附属特別推薦入学試験に必要な資格取得も支援しています。
さらに、コミュニケーション力の向上にも注力しており、プレゼンテーションやiPadを活用した発表活動、そして3年間かけて卒業論文を作成することで、思考力を育みます。
英語教育にはCambridge教授法を取り入れ、生徒が主体的に英語を使える環境を整えています。
1年次には創設者の教育理念に触れるオリエンテーションを実施し、学ぶ意義や社会貢献への意識を深めます。
大学との交流も盛んで、最先端の研究に触れる機会も多く設けられています。
近畿大学附属について相談・問い合わせ
近畿大学附属中学校の入試問題は、算数・国語の点数の比重が120点と高く、理科・社会は80点で、4科目試験の場合は理科と社会の良い方の点数を加算した320点満点で判定します。特に国語に関しては、説明文・物語文ともに問題文が長いうえに、計5問の記述問題を制限時間内に解かなければならないので、トレーニングが必要です。
近畿大学附属高等学校の入試問題は、数学・英語・国語・社会・理科(各50分、各100点満点)の筆記試験と個人報告書の総合判定します。
ただし、英語特化コースでは英語200点満点とします。
また英語の資格保持により英語のみなし得点が与えられる場合があります。
個別の会では、近畿大学附属中学校・高校の入試対策に特化した指導を行っています。
過去問の分析や出題傾向・対策など、さまざまな角度からサポートしており、一人ひとりの学力や目標に合わせて丁寧に指導し、合格に向けた最適な学習プランをご提案します。
近畿大学附属中学校・高等学校の入試や対策について気になる方は、ぜひお気軽に「個別の会」までお問い合わせください。